『Classification !!』8月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




8月1日(火)

第三七四話 『死を賭した連戦〜激動+激昂〜』(8.1.火)

遂にこの罠を仕向けた“支柱”『無限の雹気
【ルーズ・ベルト】自らが側近中
最強の“幻魔人”『斬魔』【メス】と
共に、たった今まで“眠れる雪の城”内部に
存在していた闘戯場が、深手を負った
三浦 洋子』の“能力”により
激変させられてしまった場へと降り立ち、
井原 知也』の前に立ちはだかる!!
「し...しっかりして...あの...。
絶対助かるから、大丈夫だからぁ〜!!」
上原 勇二』は唐突に任された
御津 竹丸』の身体を膝に乗せながら
必死に声を掛け、彼らの勝利を信じる...
「You can battle ? Really !?! A-Ha-,Ok.
Maybe…It take a easy die !!!」
そして、『安大 光助』の前には
見慣れぬ奇妙な刀を両手にし構える、
ブロンドの髪を持った少年が完全と
立ち塞がっていた....
「ふっ、下手な英語だな?
...まぁ、Lalfってとこかにゃ?」
ガキャァァッッッン!!!
走り切り、貫いた筈の攻撃は
彼の手にした刀によって流れるように
防がれ弾かれていた!!
「A-Ha ?」
ざさささささっっっ!!!
しかし、勢いを殺さずに片足を軸に転回した
光助は背後から追撃の斬撃を繰り出す...が、
「がら空きだよ、後ろ...はぁあぁっっっっ
絶剣木枯らし』っっっ!!!」
シュカァッッッッン!!!
「Easy Now !!!!」
それすらも刀一つで軌道をずらし軽くメスは
かわしてしまった...しかも、
その体制から光助に彼は反撃を放った!!!
じゅぱぁっっっん!!!!
血飛沫が舞い散り、地面を流れる朱色が
静かに染めて行く....
「...嘘...オレっちの攻撃をかわして
あんな体制から....反撃!?!!」
軽くだが斬り付けられた左腕を
抑えながら、間合いを取る光助は汗を
額から流し動揺して呟く...。

「『分化する者』【プリティウス】を
破るとは、わたくしはあの少女を
外見だけで判断していたようですね。」
鋼鉄の瞳』【ギガ・スコープ】の
破片を何故か握り締めながら
トモと会話をしようとするルーズ・ベルトは、
まず、洋子の闘いを賞賛し伝えた...
「それがどうした...今ごろ命ごいかい?
...御託はいらない、さっさとけりを
付けようぜ?...オレはお前を倒したくて
うずうずしてやがるからなぁ...!!!」
掃き捨てるように言い放つとトモは、
それをまともに受け入れようとはせず、
さっさと戦闘体制を取り拳を握り締める
「く’く’っなんと愚かな。
わたくしに対時する事がどれほどの
脅威か、それをご覧頂きましょうかね?」
挑発に乗るようにルーズ・ベルトも
仮面の下でほくそ笑みながら殺意を
トモへ向けて放つ!!

「2人とも...無理しないでね...。」
勇二は呟き、部屋が暖かくなった事で
多少の換気はあるものの密室となり、
吹き出して来ていた鼻の頭の汗を
片手で拭いながら闘いを見守る...。



8月2日(水)

第三七五話 『死を賭した連戦〜魔刀X〜』(8.2.水)

「...的確に腕の筋を狙った攻撃...。
(それにしても...おかしい...
あの体制から...ってかあの刀自体に
まるで意志があるようにーーーー)」
『斬魔』【メス】の攻撃を受けた腕から
血液を滴らせながら『光助』は
その傷を眺め動脈等の裏側を
狙った正確無比な技量に疑問を抱く...が、
彼が頭で疑問を紐解こうとした、
…その瞬間!!!…
ジャキュッッッッン!!!
「Wow!!! nice Be your fat-us !!!」
いつの間にか間合いを詰めていた
メスからの確実な剣技が襲いかかる...しかし、
「っっゎわっっ!?!!」
一瞬、刃が自分の首を跳ねる前に
早く身を引いた光助は難を逃れるの...だが、
キシャァッッッッ!!!
「yaha-!!!“Sword of the thing”!!!!!」
「なっ!?!...お口が...出来て...。
....このパターンって...確か
冥界の蟻地獄』【ユグラジルド】...
って奴で確かあった....ような〜〜〜っっ
っっぅわっ!?!」
刃先が突然!!奇声を発し、紙一重で
避けた彼の喉元を襲う!!!

ざきゅあぁっっっ!!!
「Yes !!! Good job Good fight !!!」
あまりの踏み込みの速度に地面が耐え切れず
巻き上がる土煙が周囲を覆う...も、
勝利を確信したメスが一瞬、闘気を緩めた、
…その瞬間!!!…
「おぃ、勝手に終わらすなってーの!
...ったくよ、おぃ、英語の先生、
お前の後ろだよ〜。」
真後ろから抹殺した筈の光助に
唐突に声を掛けられ戸惑いながらも
振り返るメス、するとそこへーーーー
ザジュパァァッッッッッッン!!!
「Wow!?!! NoooooOOOOOOOOOoooooOOOO!!????!!」
ずぱしゅっっっん!!!!
光の狼と化した光助が突如!!出現し、
一瞬にして少年の喉元をかっ切ってしまう!!!
「ったく、オレっちを本気にさせんなっての!
(...この状態って...あんまし制御出来ないん
だかさぁ〜...うぅ...飛びつきたいよぉっ!!)」
...だが、しかし...歪みへ少年を沈めた
彼が一息ついたその途端!!
きしゃぁぁっっっっ!!!!
上空から奇声を発しながら2本の
刀が螺旋を描きながら降り注ぐ!!!

「なっっ!!?!(やはり、意志を!?!)」
ドカカカカッッ!!!
寸前の所で無事避けた筈の光助の
背中から勢い良く鮮血が飛び交う!!!
プッッシュアッッッ!!!
対を成しながら強襲する魔の刀達...
きるっっっ!!!!
「ちぃ...この状態のオレっちに
斬り付けるなんたぁ...やるじゃん...。」
少年が本体なのではなかったのか!?
彼の頭をそんな言葉がよぎっていた...。



8月3日(木)

第三七六話 『死を賭した連戦〜Over break!!〜』(8.3.木)

「この刀自体がーーーっっくっ!?!
(喋る暇くらい与えろっつーの!!!)」
ズバシャッッッッン!!!
片方の刀がもう一方を『光助』から視界を
外す様に仕向け連撃を狙い襲い来る...
きしゃぁぁっっっ!!!
きるるるっっっ!!!!
だが、それを寸前ではなく余裕を
見せつけながら避け続ける彼は、少しづつ
自分が所持する“能力”の真の“力”を
解放せんとしていた
「...ったく、後悔すんのはぜぇっったい
そっちなのに...元“妖撃部”...。
オレっちの...くっっ....ーーーーっっ!!!
ゥウウウッッッオオオン!!!!」
迫る刀達を前に、呟きながら
唐突に吠え、叫び出した光助は、
全身を覆っていた光の輝きを取り払い
4つん這いになって尻尾を大きく振り上げ、
…次の瞬間!!!!…
ズバヒュッッッォォオッッッッ!!!
「...グルルルッッッ!!!」
バギャァッッッン!!!!
ぎぎゃぁぁっっっ!!?!!
空間が歪む程のホウコウと共に
自身の周囲へ漆黒を呼び出し、包み込ませ
魔獣へと自らを変化させて、刃向かう
刀の片割れをその漆黒の牙で噛み砕き
亡きものとする!!!

げっげっげげげげっっ!!!
その仲間である刀が噛み砕かれた
様を見てよだれをこぼしながら何故か
笑い続ける片割れの刀は、静かに...
間合いを取ろうと、自ら壁へとぶつかり
反動を取りに入る...が、しかし
「....ゥオオオオオオッッッン!!!」
時は既に遅く、刀自身が破壊された事に
気付くか気付かないかの間に漆黒の狼は
もう片方の刀も噛み、へし折っていた!!!
ぴぎゃぁぁぁっぁっ!!?!!
「....グルルルッッッッ!!!!」
更に、それだけでは治まらず
絶叫を上げている刃に物凄い速さで
突っ込んで行くと光助はーーーー
ジャァキュシュアァッッッッン!!!!
黒の閃光と化し、粉微塵に彼奴の
全てを粉砕して壁際寸前で漸く止まる...だが、
…次の瞬間!!!…
思いもよらぬ出来事が、彼へと
襲いかかる...それはーーー
きゃきゃきゃっっ!!!!!
ばぁぁぁっっっかっっっ!!!!

おふざけだよっっっ!!!
背後からの刃による斬撃...まさか!?!
少し正気を戻しながら振り返る光助...すると、
目の前に迫り攻撃を繰り出そうとしていたのは
確かに粉砕した筈の2本の刀だった、
そう...刀には秘密があった...無敵の...。

刀は『幻魔』達、一体一体の
躯を使い幾千もの彼らの破片により紡がり
創られた意志を持ち分離・再生が可能な
最強の幻魔刀だったのだ!!!
つまり『斬魔』【メス】は端から
おとりのような存在だったのだ...
敵の視線を刀から引き離す為の...
ドスっっ!!!...ドッッス!!!
「ワォオオォッッッッン!!!!」
そして、今...光助の躯を二本の生きた刃が
地面へと縫いつける様に....
「ぅ..ぅわぁっぁっっこうすけぇっっっ!!!」
勢い良く上空から降り注ぎ、突き刺した!!!!



8月4日(金)

第三七七話 『死を賭した連戦〜本当の闇〜』(8.4.金)

ズカッッ!!....ズカカッッ!!!
『勇二』の目の前で漆黒の狼は、
無惨な死を遂げた...
「あぁ...あぁ...あ...うゎぁぁっっ!!!!」
何がなんだか解らず頭を抱え
髪の毛をかきむしり、現実を認められず
唾液と鼻水を垂れ流しながら叫ぶ
少年は、あまりの出来事に涙が出て
こなかった...だが、少年が心を凍らせて
しまおうとしたーーー
…次の瞬間!!!…
ワォオオッォオオッッッン!!!!
何処からどもなく漆黒の狼の鳴き声が、
なんダ!?!!
まぎゃ!?!....いねぇぇっっ!!?!
それを聴き焦り勝利を自重していた
刀達は下を覗く、するとーーー
「...えっぐ...夢...じゃないよねぇ...!!」
自分達が突き刺していたモノが見えた
なんて事ない、そこにはーーー
ありえなぁいぃ!!!
....?!!
何も存在していなかった!彼らは地面を
ただ、貫いていただけなのだ!!

くくっ...お蔭で目がばっちし
覚めたぜ...この状態になると、オレっちは
マスターの言う事しか“闇”が聞いて
いなくなってしまっていたからな...。
だけど、あの時...教えられた言葉の意味も
解ったよ...。

いつの間にか闘戯場の中心部へ降り立って
いた『光助』はとても低い声で
敵に声を掛け、挑発するように大げさに
尻尾を揺らした....
オレタチはむてきっっっ!!!
ひゃはぁっっ!!!!
即座に彼に飛び向かって来る“幻魔刀”達を
前に笑みを浮かべながら
先に言っておいてやる....。
これ以上から先、オレっちと戦うなら〜
闇を知る事になるぜ...漆黒をな...!!

聞く耳持たずに襲い来る彼らに
ヤレヤレっと言うように首を振りながら
光助は迎え打つ!!

パシュオオッッッン!!!
一瞬!!だった、瞬きする程もないセツナーーー
にゅぎゃらぁっぁっ!?!!
ぴぎゃぁっっっ!!?!
漆黒の狼が、彼らの横を掠め駆け抜けた
ただ、それだけで...分子結合から破壊され
...それが漆黒の闇だ...。
もう二度と元の形を形成するなど
出来る事なく歪みへと沈んで行く!!!



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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