『Classification !!』11月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




11月1日(水)

第四六六話 『DICE・of・THE・PARADISE-キミだけのスキル-』(11.1.水)

分岐の町『メルギド』に存在する
統治者『ドメィン』に会う為、先へと進んだ
智明』『春化』『京香
光恵』の4人は、その奥へと連なる
山道を歩き、もう少しでドメィンが住む
神殿の様な建物に辿り着こうとしていたの...だが、
そこで統治者を守護し、相手の力量を計る為に
姿を現した『日部 ムスビ』【にちべ むすび】に
妨害され、やもなく闘いへとなだれ込む、そして
キョウがこれに勝利、すると...場に
再び何者かが出現した...!!
「なんや...また、ガキかっ....。
ショタコン・ロリコンのオンパレードやな...。」
幼稚園児の様な容姿で現れたその人物は
智明の嫌味などもろともせずに続け
「にょはは、わたちはこの『水辺地帯』を
統治してまちゅ、ドメィンでしゅ。
ムスビちゃんの事はごめんなちゃい...
彼、わたちを護ってくれてるんでしゅ。」
自分の正体を打ち明けると、一行を神殿の様な
住まいへと案内した...
「随分と...まぁ、良いわ〜。
疲れたし、悪い子じゃないと思うし。
...付いて行きましょう?」
ハルカの言葉に3人は頷き彼女の背を追って
神殿へと足を進めた...。

「どうじょ、こちらでしゅ。
あっ...ムスビくんはどうでちか?
...怪我ちてまちゅよね?」
ドメィンは一行を居間らしき場所へと
導くと不意に少年の身を案じていたので
「...あぁ、彼なら平気ですよ...。」
キョウは既に傷を直していたムスビを見せ
彼女の側に静かに運び顔を見せた...
「あっ!ありがんでしゅ!!!
ちんぱいしました、...そうでちた!!!
今、わたちお茶入れてきまちゅね!!」
すると彼が無事なのがそんなに嬉しいのか
ドメィンは頬を桃色に染めながら
走って台所らしき場所へと走って行ってしまう...
「ドメィンがあんなに子供だったとわ...。」
不意にミッツィーは呟き、頭を抱えた...
「おぃおぃ、そんな言い方はないっぺよ!
つつっ...あんたの『スキル
【特殊能力】だっぺ?...痛みとかの代償は
残ってしまうんだな...それでも、ありがん、
お礼の言葉だってばよ!」
そんな彼女へ今し方、気付いたムスビは
起き上がると背中を摩りながら言い放ち、
キョウへと感謝の言葉を贈る...だが、それを横に
「気付いたんか、まぁ...お前がもっと
経験を積んでいたらもっとヤバかった
かもなぁ...せやけど、俺様の敵やないけど。」
負け惜しみの様な言い方をしつつ智明は
彼の実力を認め、声を掛けた...。

とっっん!!!
「ムスビくん!!起きたんでちゅね!!!」
「あぁ、ドメちんおらっちは元気だってばよ!!」
飲物を運んで来たドメィンは少年が
起き上がっている事に歓喜し、思わず
おぼんを落としそうになっていたのですかさず
キョウがそれを支え、テーブルへと置いた...
「どっ...ドメちん...。」
ズッるっとなってしまいそうな愛称に
驚きながらハルカは思わず声を出し
苦笑いして誤魔化す...そして、ティータイムが
暫しの間を置いて始まる....。



11月2日(木)

第四六七話 『DICE・of・THE・PARADISE-分岐の幕開け-』(11.2.木)

暫くの談笑の後、彼らには個室が用意され
『ムスビ』によって案内される...
「...最初...この世界に飛ばされた時...。
森の蜥蜴』【ラジエター】達と闘い...。
あたしの“力”は目覚めた...でも、あの時
よりも...もっと違う...成長している?...。」
言い知れぬ自分の力量に少し畏怖する『京香』は
山道を歩き、闘いを終えた事で汗塗れ
だった身体を備え付けられた浴室のシャワーで
共に疲れも洗い流す...
きゅっ...きゅっっ...。
「...地面を伝うだけで...二度出来た...。
これから闘いが厳しくなるならあたしは...。
(この『スキル』【特殊能力】を使いこなしてみせる!!)」
タオルで滴(したた)る水滴を拭き去ると
静かに部屋に出て、外を眺める彼女は
手にしたモノの大きさに戸惑う事を止め
今、自分に出来る事を行おう...っと決意し、
もう皆が集まっているだろうと思われる
少し狭い居間へと向かって足を進めた...。

びちゃちゃっっ!!!
...キョウが部屋を出た後...蛇口から
こぼれ落ちる水に変化が起きていた...それは...
[ずぎょっっっ....おおおっ...“能力者”...。
....見付けた....。]
何かを型どりながら周囲の物質を取り込み
徐々に成長して行く....
「彼らは...もう『ドメィン』まで足を
進めた様だね...。」
「『』...僕らの趣味のお姉ちゃん...。
手筈通りに...したんだろ?」
コトッ...。
飲物を手にしながら『』は亮へと
返事を返し、一つの駒を『メルギド』の町に
置き去り、笑みをこぼした...
「大丈夫、基盤通りみんな進んで
くれているよ...。
それより、朝食まだ?」
亮は生欠伸(なまあくび)をしながら護へと
催促すると、後ろから軽く抱きつく....。

「おぅ、遅かったな?キョウ。」
『智明』は遅れて部屋に訪れた彼女へ
声を掛けると再び食べ物へと手を出した
「...智明、君にはもう負けるよ...。
それより...此処の支配者の事が
アナタに聞きたいのだが?」
キョウの質問に『春化』『光恵』は頷きながら
ムスビが見回りに出てしまった事で少し
落胆気味なドメィンを見つめる...
「...ふぃ、そうでちね....。
わたちもーーーーー」
しかし、彼女がその事について語ろうとした
…次の瞬間!!!…
グワッッッッシャッッン!!!
「ぎゃっっっあっっ!?!!」
「なっ?!!ムスビくん!?!!」
突然!!入り口の扉が破壊された轟音が響く、
っと共に、ムスビの叫びと、更にその背後から
「気付いてはいたけど....。
タイミングを併せて来たのね....?」
何か異形な者を型どった濁った水が
彼らを鋏(はさみ)打ちで強襲する!!!



11月3日(金)

第四六八話 『Day by road〜dividing into many directions〜』(11.3.金)

「...出て来るっぺっっ!!!
おらっちの鼻は誤魔化せないってばよ!!」
それは『ムスビ』が見回りへと出掛け
20〜30後の出来事....
「ふふっ、まるで猿ですね....。
貴方の鼻は犬並と?」
自分と『ドメィン』以外の匂いを嗅ぎ分ける
技能を持つムスビは即座に侵入者を
見つけ出し、それに気付き姿を隠した
敵へと叫ぶ、するとその人物は挑発する様に
少年へと言い放ち、実態を現す!!
「口だけなら何とでも言えるってばよ!!!
振動拳っっだってばよッッ!!」
ヴぁひゅっ!!ヴァグルッッン!!!
ムスビはソレに便乗し、打撃に『スキル』を
付加させて攻撃を繰り出す...が、しかしーーー
…次の瞬間!!!…
バグッッン!!!
「所詮、2人の駒にしか過ぎない貴様が
ーーーーっ、俺様に打ち勝つなんてぇっ
不可能なんだよぉっっっ!!!!」
敵の眼前で見えない何かに顔面を強打され
木々を背に、貫きながら吹っ飛ぶ!!!

「げははっっ!?!...なっ...。
こいつ...の“力”ってば?一体!?!
...見えない...拳!??!」
ムスビが血反吐を巻き散らしながら
衝撃で飛ばされているーーー
…更に、その間!!…
ドコッッン!!!!
「『蒸留癖の髭』【エアロゾル・ムスターチェ】
....あはははっ、そ〜ら....。
ダメ押しと言う奴だよ!!!!」
空気中に現存する純度の高い蒸留水を
無機質な物体へと変化させ、人物は追撃を
少年の腹部に打ち放ち、受け身もろくに
取らせぬまま、神殿の扉へと叩き付けた!!!
グワッシャァッッン!!!
「ぎゃぁっっああっっ!?!!」
...血塗れとなった彼は既に虫の息と化し
絨毯(じゅたん)が敷(し)かれた床に転がり
落ち、漸く加速運動を止めた....
「...中々、良いお住まいだ...。
さて、まだ時間がありますね?...。
...永劫の水が片割れに、これの始末はまかせて...。
先へと進みましょうか...。」
うじゅる!!じゅるるるっっっ!!!
彼は呟くと少年を踏みつけ先へと進む...
そして、その頃...彼らの背後にはーーー
「むすびくん....くっ!どきなちゃい!!!」
[....おまえ...じゃない...ワガ...目的
...能力者に...アリ...。]
様々なモノを取り込み崩れた人型を
維持する濁った水が姿を現し、襲いかかる!!!

「能力者ね...私達の事ね...。
この不始末...私が付けるわ?
良いわよね?....。」
坤から刃を産み出し、構える『春化』は
既に声より先に足を踏み出し、
斬撃を繰り出す....が、
シュパァッッッン!!!!
「分散して避けおった!!?!」
霊気の刃が触れる、一瞬!!その身を巻き散らし
避けると同時に場の全員に不意を付いた
迎撃を放つ!!!



11月4日(土)

第四六九話 『Day by road〜Tight-rope〜』(11.4.土)

ヴィチャッッ!!!!
「『屈折の纏』【ライトプリズム・バリア】
...ムダでちゅ、それに...わたちが
居るのに...あなた、無知でち!!!」
飛び散った破片が場の全員に降り懸かる、直前!!
『ドメィン』は『スキル』を発動、その“力”で
光の粒子を盾として、鉄壁の結界を生み出し
皆を防御する!!
「くっ...私の霊術を....嘗めないで!!!
霊術式弐ノ型ぁっっっっーーーー」
更に皆が無事だと即解した『春化』は
屈折した光のバリアに付随された破片へ
その反射を利用した霊撃を繰り出し、滅す...
ヴァジュルルッッッ!!!
[..ぐ...くくっ...ソレ....オボエたぞぉ----
おおぉっっっっーーーー!?!!]
しかし、直撃を受けるも、極(ごく)一部残していた
濁った水は、捨て台詞と共にまんまと
逃げおおせてしまった...。

「なんだ『真希也』が既に
浸入していたのか...。
なるほどね、流石いじめっ子だな。」
先に『ムスビ』をボロボロにしてしまった
少年は開け放った扉に付着していた
深緑のゴム樹脂の様な液体を指から拭い去ると
呟き、居間から出て駆けつけて来た
5人と対時した....
「あ”っ?...お前何もんやねん!!!
...今、急ぎや...死なすぞ?ドケッ!!!」
「口の聞き方に気をつけな?糞豚野郎?
俺様の後ろを通りたかったら....。
こいつと闘いなぁっっっ!!!!」
そして、『智明』を相手に大声で叫ぶと、
指を鳴らしアル人物を出現させる、それはーーー!!!

「僕の仕事はもう少しアトのようデスね...。」
枠無しの眼鏡を掛けた青年は木の上に
寝そべり、彼らの様子を静かに伺う...。



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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