ここは、『シュレインダーの剣』の第1話後編が書いてあります。


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[第1話]『シュレインダーの剣』後編




・「だめッいやああぁぁぁぁぁッ!!」
彼女の悲鳴が辺りに響き渡る
だが少年は、微笑みなが
「...『シュレインダーの剣』を見せてやる。」
と、言うと上空から物凄い速さで落下しながら
「死ねッ!!!『ジーザス・レイヴ』ーーッ!」
と叫び襲いかかって来る『レイゼル』に向かい
軽く両腕を振り上げる、すると...。
少年にレイヴが当たる瞬間に両腕が
まるで何かに引き裂かれたように弾け飛び
『レイゼル』自身も吹っ飛ばされてしまった!
「なッ..ぐエぇッ...俺の両腕がぁぁぁああ!!」
それを見た『リアンナ』は、震えながら
「...嘘..父さん達がいくら銃等で
攻撃してもカスリ傷一つ創ることが出来な
かったのに...。」
そう言いながら少年を見た...。
すると少年は、ただ黙って
瀕死の『レイゼル』を見つめていた。



・「キサマぁあぁあぁ何をしたぁぁあ!!
いったい何モノなんだッ!!」
両腕の傷の痛みにもがき苦しみながら
『レイゼル』は、少年に向かいそう叫んだ。
すると、少年は振り上げた両腕を
静かに下ろしながら
「これがお前の探し求めている剣の力だ...
何モノ?オレは、『シロの奴隷』...名前など
必要ない...。」
と、言って『レイゼル』に近ずき
「...『ファング・オブ・キング』は、
今、何処に居る?」
と聞く
それを聞くと『レイゼル』は驚きながら
「キサマ何故その名前をッ!...!?
『シロの奴隷』...まさかお前...クックク
そうかキサマだったのか...ハッははは!!」
そう言って狂ったように笑い続ける
『レイゼル』に少年は、
「そうか...知らないんだな...なら死ね。」
と、言うと右腕を下に振り下ろす、すると
『ザッグッ!ピューーッ』
『レイゼル』の胸から鮮血が散乱し絶命した。
「他の奴も...死にたいかい?」
少年が『ビャッコ兵隊』達に向かってそう
言うと兵士達は、クモの子を散らすように
逃げて行ってしまった...。
「...約束どーり殺したよ。」
少年は、『リアンナ』に向かいそう
言うとすぐに振り返りさっき現れた
時のようにまたいつの間にか
何処かに立ち去って行ってしまった...。



『エピローグ』

”私は、少年にありがとう、と
言おうと思ったのだけれど...
少年の異常な力を見せられて私は、自分
を保てなくなっていた...。
でも、私は見た!!あの瞬間...あの少年の
爪が異常なスピードで伸びて
一つにまとまり『レイゼル』
の胸を突き刺して止めを刺したのを...。
少年の持つ『シュレインダーの剣』は、
書物で調べて見ると『非剣』と書かれて
いた...私が見たモノがその剣か
どうか解らないんだけど...。
アレ以来私はあの、あどけない少年の
顔をよく思い出す。
すっかり平和になった『ピースィズ』
に彼はもう二度と現れないんだろうか?
今、私は体を鍛えながらあの剣について
調べている...いつかまたあの、少年に
出会える様に...。”



[第1話]『シュレインダーの剣』 終

to be continued...



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