『Classification !!』9月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




9月5日(火)

第四〇九話 『白虎妄執ー序曲開帳ー』(9.5.火)

雪原地帯』の支配者『偽りの魂
【レイヴィンド】は目覚めた『御津 竹丸』の
前に倒れた筈だったのだが...突如!!
立ち上がり復活した彼女は何故か歓喜の
声を上げながら崩壊して行く
牙城“眠れる雪の城”とその奥に
存在する“冷徹の氷河”に埋もれて消える...
「おぃ!!奴はほとけ!!逃げるぞ皆!!」
不意に『知也』の叫び声で皆は
行動を開始し、『夢の躯=飯倉 幸宏
【エタニアル=いいくらゆきひろ】が
板瀬 節子』を背負いその場
から瞬時に外へと移動出来る部屋へと
一行を導く...が、途中!!
ズギャッッッッン!!!
巨大な氷塊が頭上から6人へと襲いかかる
…しかし、その瞬間!!!…
「っっっ『火粒弾丸烈波
【メルティ・フレィム】ぅっっ!!!
ヴァギュォオオッッッン!!!
巨大な炎の渦がそれらを包み込み気化させる!!
「....『勇二』!!!!」
「ひどぃよ〜置いてくなんて〜!!!」
放たれた炎の先には部屋を探し迷っていた
挙げ句の果てに疲れて休んでいた勇二の
汗だくの姿があった
「ったく、君ねぇ...まぁ、いいや、
それより...えたに...じゃなかった
幸宏くん、本当に此処でいいの!?!」
勇二を連れた彼らはある部屋になだれ込み
此処で脱出を計ろうとする...が、
「えぇ、ここで...作動しない!!?」
そこには見慣れぬ器具が並んではいるものの
どれも電源が入っておらず始動する
気配をまったく見せない...。

「...『氷塊槍』...これを...。
Keyに...なってる...わ。」
あちらこちをいじる、も...動く気配すら
みせない器具を前に絶望を感じていた
彼らに騒ぎで目覚めた節子は言葉を
放ち、背にしていた槍を幸宏に手渡した
パキュッッッッッン!!!
刃と同じような穴に差し込んだ瞬間!!
轟音と共に器具は息を吹き返す
「それで節子、どうすればいいんでござ...
良いんだ!?!」
つい言葉の端々に“支柱”時の癖が出ながら
真剣に問いかける幸宏に答える節子は
自らの“力”で立ち上がり
ガチチャッッッ!!!
「ロックは外した...これで転送
可能だ...くっ...私の“能力”が生み出した
モノだ...さっさと中心のサークルに
集まってくれ...開始する!!」
転送装置の機械に“on”を入れ5人を
円陣が描かれた場所へと寄せ集めた
「キミはどうするの?...そこからじゃ
一緒に----ーーー」
「私の愚かさが彼をも巻き込んで
しまった...操作する誰かがいなければ
この装置は動かないんです...さよなら。」
じゃきゅるっっっっん!!!
そして、言葉を待たずに装置を発動させた節子は
崩れゆく部屋にたたずみ瞳を閉じた...。

「...そんな、何の為におれは...。」
“絶対零度の灼熱”が存在していた場所まで一瞬に
して飛ばされた6人は崩壊して行く
城を目に静かにたたずむ...
「じょぶだよユッキー。」
不意に『竹丸』が幸宏に声を掛けた...
「気休めはーーー」
「にゃは、やるね、竹丸くん!!」
振り返る幸宏、するとそこには
少年の腕に持たれた節子の姿があった!!!



9月6日(水)

第四一〇話 『白虎妄執ー魂喰らいー』(9.6.水)

「夢なら...夢なら醒めないで...本当...
なのでござるか?...『節子』!!!!」
あの瞬間!!『スネイル・ピアザー
【飛び槍】を即座に放った『竹丸』は
節子の崩れゆく躯を捕らえ引き戻し
同時に転送させる事を可能としていた!!
「...私は...『幸宏』...これは...
そう...駄目だったのかな?」
不意に目覚めた少女を彼に渡した少年は
静かにその場から立ち去り他の仲間の
様子を見に行く、それを見て彼は徐に
頭(こうべ)を下げると彼女に向かい囁きながら
「...某達は生きているのでござるよ...。」
横から甘く口付けた...
「...私は許されるのかしら...。」
「大丈夫さ?...おれも同じだからな。」
城は遠目に崩壊を終え、これでこの地の
支配者は崩れ去った...だが、誰もがそう思った
…次の瞬間!!!…
「ちょっ!?!...何?あれ!?!」
突如!!!瓦礫と化した城が盛り上がり
「ひっ!?!『光助』〜...
何か出るよっっっ〜〜〜(脂汗)」
氷塊をもろともせずに今、何かが立ち上がる!!

洋子』はそれから言葉を無くし
『勇二』と共に、唖然(あぜん)とたたずむ
「『トモ』...そぉいやぁ、奴...。
復活してたよな?」
冷や汗を流しながら光助は呟き
知也の方を向いた....
「あぁ...喉を切られてたのに、
けらけら笑ってたさ、“メタファー”が
どうだら叫びながら。
(それはそうと右腕から血ぃだらだら出てるけど?)」
トモの言葉に呼応するようにホウコウを
上げながら残骸から立ち上がった巨大な
何かはこの世のモノとも思えない
気配をみなぎらせ、彼らを凝視する!!
ジュギャァァッッッッン!!!
「雪崩!?!」
洋子が叫ぶと、同時に謎の生物の雄叫びに
より振動して起きた雪崩が巻き起こり
7人を包み込みやがてはこの地帯の
全てを飲み込む勢いを見せる!!!
「ヨー...メタファーって心だって
あいつら...言ってたよね...あの女...
糧って叫んでたよ...。」
唐突に呟き彼女を見上げる少年を抱き締め
「...解ってるわ...皆の心を魂は
ぼく達が絶対に取り戻す...。
“ミスルーのナイフ”...!!」
左手にナイフを構え掲(かか)げると、横から
「ボクも...きっと止めてみせる!!」
火炎系魔法を作成しようと勇二も姿を現す...。

「勇二...ぼくに併せて!!!」
「解ったよっ!!!『火“炎”粒弾丸烈波
【メルティング・バレット・フレィム】!!!」
二人の攻撃は重なり横一線に広がり続け
真上から押し寄せる雪崩を一瞬の後に
気化させ、危機を打ち壊す!!!



9月7日(木)

第四一一話 『白虎妄執ーLOVE & JOYー』(9.7.木)

「クスッ、そう....『マチカ』...いや、
『偽りの魂』【レイヴィンド】の本領発揮
ってとこかしら?」
バイリンガルの少女は雪崩を諸ともせず
その場にたたずみながら呟き
巨体の化け物を見上げる...
「『月乃』様の覚醒が近いのは
彼らの様に闘い、解放しようとする者がいる
からなのだろうか?」
猛威を振るう化け物は一行を見付けると
それを凝視し、襲いかかる!!
「...ふふっ、『幻魔』の正体
この世界の真の姿を知った時、彼らは
どうするのかしら?」
意味深な言葉を放つと少女はそれを
傍観し、髪をかきあげた....。

「やるぅ!!!『勇二』『洋子』!!!」
「ヨーっ!流石!!」
「へぇ、勇二くんやるじゃん!!」
思わず声を上げ駆け寄る仲間達...だが、
そこへ雪崩を引き起こした張本人が登場する!!
...ムォオオオオオオッッッ!!!
奇妙な雄叫びを上げた、次の瞬間!!!
ヴィキャキャキャッッッッッン!!!
「え”っ?!?」
「なっ...この距離を詰めて!?!勇二くーーー」
キュルルルッッッ!!!
一瞬にして距離を詰めた、レイヴィンドは
反応の鈍い勇二の目の前に姿を現し
耳らしき場所まで引き裂けた口を
め-いっぱい広げ、そこから波動弾の様な
光を収束させた何かを放たんとする...が、
「僕に任せて!!いっっっけっっっっぇ!!!」
ジャララララララッッッ!!!!
直撃が放たれる、その前に一瞬早く
動いた『竹丸』の『スネイル・ピアザー』が
勇二のぶにゅっているお腹に巻き付き
自分の側へと一気に引き寄せ、回避させる!!!
「さ...さんきゅ〜...竹丸く-んってか...
何か酔ったよぉ〜〜〜(ばて。)」
突然の事に対応出来ず何がなんだか
掴めていない勇二は困惑し、気化させられ
地表が露になった地面に尻餅を付く...。

「おぃおぃ、こいつ....レイヴィンド
なのか?...なぁ???」
不意に『知也』は『幸宏』に話しをフルと
身構え、仲間の安全を確保しようと
鈍い勇二をカバーする光助を横目に
ヨーの側に付く...
「...青白いあの炎と融合...した
あれがレイヴィンドの真の姿...。
かつて一度だけ見た事があるわ...。
まだ私が『雪原の雌豹』【レキ】で
あった頃に...あの女を封じる為時に...。」
『節子』は『無限の雹気』【ルーズ・ベルト】の
事をほんの少し思い出す...。



9月8日(金)

第四一二話 『白虎妄執ーYou are want dream'sー』(9.8.金)

「あの女なんだな...。」
『洋子』は静かに展開し、敵の動きを伺う...
「それにしても、さっきより随分とマガマガしい
気配を放ってやがるな...。」
それを追う『知也』は、呟き素早く行動に移す
ムォオオオオオオッッッ!!!!
全身を薄い水色が纏(まとい)、日の
光を反射し、氷の様な表皮見せ、
瞳は見開き黄色く輝く、更に大きく開いた
口からは全てを飲み込み打ち砕く勢いで
ホウコウと波動弾が幾度となく放たれる!!
「識別はして攻撃を繰り出してるのか...。
『勇二』、魔法で...オレっちを援護
してほしいんだけど?」
「あひぃ、...んっあぁ!じょぶだよ!!!
(多分、きっと、ちょっち...やばぃ!?!)」
4方向に別れた7人は、囲んだ所で
一斉に攻撃を放とうとする...が、しかしーーー

...ワタシノ邪魔ヲスルナッァァッッッッッ!!!
キュワワワワワワッッッッン!!!
四方八方から唐突に排出された生きた
炎、彼女により産み落とされた邪悪なソレが
大量に放たれ取り囲んでいた7人へ
変則的な動きを繰り出しながら襲い掛かる!!
「わっ!?!わぁぁっ!!!」
「...絶剣『回転無連双乱舞』!!!」
ジュカカカカッッッン!!!
徐に腰を捻り上げそこから2刀の
目に見えぬ攻撃で斬り裂き炎を払う『光助』だが、
「あっ...ありがん、光助〜。」
「ぜひぃぜひぃ...まかしとぃて〜...はひぃ。」
流石に2人分は辛い...
各々各個でそれらを撃破するも卑劣にも
「ちょっっ!?!何か来るぞ!?!」
「洋子!やばい!!右翼に避けろ!!」
敵からの波動弾が更に襲う!!!

ジュキャァッッッッン!!!
「ってか、無駄だってばよ?」
しかし、それは武具でシールドを作り出した
『竹丸』によって殺傷力はかなり削られ
最小限に食い止められていた!!



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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