ここは、『シュレインダーの剣』の第2話中編が書いてあります。


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[第2話]『剣を狩る者』中編




・すると木木は、まるで鋭利な大剣にでも
切り裂かれた様に次々と薙ぎ倒されて行く、
そして、そこから『ソード・ハンター』達が
飛び出して襲い掛かって来た!!
弓矢を構えて少年達に向かい矢を放つ!!
『ヒュン、ヒュン、ヒュン』
「なッ...アンタ達何故!!?」
痛みに耐えながら『リンコ』は、矢を放って
来る『ソード・ハンター』達に向かい叫ぶ!!
すると少年は、また両腕を振り上げ
思いきり振り下げる、
『ズパパパァァァーーンッ!!』
『ソード・ハンター』達が放った矢と共に
バラバラになった彼らの残骸が
森の中に降り注ぐ...。
そして、少年は、『リンコ』に向かい
「...お前は、はめられたんだよ...。」
そう言って右腕を抑え、側の木に
持たれ掛かった...。



・それを聞くと『リンコ』は、
興奮しながら少年に
「なっ何を言うのアイツらは、
私の商売仲間よッ!!?きっ...きっと
何かの間違えよッ!!!」
そう言って明らかに動揺し
少年を睨み付けながら立ち上がった
...その時...真っ暗な森の中から
「...見付けたぜッ!!ガキッ!!」
と、言う野太い声が響き
闇から、『ディノス』が姿を現した。
「『ディノス』ッ!!」
『リンコ』は、そう叫びながら
彼の元に走り寄る、...が、
「なんだ?うざってぇ奴だな...
まだ生きていやがったのかっ!!」
そう言いながら近くに来た『リンコ』の
首を片手で締め上げるとそのまま
森の中へ放り投げた。
『ゴスッ!!』
「あッぐぁっっグツーーーッ!!?」
『リンコ』の身体は、近くの木に
打ち付けられた、その衝撃に
呻き声を上げながら困惑する彼女は、
『ディノス』に向かい
「...何故...?...アタイらは、仲間
だったんじゃないのかい...。」
そう言うと、口から血を流した...。



・「はぁんッ?仲間???知らねぇなぁ、
俺には、もともと仲間なんてもんは、
いねぇんだよぉ〜解るか?俺こそが一番
なんだぜぇ俺と同格の奴なんざぁ〜この世に
必要ねぇのさっ!!...くくッ『リンコ』てめぇ
は、目障りだったんだよぉ〜。
女のクセにでしゃばりやがって...
前々から気に食わねぇから、ガキと一緒に
始末しようと、てめぇがガキから
『シュレインダーの剣』をGetした所を
狙っていたんだが....クソがッてめぇが
ドジッたから矢を放ったら、ガキもてめぇも
殺せなかった...予定が狂っちまったが
...まぁ、よしとするさ...ガキは、俺が
ブチ殺して...剣を奪うからなぁ〜
そのアトは、てめぇを犯しながら
喰い殺してやるぜぇ。」
『ディノス』がそう言うと
『リンコ』は、うつ向いたまま
涙を流し絶句した。
それを見てゲラゲラ笑う『ディノス』は、
今度は、少年の元に歩み寄り
目の前に来るとワザワザ顔を近付けて
「よぅガキ〜っ、昼間のお怪我は、
直ったかぃ?」
そう完全になめた口調で言う、
すると少年は、『ディノス』に向かって
「...歯ちゃんと磨いた方がイイよ、
口臭凄いし...。」
と、言って挑発する。
「....なめるなよぉ、ガキぃぃっ!!」
それを聞いた『ディノス』は、
顔色を変えてすぐさま拳で
少年に向かって攻撃し、そう叫んだ!!
だが少年は、あっさりそれを避けると
「...うすノロ...こっちだよ...。」
そう言ってまた挑発した。
外した攻撃は、
少年の後ろにあった木に直撃し、
『ばきゃきゃんっっ!!』
その木は、粉々に砕け散ってしまった、
それを見ながら
「ガキ...これがお前の未来の姿だぜぇ。」
そう『ディノス』は、言うと片手を上げて
手下の『ソード・ハンター』達に
一斉射撃の合図を送った。



・「やれッ!!」
『ディノス』は、木木の間に潜んでいる
手下達にそう言うと、左腕を振り上げた
少年に向かい手下のハンター達が一斉に
無数の矢を放った!!
だが、少年が腕を振り下ろすと、
『バキョ、バキィ、バキョ、バキィ』
矢は、次々と少年に当たる前に
何故か叩き折られていく、
「...いくらオレに攻撃してもムダだ...。」
少年がそう言って次々に来る矢の雨を
破壊して行くのを見ると『ディノス』は、
ニヤニヤしながらまた合図をして攻撃を
止めさせた。
そして、少年に向かい
「くックク...今度は、俺が相手を
してやるよ....。」
そう言うと連続で拳のレイヴを
放ってきた。
「...死ね...。」
少年は、そう言うと、その場から動かずに
また左腕を振り上げた、しかし
それを待っていたかの様に『ディノス』は、
手下共に「今だ殺れッ!!」そう、言い放つ
すると、再度少年に矢が放たれ
四方から矢の雨が襲いかかって来る、
「...ちぃッ!!...。」
そう言いながら少年は、『ディノス』に
向けていた左腕を降り注ぐ矢の雨に向け
素早く振り下げ、矢が自分に当たる前に
少年は、ギリギリで撃ち落とした。
だが、...その少年の一瞬の隙を
見計らい『ディノス』の拳のレイヴが
襲い掛かって来る!!
「...なッ!?...。」
矢に気を取られていた少年は、その
『ディノス』のレイヴを避けることが
出来ずに一撃をまともに喰らい
『リンコ』のいる方の森の中へ
吹っ飛ばされた!!
『ザシュシューーッ!!』
しかし少年は、木木にぶつかる前に
左手を下に向けた、すると、
その場で少年の身体は、止まった。
「.........。」
『ディノス』の攻撃を受けて苦痛の
表情を見せる少年。
そして、
それを見た『ディノス』は、楽しそうに
「ククッ...それが『シュレインダーの剣』
の力か?えっ?!ククっ...昼間の戦いを
見て知っているんだよぉ〜、ガキっ!!
てめぇが複数相手で飛び道具を使われた
場合には、隙が出来るってなぁ〜!!
...だからあの時、右腕に弓矢を受けたんだ
もんなぁ〜っ!!」
勝ち誇った様に『ディノス』は、
そう言いまた少年に迫って来た!!
「...この法衣がなかったら
きっと死んでいたな....。」
そう少年は呟くと、口内に溜まって
いた血反吐を地面に吹き出し
よろめきながら立ち上がった。
すると、
「...あんた、どうするの?」
不意に『リンコ』が横から木に衝突した
時、負傷し、血を流している
左腕を抑えながら、少年に話し
掛けて来た...。
少年は、それに対して
「...戦うだけさ...。」
そう答えると左腕を振り上げ『リンコ』に、
「...逃げろよ...。」
そう言って振り上げた腕を『ディノス』
に向ける。
だが、また『リンコ』が少年に
「いまの、あんたじゃあ、あの弓矢の攻撃と
奴のレイヴ同時に受け止める力は、
もうないわ...その右腕の傷と今の
傷では、あの矢の雨を防ぎ切るのも
怪しいわね...。」
そう言って口元に付いていた
血を指で拭う。
「...何が言いたい?....。」
少年は、時間がないと言わんばかりに
『リンコ』を急かす、すると彼女は、
少年に、
「...アタイは、奴には借しが出来た...
そして、あんたには、借りがある...だから
奴を『ディノス』を倒すために協力するわッ!!
...イイでしょう?」
そう言うと、少年を真剣な眼差しで見付める。
その瞳を見てそれを聞いた少年は、
「...勝手にしろ...。」
そう言って顔を『リンコ』から背けた...。



・「チャンスは、一度キリよ...
アタイが奴の手下共の弓矢をこの残りの
鞭で叩き落とす...それだって防げる時間は、
この腕じゃ限られているわ...
そして、あんたは、そのを矢アタイに
任せて...そうね...あんたなら
出来るんでしょ?...一撃で『ディノス』を
始留めるのよっ!!...って言うか
あんた、だってアト一撃その剣を
放つのがやっとでしょう?
奴のレイヴは、『セトル・クエスター』クラス
の攻撃と一緒ですもの....次に
喰らったらその法衣がいくら丈夫でも
あんたは、確実に死ぬわよ...イイ?
これが、失敗すれば....」
『リンコ』がそこまで言うと眼前に
『ディノス』が迫って来ていた...。
少年は、彼女に、
「...フッ...お前がミスをしなければな...。」
そう言うと『ディノス』に向かって
左腕を上げたまま身構えた!!
「...本当にムカツク奴ねッ...
...まッいいわ...奴は、任せたわよ...。」
『リンコ』は、そう言いながらバックルから
予備の鞭を取り出し両手に持った。
...そして、...
『ディノス』は、二人を見付けると
「さぁ、『シュレインダーの剣』をよこせ
ガキ、世界を手にするのは...俺様だっ!!
んッ『リンコ』...おめぇ、そいつは
両親の仇じゃなかったけかッ!??
...クククッ...まあいい...面倒くさく
なっちまったからなぁ〜
まとめてぶつっ殺してやらぁッッ!!
...そのアトだって...いくらでも
楽しめるんだからなぁ〜〜っ!!」
そう言いながら舌嘗めずりをした。

to be continued...



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