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『8月9日(木)』 第七四七話 『神話の道標-オルタナティヴ-』(8.9.木) 「アレ?ここってさっきも通ってない???」 闘技場『パルティノン』から更に南下し 新たな町を目指す一行の前を何かに滅ぼされた 村と支配者が根城とする場を遮る坑道が現れる... 「変だね〜...ぼくの付けた傷跡がある..。 ループ(同じ事が繰り返されるっと言う意。)している? のかな...でも真っ直ぐ一本道だったよね?中。」 しかし、先へ進まんとした『知也』と『智明』は 『幻魔』の罠に落ちまんまと闇化の極刑を 『夢殿』【ヨモツシコメ】から受け 時間の問題で自身を闇へと変換させられてしまう... 「...空間が歪んでいるのか...それとも...。 (既に敵の...術中か...。)」 『黄泉』内部の真暗闇の怪道はそれまでの 太陽光を遮り恐怖心を煽る...が、5人へは 続いて分断の分岐が訪れてしまった... 『勇二』をわざと自分から離し人数の多い方へと 組分けした『光助』の事を不思議に 感じた意気込む『春化』はちょっと上擦った声で 彼へ声を掛けた 「ねぇ、こーすけはこれで良かったの?」 「何が?」 「いやね、私と...で、貴方は勇二くんと一緒がーーー」 『ぴしししししっっっ!!!』 だが、しかし彼女が気遣ってそう言葉を投げかけんとしたーーー …その瞬間!!!… [雨のち。落石に注意するでゲス。] 「ハルカ、やばい!横に逃げるんだ!!」 不意に低い呻き声の様なそれが聞こえたっと同時 坂道の傾斜面、真後ろから複数の岩石が 2人を目掛けて物凄い勢いで転がり落ちてくる!! 『どぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃっっっ!!!!』 「ーーーえっ!?!あっっ...。(しまった?!?) ちぃィ...迎え打つしかない...私の距離じゃ 間に合わないーーーー」 真後ろの傾斜面を幅ギリギリで転がり落ちて来る 複数の岩石相手に避ける機会を失ったハルカは 攻撃は最大の防御っと、でも言うように それらの前で武器を構え攻撃を放たんとする、が …一瞬早く!!… 『ズパシャシャシャシャッッッン!!!』 「『絶剣の小刀』“神刃”“妖刃”!! 絶剣...『回転無連双乱舞』!」 光助の両脇の小刀が引き抜かれソレらを一気に粉砕する!! [ぎょぎょ。ばかな人間の動態視力では。 (アレは獣でゲスか?!)] 天井部に張り付いて行動を監視する幻魔も驚き 思わずこれには声を上げ即座に身を隠さんとするの、だが 「ーーーッでも、良いとこは譲れないわね? 霊術式参ノ型『聖砲槍』【グングニルの槍】ィイイッっっ!!」 『ジャキュォオオォォッッッン!!!』 既に解き放たれた少女の坤が悪霊として感知した その身体を穿ち場へ縫(ぬ)い止めてしまった...。 [獲物、獲物...今度の奴ら(『スキルマスター』【特殊能力者】)は どうだろな...くすすすっ...。] 物陰に潜む目玉が4つ、さ迷う3人の後を追う... 「はぁ〜ボク...お腹空いたかも〜...。 (あっちは大丈夫かなぁ〜。)」 不意に誰にか見つめられている気配を感じた 「...!...。(闇に乗じて...ヤル気か?...。)」 「どうしたの?」 『京香』は振り返る、がそこには何者の 姿も無い...しかし彼女は確信していた、これが 既に敵の攻撃か罠であるっと...。 『8月10日(金)』 第七四八話 『神話の道標-キャンサー-』(8.10.金) 「...いや...何でもないよ...。」 そう言うと正面を向き側の2人に耳打ちする 「えっ...ぅん...解ったぁ〜。」 「な〜る...じゃあ、セーノで...頼むね。」 物陰へ潜む敵の動きを読んだ上での作戦... 「んじゃ〜、いくよぉ〜!!」 『パキュァァッッッッ!!!!』 唐突に『勇二』が声を上げパッと回転するように 振り向き様で内部向きの閃光魔法を打ち放つ!! [まっぎゃぁぁっっ!?!] するとまんまと光の直撃をその眼にした四つ目の『幻魔』は 苦しみもがきながら醜悪な姿を物陰より現しそこへーーー 『ズパシュッッッッッン!!!』 「...疾風の剣!!...。」 『京香』の『風の核色』がハメ込まれた 疾風による加速攻撃が繰り出され一撃で相手を 歪みへと沈め去る!!! 「ひゅぅ〜さっすがぁ、もう目ぇ開けても良いわよね?」 不意に閃光によって自身までもが視界を塞がれる事を 恐れこわごわ瞼を開けた『洋子』から 少年へ声が掛けられた... 「ぅん、あの...あれはめくらましみたいな ものだから、そんなに効果は続かないんだよぉ〜。 (名前〜付けてあげなきゃネッ!)」 勇二はそれに応えるとキョウの指し示す指先を見て 先へ進む道を目にし足を進め、同じように 洋子もキョウらの後を追う... 「..『宵闇の蟹』【ディバインダー・キャンサー】の 結界を断ち切った..か、『月読』へと進ませんと している『夢殿』【ヨモツシコメ】には悪いが 我様が..“王宮の13宮殿”へと入り込む前に 真っ先に..始末させて貰おう..。」 自分の一部であった幻魔の結界を断ち切られ少しの ダメージを受けたフード(衣装部分頭へ被る物の意。)を 被り顔を晒さぬ様、徹する人物は闇へ解け込み 再び3人を観察する...。 「それで?何処なの!?私達の仲間は!!」 『ぐりゅりりりっっ!!!!』 半分拷問に近い行動で縫いつけた幻魔を脅し 捕らわれた仲間達の居場所を吐かせんとする....が、 [ひぃぐぐっっ。あぁっっっぅ。良い。イイィイでゲス!!] それは逆効果となりマゾ(苛められて喜ぶモノの総称。)の幻魔へ通じない 「ちょっとどいて...へへ〜んこう言うタイプは〜 じゃあ、代わりにオレっちが拷問してやるぜ!」 それどころか喜ばれてしまう...だが、 [ふぁひっ。おっ雄はいやだぁっっぁでゲスぅ!!!] 「あぁ、正反対なのね。(貴方達と。)」 「え”?」 「いっ...いぇ、何でもないわ!!」 『光助』へと交代しようとすると突然、一転した様に 自分から口を開きベラベラと喋り出した...。 『8月11日(土)』 第七四九話 『神話の道標-バゥンディング・ファイ-』(8.11.土) [まっ待つでゲス。...さっきの者達は。 シコメ様の闇牢獄に捕らわれているハズでゲス。 行くなら今のうちでゲスな。でないと大事なお仲間さんらは。 きっと闇になってしまうでげしょうな。] 『光助』の声で口を開いたひょろっとした『幻魔』は 行き先を教えると自分の呪縛を解くように 両者に命じる、が 『ズパァッッッッン!!!』 「御免、抜き取ると消滅しちゃうくらい 致命傷の場所に攻撃してたから。」 「恐ッ!!(...こう言う時って女の子は残酷だよな〜。)」 どっちにしろ生かす気が無かった『春化』の 無慈悲な言葉と行動でこの幻魔は 喋らされるだけ喋らされた挙げ句の果てに抹殺される 「通路が分断されている理由って、あっちが 明らかな罠だからかしら?」 不意に時間が無い問題を抱えながらも他者が気になり 走り駆け抜けながら彼へ声をハルカは掛けた 「どうだろーね、もしかしたらあっちはボスで こっちは救出ルート(道のりの意。)かもよ? ってぇーーーーっまずぃ!?!」 突然!!返事を返した光助は足を止め自分の言葉で あの分断本来の意味を理解した... 「どっ...どうしたの!?突然立ち止まったりして。 (もう時間もないのに...。)」 いきなりの行動に不安を覚える少女は苛立ちを 隠しながら質問する、すると危機感を感じさせる 青年は多少慌てながら漸く理解したそれを手短に説明した...。 『ぴちゃん...ぴちゃん...!!!!』 相変わらず鍾乳石から降り注ぐ滴が涼しさと 恐怖を演出し、ビクビクしながら歩く 『勇二』にとっての天敵と化していた... 「ぅひぃ...もうッさっきの奴倒したのに〜 全然状況かわらないよぉ〜!!」 結界を断ち切り無限ループは回避したものの 3人は一向に出口へも、敵の居場所すらも掴めぬまま だだっぴろい怪道を歩き続けている...っと、 不意に天井より降るそれらが途切れたーーーー …その瞬間!!!… 『ずちゅっっっずち�曚困舛紊舛紊辰叩�!!!』 「ふぬぅ....ぅうう....くうぅぅ....はぁぁ..。 自身を透過するのは中々しんどいな。」 今にも泣き出しそうな顔の仮面を被った人物が その姿を空間の歪みから出現させ一同の 目の前へと立ち塞がる!! 「だから簡単な話しだったんだ...。 オレっちらをまず分断する...したら、人数の 多いどっちかをまた...新手に分断させるんだ 結果,,,残したもっとも弱い一人を狙うって寸法だよ!!」 光助にはもう解っていた、この中なら誰が 一番狙われやすくもっとも弱いのか...それがーーー 「僕は『隔壁の双子』【コルサバート・ジェミニ】 お嬢さんの一人を連れ去りに来た者さ。」 決定的な攻撃に欠ける『三浦 洋子』だと!! 『8月12日(日)』 第七五〇話 『神話の道標-異界の一撃-』(8.12.日) 「え!?だって人数が少ない方を襲うのが 常識(?)的な手段なんじゃないの?!」 『光助』の説明を聞き思わず『春化』は声を上げた 「確かにそれも常套手段だよ、でもね考えてみて ...人数が多いってイコール(答えの意。)弱さを カバー(補うの意。)する為でしょ。 だからこっちよりやり遥かにしやすいんだ...攻撃!!」 敵の魂胆を見抜く、も今は考えるよりも先に 行動するしか無い事を悟った両者は3人を信じ 先行して闇牢獄と呼ばれる極刑場を目指し走る!! 「あんた何者?」 不意に出現した悲壮な仮面の人物を警戒する『洋子』は 即座で手にするナイフを構えた... 「『隔壁の双子』【コンサバート・ジェミニ】と 既に自己紹介済みだがね。 さて、僕が全ての楽しみを奪うと叱られて しまうけんな...もうそちらは戦る気らしい、よって もう解るよね、攻撃させて貰ーーーー」 『スパシュッッッッッン!!!』 最後まで人物が台詞を終える、その前に 疾風の一撃を繰り放った『京香』は粉塵の舞う中 更に斬撃を浴びせ、畳み掛けて攻撃を仕掛けようとする だが、しかし彼女が飛びかかった瞬間... 『バチィィッッバチチッッ!!!!』 「ーーーう、そして片方の気荒なお嬢さん 剣だけ異界送りさせてもらったよ。」 振り下ろされた剣は何故か空間を突き抜け 刃先が場より消え失せた様に欠けてしまう...。 「...なにッ!...。(異空間に入り込んだ?...。)」 そして、呆気に取られて行動が遅れた …その瞬間!!… 「横の豚くんは攻撃するまでもないな。 それでは、さよならだ。」 慌てふためく『勇二』の横で武器を構える少女の 背後へいつの間にか姿を現した人物は 最初と同じように空間へと洋子も連れ去り、 その身をアッ!と言う間で消した...。 まだまだ続くのですぞッ!! 『ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!』 先を見るんッスねぇ〜!! |