『Classification !!』10月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

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10月25日(水)

第四五九話 『DICE・of・THE・PARADISE-でぶデブ対決!?!-』(10.25.水)

分岐の町『メルギド』にて『智明』を
襲っぽっちゃり太った少年は、この地帯
唯一の統治者『ドメィン』に会うべく
春化』『京香』『光恵』達が
再び動き出したのを見計らい強襲し、一網打尽に
一行をしようとするが...相手が悪く、それが
今、失敗に終わろうとする...
「うっくっくー『異形化するミミズ
【ミスルテ】の“力”があるかぎり〜
僕様には攻撃は届かないかんな!!!
疲れきったとこを『地雷蛙』【ジライヤ】と
曇亀』【カィコ】くんが、あいつらを
倒してくれる!!僕様あったまぃい!!!」
地中で周囲を『幻魔』達に囲まれ
身を潜めていたミスルテは体表面に触れたモノを
幾重にも自らの身体をちぎり取り生み出す事が
出来る、しかも自己修復の“能力”まで備えた
補助型だが攻撃には向かない幻魔だった...だが、
ドジュパァッッッッッン!!!
「...成功すると思ったわ...あの時より
私は成長している...確実に!!!」
ハルカの放った成功率が極めて低く
封じていた技、霊術式参ノ型『聖砲槍』に
【通称:グングニルの槍】
よって上空から降り注ぎ貫いた坤の一閃、
そのたったの一撃で核となる臓器を破壊され
歪みへと沈められてしまう!!
[ピギャァッッッッッ!?!!]
「...やったな、ハルカ...ふっ、後始末は
既に造作もないこと...風よ力をっっ!!!」
ダギュッッッン!!!
ソレを横目にキョウは地中を掘り起こすように
暴風を出現させ舞い上げた敵をーーーー
「ワタシの出番だな?...薔薇の洗礼を受けよ!!」
らりぃ〜〜〜〜ん!!!
ミッツィーの薔薇達が包み込む!!!

「がっはははははっっ!!!!
やりぉるやないか!!!...ぺっ...。
おらおらおあらっぁっっっ退けやぁっっっ
血化陣』っっっ!!!」
じゅぱぱぱっぱぱっっっ!!!
右手の拳を大きく振り上げた智明は
勢い良く迫り来る敵共に波状の血刃を放つ!!
「けっははははっっ!!!!久々やなぁ?
こんなん愉しいのわ〜...おぃ、豚がきぃ
次はおまぇやで?覚悟するんやなぁっっ!!」
久々の活躍で調子ずいて来た彼は
困惑してオロオロする少年を脅す様に言い
放ち斬首刀の刃先を同時に向けた...
「ひっ!?!そっそんな....ぅっくっくー!!
でもまだっ!!僕様は...ふぁ〜...。
(どうしよう....やばぃよ?!!)」
取り敢えず距離を取り、隙あらば逃げようと
する少年だったが、次の瞬間!!!
しゅるるっっぱぁっっっん!!!
「あのなぁ〜基本的に逃がすわけ〜〜〜〜
ないやろがっっっっぁっっ!!!」
少年の足首に真っ赤な鞭が絡み付き
行動しようとするのを阻止する、しかも
ドガッ!!
「ぅわゎっっ!?!ぃったっっ!?!」
今の反動で転び額を打ちつけた少年は
そのまま屋根から転げ落ちてしまう...。

「いやぁ〜ん、これのお蔭かしらぁん。」
先に購入したシルバーのブレスレットを
ちらつかせながら、敵の攻撃を避け
地中に埋まった坤をハルカは探そうと
するが、その瞬間!!!
「わっわっっ!!?」
上空から太った少年が降り掛かる!!!



10月26日(木)

第四六〇話 『DICE・of・THE・PARADISE-暗殺者〜オーバー・ザ・キル-ゥオーカー〜-』(10.26.木)

水辺地帯』にて『メルギド』の
繁華街を抜けた先のゲートを越えた、
その奥にある神殿の様な統治者の住む
場所へ向かう一行に襲いかかった少年が
追い詰められ、逃げようとしたところを
『智明』が放った鞭によって捕らえた...までは
良かったのだが...
トッッッスン!!
「豚は捕まえたんやから、『春化』も、
もう屈む必要はないんちゃうか〜?」
建物の屋根から転げ落ちた少年はハルカの
真下へと転がり、激突しようとする...しかし
「ふぅ...あのさ?もう少しどうにか
ならなっかったのかなぁ?
...智明、やっぱ...最低ですわ(怒)」
その瞬間!!既に場に移動していた智明が
間一髪のところで少年を腕に受け止めていた...
だが、事なきを得た少女は少し
彼との会話に慣れた為かキツイ言葉を投げた...
「...『幻魔』はコレで全部片付いた?」
「そうみたいですね?後は...彼、っか...。」
地表に顔を出す坤を手にしたハルカは
取り敢えずその場はそれだけで治め
2人に声を掛ける...。

「2人共!!完了ねっ!」
「...あぁ、それで、その子が例の?...。」
智明が抱える少年を見て返答し、呟く『京香』
「何故、さっさと止めを刺さない?」
此処で『光恵』は何時になく険しい顔を見せ
智明に言い迫る...
「なっ!?!まっ待てや!!!...ん〜その
こいつから、此処の支配者の事とか
聞き出せるんやないやろかなぁ〜っとか...
思ってみたりするやん...。」
すると智明は焦りながら答え、少年に声を掛ける
「おぃ!!生きとるんやろ!!!
返事せぇや?...あ”ぁ”〜もう、お前は
落ちたけど助かっとるんや!!!」
「!?!...ぅっ...うるさってば!!!
耳元でーーーーーー!?!!」
現状を確認し、自分が敵の手に落ちた!!っと
確信すると、動揺してパニックに陥り掛ける
少年だった....が、
「おまぇには聞きたい事があるんよ?
解るか?....拷問されたくなきゃ〜
ここの支配者の事、吐けや?!!」
それよりも先に何かに脅えるように
身を縮こませる...。

「...っぅっくっ...僕様はまだ...。
まだ負けた...ワケじゃないんだってば!!!
...ひっっ!!?!」
智明の威圧にも増して何かの殺気を
感じ、ハルカは一点の箇所を指摘する!!
「...出て来なさいよ...そんな禍々しい
気配を放っている必要ないわ...。
(こんな...誰でも解る程に...物凄い...。)」
すると、その場所から彼女の声に
併せて何者かが静かに姿を現し、腕を
少年に向けてゆっくりと振り上げた...。



10月27日(金)

第四六一話 『DICE・of・THE・PARADISE-1cmの歪(ひず)み-』(10.27.金)

「すまないな....これがオレの与えられた
役割なんだ...。
オレも胸が苦しいんだよ?解るか...。」
突然!!細身の少年は涙を頬に伝わせると
同時に振り上げた腕で支点を合わせ
人指し指を『智明』に抱えられ泣き喚く
太った少年の喉元へと向ける...そして、
「助けて!!!おねがぃっっっ!!!!
今度は失敗しなぃからあっっ!!!
僕様を僕様を殺さ-----ーーーーっぅげっぎゃ!?!」
メコココッッ....。
「残念だよ、本当に...君の様な
苛めの対象が消えた事で、また誰かが
犠牲になってしまう...。」
少し前へと突く様に指を動かした
…その瞬間!!!…
ぶっしゅっっっっ!!!!
「なっ!?!どないしたんや!?!!」
少年の喉に1cm程の風穴が開き、
噴水の様にそこから血流が飛び散る!!!

「ーーーーどけ智明!!!あたしの“能力”なら
ーーーまだ間に合う筈だ!!!」
呆然とする『春化』や『光恵』を押し退け
只、立ち尽くし鮮血をその身に浴び続ける
智明の下へ走る『京香』...だが、時は
既に遅くーーー
「無駄ですよ、お姉さん...。
オレも悲しいんですよ、ほら、魂が
飛び立ち、糧となります、そして器が
産まれるーーーー何と美しい...。」
少年の身体から何かが勢い良く飛び出すと
同時に、今...生命の重鎮(じゅうちん)が事切れた...
「...そんな、馬鹿な...体温が...。」
ポロポロと涙の滴を地面へと落とす
少年は、腕を降ろすとその場から去ろうとする
…しかし、次の瞬間!!!…
バシュッッッン!!!
「!?!」
風の核色』により超加速した
キョウからの剣撃が彼に襲いかかる!!!

「...なっ?!!(加速が止まった?)」
少年は何も恐れずに只、指を再び刺し
彼女が乗る風の一部を掻き消してしまう...
「『1cmの歪み』【キープ・コースト】
...これがある限り皆さんではオレに
勝てないよ...じゃあね、パッツパッンの
お姉さん...あぁ、死体ならその内消えて
器になるから心配なさらずに...。」
減速し、自分に立ち向かう気力を絶った
キョウへ、彼はそう言い放つと、颯爽と
その場を後にした....。



10月28日(土)

第四六二話 『DICE・of・THE・PARADISE-踏み出そう…。-』(10.28.土)

「....あぁ、消えて行きおる...。」
冷たくなった少年の身体を抱き抱えながら
『智明』は意気消沈したように呟き....
ヴァッヴッッン!!!
「また器が増えた...。」
次第にブレて消えて行く彼を見つめる...
「...失敗したから...あたし達を倒せず
失敗したから....あいつが来たのか...。」
その横で不意に『京香』は言い放ち、
手にした剣を背負う...
「だから...あの子はやっぱり...。
命令されて...脅されていたから...。」
『春化』は先の細身の少年へ怒りをぶつけるように
悔しそうに吐き捨て服に付いた砂ぼこりを払った...
「とにかく、先へ...もう門は見えて
いるんだ...今更、悲しみにくれている
間もない....ワタシの仲間もあの少年に
殺されて人形と化していたのだから...。」
『光恵』は非情な一言を残し、先に
足を進めた...それを3人は静かに追いかける...。

ギィィッッ!!!!
「御命令通り始末致しました....。」
先の少年は少しだけ部屋の扉を開くと
そこから声を掛け報告する...
「っはっはぁはぁ....ぅうん...。」
「ん〜ははっ、解ったよ、有り難う。」
取り組む少年達の返事を聞き、部屋を
後にした彼は静かに自らが待機する為の
間へと姿を消す...
「良かった...?」
「あ〜っと、まぇより緩くなっちゃったね?」
「!?!そっそれは『』があっっ!!」
「はぃはぃ、それじゃ...早速
Third Stageの幕を開けようよ?」
笑みをこぼしながら支配者である少年達は再び
この地帯の地図を出現させそこへ仕掛けを施す...。

「これが....大きな門ね?」
思わず声を上げるハルカは目の前に
そびえる巨大な門を見てあの『濃霧地帯
での連戦を思い出す...。



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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