〜Vraver soul〜


新年一回目はーーーっ激戦!!!


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R-evolution 15 異変と少女〜秒間0・1の結末!!〜
(2001/1/16/Tuesday)

…巨城を創り上げている作業場の
園内で捕らえられた人間達は休む間も
与えられず絶えず働かされ肉体的にも
精神的にも限界(ピーク)を迎えつつあった...
[おぁらっっ!!!働け働けぇッ!!!]
ピシャァッン!!!
「...ぐ...っ...もぉ...無理...だよぉ...。」
[けっ、だれしねぇ、次だ次ぃ!!!
ゴリモン』さっさと連れて来やがれ!!]
しかし、1人が倒れればやがてまた
連れ去られて来たティマーが餌食(えじき)となり
動員の入れ換えが行われる...
「あははっ...“アンチ・デジモン”部隊
3人さんも出て行ったんなら...。
此処に残っているのもぉん
あたい、気が牽けるわん。」
城下を見下ろす少女は邪悪で純粋な
笑みを浮かべながら口元まで法衣(ほうい)で
覆い隠した人物に向かいそう呟くと
「...時が来れば...だ。」
返事を聞き少し考えた後に場を後にした…。

見晴らし山のふもとへ出向いた祐を
待っていたのはお化け屋敷型のアトラクション
絶叫の館だった...しかし、そこで彼は
思わぬ出来事に遭遇する、それは
本来自らが全てを賭(と)して救うべき者との
敵対だった...
レアモンらが支配するアンデットワールドへと
取り残された彼は本来、忌(い)むべきデジモン
マーチラモンと共に次々と敵を打ち倒し
「一気に潰すぞ!!!射出!!!!」
[『三日月の円斬撃』【マーチ・ラビット】!!!]
どしゅるるるるるっっっっ!!!
遂に仕掛けられた全ての罠を打ち砕く...が、
「どこだっっ!!!
信秀』【のぶひで】ぇっっっっ!!!!」
[祐くん...何か...来るよぉ!?!]
最後に訪れた応接間で彼はこの館を
司(つかさど)るデジモンに強襲される!!
{あっははははっ!!!!
祐樹』ぃいい、追い付きたきゃ〜
そぃつの相手をしてやってくれや?}
無機質な音声で少年の声が館全体に響き
祐を更に追い込む...しかし、
「...良いだろう...オレは必ず信秀
...お前を取り戻す、奴らから!!!」
[ぅっひゃはははははっっ!!!!
この『テラーモン』様の腹ん中で
さっさと消化されなぁっっ!!!]
彼は怯まず逆に力を得てマーチラモンに
攻撃を命じ映画スクリームの様なお面を
被った敵デジモンと立ち向かう!!!

Piぃーーーっガガガッ!!!!....
リサート・メンバー’ズは全滅...しかし
異常が起こりました...SOS...緊急ーーー

「余計な事をすんじゃねぇよぉ!!
リボルモン』...てめぇ、命が
あっただけでも己に感謝しろよ?
...あの人の命令通りに己に任せておきなぁっ!!」
赤髪の少年はSOS連絡を下そうとした
団のボス、リボルモンの腕を踏みにじり
蹴り飛ばすと、醜悪(しゅうあく)な笑みを
こぼした...そして、
…次の瞬間!!!…
ヴァギュォオオオオオッッッン!!!
巨大な高出力エネルギーの塊が先頭車両に
向けてバスタモンの両腕から打ち放たれた!!!
「きゃぁっっ!?!!
くっ...ルージュモン!!方向だけでも
変えさせられないの!?!」
[ダメ!!!...この姿じゃ、
限界が...せめてもぉ少し時間がーーー]
場が紫の閃光に包まれ、大爆撃が一帯に
巻き起ころうとする...だが、しかし
…その時!!!…
カシュゥッッッッッン!!!
鋭い光の一線が紫色の球体をかっ切ると
それ自体を消滅させてしまう、しかもーーー
「なにぃ!?!!...どぉ言うこったぁっ!!!
おぃ!!!己に恥かかせんのかぁっ!?!
バスタモン!!!己ごと、場を打ち砕けぇっ!!!」
[...感じる...やっぱり...。]
「そぉ...やはりあの子達が次の...次世代の
選ばれし子供達』!!!」
ダーク・ソフィアのエネルギーを全て
手にした剣に集束させるとウホモンから
ショウの危機を眼前にした事で一瞬にして
『DNA進化』【スパイラル・エヴォリューション】を
遂げたフェイトモンは、その力を利用し
究極の斬撃を上空のバスタモンに向かい
繰り出し直撃を喰らわせる!!!!

[馬鹿なぁっ...『武司』【たけし】
諸共打ち消す勢いで放った...おれ様の
ダーク・ソフィアがっっ!?!!]
何が何だか解らずに困惑し、ただ慌てふためいて
いたバスタモンに裁きの蹄鉄(ていてつ)が
今、打ち放たれんとするーーー
[ぅおおおおおおおおっっっ!!!!
我らが運命を穿つ一撃ーーーーーーッッ
アルティメット・ファントム・ブレード
【究極幻影斬剣】っっっーーーーーー]
…次の瞬間!!!…
ヴぁじゅおぉおおおっっっん!!!
[ぎゃっひっぃいいっっ!?!!!
嘘だろぉ....ぎゃっぁっっ!!??!!]
フェイトモンの剣がクリスタルの輝きを
放ち、臆した敵デジモンへと
そこから無限(∞)を描く斬撃が与えられた!!
[ーーーーっ掌握(しょうあく)ッッ!!!]
「...そんな...ばすたもぉおおっん!!!!」
赤髪の少年は上空を見上げこの世界から
消失したP-Dを思ってか、力なく
声を上げると共に頬に涙を伝わす...
[!?!...リンナ早く停止させなきゃ!!!]
「はっ...そうだった!!!
ショウ!!貴方の目の前の停止ボタンを!!!」
しかし、ショウが手を伸ばした時は...
既に...遅かったのか?...間に合ったのか???

遊☆戯☆王Cardによるデュエル、
2ターン目、次男のBWDの攻撃に
より末っ子のライフは極限まで削られ
自分は3700のまま...だが、残り
1000を残させた所で、ターンをついえる...
「そんな...ドロー...んっ!?!
あっははははははっっ!!!!
御免ね、お兄ちゃん...こっちも手が
出たにゃん...くっ〜〜〜!!!」
「???...はぁ?」
このまま次男の圧勝かに思えた...が、
…次の瞬間!!…
「こっちも“心変わり”発動!!!
更に...“死者蘇生”だってばよ!!!
場に“魔導ギガサイバー”を復活!!!
同時クリティカル攻撃ぃ!!!」
暗転が訪れた、次男に牙を剥く白龍...
遂に決着が訪れた...かに思えた、しかし
「ブルーアイズの攻撃は通すがーーー
片方は通さない!!!
魔法“黒魔術のカーテン”!!ライフを
削り350なら同じ事ーーー
“ブラック・マジシャン(パンドラVer’)”
召喚!!!...サイバーを撃破!!!
残り700だってばよ!!」
次男最後の切り札コンボが発動!!
そして、ラストターンが訪れる!!!

キュィイイッッギチギチ!!!
停止信号は翔の手によってコンマ0・1秒の
ところで押され終着点ギリギリでどうにか
列車を止める事に成功した!!
[やったね。]
「おぉよぉ!!フェイトモン...さっきは、
ありがんだってばよ!!!」
2つ目の“紋章”をGetしたショウは
満面の笑みを浮かべ、列車が完全に
止まった事を確認するとフェイトモンに声を掛けた。



R-evolution 16 異変と少女〜選ばれし子供達・再び〜
(2001/1/19/Fryday)

…選ばれし子供達とは、元来(がんらい)
デジタルワールドと自分達が暮らす現実世界を
行き来し冒険する事が出来る“デジヴァイス”を
得た子供達の総称であり世界には
複数、彼ら・彼女らが存在していた...
そして、このリンナもまたその一人だった…。

「くっっ!?!」
[大丈夫...?...祐くん...。]
「馬鹿!!よそ見すんな!!!
オレの事はどうでも良い!!奴を倒せ!!!」
[ぅっ...ぅん、でもぉケガぁーーー!?!]
バキャァッン!!!
[ぐわっははは!!!このテラーモン様との
バトル時にぃ無駄話しとわぁ〜
良い度胸してるじゃぁ〜ねぇかぁっ!!!]
密室となった内部の闘いでは
些(いささ)かマーチラモンに不利に働き
P-Tであるの祐が闘いに巻き込まれ足に
傷を負った事で集中出来ず、彼を
気遣(きづか)ったところでテラーモンに
まんとまと捕らわれ殴り飛ばされてしまう!!
「おぃ!!!マーチラモン!!!!
しっかりするんだ!!!
(はっ?!...オレは何を...。)」
その姿を見て思わず声を上げる祐、しかし
自分でそれを認めずにマーチラモンに
再び立ち上がり戦う事を命じる...
[けけっ....無駄だぁっ!!!
この俺は信秀様からの命を受てんだぜぇ?
デジモンごとぉ〜お前も消せってなっ!!?]
しかし、アトラクションの為に力を抜いて
いるテラーモンでは無く、完全体としての本気を
出して喰らわせたこの攻撃でマーチラモンは
完璧に沈黙し身動き一つせずに床に落ちた。

「...貴様...!!!!!
デジモン等なくとも目の前の貴様くらいーーー」
ドシュァァッッッ!!!
[『悪素の炭ガス』【シャドォ・バィンド】
....けけっ、もぉ口も効けねぇだろ?
窒息して死になぁっ!!!]
怒りを露(あらわ)に無謀にも殴りかかる
祐だったが、テラーモンが纏(まと)う
黒い煙に身体中を巻かれ身動きを封じ
られた挙げ句の果てに呼吸困難へと追い込まれる...
「...!?!!(...くっ...意識が...。)」
[けけっ...本来はよぉ〜デジモンは
人間達に危害を加えちゃぁイケねぇんだぁけど
よぉ〜...まぁごっちゃになっちまぇば〜
俺らの前にヒレ伏すしかなぃんだろぉがっ!!!]
遠のく意識の中で祐は昔の出来事を
少し思い出していた...それは、
「...ここは?...。」
[待ってたよぉ〜きみがボクのぱーとなーだね!]
彼が初めてデジタルワールドを訪れた時の記憶
[....ぅう...祐く...ん...。]
[けっ...くたばりぞこない...かぁ...。
お前も闇の中に入んなぁっ!!!]
ドシュァァッッ!!!
[ぅあぁっっ!?!!(祐くん!!?)]
[ぎゃははっ、ジ・えんどぉ!!!]
そして、自分がデジモンを憎しみ切れない
理由を封じていたソレが思い浮かばせた
…次の瞬間!!!…
[なっ!?!にぃっいいいっ!?!!]
ヴァシュオオオオッッ!!!
祐樹のデジヴァイスが変化を遂げる!!
「...そぉだった...オレは...!!!」
そこから閃光が放たれマーチラモンへと
注がれると同時に闇を振り払い超進化を来す!!!

[マーチラモン...“極限進化”ぁっっっ!!!
ーーーー古来より時を司る疾風の天帝(てんてい)
クロノモン』光臨!!!]
[なっ!?!....これはまさかっ!?!]
「...究極体の息吹...死をもって味わえ!!!」
ずぴしゃぁっ....。
セツナ、次空をも揺るがす一閃が
テラーモンに向けて放たれ、直撃を受けた
…その瞬間!!…
[ひぎゃぁぁぁっ!?!!]
異次元へと敵は消滅した!!!


DNA進化(evolution)ぁっっ!!!



ゎっはっはーっ!先を見るきゃ〜も?

メルティの最初へGO!!!



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