ASH

in side COMPLETE

ガレリアンズ:アッシュ



↓下に物語は増えます↓




The Last Nightmare&Get Up!!》-PSYCH-
(2002/8/7/Wednesday)

「うっっをぉおおっっっ?!!!
なっ・・・あぁぁっっ!?!」
リオン』との戦いで自分に迷いを
持ち始めた『アッシュ』は
やがて孤独から解放される事を願わんとするの、だが
〜その時!!!〜
もしゅぁぁぁっもしゅっっ!!!
{・・・アッシュを恨まないで・・・
アッシュは本当は良い奴なんだよ!!}
彼奴の身体からブレが生じて、やがて
かつての部下達が次々と取って変わって顔を現す
「こっ・・・これは?!
アッシュ・・アッシュの中から・・・。」
もしゅぁぁぁぁっぁぁっ!!!
{アナタが死ねば良いのよ?
・・・アハハハ・・・絶望に塗れなさい!!}
アッシュより、い出し顔は彼女で止まり
「がっアアァァッ?!!!!!
何だ?!一体・・・オレに何がーーーー
起きているんだぁぁっっ!!!」
困惑する彼奴が絶叫に近い声を上げたーーー
〜次の瞬間!!!〜
ドグシャァァァァッァッ!!!
「アッシュぅ・・君はママから
逃げたがっていたよね・・・恐くて、でも
逆らいたいのに・・・そんな心が、僕を
僕と言う存在を産み出したんだ!!」
アッシュの躯はまるで突き飛ばされた
かのごとく弾け飛び白銀から一変して
真暗闇の空間となってしまった場を転げ回った...。

「ーーーッッ『スパイダー』!?!
アッシュ・・これは、まさか・・・・
彼らは皆・・そうなのか?キミの・・・!!」
スパイダーの顔が消失すると、次に
「しゃはぁぁっっっ!!!あっしゅううう!!
おまえは自分の弱さを破壊して
ゼロに戻したかったんだなあぁ〜自己破壊願望の末
産まれたのがぁっっこの俺サマだぁっっ!!
ひゃっっっはっはっはッはっ!!!!」
パラノ』がアッシュの口を借りて
喋り自らが操る彼奴の喉元へ
自慢のナイフを勢い良く突き付ける!!
パキャキャキャキャッッッッ!!!
「ぐっっあぁぁっ!?!!!
左腕が言う事をきかない!!」
「アッシュ・・・アナタは自分の心の
苦しみ・・・肉体を得られない空しさを
ずっと傍観していた・・・。」
そのナイフを必死で抵抗するアッシュだったが
やがて首筋を掠め、このまま倒れ込み
地面へ突き刺さった瞬間、思いきり
左腕がこれを投げ捨てる、すると
びきゃきゃきゃきゃっっっっ!!!!
「・・・・アッシュと同じ存在・・。」
それはリオンへとまるで狙う様に高速で
突き進み彼を殺(あやめ)んとするの、だが
「苦しみに慣れる事で少しでも
その苦しみから逃れようとしていた・・。
だから、ワタシが・・・『ニトロ』っと
言う存在が産まれた。」
それは[シールド]が許さず空中で静止し
床下へ落ちた...。

全てが明らかとなった後、アッシュの手元には
“ノイズガン”が握られていた...
「あっっっ・・・・うぉおおぁぁぁっぁっ!!!!
全部っっっぜんぶぅううっっっ!!
オレだったのかァァッ!?!!奴らはーーーー」
パキュゥウウウゥクッッッッッン!!!!
喚き声と同時にコメカミへあてがわれた
それが自らに射出され、引き金を引いた
自分を幾重の角度から見つめる彼奴の
分裂した精神が取り囲んでいた
「・・・多重人格を産み出して
寂しさを紛らわせていたのか・・。」
...物凄い閃光が場を包み込んだ後
死滅したハズのアッシュは何故か邪悪な笑みを浮かべ
再び立ち上がり、そしてーーー
うぉおおおおおおおおおおおおぉぉっっ!!!!
白の衝撃が巻き起こる!!!!



The Last Nightmare&Get Up!!》-ピュア-
(2002/8/8/Thursday)

{キャォオオオッォオオォッッッ!!!!
ヤメな・・止めて・・・止めてぇぇっっ!!!
『アッシュ』ゥウッッ馬鹿な!?
このっ・・・このわ・・たし・・がぁっぁぁッッ!!
飲み込まれて・・・ギャァァァッッ!!!!!!}
同時に響き渡る悲鳴は聞き覚えのある
女性のモノだった、そう
「アッシュ・・・・・まさか・・
ドロシー』その物を取り込んだのか?!
(・・・桁違いに・・力が上がっているのが
ボクでも解る・・!!)」
それはママと呼ばれていた、全ての
[ガレリアンズ]の想像主たるドロシーだった!!
・・・もう、何もいらない・・・
オレは何も望まない・・・・。
只、唯一の・・・絶対の神と成ろう!!

灰色だった神は白髪化し、目映いばかりの
閃光を放ち唇も白く染まっていた...アッシュは
「アッシュ・・・。
その悲しみを全て・・ボクが受け止めよう
そして、キミを止めてみせる!!」
新たな形態へと自己進化したのだ、親を
喰らう事によって...。

真暗闇の空間に浮かぶアッシュの身体は
格好の的であるにも関わらず
一切のそれを掠めもしなかった...
この世界はオレだ・・・
オレと一体化した世界の中では
貴様の行動は全て・・・見通している!

ドガッッッッッッッッッ!!!
超能力すらも使わず素手で少年の
顔面を殴り付けたアッシュは、呟くと
「・・・[バスタノーーール]ッッッ!!!」
貴様のソレは速さを失えば
たいした事もない・・。
スピンカッター』、速さとは
こう言うモノの事を言う!!!

リオンの光の矢よりもより
速い、超能力で具現化したナルコンの刃を
凝縮し回転させたボールを幾重も投げ放ちーーー
ぶしゅあぁぁぁぁっっっっ!!!!
「ぐっっぅうわあっぁあっっっっっ!!!?」
[シールド]の許容範囲すらも超えたそれで
彼の右腕を吹き飛ばす!!!!

・・・無力だな・・。
崩れ落ち鮮血を垂れ流す
リオンへ彼奴は言い放つ
「・・・はぁはぁはぁ・・・。
(『キャス』・・・どうやら、キミの
キミのその行動がボクを・・・!!)」
だが、しかしーーーーー
〜次の瞬間!!!!〜
ばしゅあぁぁぁっっっっっ!!!!
・・・なにっっっ?!!
(馬鹿な・・・立ち上がった?だと!)

「・・・強い信念の決意から出た行動に
無意味な事なんてない・・・そう、キャスが
・・彼女が残してくれたモノを・・・
ボクが受け継ぐ!!!」
立ち上がったリオンは手にしたカプセルを
含み、自らを極限まで高める事で
アッシュを打ち破らんとしていた!!!!



The Last Nightmare Get Up!!》-ラスト・キッス-
(2002/8/9/Friday)

何だ?!それは何だ!!!
・・・見えない・・奴の未来が見えない!?

「見えるハズがない・・・。
ボクは様々な人間を見たよ・・そう、中には
とんでもない邪悪な者もいた・・・けどね
『アッシュ』・・みんな必死に戦っていた・・・
自分を取り囲む・・運命と言う鎖を解き放つために!!」
赤と白が混じり合ったカプセルを口へ含むと
・・・『リオン』?貴様・・・何を?!!
〜次の瞬間!!!〜
ドシュァァァァァァァッッッ!!!!
彼の身体が発光し電撃を所構わず
放出して行く!!

「[アポリナール]・・・そして、『スパイダー』が
ボクに最初に残してくれた・・。
[スキップ]・・・考えて見れば・・彼は
死を望んでいたんだ・・・だからだろうね。」
自ら中毒症状を薬で限界以上まで高め、身体は
ハチ切れんばかりの悲鳴を上げる!!!
死ぬ気か?・・例えデータ世界だとしても
貴様の精神は既に限界をーーーーー

どぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃっっっっ!!!!
リオンの覚悟の上の決断が道を開いた...
「・・・オレは自分の意志で・・・此処まで
来たんだ・・・だから、キミを破壊し・・・
全ての運命も解き放つ!!」
アッシュがデータの未来を見るよりも早く
上回って動く事で彼奴の未来を掌握し、そしてーーーー
ばっ・・・馬鹿な!?!
これが・・・これが、只の[ナルコン]の威力だと?!

たった左手から放たれた衝撃波の
ヒト振りが彼奴の纏いし装甲までも破壊する!!!

アッシュを覆っていた神々しいまで
光はやがて絶え、臨界はストップした
何故だーっ!ナゼ・・オレが・・
くっ・・はははっ笑えよリオン・・・お前の勝ちだ。

遥かな精神力を持つリオンの前に
アッシュは自らの敗北を認める、すると
くちゅっっっ....ちゅゃ....ん...。
彼は崩れ落ち倒れたアッシュを残された
左腕だけで抱え....
「アッシュ・・・ボク、キミを怨んじゃないよ・・
だから・・・キミも・・もう・・・」
……誰も怨まないで……
優しい口付けを交わした...。



The Last Nightmare Get Up!!》-アゲイン-
(2002/8/10/Saturday)

っと、同時に『アッシュ』の頭部へ
接吻で『リオン』の所有する『ドロシー』から
産まれた全てのモノを破壊するウィルスが
送り込まれる、そしてーーーー
「ぐっぅぁぁぁぁっっぁああっっ!!」
「ぎゃあぁぁああぁぁぁっっっ!!!」
バシュァァァッッゥウッッッン!!!!
様々な色の閃光が放たれた後、ウィルスに
犯されて蝕まれて行きながら
彼奴は彼の胸の中で一粒の涙をこぼす...。

「オレは・・・ここで産まれた・・・
此処にあるのは寒さと孤独だけだった・・
わずかな熱すら無かった・・・
リオン・・オレは死ぬのか?」
リオンの眼をじっと見つめながら、しかし
その瞳にはもう、あの頃のアッシュはいなかった
「・・・キミはボクに似ている・・。
きっとボクも孤独であったら・・・立場が
違っていたら・・あのヒト達と出会わなければ
・・・キミと同じ道を選んでいただろう・・ね。」
ぱしゅあゎぁぁぁぁぁっっっん!!!!
「・・・何故だ・・今まで感じた事もない
不思議な・・何かがオレの中に波紋の様に広がって
・・・満ちて行く・・悪くない・・・・・
とても・・暖・・・か・・い・・・。」
やがて画面が停止したかのごとく
データ世界はフリーズし...戦いの幕は此処に降りた...。

全てが終わった後、記録されていた
データを覗き見ていた者がいた。
「漸く・・・会えました・・
覚えてますか?オレです!!!」
「・・・だ・・・れだ・・・?」
ーそして時は、十年後に舞い戻るー



TO BE CONTINUD…?
EPILOGUE&設定資料


別の可能性の未来を見る?

最初に戻る?



此処を支配しているのはGeoCitiesだ...。
大人しく無料自己空間を見て、飛ぶが良い(アッシュVer,)