ここは、『シュレインダーの剣』の第6話後編が書いてあります。


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[第6話]『シロの刻印』後編




・『ファング・オブ・キング』の
専属の奴隷...『シロの奴隷』のその名どおり
ほぼ毎日、奴隷達は、彼の
部屋に連れ出されては、
体と精神を蝕まれて従順なペットと
して調教されてゆく...。
そんな生活が数ヶ月続くと
徐々に流れに身を任せて生きる者は
それが苦にならなくなってきていた
それらは、自ら自分を売り込み
ケイのお気に入りになって
幽閉生活を脱しようとしていたり
そんな生活に耐えられず自殺する者もいた
そんな中で『将』と『愛』は、
絶望に負けずに必死に生きる事で
共に支え合い、ケイに立ち向かっていた...。



・ケイは、将が気に入っているらしく
暇がある毎に部屋に呼びつけ
将の全てを弄んだ...。
屈折した愛情の様なモノがあったの
かも知れない、しかしそれを見て
周りのお気に入りになろうとする
同じ敷居の中に住む一部のモノ達は
快く思っていなかった...特に
『ファング・オブ・クィーン』と呼ばれている
ケイと同じく『ライオンの獣人』で
ケイの妹『心』【しん】は、
兄の心を奪った将が許せなかった。
彼女は、冷酷かつ残酷な性格で
自分がナニかを得るためなら
手段を選ばない為
移動要塞内の仲間達にすら恐れられていた...。



・ある日、将がケイからの調教を
受け終え、幽閉場所に戻ると
愛の姿が消えていた...
「愛!!愛!!はッ!!」
そう叫ぶと自分がいる場所に
設置されている鉄格子の前に
シンが姿を現し慌て蓋めく
将に向かい、静かに
「...あらぁ...彼女ならちょっと
前に幽閉場所を変えられたみたいよぉ〜
確か...此処よりもっと快適な場所
移動されたって聞いたわ...きっと
アナタの頑張りが効を奏したのね
今ごろは、天国にる様な思い
しているんじゃないかしら?」
そう言うと不気味な笑みを浮かべ
将の頬を鉄格子の中に手を入れて
優しく撫でると、耳元で
「あなたも明日から...此処から
移動になったの...私の部屋にね..。」
そう呟き部屋を出て行った...。
愛と離れてしまったが同じ要塞内に
いるんだから、いつでもまた会える
それに、快適な場所にいるなら....
シンの話しを聞くと愛の居なかった
理由がはっきりしたので
ホッと一安心した将は、大人しく
オリの中で自分の移動の時を待った...。



・「さぁ、此処が私の部屋よ....
あなたには、そうねぇ〜...まずは
『私の専属奴隷』として...。」
シンに誘われた先に待っていたモノは
凄惨な体罰の日々だった...。
「ほらぁ..うふ...綺麗にはがれた...。」
ペリペリっ...。
「ーーーーーーーーッッッ!?!?!」
そうやって両手の爪を
毎日一枚一枚はがされ、苦痛に
全身を震わせる...しかも、それが
終えても、また爪が生え揃うと続けられ
永遠の苦しみを味わう...その後
決まってケイに呼ばれ調教を繰り返され
犯され...そして
帰ればまた酷い体罰が待っている...。
「ぅふ...っお兄様の心を
奪った罪は...これくらいじゃ
消えないのよ...。」
既に気絶しているにも関わらず
将の全身をそれでもなお刺の付いた
鞭で打ちつけながら、そう呟く...。
「ふふふ...おねんねは、まだ
早いわ...もっと遊びましょう〜。」



…将は、これから6年間この生き地獄を
味わう事になる...同じ場所で
生きている愛と共にいつか
必ず、ファングを打ち倒し
此処から脱出する、愛を
全ての支えにして、ただ、それだけを信じて
生き抜くのだった...その先に
ナニが待ち受けているのかも
まだ知らずに…。

[第6話] 『シロの刻印』後編 終

to be continued...



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