『Classification !!』9月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




9月17日(日)

第四二一話 『白虎妄執ーセンプティションー』(9.17.日)

偽りの魂』【レイヴィンド】とは
動産 マチカ』自身の“能力”
呪縛の青白炎』【ヴァッド・ウィプス】
そのものだった、ソレを身に纏う事で
真の“力”を解放し、炎の餌として
使っていた“メタファー”を偽りの
魂の糧とし、無限の命を得た...
完全な存在となった彼女は自らの計画を
邪魔し、潰そうとする一行を次々と排除
して行くが...再び立ち上がった『三浦 洋子』の
阻害に合い、先に彼女を始末する事を決め
{ふっ...白刃のそっちを始末
しようとも関係ないのよね、ワタシに
手を出した事を後悔しろぉ!!!!}
即座に襲いかかる...が、
「白刃も含めてネタばれだっつーの
そっちなら“ミスルーのナイフ”!!!」
ジュカァァッッン!!!
既に攻撃の手を知り尽くした彼女には
歯が立たず、短剣が持つ“力”に白刃は
吸収されてしまう!!!

{そんな筈はーーーーー}
ダッ!!ダダダダッン!!!
「あんたの手札は尽きた...白刃には
二通りの攻撃方法と意味があったんだよな?」
いつの間にか手にした漆黒と銀色に輝く
拳銃の引き金を引き、マチカの身体を
徐々に蜂の巣へと変えて行きながら洋子は
前に進み更に続ける
「一つは刃を硬質化したブーメンラン状の
武器を射出して攻撃....そして、もう一つは
魔法として炎を刃にして打ち出す...これを
交互くらいに放っていた、だから
勇二』に出された魔法壁に
攻撃が封じられたんだもんね?」
{ぐっわゎっっ!?!!....ちぃっっ!!!
そこまで解っているんだったら、これならぁ!!
W(ダブル)・白刃っっ!!!!}
カヒャァッッッッッン!!!
本体にダメージは無いものの鎧は
削り落とされ内部が剥き出しになろうと
していたのを察知した彼女は焦りつつ
迫り来る洋子に魔法と物質両方の白刃を
打ち出し迎撃に掛かる...も、
「『魂喰らい』【Do As Soul STUFF】
ってのがなきゃ...おまぇは...『竹丸』に
倒されていた、その後もね...そんな卑怯な
奴の攻撃なんかぼくに効果はない!!!!」
両手にした銃を瞬時に手放し、その替わり
短剣を徐に2本、手にした洋子は、叫びながら
双方の白刃を打ち破り、同時に走り込み
マチカの装甲を完全に斬り砕く!!!

「そっか....だからボクの
魔法疑障壁』【マジック・サークル】で
受け止められる事が出来たんだ...。」
洋子の闘いをまじかで見つめる勇二は
呟き、それに食い入る
{くっ...はははっっ!!!いくら
アンタがワタシを砕こうと...も...!?!}
ギュバァッッァッッッッン!!
「別空間に行ってしまえば再生も
出来ないんじゃないかな?
空間断裂...“スレイヴァー・スピリッツ”。」
彼女の能力が発動しようとしまいと
この世界から完全に生を断ち切って
しまう一撃を放ち、喰らわせた洋子は
静かにその場にたたずむ...敵の最後の
思惑を考えずに...。



9月18日(月)

第四二二話 『白虎妄執ー死者への手向けー』(9.18.月)

{うっっ....ワタシの身体が内側に
吸収されて...いるだと!?!!
...貴様ぁっっっっ!!!!}
激昂する『マチカ』は悲鳴にも似た
声で叫び、完全に身体が消滅する前に
大胆な行動をみせる、それはーーー
ぷっしゅぁぁっっっっっっ!!!
「えっ?!!(嘘でしょ!?!)」
自らの身体に白刃を放ち、引き込もうと
する風穴から上半身を断ち切って
しまう事だった!!
{くぐっ!?!...“メタファー”が
ある限りワタシは無敵ぃぃいいっっ!!!}
そして、瞬時に片腕で光り輝く魂を
各(おの)が糧にせんとする...が、
「させるかよ?...そぃつは....返して
貰うぜ?....『スネイル・ピアザー』!!」
ジャキュルルルルッッッ!!!
…その一瞬!!!…
「『竹丸』!!!」
少年の左腕から繰り出された【飛び槍】が
彼女の左腕を捕らえ、メタファーを
絡み取り奪う!!!
{!?!!}
言葉にならない声を上げながら彼女は
少年を睨みつけ、上空から一気に地上へと
落下しようとする...。

「無様だわ...。」
高見から見下ろす少女は、静かに
呟くと、吹き荒れる風に髪をなびかせる...
「やっ...やった!!!」
不意に『勇二』は確実に勝った事で
歓喜の声を思わず上げ、立ち上がる
「最後まで頼りっぱなしだったね...。
竹丸、本当...ありが---ーーー」
「『エレメント・ファイア
【青白炎の乱舞】!!!」
ヴァジュアォオォッッッン!!!
…だが、次の瞬間!!…
『洋子』の言葉を遮るように爆炎が
巻き起こり、周囲を焼き尽くす...
「げほっ...なんっ...お前は!!!」
「...あんた...まだ生きて!?」
爆風の中心にいたのは崩れひび割れた
狐の仮面を被る自身もまた傷ついた
魂の狐』【ムツキ】だった...
「すぃませんね...貴方がたに彼女を
あやめさせたくはないのです...。」
{ぐっ...ムツキ...今更...何故!!?}
「......。」
彼女の問には答えず、ただ黙って首を
横へと振る...
{そう...ワタシ..も...ただでは
終わらない...炎をよ!!!!
集束し、全てを凪ぎ払うが良い!!!}
それを解っていたかの様に彼女は
笑みをこぼすと自らの“能力”を暴走させる...。

最後に支配者が起こした行動は
自爆だった、それもこの地一帯を
巻き込み消失させてしまう程の威力を持つ...
「うっうそっっっ!?!わぁっゎ!?!
どうすんのぉ!!?!!」
「ヨー、やばいガードが!!?」
「間に合わない....もう。」
唐突な出来事に成す術なく、閃光に飲み込まれて
しまった一行...果たして...。



9月19日(火)

第四二三話 『白虎妄執ー現世で!!!ー』(9.19.火)

あの女ぁ...自爆なんて、今時流行らねぇ〜
ぼくは閃光に目がくらみそうになる
中で思わず舌打ちをしていた...ナイフで
無効にする事も出来ないし、まさに
お手上げ、でも...ぼく達あの場にいた全員が
「くっっっ!!?!.....なっ!?!
何してるんだ、二人共!!!」
次の瞬間、青白く輝く閃光を自分の...自分の
体を犠牲にして掌握(しょうあく)して行く
様を垣間見る、表現的には全員ではないの
かな...ぼくは彼らを見つめると、それに
気付いた二人は笑みをくれた...。

『マチカ』が“能力”をオーバ・ドライブさせ
ようとした時、既に動いていた者達がいた...
元“支柱”『幸宏』と『節子』...
2人は自らの身体に宿る防御能力を
形成原状』により高め、発動し
結界を生み出す...
「...幸宏?...お前ら...。」
知也』は目映い光の中で
上を見上げ、声を漏らす...
「....後始末くらい、おれ...いや、
某達が付けるでござるよ...。」
「君らがそこまでするーーーー」
最後まで言葉を放たてさせない様に
彼女は『洋子』の声を遮り
「のうのうとして此処にいられるほど...私も
強くないから、それにこいつと一緒なら
...何も恐くない...心配しないで?
人間も『幻魔』達と同じように
移行されるだけだから...向こうで、現世で
貴方達の様なヒトが二つの世界を解放
するのを...戦いながら待っているわ!!!」
そう言うと笑みをこぼす....。

「約束したからな...。」
洋子は不意に言葉を返す、次の瞬間!!!
ヴァギュアォオオオオッッッン!!!
集束された障壁の内部で核爆発の様な
爆発が巻き起こり轟音だけが辺りに
空しく響き渡り、静かに彼らの姿と共に
掻き消えてしまう....
「...律儀(りちぎ)じゃねぇか...。」
上空を見上げたトモの前にフワリフワリと
情感の羽衣』へと機械進化した
法衣が舞い降り、彼の手の中へ納まった...。



9月20日(水)

第四二四話 『白虎妄執ー破綻の追撃ー』(9.20.水)

「本当に終わった...。
『ヨー』...僕達勝ったんだよね、
これで皆、復活出来る!!!」
彼らのお蔭で被害を被らずに済んだ
雪原地帯』に5人は立ち尽くす...
「へへっ....ったく、
ずぃぶんと...オレ今回は疲れたかも?」
気を抜いた途端に溜まっていた疲労が
一気に押し寄せ、思わず呟く『知也』
「オレっちも少し....たるぃ....。」
腕の出血が漸く止まり出したのは今ごろで
少し『光助』は貧血になりかけてた...
「こーすけ!!大丈夫?....あはっ、
血は止まったんだねぇ〜。」
不意にそんな彼の下へ『勇二』が走り寄り
近場で繰り広げられていた激闘の
凄さを少々興奮気味に伝えていた
「...彼らがいなければ...この地帯
って今、存在してなかったかも...。」
「悲しんではいらんないよ!!!
ヨー...この“メタファー”で皆を
ヴァルキ』の人達を復活させよーッ!」
「そうだね、さぁ〜ってと、んじゃ戻ろうか?」
皆がみな支配者を撃破した事で
確実に気が緩んでいた、そこへ唐突に
上空から雪が舞い降り...同時に何者かが
彼らの前に姿を現す...。

「ご機嫌様、皆様?」
目の前から姿を吹雪と共に現した少女は
はにかみながら静かに声を掛けた...
「あっ!!?...あんたは...あのロープウェイに
乗っていた...まさか、敵なのか...。」
自分のタイプの少女が敵であると
認めたくないトモだったが突如、叫ぶと
拳を徐に構える...
「そう、貴方とは会っていたかしら?
ドンッウォーリィ!...心配しないで
大丈夫...此処で皆様を除去させて
頂きます...。」
それを見て、感心しながら返事を返した
少女は唐突に手にした刃を一行に向ける!!
「『竹丸』...どうやらまだ終われない
みたいだよ...。」
「ヨー、動ける?」
突然!!姿を現した来訪者に戸惑う
5人だったが、直ぐに理解し、各々
攻撃体制を反射的に行う
「光助、ボクなら平気だから....。
今度はボクの後ろに居てよ。」
「ははっ...お言葉に甘えさせて貰う、ぜ?
(っつつ、動脈だったのか...切られたのは...。)」
一応反応を見届けると、
「一応自己紹介が必要かな?
ふっ...名前だけで死者への手向けには
十分ね、敵と値しない者など...。
ルクレツァ』そう呼んで
貰って構わないわ、それじゃあ...せいぜい
先の様に足掻いて見る事ね?」
彼女はゆっくりと向けた刃を下ろし
わざと彼らに攻撃を誘う...が、
チュッッキュッッン!!!
「そんな芸当が出来るのか?
....何?ぼくが拳銃で攻撃しちゃまずかった?」
何かに感づいた洋子が銃にて先手を遠方から放つ
「あははっ、警戒しているのね?
それならこっちが出向くわよ?」
すると、不意に放たれた銃弾は刃を水平に
構えた少女によって軽く弾かれてしまう!!

雪原地帯の幕は未だ降ろされていなかった...
異界の闇覇者』が一人、ルクレツァと
対時する4人は警戒しながらも距離を
保ち攻撃を仕向けるが、尽く彼女の
居合いの前に崩れ落ちて行く....
「...あの二人に申し訳が立たないじゃない
こんな...ことじゃあっっ!!!」
だが、洋子は不意に手に短剣を持ち替え
ルクレツァに無謀だが接近戦を挑む!!!



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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