『Classification !!』12月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




12月17日(日)

第五一二話 『導く先に光在れ〜依存〜』(12.17.日)

京香』『春化』達と対時した
者達は尽く破れ去った、そして
智明』も細身の少年と対時し
遂に決着を付けた、彼は己の生と引き替えに
自らの身体を永劫の器とし、支配者に使えて
いた為に仮初めの肉体の消滅と共に歪みへと
沈み漸く解放を得て移行された...だが、
』『』彼らの計画は
遜色(そんしょく)無く、進む...運命を弄ぶ
支配者達に憤怒するキョウらは最初から全開で
扉を打ち壊し、今...
「...貴様らか...。」
彼らの下へと姿を現した!!!
「やぁ、ようこそ!!!」
「ふふぁぁ〜、僕疲れてたから、
眠らせて貰っていたよ?」
砕いた扉の先にはだだっ広ろい真っ白な
キャンパスに空の青色をあしらった様な
疑似空間が場を埋め尽くしていた...
「キミ達に...誰の運命も...もう、
思うようにはさせないんだから!!!」
ぱひゅおぉっっっっっん!!!
ハルカは支配者の姿を見るなり坤に与えて
いた霊気の質量を増大させ徐に構える
「ガキが子供を操りおって...お前らの
性根、叩き直したるわっっ!!!」
流石の智明も今回ばかりは怒髪天を貫き
高見から見下ろす彼らを睨み付けた...。

「そう?別に僕らは何も彼らにしては
いないのに、勝手に恨まれているワケだね。」
「護〜、おっかしいよね?僕らは此処で
有るべき姿を演じて、それをまっとうして
しかも選択し、まで与えてあげたのにね?」
一行の神経を逆撫でするような言いぐさだが
それは理に叶った言葉だった...彼らは
与えられた支配者と言う立場を行っていたにしか
過ぎない、それは誰もが認めるところ...
彼も選択したのだから、人間よりも『幻魔』達に
付いていた方が利口であると...しかし、
「...言いたい事はそれだけだな?
...操る糸を放った貴様らが存在しなくなれば
その糸は途切れ、やがれ有るべき方向へと
向かって行くさ...だから絶対に
あたしはお前達を許さない...打ち倒す!!!」
それは何かに依存し頼る事と同じ、そして
同じ頼るでも自らの足りない箇所を仲間に補って
もらうソレとは違う、弱さを受け止めず
逃げたモノの考えだと彼女は知っている!!
「仮にお前らの言葉が正しいとしても...。
お前らは弱いからそっちについたんやろが!!
そんな奴が言ぃよる言葉なんぞに
重みも何もないんや...不自由な選択の
押し付けなんかしおって!!!」
智明も、またハルカも
「キミ達の選択が吉と出るか凶と出るか...。
はっきりさせてあげるわよ?
今、此処でこの地、全ての呪縛を解く!!」
何かを諦めずに立ち向かって来た、彼らは
知っている、背負うものをけして諦めずに
逆風を受けながら進む事の真の強さを!!!

「...『無明の蒼』【ブルー・コーティング】は
回収出来なかった、惜しかったなーっ
折角、妹を人質として捕らえてもいたのに。
くくっ、それかキミらの『スキル
【特殊能力】も残念な事をしたよ...。」
彼らの叫びは支配者達の何かを刺激したのか?
「でも一度覚えてしまえばソレはあいつには
効果も無いし『ドメィン』とか始末屋だった
彼の『1cmの歪み』【キープ・コースト】
それとか『超振動』もあるから、
まぁ良いんじゃないの?あっ!
デブの奴もだねふふっ、もっと一杯ある死ねぇ...。」
…次の瞬間!!!…
バギャァッッッッン!!!!
彼らの会話が終わると共に、突如!!表壁に
亀裂が生じ、巨大な何かが姿を現し
一行へと襲い掛かる!!!



12月18日(月)

第五一三話 『導く先に光在れ〜コレが為〜』(12.18.月)

ドガァッッッッスッ!!!
「けっ...甘いわぁあっっっ!!!
血化陣』発動!!」
突如!!場に出現した敵は不意を突き
『京香』らへ、その巨体から打撃を繰り出し
直撃させた...かに思えたが、しかし
「なるほど面白い“力”だね。
目の前でみると...激欲しいよ...。」
「あっははは、あの一瞬で手にしてた
刀を変化させて、盾にしたんだね!!」
『智明』の真価を発揮した『スキル』が
発動し敵の攻撃をガードする盾の様な
物体を生み出す、更に次いで
ヴァジュアァッッッン!!!!
「霊術式壱ノ型『滅閃』ーーーッ!!!」
『春化』は受け止められた事で動作が
遅れた一瞬を突き霊術式で巨体の片腕を
切り落とし、しかも連続で四肢をもぐ!!
「...アレが霊気なんだ...。」
「僕はコレも良いけど...やっぱり、ーーー」
「解っているよ、パッツンぱっつんの
お姉ちゃんは...メィンだからね...。」
『亮』の肩に手を寄せながら『護』は囁き
自らの欲望を抑える様に彼らの闘いを見つめる...。

「...一体...コイツは...。」
考え込むキョウの横で支配者達に向かい
「どやっ!!俺様達の実力みたんか!?!
...次はお前らの番やで!!?」
智明は叫ぶ、しかし攻撃して倒した当人の
ハルカがまだ巨体の敵に対して警戒を
解いていなかった、彼女は
「まだよ...こいつ...何かあるわ!!
...この水を叩き斬ったような手応え...。
私は何処かでーーーー」
びしゃぁっっっ!!!!
「...ハルカぁっ!!!水だっっ!!」
喋っていたハルカの真後ろで四肢を自ら
繋ぎ合わせ元の姿へと戻った敵が拳を構え
攻撃を放たんとする、がーーー
「え”っ!?!」
「...ちぃっっ『風の核色』発動!!
疾風刃よ敵を切り裂け!!!」
ジュパパパパッッッッン!!!
即座に敵があの汚水だと気付き『核色』を
始動、その身を無尽に切り落とす...だが、
...融合...50%....完了。
飛び散った四肢らは即刻まとまり始め
新たな進化体を産み出してしまう...。

「こいつ...融合やと?....。
ってかあの濁り水なんか!?!
....腹立つぅううぅ!!!...。」
敵の思惑が漸く理解出来た智明は
先刻、自らが操られていた事に腹を立てると
同時にスキルを発動し、斬首刀へと
盾の形状を戻して手中に治め即座に構える...
「“永劫の水”には勝てないよ?」
「幾らキミ達が強くても、ね。」
全てはこの時の為に!!支配者達は、
目の前の情景を楽しみ無邪気な笑みをこぼした...。



12月19日(火)

第五一四話 『導く先に光在れ〜複合〜』(12.19.火)

正直ーーーー。
わたしもこれ程、実感をえる事が
出来るとは思えなかった...。

巨体から一転、細身で長身の人間を型どった
“永劫の水”と呼ばれる汚水は徐々にソノ
汚れを取り払い、純度を増して行く...
「ふふっ...お前は肉体を手にしたのさ。」
「そぅ、僕らの導きを辿ったご褒美って奴さ?」
元々『水辺地帯』が『幻魔』達の中で
弱小の部類だった永劫の水...しかし、支配者達は
水が持つ“能力”に目を付けていた
この幻魔が持つ多種の生物に潜り込み
学習する“力”これこそが、最強僕生物を
創り得る上でもっとも需要な事だった!!
「...なんやねん、デブが急激に痩せた
だけやろがっっっ!!!」
かひゅぁぁっっっん!!!!
走り寄り自分に斬撃を喰うらわそうと
する『智明』を前にするも水は黙ったまま
前を見つめ、手の平をかざす...すると
…その瞬間!!!…
「おぐふぁっ!?!!(なにぃ!?!)」
ベココココッッッ!!!
彼の内部で肋骨がきしみ、亀裂を生じその為
口内から徐に吹き出した血液が床へと落ちるか
落ちないかの間で更に、智明の重い身体が見えない
何かに吹き飛ばされるように白色のキャンパスに
叩き付けられめり込んでしまった!!!

「智明っっ!!!!」
「...『春化』落ち着け!!...。
この力...見覚えないか?」
冷静に敵の動きを見つめる『京香』は
鮮血を垂れ流しキャンパスを真っ赤に染め
上げる智明の姿を見て激昂し、刃を手にして
攻撃を仕掛けんとするハルカの前に
腕を伸ばし、その行動を押さえ叫ぶ...
『超振動』+『蒸留癖の髭
【エアロゾル・ムスターチェ】

そう、敵は直進して来る智明を振動による
内部破壊で餌食にした後、
エアロゾル・ムスターチェの力で目に見えない
鉄球を生み出し、戸惑う彼に追撃を
容赦なく打ち放っていた!!!
「...『ムスビ』君の超振動...。
そして、あの子の智明が命を削って
倒した子が持っていた『スキル』...!!!」
「...やはり...か、ハルカ...。
あたし達が今まで敵に見せた技はきっと
効かない...解るよね?」
仕組まれたゲームは支配者達の思惑通りに
進み遂に最強体が完成した、しかしそれでも
彼らは諦めるワケにはいかない...先に待つ
光を手にする為に!!

「げふぁっ...内臓に肋骨が幾つか
刺さってしまっとるようやな...。」
とめどなく溢れ出す血液の中心にたたずむ
智明は全身に鈍い苦痛と痺れを感じながら
場に再び降り立ち、2人を見つめた
「...アレくらいで死ぬタマじゃない...。
ハルカ、奴にも弱点がある...それは
水である事を捨てた時、もしくは水で
あるが故の為
...。」
「???...良く解らないけど...とにかく
手があるなら、それに乗るわ!!」
智明の無事を確認した2人は目の前の
敵を打ち倒す秘策を実行せんが為に
合図の後に一気に飛びかかる!!!



12月20日(水)

第五一五話 『導く先に光在れ〜究極体〜』(12.20.水)

「...『風の核色』よ...あたしに“力”を!!
『スキル』アップ....疾風両断っっっ!!!」
「飛ばすわよ!!霊術式弐ノ型『緋空』!!!」
ジュッッッパパパッパァッッン!!!
『京香』と『春化』の放った未知なる複合技を
捕らえる術はなく、“永劫の水”は直撃を
喰らい不完全なその身体を巻き散らし
無様に崩れ落ちる...が、しかし
「あっはははっ、同じ事の繰り返しさ?」
「君らが強くなればなる程...水の...いや、
彼の強さは比例して強くなる!!!」
即座に復元し元へと舞い戻ろうとする、だがーーー
「...それくらい、お見通しだよ?だからーーー」
「私達はこいつが知らない技を放った...。
そして此処からはキョウ!!任せるわ!!!」
全てを知り得る彼女は再生する前に
土の核色』を発動し、先のように
敵を吸い込み気化させてしまわんとする!!

無駄だな...。
「な....っにぃ!?!
(アレは風の壁...最初の街で見せた!?!)」
カヒュォオオッッッン!!!
更に形態を変化させた永劫の水は水色の
長髪をなびかせ2人を見つめる...
「...風の核色を学習したのか....。」
EXACTLY,(その通りだ。)
一瞬の違いだった...既に一度、土の核色の
恐ろしさを垣間見ていた彼はソレを
既に警戒していたのだ...
「ひゅ〜ヒヤヒヤさせるねぇ!」
「『亮』?それって冗談だろ?」
吸収を封られたキョウは焦りつつ
次の対策を練ろうとする...が、しかし
「...。(『核色』は残り1つ...。
さてどうしたものか...。)」
…次の瞬間!!!…
これが肉体....か、100%と
完全究極体となった我が力...。
お前達で試させて貰う....。

肉体を手にしてしまった究極生物の攻撃が
同じ場に立ち塞がる人間達へと襲い掛かる!!

メコココココッッッ!!!
空気を圧縮した...まぁ、酸素濃度を
極端に引き上げた...だけだが...。
お前達にとっては...どうかな?

階下の人間達を襲うスキル...
果たして彼らに逃れる術はあるのか...!?!



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!