『Classification !!』8月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

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8月13日(日)

第三八六話 『死を賭した連戦〜ふに落ちない結末〜』(8.13.日)

遂に『無限の雹気』【ルーズ・ベルト】と
呼ばれていた美少女を打ち倒した
知也』達はどうにか危機を
逃れたかに思えた....が、先の攻撃で
傷つき瀕死と化していた『竹丸』の
容態は酷くなる一方で『洋子』が
“能力”で一時的な処置を施すも、
そのまま凌ぐは難しかった...
「...どぅしよぉ...洋子...さんが、
輸血のを出しても、追い付かないよぉ〜。」
汗をかきながら混乱し、慌て蓋めく
勇二』を支えながら
「今は、洋子に懸けるしかないよ。
...オレっち達がどうにか出来るーーー」
不意に『光助』は思う
「どうしたの?光助???」
「ん?いや...あははっ、何でもないよ。」
もしかしたら魔法を使える勇二なら
どうにか出来るのでは?っと...
「っっつ...しっかりするんだ!ぼく!!
(片腕で...ラフ無しなんて...!!!
“ユキノ”を見習いたいよ..。)」
とにかくベットを描き、寝かせそこで
点滴を産み、献血を続ける彼女は
限度を越えた酷使に既に身体がついて行って
いなかった....。

「あはぁん、本名で呼ばれるなんて。
久しぶりですわぁん、『異界の闇覇者』が
一人『ルクエツァ』様にぃん。」
挑戦的な態度を示す『赤沢 夏季』...
自らが求めていた敵が目の前に
自分から姿を現してくれた事に
感謝すら覚え、敵意を放つ!!
「ぅふ、OL系ってドラマとかマンガ
知ってます?貴方の様な方の
話しよ?...さて、話しがあるんでしょ?
どうぞそちらから?」
鼻で笑い、夏季を見下すネイビーブルーの
瞳を持つ少女は完全に彼女の怒りを
増幅させ誘発するように言葉を選ぶ...
じゅぱぁっっっっん!!!
「----〜〜〜あんた、をぶっ殺すわ。
いいでしょ?...むふぅん、あたしには
この地の支配者になりあんたをも倒し
異界の闇覇者になる権利もあるわぁ!!
それだけのルックスも“力”もねぇ!!!」
先に仕掛けたのはーーー
ザシャッッッッ!!!
「そう?」
夏季の方だった、だが...刃を産み落とし
斬り付けにかかる彼女を前にしても
少女は微動だにせず、たたずむ...
ズキャァッッッン!!!!
「はぁ...はぁはぁはぁ....ふふっ!!!
死の侵犯・裏』【ラル・リバース】の
破片を元に産み出したタチの剣技
避けられるはずがーーーー」
完全に斬り付けた筈の場所にあるべき
敵の姿がなく戸惑う彼女の後ろから
少女に声を掛けられーーーー
「おぃおぃ、困るな?我らと各地の支配者達
との能力値にどれだけの差があると
思っているのだよ?
屑から産み落とされ続けている
幻魔』等と融合している下手物共とは
格が違うのよ?ほら、こんな風に。」
振り返ろうとしたーーー
…次の瞬間!!!…
かすっっん...。
「ぎゃぴっっ!?!!」
彼女は首を跳ね飛ばされ、歪みへと沈む...。

「洋子、ここはオレに任せるさ?」
「え!?」
横から走り寄り、その場にしゃがむと
片手を少年の腹部に軽く押し当てる...
「『京香』みたいな完全な...
とは、いかないかも知れないけど...。
“古術陽術式”....。」
そして、ウィルスを破撃した様に
気を送り込みどうにか重要器官の
構造を直そうと必死に取り掛かる...。



8月14日(月)

第三八七話 『疑惑』(8.14.月)

“眠れる雪の城”中心部、闘戯場での
死闘は彼らの勝利で幕を閉じた...が、
只で済む筈もなくそれなりのダメージを
負ってしまった...
「“古術陽術式”『解放』...。
自身の持ち得るリピドーによる---ーーー
陽性強化治療』【エターナル・シャイン】!!」
『知也』の回復術は肉体構造を完全に
直す事が出来るの...だが、
「...トモ...これで...???」
「残念ながら『洋子』...肉体の回復は
出来ても、此処からは彼自身の闘い
なんだ....オレ達は待つしかないさ...。」
これは本人に生きる意志がなければ
完全な効果を発揮しえない...
そして、何より覚醒しなければ...
「今は、『竹丸』を信じよう。
...酷な様だが...時間がない、
彼はオレっちが背負うから先へ進もう...。
(解放したところで...“三月”達...
いや、“空”“マボ”...後は頼むよ。)」
『光助』は唐突に彼の身体を抱き起こすと
背中におぶせ、洋子の傷も彼に任せた...
「こっ...光助、ボクが...。」
トモが洋子の傷を直し、疲労を取り去って
いる間、『勇二』は憤(いきどお)りを感じ
光助に声を掛ける...すると、彼は笑いながら
「勇二には後々、戦ってもらうって言う
オレっちの頼みがあるんだ〜、だから
今は、けして無理せずいて欲しいんだ。
オレっち達はいつでもキミを信じているから。」
「あはっ、解ったよッ!」
優しく頭を撫でた....。

「『異形再生』【異質変化】と『絶叫の愛
【スクリーム・ゲル・ラヴァー】を送り込んで
しまったわ、ふふっ...解っているわ。
まさか自分達が...ふふっ、まぁ任されたん
ですもの、殺れるだけやってみるわ。」
携帯電話を片手に満面の笑みを
こぼし誰かと会話する少女は徐に
通話を切り、足を進めて何処かへと
向かって行った...
「....まぁ、いい...か。」
そう徐に言葉を残し...
「....。
(気付かれていたのか....。)」
彼らの動向を伺っていた者が背後に
隠れて潜んでいた、それが誰だか
解らぬがその人物も静かにその場から姿を消した...
先の闘い---そこで垣間見た『異界の闇覇者』の
実力、それを胸に深く刻み込みながら...。

「『偽りの魂』【レイヴィンド】様...
再び“支柱”が消えました....。
どうなさいますか?」
...残留する....者達で.....。
倒しなさい....必ず...!!!

燃え盛る青白い炎の前にかしづく
雪原の雌豹』【レキ】は、
言われるまま、残りの支柱達を引き連れ
彼らが進む、城内に立ち塞がらんと行動を
開始する...
「まだ?手は貸さなくて良いんだよね?」
勿論です、御方のお手を汚すまでも
ございません....。

生々しい鮮血に塗れた片手を
見て恐れながらレイヴィンドは、
唐突に姿を現した少女へ返事を返した...。



8月15日(火)

第三八八話 『有限の激突ー眠り姫ー』(8.15.火)

「“支柱”も既に『最果ての白熊
【サイレント・ベアー】、『銀色の煙
【スネイル・ゴースト】、『死の侵犯』【ラル】
そして、新しく成り得た『無限の雹気』
【ルーズ・ベルト】までもが倒された。」
『雪原の雌豹』【レキ】は呼び集めた
残れる支柱達に事を説明する...
「『魂狐』【ムツキ】殿と、
某(それがし)『夢の躯』【エタニアル】
...そして、レキ殿...まさか
此処まで彼奴らに追い込まれるとは...。」
甲(かっ)ちゅうを全身に纏う支柱、エタニアルは
徐に意見を放ち、城内部を見渡せられる
装置に目を向ける...
「我々で死守するしかないですね...。
彼の方のお手をわすらわせるわけには
行きませんから。」
狐の仮面を被るムツキも静かに
姿を現し、それを確認するとレキは黙って
足を進めた....。

「螺旋の昇り階段か....。」
暫く彼らが歩いた先には横幅も大きく
巨大な螺旋階段が中心に構える氷柱と
共にそびえていた
「いよいよって感じだなぁ〜。」
『光助』は呟きながら、徐に
後ろを振り返る...すると、その余りの
高さに一瞬、目眩を覚える...
「...それにしてもト...『知也』...くん、
助かったよ、流石にぼくの“能力”では
骨を繋ぐ事も出来ないし...。」
トモと並んで登る『洋子』は、少し
照れながら話し掛け、お礼をした...
「いやぁ、どうって事ないさ、それより
洋子、もっと自分の“力”って奴を
信じてあげた方がいいぜ?」
「えっ?!?」
「洋子にはまだ眠っている力を感じるんだ
...旨く言えないけど、まだ現実に
追い付いて行ってないような....。」
洋子の内に秘めた何かを伝えようと
するトモ...だが、彼らがお喋りに浸って
いるその間に支柱達は、既に階段前まで
足を伸ばし存在していた...。

「“眠れる雪の城”の仕掛けを
作動させますか?」
ムツキはレキに指示を伺う...すると、
「いや、彼らにはそれそうをうの
舞台を用意してある...。」
そう呟き、彼らがその場に辿り着くまでの
猶予(ゆうよ)を与えた...。



8月16日(水)

第三八九話 『有限の激突ーLimitー』(8.16.水)

「はぁはぁ...〜やっと...階段が
終わったね...。」
額の汗を拭いながら小鼻の表皮に
滴を垂らす『勇二』は螺旋階段を漸く
上り終えただけで、全身の体力中ほぼ
7割を消費していた...
「さて、敵さんのお出ましさ?
(それにしても『智明』とわ
偉い違いだなぁ...体力とか...。)」
息を一人で切らしている勇二を
見て心でそう呟きつつも、何かの
気配を前方の深い廊下から感じ取る...
「ザコ達が出なくなった時点で...。
こっからは本気って事だね....。
『洋子』...みんな用心して!!」
『光助』は野生の感覚で危険を
探りながら先頭を進み、後ろを『知也』に
任せ奥へと足を踏み出して行く...。

「お待ちしていましたよ?」
不意に異質な気を放つ狐の面を被る
者が彼らの前に姿を現す...
「あっ!!?あの街の時の!!!」
唐突に勇二は街での出来事を思い出し
思わず身を乗り出して声を上げた!!
「...確か...トドとコンビを組んで
しかも見殺し...いや、盾として
扱った...下種ぎつね....!!」
光助も同時に叫び、身構えた...
「ふぅむ、私も嫌われたモノですね...。
まぁ、良いでしょう...くくっ、お決まり
ですが、此処は通しませんよ?」
そんな彼らを前にしてもニヤリと
笑みをこぼし立ち塞がる『魂狐』
【ムツキ】だった....が、
「望むところだ!!!」
「ふふっ、口上ではね?....さぁ、
もうお行き下さいな、ただし...私の
お相手をお一人残して、ね...。」
突然!!そんな事を言い出し、
道を開け放つ....
「罠さ?」
「...どう考えても...ねぇ...。」
用心深く探るトモと洋子...しかし、
2人の観察を待つ前に、徐に
「ここは...あの...ボクに任せて....。」
勇二は前に足を自ら踏み出し、学生服の
ポケットから所有する武器を取り出し、
静かに手にした...。

「勇二...くんが!?!
(ちょっと〜絶対無理だって....。)」
洋子があからさまに疑い深く勇二を見つめる
すると、それを見て光助は八重歯を
覗かせ、笑みをこぼしながら
「洋子、そんなし不安がるなって!
大丈夫!勇二はオレっちの大事な
パートナーだかんな。
んじゃ、此処は任せるよ!!」
説得するように彼らに言い聞かせた
「...そうだな、オレも任せてみるさ?」
「ちょ、トモくんまで?!」
半信半疑のままだが洋子は...そこまで
言うのならっと、彼らを信じ
前へと足を進めた...。



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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