『Classification !!』10月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




10月1日(日)

第四三五話 『薔薇の洗礼』(10.1.土)

雪原地帯』が解放される、その間...
隣り合う『水辺地帯』へと足を
踏み入れた『雹ノ 京香
海驢 智明』『雪ノ城 春化』の3人は
既に支配者である2人の少年が仕掛けた罠に
腰までズッぽりとはまってしまっている事に
気付くワケも無く...再生と破壊を誘う街
ソルベ』へ向かう初戦を終た...
「早く-しろや!!俺様は腹減っとんねん!!!」
先の闘いで何か思い当たるふしが
あり、それを考えていた
「...あっあぁ、今行く...。
(あのガスマスクの下...アレは...それに
...あたしの攻撃を受けて学習した...。)」
キョウは2人より遅れながら、門を潜り抜ける...
キュィィッッッィッッ!!!
「自動みたいね?」
ハルカは呟くと自然に閉じて行く扉を
ジーッと眺め、続けてキョウに
「ねぇ?どうしたの?何か考えている
ようだったけどぉ?」
そう声を掛け返答を待った...。

じゅぷぷっっ...。
「あっ...ぅっぅん...。」
「ふふっ、『』【あきら】は敏感
すぎるのさ...さぁ〜て、締め付けが
強くなる前に...一つだけ置いておいた
駒を動かすかな?...プレイヤーの自由行動が
終わったら、はつ...ぅ...あっ...どぉ...。」
シルクのベットの上で戯れる2人の
少年は汗をかきながら片方がうなだれ
シルクのシーツを握り締め、もう片方の少年が
まさぐる様に下腹部を動かしている...
ラリ〜〜〜ンッ!!!
「はぁっ!?!」
まさに今、キョウが先の春化の質問に
答えんとした、その瞬間!!!
上空から何故か薔薇の花びらが舞い散り
彼女達を包み込む...
「なっ...なんだ、これは?...そうか...。
ハルカ!!...その薔薇に触れるな!!!」
一見何の変哲も無い綺麗なだけの花びら...
だが、キョウは即座に薔薇の花びらの変化を
目で捕らえて逃さなかった!!
「えっ!?!!...どうし...きゃっ!?!
なっ...変色して紫色...に???
何で!?!地上に落ちた花びらが!?!」
舞い散る花びらは上空から下降する間に
真紅の赤から地面が近付くに連れて、本来の
赤身を消し、徐々にドス黒く変色した
紫色へと変化していたのだ!!!

「...出て来なよ?...ってか、バレバレ
なんだけどな?...『風の核色』!!!」
シュパァッッッッン!!!
不意に背中から剣を抜き去ったキョウは
風の“力”を発動させ花びらと、共に
真横にある店の看板を疾風で攻撃する!!
〜その頃、智明は〜
「おっさん、もう一杯、丼もんくれや!!!」
さっさと、食堂に入り食事に勤(いそ)しんでいた...。



10月2日(月)

第四三六話 『再生の楽園』(10.2.月)

バッキョォッッッン!!!
「ほぉ、キミ...筋が良いね?」
看板が吹き飛ぶと同時にシルクハットを
被り、合わせるかの様に全身真っ白いスーツに
身を包み込んだ何者かが、その姿を現す...
「...手袋までして...快盗キッドかっての?
...あんたの薔薇、趣味わるぃな?...。」
身体まで斬り裂く勢いで放った筈の
風の刃を受け止め握り締め、消滅させて
しまった人物を見て、警戒しつつ剣を
構える『京香』は言い放つと同時に飛びかかる!!
しゅぱぁっっん!!!
「ほぉ?見たとこ...まだ人間の様だ...。
失礼、お嬢さん方のお名前は?」
人物は先に動くキョウの軌道を完全に塞ぎ、
前に立ち、剣を片手で軽く受け流しながら
2人にニッコリと笑顔で喋り掛けた
「...なっ!?...こいつ!!!!」
「キョウ...この人...邪悪な気がしない...。
多分、『幻魔』ではないわ...。
恐らく敵でも...???」
自信を喪失させてしまう程の芸当を
見せた人物は『春化』の声と共に“力”を
緩め、剣を構えるのを彼女が止めた事を
確認すると改めて、声を掛けた...。

「後れました、お嬢さん方...ワタシは
貴方々を試させて頂いたのです...。
申し訳ありませんでした、改めまして....
ワタシはある専門学校生をこの世界に来るまで
していた『渡会 光恵』【わたらい みつえ】と
申します...それでは、お2人様は?」
随分紳士的な態度だと、取り敢えず
剣を納めたキョウは思いながらも、やはり
何処か異質なモノを感じ、警戒は怠(おこた)らずに
「...あたしは京香...高校生だ...。」
「あっ-あの、私は雪ノ城 春化...。
宜しくね!...えっと光恵...さん...?」
返答し、それに次いでハルカも応えた...
「あははっ、驚かれるのも無理はないでしょう。
ワタシはこれでも暦(れっき)とした
女性、貴方々と同じく所謂、女の子ですよ。」
ハルカの反応を伺いながら返事を返した
光恵は取り敢えず経緯を説明する為に
たった今、闘いにより看板が破損した
食堂へと2人を案内し、そこで『智明』と出会う...。

「…ったく、下品だな...食べるか寝る
しか考えられないのか?…。」
智明を叱咤するキョウは、呆れながら
おそばの様な物を口にした...
「しゃぁないやん!!...あっ!せや!
キョウもこの体型になれば色々
そのヘンの事、理解出来るんやないやろか?」
「...絶対、御免だね...。」
食熱による汗と責められてかいた冷や汗で
既に全身ずぶ濡れ状態の智明にキョウは
冷たく言い放つと、本題に入る為、
彼女に声を掛けた...。



10月3日(火)

第四三七話 『人生ゲーム=エヴァイゴイゴイゴ=』(10.3.火)
(銃殺された彼に捧ぐ(爆))

「それで、あんた...さっき妙な事を
言っていたよね?...。」
馬鹿喰いしている『智明』を置いて
『京香』は冷静にだが威圧的に言葉を放つ...
「京香さん、まだワタシを信用して
頂いてないんですね...仕方ない事ですが...。」
「キョウで、良いよ『光恵』さん。」
「ワタシも光恵で、出来れば“ミッツィー”で
お願いします。」
「ーーーーっ!?!!(ミッツィー!?!)」
「んふごぉヴぁがぁっっ!?!!
(なんじゃそりゃぁ!?!!)」
場の雰囲気(ふいんき)が異様な空気に
飲まれながらも軽快に話しは進む...
「...それじゃあ...ミッツィー、さっき...。
あたし達にまだ人間か?っと言ったよね?...。
あれってどう言う意味なんだい?」
「そうそう、それは私も引っかかってた!!」
不意に言葉を投げかけられても、動じる
ことなくミッツィーは返答する...
「そのままに取って頂いて構いません...。
貴方々が幻魔でない保証が無かったものでね。」
すると、それをキョウは聞くと我が耳を
疑う様な表情を見せ、思わず口を開く...!!

「はぁっ!?!...この街は...平気で
幻魔が侵入出来るのか!?!
(門の意味がないこと山のゴトシだな...。)」
それを見て困惑するハルカだったが、
彼女が落ち着いたのを見計らうと、同時に
「キョウ、だからって...周囲全てが
敵だらけでもないと思うから...。
その、ちゃんと話しを聞こうよ?」
「あっ...ぁぁ、御免、あたしとした事が...。
(さっきの事が尾を牽いている?このあたしが?)」
声を掛け、更に続けて光恵に向かい喋る...
「敵も...此処では人間の姿をしているとか?
あの門は人型で開くからかしら?,,,
あくまでも私の仮定だけど...ミッツィー
そのへんを詳しく教えて欲しいわ...。」
「いや、ワタシこそ説明不足で...すまない。
そうだな...ハルカ、貴方の言う通りでも
ある...それは正しく、逆に誤ってもいる...。」
すると、彼女は丁重に解り易く手順を
踏み、この街に付いて語り出した...。

「...矛盾してる...?」
唐突にキョウは呟き、考えた....
「そうかもしれない...この街、『ソルベ』は
再生を担(にな)うと共に破壊をも誘う...。
つまりーーーー」
ドギャァァッッッッン!!!
不意に彼女の会話を途切るように爆音にも
似た轟音が響き、その後衝撃波が建物を揺らがせる!!



10月4日(水)

第四三八話 『ヒトアラザルモノ』(10.4.水)

「ぐっ...いちち、なっ!?!...なんや!!
どないしたんや!?!
...ヒトが飯喰ぅてる最中や!ちゅうのに...。
ブツブツ...(せやから俺様は性交渉中にも邪魔は---。)」
衝撃でひっくり返った器に残っていた丼物を
頭から被り、そこへ汁物に襲われ何とも言えない
情けない姿になった『智明』は、そうブツクサ
言うと、さっさと外へと出て行ってしまった
3人の背中を目で追いながら、さてどうしたもんか?
っと考え暫し、沈黙した後ーーー
「おっさん、さっきの丼もん、再注文や!!」
真顔で言い放ち、店主を含め場に居た
者達を軽く唖然とさせていた...
「ふふっ、『京香』...いや、キョウさん。
中々の速さでしたね?」
「...ふっ、中々どうしてでしょ?...。
(こいつ...ヒソカっぽぃわ...。)」
振動が終わりえる前に出入口へと足を
踏み出していた二人にどうにかそれでも
付いて行く『春化』だったが途中で息を切らせ
「はぁはぁはぁ....----ーーーーっ....。
二人とも...体育会系なのかしら...(汗)」
一旦止まり、少しした後また走り出す...。

ヴァギュオォオオオッッン!!!
不意に彼ら二人の前へ爆炎から生じた
陽炎(かげろう)が漂い、更にそこから
得体の知れない禍々(まがまがしい)気配を持つ
見た目的には人間の様な者がその姿現す!!
「...眼が正気じゃないな...。」
一見普通に見える人物の瞳を一瞬見ただけで
異常性を見抜き寒気を覚え剣を抜き去るキョウ...
「ほぅ、...中々鋭いですなぁ...。
あの者こそ...ワタシが試した理由でしてね?」
それを横目に『光恵』は呟くと彼女より
先に前に足を踏み出しーーー
「ですが、此処はワタシに任せて貰うよ?
,,,初心者じゃ、怪我するだけだ!!!」
続けてそう言い放つと同時に、人物に接近する!!
「....む...むしゃかかっかかぁぁ!!!!」
今まで正常な様に見えた彼(か)の人物の表情が
明らかに変化し、それは既に人にあらざる者と
なって彼女に襲いかかる...が、しかし
らりぃぃ〜〜〜ん!!!
「このワタシに手を出そうなんて、
“雹”様でもないキミ程度の者が...。
さっさと楽にしてあげるさ?」
光恵は、人物の狂気をかわすように彼の肩に
手を置き、それを軸に背後へと回る、そして!!

「めしゃぁぁぁっっっ!!!!」
「あの一瞬で....場慣れしてる...!!」
人物が振り返ろうとしたーーーー
…次の瞬間!!!…
「薔薇の洗礼を受けるが良い...。」
ヴァシュオオォッッッッン!!!
何処からともなく出現させた薔薇の花びらで
その者の全身を先のキョウ達の時とは
桁違いの量で瞬時に包み込んでしまう!!!



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


他の項目を見るッスか?

最初に戻ちゃうの?



このページは GeoCitiesだよ〜 無料ホームページを見てねッ!