『Classification !!』最終編!!


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1999年7月22日(木)

最終話 『新しい世界』(2003.3.1.土)

「新刊で〜す!!(残り大ジョブか?!)」
「はぃ、“ミスルー”ですね?!
あっ...後ろのお客さん、すいません。
完売でーーーっっス!!!」
ざわめくホールより販売を終え
時刻は夕闇を告げる
「あぁ〜つっっっ疲れたぁ〜!!
まぁ〜ったく、“静久”はタフだなー。
ぼくは、もうだめ。」
「何言ってんのよ?
天下の『三浦 洋子』でしょ
はぃはぃ、じゃあ今日で最後なんだし
甘いものでも食べようかッ!!」
お台場で降りた少女2人は
近場のファミレスへ入って、今までの
疲れを甘い物でも食べて癒そうとしていた
「え〜『啓子』〜チョコパフェが
イイよぉ〜、ねー!!」
出入口へ立った洋子の耳にはそんな
幼女の声が響き、その後、店員が姿を現す
「いらっしゃいませーッ!
お二人様ですね?どうぞ、こ....。
よう..こ?...アレ...私は何を言ってるんだろう...。
すいません...どうぞ...!!」
チャイナドレスの様な服を着た
女の人らしきウェイトレスは洋子を見て
何故かこみ上げるモノを感じてしまう
「!?...えっ...あんたは...
レィニイ』...レィニイ・ファミリア...
って...御免なさい、ぼく...どうしたんだ?!」
同様に彼女もそう感じ、言葉をこぼす
「知り合い?名札読んだの??それにしても
フルネームは解らないわよね???」
席へ案内されて腰を落ち着けた2人は
コミックマーケットでの話を始めていた、すると
「平気、平気!それよか...
ん〜“ユキノ”さんってどんな
人だったんだろうね〜?」
「さぁ?でも原案なかったら
今回は辛かったから、有り難かったわね♪」
不意に猿顔の少年がスケッチブックを持ちながら
「あっ、あの新刊見ましたッス!!
おらっちは『日部 ムスビ』と申します!
出来たらスケブお願い出来ませんか!?先生!」
彼女らへ、そうお願いし、笑みをこぼしながら
「ん〜良いよー、ほんじゃサービスしちゃおー、かな?
(先生...良い響きだねぇ!)」
シャッシャッシャッシャッ!!!
自分達も有名になったものだと、双方自慢の
羽ペンでキャラクターを描き上げムスビへ手渡す
「ありがとございやしたぁー!!」
暫く時間を潰した後、再び彼女らは
家路へ急ぎ、やがて洋子は岐路で静久と別れた
「....あはは、それでね〜
ヨーお姉ちゃん!!....えっ!?何だろ...。」
自宅へと向かう帰り道、横切った小学生が
少女の顔を見て、そう呟き足を止め
「『竹丸』...なの...えっ?!
やだ、御免ねぇーッ...恐がらせちゃったかな!?」
「ぅんうん、お姉さん...どっかで
僕と...僕は御津 竹丸だよ!
この前、引っ越してきたんだー!!宜しくねっ!!!」
胸へくるモノを我慢しながら
笑みを向け首を縦に振って場から立ち去り、そして
「ったく、おせーよ?
今、何時だと思ってるんだよ?!」
「『霧徒』...あはは、ごめんごめん!!
....ちょっと...懐かしい事が...。
でも、もう良いのさ、ぼくは失っていないんだから..。」
「どうした....あんた、泣いてんのか?
ぼくが姉さんを守るから...心配するなよ、なっ?」
その日、家の門の前では、彼女の弟が姉を心配して
宵闇を背に立ち尽くしていた。

「“龍墜撃”ッ!んじゃぁ、今日はここまでだ。
ったく〜才能ねーなぁ?
井原 知也』の井原の名が泣くぜ?」
ドガァァッッッッッ!!!!
武道着を着込んだ青年との攻防で
まったく歯が立たず負けてしまった少年は
打ちつけた患部を冷やす為、水飲み場へと
向かって行った
「まったく、野蛮だわ!
貴方...少し手加減ってモノを知らないの!?」
その様子を見ていた留学研修生が
思わず声を上げ後を追った
「やれやれだな、女にモテるのだけは
受け継いでやがるじゃねーかよ?」
びしゃびしゃびしゃっっっっ!!!!
熱を冷ましていたトモの側へ彼女は近寄る
「はぁはぁはぁはぁ...。
アリア』...だったっけ...
“マサ兄”の言う事はもっともなんだよ
だから、気にしないで..わざわざ大学からこっちに
来て、オレの稽古つけてくれてんだから。」
「えっ?!で、でも..信じられないわ...。」
しかし袴姿の少年はそう言って
助けを拒み再び青年の待つ、場所へ向かって行った
「だから!!『飯倉 幸宏』!
あんたは、どうしていつもそうやって
...まったく、付き合いきれないわね。」
「だー、かー、らーっっ!!お前さーっ
おれを名字含めて呼ぶなよッッ?!
板瀬 節子』さんよぉ〜?!?」
彼へ目線を向けながらチワ喧嘩を
行っている学生の声に耳を傾けまた
トモの後ろをアリアは、追いかけた...
「のわぁっっっっっっ!?!!
この『ヂット』様がぁぁっっ!!
この家は渡さねぇ〜己のもんだぁっ!」
とある、館へ住まう者からの依頼を受けた
「あははぁ〜〜〜っっんッッッ!!!
この『P×H』【プリンセス・ハンター】こと
雪ノ城 春化』さんが、貴方を
浄化します...良いわね?行くわよッッ!!」
P×H事、ハルカは親友で同じく同業者の
「ふっ、同じく...反属性の霊気使い...
水倉 幹』ちゃんも、あんたを浄化する!」
幹と共にこの暴れる霊を一撃で浄化する!!
「「霊術式終ノ型ーーーッッダブル!
白蒼忌流光臨漸』【はくそうきりゅうこうりんぜん】ッッ!!!」」
ドギャギャギャギャギャァァッッン!!!!!!!
すると、一部始終を見守っていた家主たる
「すっ...凄い『高志』、今の見た?!」
「あぁ...『ミッツィー』...
これで、お爺さんから受け継いだ家に
やっと二人で住めそうだよ..。」
2人は歓喜の声を上げて彼女達へ感謝した...
「では、お代は...銀行へ!
それでは、また連絡お待ちしてますねっ?」
「ったく、本当に...“三月”さんが
この商売見たら泣くんじゃないの...?」
「あら、それは無いわよ?
最初に始めたの、三月達だもん。」
除霊の帰り道、まだ太陽は沈んではいないが
不意にコウモリが姿を現し幹の肩へとまる
「そっか、って言うか...。
この子、最近...私に懐いているんだけど
どこかで知っている顔なのかしらね?」
「さぁ、式神みたいなモノじゃないの?
一応大事にしてあげなよ!じゃあまた。」
あまり深くも考えずハルカは幹へ
挨拶し、枝分かれた道を進む、すると
「よう、あんただろ?
...最近腕利きの....はる...か、うぅ...
なんだ...この感覚は...。」
「貴方、何者なの?
....同業者なのかしら...うっ....たくま?!」
「くっ...俺の名は『周防 卓真』...。」
「タクマ....私は...貴方を知っている?」
同じく霊能力者らしき青年が立ち塞がり
ハルカへ何等かの警告をせんとするのだが
甦る激情にも似た感覚が邪魔をし、即座で
場から彼は懐かしさを含んだ
温もりを残し姿を消してしまった...。

「ねぇねぇ、どうしてこんな僕様に
優しくしてくれるのぉ...?」
小学生同士のいざこざで、あろうか?
自分と姿を重ねたのかも知れない、彼は
泥塗れの少年の顔に付いた付着物を
自分の手で拭き取ると
「あはは、ん〜何でだろうねぇ〜。
ボクも...あんまり強くないからだと思うよ(汗)
キミはどこかボクに似てるし、ネッ?」
笑みをこぼし砂場へ腰掛けた
「兄ちゃん、兄ちゃん、名前は?」
「ん?ボク〜?ボクはねぇ〜
ん〜『月影 真』だよん、真って
呼んでくれると嬉しいかも〜(笑)」
「じゃあ真兄ちゃん、真兄ぃだねッ!!
僕様はね、あのね、『友幸』だよっ!」
すると横で、頬を上げて眼を細くし笑みをこぼし
友幸は真の側へ寄り添い沈む夕日を目にする
「なんだか、懐かしいなぁ〜(汗)
なんでだろぅ......ボクは何だかとっても
今の状況を望んでいた様な気がーーーー」
暫くして、彼がそう思い馳せていた
……その時!!……
「何をしとるんだぁーっ!
こんなところで!!...なーんっっつってな?」
トッッッッッッンッ!!!!!
背後から声と手が飛び出し彼らを驚かす!
「『チッキー』...
チッキーじゃんか!!」
声の主には覚えがあった、即座で
真は真後ろを振り向きコレを指摘する
「チッキーって?!外人!?」
「あははは、違うよ〜ぼくの本当の名前は
知池 祐也』、だからチッキーさ?
真とぼくは幼馴染みなんだよ。」
やがて3人の陰だけ残して夕日は更に傾いた
「珍しいねぇ〜天文学の部活は
今日はないの???」
「いや、ほら深夜にならないと
観測も出来ないし、だからこうやって
暇潰し、してたのさ!
もしよかったらお二人さんも来ないかい?」
やがて宵闇が訪れるまで会話は続き
喜んで2人は返答し、祐也と共に深夜の
校舎へと向かって行った
「今夜も星が...綺麗ね...。」
彼女は頬を赤らめながら彼へ寄り添う
「あぁ、でも....。
オレには...お前の方が...くっははは
...ったく、オレも不粋だな...。
なぁ、....きっっんっ?!」
つっつつつつっつつつつっっっ...。
毛布一枚で男女は寄り添い、廃棄されたビルの上で
夏の天体を眺めながら彼女が彼の唇を奪う
「さして...問題じゃない...でしょ?
.......求める事に意味がある欲求は....
素敵....でしょ...うふふ...。
ネッ?....そうでしょ??『甲斐』???」
「あぁ、オレはお前を感じる事が出来る
それだけで....十分だ...。
なぁ.....浜村....『浜村 礼奈』を
お前を...もっと...抱いていたい...。」
星が散りばめられた夜の空の下
2人は熱い吐息をこぼしながら
溶けて一つになった....
「『』にぃちゃーんーーーッッほらぁっ!
おにぃちゃんのとこまた行くよーっ!!」
[ぐるるるっぅバゥッッバウバウッッ!!!]
「え”っ?!...あーっ
こらっ!“ジブリ”!!吠えないの!!!
まったく、自の部屋に入って寝るのは
良いけどさぁ〜お前、重いんだッて!?
自分の大きさ考えろよな...はぁ〜。」
大型のシベリアンハスキーは
銀髪の少年の部屋の前で吠えて呼ぶと
部屋の鍵を開けさせて、そそくさと入室し
彼の眠るベットへ我先にと、潜り込みんでしまった
[バウルルル〜〜〜ッッ!!]
しかたなく毎晩の事とほぼ諦め、消灯し
「あっ...くすぐったいたぃから〜
大人しく...もう、ジブリーッ!!はは!」
ベットへ自分も飛び込んで行った!!!



これからも新しい日々は、続いて行くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



最後のエピローグを見るんッスねぇ〜!!


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