『CALLED TURN “A” GUNDAM』 |
ターン ファイナル:さらば“Α” 【ターンエーガンダム】の奪還を最優先に 行動する『ロラン』は、『グエン』の乗る 『ウィルゲム』を探し飛び回る.... だが、その頃『ディアナ=カウンター』の 地球本拠地ではーーーー 「なぜだ!?同じ月人なのに!?」 『ギム・ギンガナム』軍の強襲に見舞われ 悪戦苦闘を強いられていた!! 「ギム!!オマエはバカだ!」 ターンエーをグエンに渡しMS量産を ギンガナムが始めた事に『メリー・ベル』は、 叱咤する...彼は純粋にターンエーと 戦いたいだけなのだ...。 戦況は、一転する!!『ディアナ』 率いるミリシャ部隊と『コレン=ナンダー』が 参戦した事で士気を欠いていた兵士達に 活気が戻って行ったのだ!! 『ミラン』『フィル』を再び従えた ディアナは、一気にギンガナム軍を 叩いてゆく!!! 「金色!!アタシのダンスの相手はお前かっ!」 メリー・ベルは、『ハリー』のMS 『ゴールド・スモー』に目を付け 独自の戦いを展開する...そして、その間に 遂にグエンの居場所を突き止めた ディアナは、コアファイターに乗る ロランに位置を報告させた...。 既にウィルゲムには、『ソシエ』『メシエ』達 独自で動いていたミリシャ部隊に攻撃され ムーン・レィスの操縦者まで失った為に 撃墜されるのも時間の問題だった 「こんな所で!!」 遂にウィルゲムは、地に墜ちた... グエンは、静かにさよならを言うと その場を去って行った...そして、 ターンエーは、再びロランの下へ!!! 最終決戦が始まる...ギンガナムが駆る ターンエーと同じく『月光蝶』を持つ 【ターンX】が戦線に現れたのだ!! 「ザコどもめ…滅べ!」 月光蝶を発動させたギンガナムは、 その強大な力で全てを塵へと変えて行く!! みさかえなしの攻撃に全軍のMSが 次々とナノマシーンに侵食されて行く!! だが、全てが絶望に包まれた、その時!!! ターンエーを駆るロランが姿を現し 彼の地『ロスト=マンテン』へと誘う 「戦ってこそ人は生き生き輝くもの!! このターンXでふたたび 戦いの時代を作るのだ。」 「その先にあるのは破滅だって わかったから黒歴史はーーーーー 封印されたんでしょう!!」 ぶつかり合う互いの力が歪みを産む ーそして、遂に決着の時が訪れた!!!ー 「ふたたび戦う日が来る事を望んだから 放棄せずに封印したのだ。」 全レンジ攻撃を波状に仕掛けるギム、 それをビームソードで全て受け流すロラン 「ガンダムは、愚かな過去を忘れない ための記憶なんです。」 しかし、ターンXのシャイニングフィンガーが ターンエーを直撃し複部を貫く!! 「ならばもう一度封印してみよ 生きた黒歴史ギム=ギンガナムをな!!」 …だが、次の瞬間… 「そのためにボクはここに来たんだっ... ぅぁあああああっっっっ!!!!」 それを引き抜こうとせずにロランは、 その場で月光蝶を発動、七色に輝く 光の柱が二人を包み込む!!!! 「月光蝶よ!!我らを封印したまえっ!!!」 機体から脱出するロランはギムに声を 掛けるも... 「これは私のものだ!!!! 誰にもわたさんーーーーーっ!!!!!!」 それは無駄に終わる...。 ターンエーはターンXと共に再び 長い眠りに就いた、皮肉にもあの山で... ロランは、それが二度と目覚めぬ眠りで ある事を願いながらディアナ達の下へと 静かに吹くそよ風を身に纏ながら 夕日を背に戻って行った...。 ー『エピローグ』ー 『リリ・ボルジャーノ』に励まされる ディアナは『キエル』らと共に地球と 月の新時代を創り、それを紡いで行く事を 決意する...ハリーは、ロランにディアナを 託し、キエルと共に歩む道を決めた... それぞれが新しい未来に向かって進み …それから数ヶ月後… {月と地球を結ぶ定期船が就航した かつてウィルゲムと呼ばれたその船は 新しい時代の象徴として人々に希望を与えた 新しい船名は『ローラ号』伝説となった ホワイトドールのパイロットの名だ... 風の便りではローラと呼ばれたパイロットは 今もディアナ様の側で幸せに暮らして いるという....。} ーある山の深い森の中ー 「おぃ、これなんだ?...MSみたいだけど?」 「....うわぁっ!?...腕がお腹に 突き刺さっているよ!!このヒゲの奴!!」 「...何だ?...もう一個も胸に 傷みたいな...ばってんの印があるぜ?!」 「...何なんだろぉ...これ???」 時代は何時も戦いを求める…のか? ターン ファイナル:さらば“Α”終 |
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