『Classification !!』9月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

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9月1日(金)

第四〇五話 『闇を振り払え!!』(9.1.金)

雪原地帯』の支配者『偽りの魂
【レイヴィンド】が牙城“眠れる雪の城”の
奥地に存在する“冷徹の氷河”と呼ばれる
巨大な氷壁に囲われた部屋にて
それぞれの信念を掛けた決戦が開始される!!
ばきききっっっっっっぃん!!
「....『知也』...殿...何故!?!」
夢の躯=飯倉 幸宏』【エタニアル=いいくら ゆきひろ】が
喰らう筈の攻撃を纏っていた白い
丈夫な法衣を腕に巻き付け自らダメージを
追う覚悟を持って代わりに受け止めた
トモはボロボロになってしまったそれを見て
「ぁ〜あ、ったくぅ、白熊んときでも
そんな別に破れなかったってのに....。
くくっ、やるじゃんあの猫ちゃん。」
[口だけは達者じゃねぇか?...。
けっけけ、だからって状況は
一向に変わってねぇ〜ぞ?]
呟きながら『恍惚の豹』【レィ】を
無視し、幸宏に声を掛けた
「奴の腹の嬢ちゃんが...『節子』って子で
そぃつを助けたくて今までやってたんだろ?
したらばよ、オレがオトリになっからさ
あんたが助ければいいさね?」
「でも、それじゃあーー」
「言いっこ無しさね?....行くぞ!!!」
連続で放たれる『氷塊散弾槍
【クラック・アィシング】を避けながら
レィの気を自らに引き自分から
遠ざけようとするトモを見て、静かに
頷いた幸宏は迷わず敵の懐(ふところ)に
潜り込む隙を伺う...。

[ちょこまかぁっっっっ!!!!
してんじゃねぇよぉ!!!
刃陣ー氷塊槍ー』!!!!]
ビキャキャキャキャキャッッッン!!!
飛び放たれた氷と共に新しく生えた全身の
刃が竜巻状に襲いかかる!!!
「ばっ!?!エタニアルが全て叩き折った筈!?!」
唐突な攻撃に戸惑うトモへ、レィは
嘲笑いながら
[ぎゃははははっっっ!!!おれ様の『剣陣』は
無限なのよぉ!!!
へなちょこ侍に折られたくらぃ屁でもないわ!!]
更に広範囲の攻撃を繰り出す...
「...いやぁ...やめて...止めて!!!!
私はこんな事を望んだわけじゃない!!!」
[あぁ、いまごろ喚くなよ?
節子よぉ〜...おめぇはあん時におれ様に
命を売ったんだよ、生と引き替えになぁ!!]
臓器に埋め込まれた少女は全身を血管に
捕らわれ首だけが露になっている状態で
レィに止める様に叫ぶ、しかしそれを
聞き入れる耳を持たないレィは、叫ぶと
高笑いを続ける...が、それは許されるはずもなく
ガジュパァァァッッッン!!!
[おぎゃぁっぁぁぁぁっっっっ!??!]
「外道が地獄でやってな。」
一瞬の油断を見切った幸宏からの
全てを断ち切る一撃により心臓部を
打ち砕かれると、同時に融合していた
少女を抜き取られーーーー
「...ちちっ、やったな...エタニアル...。
んじゃ、決めろっっっ!!!」
[やっ...やめぇっっっっーーーー]
断末魔の雄叫びを上げて苦しんでいる所へーーー
「ぉう!!!...業悪を瞬断する一撃!!
節子の悼み、思い知るが良い『憤怒/解放
【アラガンス・プリズナー】!!!」
止めを刺すべく斬撃が打ち放たれた!!!

「終わった....。」
ギュパパパァァッッッッン!!!
真二つに引き裂かれたレィは瞬時に
歪みへと沈められ消えて行く....
「幸宏....。」
「これ、所々穴があいってっけど
ハダカよりましさ?」
ぱさっっ...。
投げ放たれた法衣は旨く少女の
上にかぶさり、恥ずかしそうに彼女は
トモに頭を下げる...
「...もう離さないぜ...おれは...。」
幸宏の瞳から静かに一滴の涙が
こぼれ落ちていた...。



9月2日(土)

第四〇六話 『誰でなく、ぼくの為に!!』(9.2.土)

「ワタシの事を無視して通り過ぎた?
無礼な、いや無作法だわ。
全力を持ってミンチにすべきね。」
自分が一時でも相手にされなかった
事に腹立てる三つ編みの少女は、
不意に肩に乗せた青白い炎から同じく
青白い湾曲(わんきょく)した刀を無から
取り出し、手にすると、『洋子』に
竹丸』を彼が預け、振り返った
瞬間に素早く斬り立てた!!
スキャァッッッン!!!
「なっ!?!ーーーー汚っ!!!」
「よそ見する貴方が悪いのよね。
ほらぁ、その身体で何処までワタシの
剣技についてこれるかしら?」
間一髪で避けた『光助』へ囁きながら
攻撃を続ける彼女の顔は常に
無表情でそれに恐怖を彼は感じていた...
「ちっっぃ!!!しつこぃなぁっっ!!!」
ガキャァッッッン!!!
追い詰められた所で“能力”を使い
変化し、腰から短剣を即座に抜き去り
彼女の連舞を受け止めた光助だった...が、
「まぁ、ずるい、ワタシは1本なのに。」
その言葉に一瞬“力”を抜かされ押される...。

「...竹丸...しっかり...キミなら
この程度....(頼っているのはぼく...なのか?)」
ぼくは目の前で繰り広げられれている
2つの闘いを見て、何故か
悔しかった...ぼくにも力があるのに
憤りをものすごく感じていた...
「ウィルスに感染した時も...何も
結局出来なかった...ぼくは助けられて
ばかりなのかっ?」
竹丸を横にぼやく自分にも嫌気が
刺していた...
ガキャッッッッン!!!
「ふっ、ワタシに2本程度で勝てると
思ったの?バカなオオカミくんだ事。
それより後ろにご注意よ。」
[ぎょぉぎょぉ!!!!]
「なっ!?!」
光助の居た物陰から何かが忍び寄り
躯を抑え込み動きを封じた...なっ、しかも
ズパアァァァッッン!!!
「ゎぁぎゃあぁっっん!!!!(右腕!?!)」
[ぞっなががぁっっ!?!!]
「良くやったわよ、『物陰の蜥蜴』【エルモール】
役立たずの“支柱”達よりずっと良い、偉いわ。」
あの女...自分の部下を...殺して....
何故か知らないけどぼくはその系統の
奴には我慢が出来ない...その時、既に
ぼくは立ち上がっていた...そして...。

カッンカツカツッッ!!!
「ん?何にかしら?」
パシッッッン!!!
「その腐った根性、叩き直してやるよ...。
このぼくが!!!」
突然!!『偽りの魂』【レイヴィンド】の
下へと歩み近付いて行った洋子は
彼女の顔をひっぱたくとたんかを切る!!!



9月3日(日)

第四〇七話 『頼れる目覚め』(9.3.日)

「このワタシに手を上げた?
支配者である『偽りの魂』【レイヴィンド】に?
あんた、ただじゃ済まさないよ?」
ぶたれた頬を摩りながら、即座に
ぱぁぁぁっっっん!!!
ぶち返した少女は『洋子』を睨み付け言い放つ!
「ふん、お前みたいな奴の平手打ち
なんか喰らったってぇっっ!!
ぼくに効果は蚊ほどもないねぇ?」
すかざず言い返す洋子も鋭い瞳で
三つ編みの少女睨み付けた
「痛ぃ....オレっちの立場は?」
「ひっこんでなさい、おーかみくん。」
「ぼくが決着を付けてやるよ...お前
名前は?...ぼくは洋子、三浦 洋子だ!!」
「ふっ、自らが名乗ってからって奴?
くくっ、ワタシの名前は『動産 マチカ
【どうさん まちか】...んじゃ、行くよ。
甘い洋子ちゃん。」
シュカァッッッン!!!
マチカは手にした刃を静かに洋子に向け
彼女が身構えるのをわざと待つ...。

「準主役の短剣『ダガー・オブ・サイザー
別名【リヴォルヴァー】...相手に
不足ないわ...勘違ぇの支配者マチカさん?」
新たに産み出した短剣を徐に構えた
洋子は彼女に向かい吐き捨てる...そして、
少しの硬直の後ーーーー
ヴィキャキャキャッッッン!!!
信念の相違を持つ2人の壮絶な闘いが始める!!
「あ〜ぁ、オレっち最近出番少なくなぃ?
(なくなくなくなくなくなくなぃ、BY=SDP,)」
割り込む隙も見られないので『光助』は
片腕を抑え静かに『竹丸』の下へと足を運ぶ...
「くくっぅっ!!!少しは痺れるじゃないか。
でもね、ちょっと役不足、洋子?これはどう?
乱・剣武『落花穿』【らっかせん】!!!」
「えっ!?!それって...っっくっっ!!?!」
ガキャァァァァッッン!!!
何処かで見覚えのある技に押され、
窮地に追い込まれる洋子だった...が、
「とどめ、ね!!!」
シュカカカカッッッン!!!
不意に解き放たれた物体に邪魔され
青白い刀を床へと落としてしまう!!
「....これは...飛び槍?...まさか!?!」
更に尻餅をついた洋子が振り返ったそこにはーーー
「ったく、ヨーは僕が守るんだってばよ!」
御津 竹丸が手の差し伸べ立ちはだかっていた!!

「くっ、ワタシに不意うちをクレルとは
坊や、中々ワルじゃないかぁっ!!!」
ジュカッッッン!!!
手からこぼれ落ちた刀を拾い勢い良く
無防備な少年に襲いかかろうとする
マチカだった、が...
「無駄だよ、お姉ちゃん。」
既に竹丸の“能力”により絡み捕らえられていた
それは彼女の意志に反し、
ジュパァァッッッン!!!
「....ぎゃぁぁっっすーぱっっ!?!(呼吸が?!!)」
マチカの喉仏近くを深く切り裂き
自滅させた!!!



9月4日(月)

第四〇八話 『吸収!!』(9.4.月)

「ありゃ?...『竹丸』...いないよ!?!」
不意に辺りを見回した『光助』は
遠目に竹丸が乱入していたのを見て驚き
声を無くしてベットに座り込む
「『ヨー』、大ジョブ?」
「ぅ...ぅん、ぼくは平気だが...
もう、大丈夫なのか?」
「ははっ、そこそこね...呼ばれる声が
して起きちゃったよ...誰かに側で、ね?」
意味深な言葉を放ち斬り裂かれた喉から
噴水のように血を吹き上げる『マチカ』から
なるべく遠ざかり、様子を伺う竹丸...
「こひゅ〜...おっ...ゆる...ぎぃ!!!」
すると、それを追う様に迫る少女は
暫くした後、絶叫してその場に倒れた...。

「...くっ、どうやら奴(やっこ)さん達も
片付け完了したようだぜ?」
彼女を背負う『幸宏』へ声を掛けた
『知也』は光助に声を掛ける
「やぁ、終わったようだね?」
「あぁ、あっけなくコト切れたさ?
竹丸も回復したようだし。」
だが、これでこの地『雪原地帯』での闘い全てが
終わった...そう心の底から思ってはいなかった
何かが潜んでいる...そんな邪悪な気配を
一同が部屋から感じた、その瞬間!!
「“メタファー”を探さなきゃ
ネッ!ヨー...?...どうしたの?」
「竹丸----ーーーうしろぉ!!!」
ぽたっっっ..ぽたた...。
「ききゃははぁぁぁっっ!!!!
この程度で終わりなわけないじゃ!!
ってか、メタファーなら返せないね。
何故ならそれこそがワタシの糧だからなぁ!!!」
血流をとめどなく溢れさせながら
立ち上がった少女が狂った様に叫び声を上げる!!

そして、狂気に取り付かれた少女の歓喜と
同時に部屋が牙城が崩壊を始める!!!



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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