『他のお話しを見るにょ-?』 『最初に戻るにゃん?』 |
↓とーぜん、下に増えますにゃん!!↓ 【R-evolution 28 愛の果て〜唯一の貴方だから〜】 (2001/3/31/Saturday) …デジタルワールドに初めて二人が 訪れたのはもう一年も前の話し... 「これは...首飾り?」 「あ〜姉ちゃんのがカッコイイかも〜 あたぃのはピアス...なのかなぁ〜?」 ベットで眠りに就(つ)いていた 彼女達は花園(はなぞの)で目覚め そこでお互いのP-Dと出会い新型のデジヴァイスを 各々が手にした…。 「あっはははは!!!!! 『虚ろう死』【デス・ストーム】の直撃を 受ければただじゃぁ済まないわ!! これであたぃはあんたを超えた!!!!」 [いや、待て琉香...おかしいゾ!!?] レクィエモンの口ばしから放たれた超音波 『鎮魂の鐘』【モータル・レクイエム】によって 進化を解かれ更に止(とど)めの攻撃が 彼女達に向け場に繰り出されたの...だが、しかし …次の瞬間!!!… 『バシュォオオオオッッォォッッン!!!!』 「!?!...なにっ!?...この光は!!」 閃光が花畑を包み込みそれが一気に中心部へと 集束(しゅうそく)しそこに何者かが 静かに今、舞い降りた!!! 「...あの時の...“力”を私に!!!」 リンナと傷付き疲れ果て倒れたラッピモンを 容赦(ようしゃ)無く襲う死の竜巻が迫(せま)る... [ぅ...う...鈴奈...逃げて...。] だが、そんな中でも諦めず身を呈して P-Dを庇う少女の願いを聞き入れたかの様に チョーカー型デジヴァイスが突然!! 反応し光り輝き同時に彼女達を包み込む、そしてーーー …その瞬間!!!… 「....?...これは私達...生きて..いる?!」 [リンナ...もう大丈夫だから心配 しないで...あたしに...もっと力を!!!] 物凄い竜巻をもそれは一瞬で飲み込み消し去る!!! 「...“星の刻印”...。」 っと、不意に瞼(まぶた)を閉じていたリンナへ 何者かから背中越(ご)しに声が掛けられた...すると、 [さぁ...早く!!] 「解ったわ...ラヴァーモン!...私の想いを 受け取って!!ーーー“究極進化”(ワープ進化)!!!」 その声に誘(いざな)われるままに 少女はありったけの想いを込めて叫びーーー 『ヴァヒュォォォッッッッォン!!!!』 [ラッピモン進化ぁ〜〜〜ラヴァーモン!!! ...ラヴァーモン、ワープ進化ぁあ---ーーー〜〜〜 流星のごとく瞬(またた)き星の行く末を 見護る神話の騎士『アストラルモン』推参!!!] ラヴァーモンを究極体へと進化させた!!! 「あたぃの知らないデジモン...。 ---〜〜〜〜生意気なんだよぉおお!!!! レクィエモンもう一度!鎮魂の鐘で沈めてやりなぁ!!」 [了解、したゾ...モータル・レクイエム!!!] 【リゴォ〜〜〜ンリゴォォッッン!!!】 花園の中心部に立ちはだかる神聖騎士型デジモン アストラルモンと、その腕に抱かれている姉を 目にしたルカは押さえ切れない怒りで 八つ当たりをぶつけつつレクィエモンに命じ 再び超音波による攻撃を撃ち放たせんとする...が、 進化を打ち切る音波を発生させたーーー …その瞬間!!!… [...鈴奈...少し下がっていなさい。] 「アストラルモンお願い...私達を救って!!!」 【ガシュパァァッッッッン!!!】 [ぅぎっ!!?!馬鹿なーーーぁっ!!?!] 「きゃぁぁっぁぁっ!!!?!!」 何故か音階は逆方向に広がって行き [あたしに対するあらゆる攻撃は...。 星の瞬きが未来と過去を象徴(しょうちょう)する様に この“聖槍ロンギヌス”が描(えが)く軌跡(きせき)によって 反射される...!!] レクィエモンと琉香へと直撃する!!! TV画面の世界で遊☆戯☆王Cardによる タッグデュエルを強行(きょうこう)される 最近出番の少ない翔の次男と末っ子... 対する足枷&手枷をはめた敵に苦戦を 強いられるもどうにか挽回(ばんかい)のチャンスを 得て2ターン目を終えようとする... 「兄ちゃんのターンは...ドローのみ、か...。 (兄ちゃんの伏せモンスターはアノ効果 付きモンスターである可能性が高い...。 だから攻撃には転じなかった、けど...。 どうにか回復を待たなきゃ...。)」 末っ子の伏せカード片方は“落とし穴”そして もう片方に起死回生を願うカードが 託(たく)されている... 「...ぎゃはは!!“絶望の亡霊”で お前はぜぇったぃ殺す!!!」 自分への復讐に燃える長髪の少年の視線を 感じながら次男がカードをドローし終えたのを 見て次、敵の出方を読もうとする末っ子だった...が、 …その瞬間!!… 『ドォオオッッッン!!!』 「オッキーと私を一緒にしてもらっても 困るな...手を読んでいるのだろうがね? ドロー後...魔法“無闇(むやみ)な判断”を 発動...全ての下にある魔法カードは 全て墓地へと置き去られる!!!」 「えっ!?!」 紳士的な口調で喋る少年の魔法カード 無闇な判断(効果:手札や伏せカード、場に発動している 物も含め永続魔法&魔法カードは全て 本人の墓地へと送られる、使用した者は そのターン一切の行動を封じられる。)が発動 困惑のまま罠・モンスターカード以外は全て墓地へ 捨て去れてしまう!! 【ジュカァッッンッッ!!!!】 右手に持つ様々な文字が彫り込まれた 槍を徐に構えたアストラルモンは敵の攻撃の前で それを軽く回転させ円陣を描くと、同時に 鏡の様な障壁(しょうへき)を創り上げ そっくりそのままレクィエモン達に超音波を 贈(おく)り返してしまう!! [ぐっ....ゎっ!?!] レクィエモンの背中にまたがっていた 少女は進化が解けてしまった事で同じように 上空から頭を下に一気に転落して行く...が、しかし [...るかぁっっ!!!?] 「そんな...いや...きゃぁぁぁあっ!!!!」 地上に激突しようとしたーーー …その瞬間!!… [間に合ったな...。] 「えぇ!!...有り難う、アストラルモン...。」 天使を想わせる翼(つばさ)をはばたかせ P-Tを肩に舞い上がったアストラルモンに よってカカポモンと共に空中で受け止められ ゆっくりと地上へ降ろされて行った... 『パキィッッッン!!!』 「...あたいは...何を今まで???」 [ぅう...あれ?...どうして?鈴奈がいるぞ-?!] [良かった、戻ったんだ...。] さっきの衝撃でピアス型デジヴァイスに 付着していた何かが破壊され正気を取り戻した ルカと影響を受けて支配されていた少女のP-Dは 「お姉ちゃん...なんで泣いているの?」 状況が把握(はあく)出来ない上(うえ)に わけもわからず涙を流すリンナを不思議そうに 見つめ、でも... 「もう良いのよ...終わったんだから...。 ....琉香...お帰りなさい!!」 何故か妹は自分からもとめどなく溢(あふ)れる涙を 拭わぬままに姉の胸に飛び込んで行った。 『DNA進化(evolution)ぁっっ!!!』 『ゎっはっはーっ!先を見るきゃ〜も?』 |