『Classification !!』8月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

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8月29日(日)

第三十八話 『嵐の後で...』(8.29.日)

「『キョウ』お姉様ぁ〜!!大丈夫
ですかーッ!!」
「キョウおねぇちゃん!!」
流石に上空から落とされ
地面に衝突しかけて
少し青ざめている『京香』の下に
さきほどの少女と少年が足早に
歩み寄る
「…大丈夫よ、それより二人が
無事で良かった...。」
少し間を置いてからそう言って
キョウは、二人に微笑みかけていた
「あの...『ハウリング』ごめんねぇ...
ボク...役に立てなくて..
その〜...うぁ?!」
今の事で、すっかり
しょげてしまった『勇二』を
ハウリングは、少し土の付いた
ふかふかした手で抱き締めると
「あはははっ...そんなの、気に
する事ないのにな〜、おいらが
そんな事で勇二を咎めると思った?
だいじょぶ!おいらは、いつでも君の
味方だし君を信じてるからっ。」
そう言って勇二を慰めていた。

暫くして事が少し治まり出すと徐に
二人があたし達をこの街を『能力』で
護っていると言う『メルティ』の居る
民家に連れて行きたいと言うので
それを承諾し、二人について行く事にした
「ここは...普通の家みたいだけど...。」
あたしは、辺りをくまなく見回して
見たが、その民家にとても偉い人が
住んでいるとは思えない質素な外見を
していた...でも、二人に案内されて
中に入って見るとそこは...
「うぁ〜凄いねっ!!キョウ〜
中って外側と違って広いしそれに〜!!」
その小さな外見とは、違い内側は、
宮殿の様な作りになっていた、あたしも
少しそれには、驚いたがもっと
驚いたのは、勇二君の食欲だった…
奥の部屋に走って行った勇二君は、
大きなテーブルに何時の間にか出されて
いた出来たての様な、料理を
貪っていた...ってさっきもーーー
「『食べてたのにッッ!!!』
でしょ?キョウ?」
あたしが叫ぶ前にハウリングに
言われてまた少し驚いたが…
そっか、一緒に…何日も一緒に居れば
アレくらいもぉ日常茶飯事って感じ
なのかな?あたしは、一人でそう
納得し、
「毎日大変だねぇ…。」
そう言うと失笑しているハウリングの
肩を『ポンッ』と叩き
食事中の勇二君を置いて
メルティの待つ部屋に
勇二君の食べっぷりを呆れながら
眺めていた二人を急かして進んで行った。

宝石を少し散りばめた扉を
通り抜けるとそこには
美しい16〜19歳位の
肌着にローブを身に纏った女性が
揺り椅子に腰を掛けていた...そして
ハウリング達に気付くとそこから
2人の下に歩み寄り軽く挨拶をし
早速本題である、この森林地帯の
支配者『絶極の隼』【ディープ・スカイ】の
待つ『風読みの塔』の事を説明した。



8月30日(月)

第三十九話 『強化』(8.30.月)

「彼、『絶極の隼』【ディープ・スカイ】の
待つ『風読みの塔』へ行くには...
ほら、そこの窓からでも見える
ようにあの緑色の塔を目指し歩けば
良いのです。」
『京香』と『ハウリング』は、徐に
窓から外を覗く...すると大きな塔が
二人の眼前に広がっていた
「…あれが...風読みの塔...あいつが
いる場所ね…。」
キョウは、さっきのディープ・スカイの
行っていた事を思い出しまた激昂している
「『メルティ』さん?貴方は、何故
あいつと闘わないの?」
ハウリングは、そう言うと窓から
目を逸らした
「ふふっ、私の事はメルティで良いですよ
...そうね、私も闘いたい...けれど
私が此処から離れると『幻魔』達から
住民を護れなくなりますから...それに
私では...いえ、この世界の能力者では
今の彼には、勝てないでしょう...。」
「…何故?」
キョウは、少し苛付きながら
メルティにそう言葉を投げかける
「...彼は、あなた達の世界から来た
能力者...そして、幻魔と融合し
更なる力を得た
..『幻魔人』だからです...。」
「幻魔人!?!...二つの力を合わせ持つ
化け物...だからあんなに
強かったのかぁ..。」
ハウリングは、敵が同じ人間である
だけで驚いていたのに融合体であると
聞かされ更に驚き興奮していた。

一通り説明を受けた二人に向かい
メルティは、激励を送ると更にキョウに
「これ、あなたになら扱えると思うから。」
そう言って丁度背中に背負える位の
片手で持てそうな剣を受け渡した
「これは...凄い!!軽い!!」
試しにその剣を引き抜いたキョウは
その見た目とそぐう軽さと扱いやすさに
歓喜してメルティにお礼をした
「その剣は、中心の穴に核色の
オーブ』をはめ込む事によって
真の力が発揮出来るのですが...
残念ながら此処には、『七つ』の
オーブのうち一つ『風の核色』しか
ありません...それは、既にはめ込んで
ありますので残りのオーブを探す事が
出来れば...。」
「そんなに凄い剣を頂いて
いいんですか?」
キョウは、剣の説明を聞くと
そう言ってマジマジと中央部に
はめ込まれていた緑色の宝石を
見つめた
「当然ですよ、あなたはこの街を
たった一人で『背徳の蛇』【イズム】
を打ち倒して救ってくれた方
なんですもの...それにこれから先
武器でもなければ危険ですよ。」
それからメルティは、少年と少女に
二人を食卓に招待させる、だが
その部屋には、お腹を膨らませて
大の字でテーブルの上で寝そべっている
勇二の姿があった...。

「あはっ...もぉ食べらんないよぉ〜
げふっ(眠)」
二人は呆れてもぉ言葉を無くし
それを見て一瞬驚いたメルティは
少しすると暫くの間笑い転げていた
(どうやら笑いじょうごらしい。)
その後3人は、少女と少年に見送られ
メルティを後にし
ディープ・スカイの待つ風読みの塔に
向かって行った。



8月31日(火)

第四十話 『ヴィレット』(8.31.火)
(祝!!四十話&丁度8月の章終了!!)

3人が『メルティ』の街を出て『風読みの塔』に
向かうには、目の前に広がる
緑色の塔を目指して
歩き続けて行けば良いと最初思っていたの
だが、メルティの話しでは、さらに奥深くに
ある街『ヴィレット』からの道から
しか進めない事を聞かされ為に
まずは、街を目指して歩き出した
「ねぇ〜なんで、あの緑に向かって
行っちゃうだけじゃダメなんだろぉ〜?」
『勇二』は、『ハウリング』に
甘えるような声を出してそう聞いた
「ん〜多分ねー...結界みたいのが
あって隙間がそこの街しか
ないからじゃないかなぁ〜。」
勇二の質問に即答でそう返した
ハウリングは、メルティから
出発前に貰った森林地帯の全体が
描かれている地図を目にしながら
自分達のいる位置を随時確認していた。

暫く歩き続けると、どうやら
メルティ側の森林を抜けたらしく
高原の様な場所に出ると
一気に異様な殺意が辺りを
覆い尽くしていた...
「…二人共気を付けて...何かいる…!!」
『京香』が二人に向かってそう
静かに冷静に言うと
肩に背負っていた先ほど貰った剣を
素早く引き抜いた、その瞬間!!
[死ねッッッ!!!!!]
ガギャギャギャーーッ!!!
キョウは、突然上空から飛びかかって
来た謎の『幻魔』の剣を自分の
剣で受け流すと、その幻魔の
顔を睨み付け
「…気配くらい...隠しなよッ!!」
[!?]
ドガッツ!!
そう叫ぶと右足からの勢いをつけた
蹴りを喰らわせる、がしかしその
幻魔も同時に左足で蹴りを繰り出し
キョウの攻撃を相殺してしまった!
ドカガガカッ!!
「…へぇ...やる!!」
二人の攻防を見て呆気に取られていた
勇二を取り合えず安全な場所に
移動させるとハウリングは
キョウの加勢に入って行こうと
したのだが、その瞬間
別の方向から殺意を感じ
その方向に
振り向き様に腰から二本の
短剣を素早く抜きさり両手に構えると
物凄い速さで槍を構えながら
こっちに向かい駆け抜けて来る
幻魔の攻撃をギリギリの所で
受け止めた!!
ガキャーーーッッッン!!
「『絶極の隼』【ディープ・スカイ】の
刺客か!?」
ハウリングがそう叫ぶとその幻魔は
[...ふっ、だったらどうする?]
そう言って挑発し、また槍を素早く
振り上げるとハウリングを
追い詰めて行った。

ボクは、二人の闘いを見て
な〜〜んか嫌な予感がしていた...
何気なくボクが芝生の地面を
ちらっと覗くと...あ”ぁ”!!
「ぅあ!?地面がモコッて!!」
地面が割れるとそこからは
これって...モグラ?みたいな
幻魔が現れてボクに
[ぅきゃきゃ〜お前の相手は
僕がしてあげるー!!]
そう言うと...いきなし
襲いかかって来たよぉ〜ぅあ〜助けて
ハウリング〜〜〜っ!!



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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