『Classification !!』1月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

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1月29日(月)

五五五話 『退廃の緑〜S〜』(1.29.月)
(THREE five Hit だかんな!!)

勇二』と、気弱な犬獣の少年を
置いた3人は洞穴の最端部にて『高原地帯』の
支配者である“ジブリ”が居座っている筈の
“動脈の玉座”へ足を踏みれる...が、
そこでは銀髪の青年『』が代わりに
待ち受け『スキル』【特殊能力】により
知也』と『洋子』の聴覚を
刺激し、脳内を司(つかさど)る海馬を
占領、身動きを封じると同時に加負荷を負わせる
しかし『獣化』した『光助』からの
意表を突いた攻撃によってアコーディオンごと
左手を貫かれた彼は怒りを露にするように
漸く本性を現そうとする!!!
おろろぉ〜ん!!!オロロォ〜〜ン!!
ヴぁぉおおっっっっぉん!!!!
幻魔』『堕落した犬獣
【フォール・ハゥンド】達が渇望していた
モノは既に抹殺され玲に取り込まれていた...
そして、奇妙な雄叫びと共に巨大な銀毛の
狼が徐にその姿を示す...
「ばっ...化け物....何なの!?!
オオカミは...光助くんだけでもぉ十分...。
(ぼくが姿だけで圧倒されている...。)」
「....。(くそっ!?!...耳が...視覚も...。)」
エキドナ』を壊滅へと追い込み
“対幻魔-実戦鍛錬所-”や統治者『シシ』をも
凌駕する敵が一同の前に今、立ち塞がる!!!

「...すけ....すけ...光助ってば!!!」
「え?...此処は...。」
オレっちは聞き覚えのある声によって
叩き起こされ、身体を起こす...
「おっは〜!!あはっ、ご飯食べよー!」
「あぁ、勇二...ん〜?」
ベットから周囲を見渡したオレっちは
さっきまで見ていた夢が思い出せずに
何か胸につかえたモノを感じていた...
「どうしたの?」
「いや...何かね、夢を見てたんだよね。」
「どんな〜?」
「あのね〜、確か...そぉ!!
オレっち達は異世界に送り込まれて...。
んで一緒に戦ってんの!」
朝日が眩しく薄眼でオレっちは目の前の
エプロン姿の勇二に返事を返し
少し考えて笑い飛ばしたアトに顔を
洗う為に洗面所へと足を向ける...
「あはっ、夢の中でもボクの事とか
考えてくれてるんだねぇ〜(汗)
にゃは、嬉しいって〜...あぁ!いけない!!
ガス付けっぱなしだった!?!」
「おぃおぃ、着替えたら行くからね〜。」
そんで、勇二に注意を促して...オレっちは
大学の為に着替えると仕度のされた
朝食に手を付けて...
「ねぇ、こんな日が来るなんて思わなかったねぇ〜。」
...こんな日々も良いかも...
「そ-だねぇ〜オレっち....もーーー」
何だ?この違和感は?...オレっちは一体?!?
そぉだ、アレからオレっちはどう
しちゃったんだろ?!?
「どうしたの?」
...これは...オレっちのまどろむ意識が
夢を...でも、思い出せない....
「ぅんうん、何でもないよ!!
それよか、これって美味しいじゃん。」
こうして愉しい食卓の後、大学で皆に...。

「光助くんに何をしたぁっっ!?!」
荒くれた様に叫ぶ洋子の目のには
何かに侵され白昼夢に堕ち...
唾液を垂れ流しながら立ち尽くした
光助の無様な姿が映っていた
[くくっ...教えてあげますよぉ?
これはジブリが本来持ち得ていた自の
旋律の牢獄』【クラシック・プリズン】と
双壁を成すスキル『純血の麻薬
【センプテーション・パウダー】...。
エキドナの住民達...いや、全地帯を
これから覆い尽くす死の粉となるだろぉ!!!]
出現と同時に巻き起こった疾風に
彼は麻薬を混ぜ、光助の体内を浸食
正気を奪う致死量を与えていたのだ!!!



1月30日(火)

第五五六話 『退廃の緑〜T〜』(1.30.火)

「ーーーーッッ!!ちくしょおぉおおおっっ!!
こんなぁぁっっ事でぼくがぁぁっっ!!!!
...動けぇっ!!身体ぁっっ!!!」
自分だけが何も出来ない虚(むな)しさに
打ち震え只、闇雲に叫ぶ『洋子』の声も
届かず...今、銀色の巨大な狼と化した『玲』が
[ふふっ...自だけが与えられているから
こそ...真の愛情なんだ...。
貴様らには要(い)らないんだよぉ?!?
さぁって、お嬢さん?...“ジブリ”が
死を与えんッッ!!!]
その歯牙を向ける...が、しかし
…その瞬間!!!…
ドスッ!!ドドドドッッッ!!!
照らし出されぬ宵闇から無数の何かが
玲へと向けて放たれ、そして全身を打ち抜く!!!
「お前大人げない奴やなぁ〜?
血化陣』....。
ニードル・ラッシュ』【血雨針】改め
ーーー【飛針陣】や...お味は-
如何(いかが)やろか?」
[なっにぃいいいっっ!?!!
まだ羽虫が潜んでいたのか!?!]
少女を狙っていたソレは反れ、巨体は
衝撃で岩場へ張り付けられる...針は灯し火に
照らされ真紅の色を鮮やかに輝かせていた...。

「.....。」
振り上げられた巨大な爪を見てぼくは
死を覚悟し、叫びながら瞳を閉じた....
[ぎゃぁぁっっっっっ!?!!]
しかし、振り下ろされようとしていた
攻撃は一向にぼくにソレを与えず...
「....ひと思いに...。」
ぼくは、恐怖と不安...そして怒りで
心臓の鼓動を早め、せめて痛み無く
死ねる事を願った...けど...いつまで
経っても訪れず...恐る恐る薄めを開けてみた...
すると、そこに目の前の意外な光景が
ぼくに生きる希望と勇気を与えてくれた!!
「...アレは???」
真っ赤な無数の針があのオオカミ野郎を
岩場に追いやりぼくから攻撃を
ふせいでくれていた...それにしても
あの声は...少し擦り切れたような野太い声...
「...おッ!!『トモ』もおるやん!!!」
え”っ!?!...トモを知っている???
ぼくは首の向きすら変えられぬまま
彼の声からキャラを想定していた...
ふふっ、きっとジャニ系のイカした彼に
違いない、イイエ!!そぉじゃなきゃ〜
こんなシュチュエーションを演出出来無いもの!!
「なんや?...俺様は連れを助けたんか?
ん〜これじゃ、貸しにもならへんやん?」
.....洋子しょっっっく!!!
目の前に来た彼はプリンセスってより...
ただのデブだ...った...ガクッ...。

「おろ?...俺様を見て急に覇気が
このトモの連れから無くなったような...?!?」
明らかな落胆(らくたん)を見せる洋子に
戸惑いながらも『智明』は
トモの様子を伺い、傷の程度を調べる...
「…彼を此処まで追い詰めるなんて...
結構やるじゃなぃ?…。」
「ふん...よくもやってくれてんじゃん?彼?」
すると、その横から2人の少女が
徐に吐き捨てる様に言葉を放ち、その姿を現す!!



1月31日(水)

第五五七話 『退廃の緑〜U〜』(1.31.水)

「...それに『ハウリング』まで
追い詰めるなんて、良い度胸してるな?...。」
鮮血の飛針から抜け出しホウコウを放つ
支配者“ジブリ”を型どる『玲』に刃先を
向けながら徐に走り出した『京香』は
その手にした剣に『スキル』を込め“核色”を
始動、疾風を生み出し更に加速する!!
[...フザケルなぁっっ!!!
場、一帯を自の『旋律の牢獄』【クラシック・プリズン】で
支配ーーーー]
だが、玲が声による支配を行おうとした
…その瞬間!!!…
ズビシャァッッッッッ!!!!
「...遅いんだよッ!!...間抜けが!!!」
風の核色』の超加速により繰り出された
斬撃が真っ先に喉元を捕らえ斬り裂き、同時にーーー
[ぅごぎゃっぁっん!?!!]
「…決める...大気よ...あたしに“力”を!!
風神剣』【ウィル・ウィンド】!!…。」
ヴァシュオォオオオオオッッッン!!!
真空刃が巨体全身を切り刻む!!!
「凄い...彼女って...味方だよね....。」
「ん〜っその通りよ、貴方が誰なのかは
後々として...も、この『P×H
雪ノ城 春化』様が奴を冥府に送るわ!!」
思わず声を上げた『洋子』にさらっと
真横で応えたハルカは静かに上着のポケットの
中から棒の様な物を取り出すと、それを片手に
少し瞳を閉じ...彼女が再び瞼を開け放った瞬間、
パキュッッッッッン!!!
「...彼女も“能力者”...。」
坤に霊気の青白い刃が出現する!!!

[ムォオオオオオッッ!!?!
自の攻撃より早いだと?...馬鹿な...!?!
ならば、この地の前に貴様らを此処で
そこの負けイヌの様にシャブ漬けにしてやる...。
『純血の大麻』【センプテーション・パウダー】
発動...喰らえぇっっっ!!!]
しかし、死にモノ狂いに大麻をバラ撒き
“動脈の玉座”に存在する全てに致死量の
それを吸い込ませんとする青年の攻撃は
春化の前に無惨に散る...
シュォオオオッッッッン!!!
「霊術式弐ノ型『緋空』....。
ふ〜ん、それって〜本当は風で飛ばす方が
正解だけど、それじゃあ散布を防ぐ
事にはならないものね?」
[...!?!...自のパウダーが...あの女の
手にした刃に浄化されている...。
何だ?これは???....自は、夢でも...
見ているの....ーーーっはっ!?!!]
春化の霊力に引き寄せられた怨念が篭(こも)った
大麻は技によって浄化され、更に
現実逃避しようとしていた玲の顔面を坤で
打ちつけ殴り飛ばした!!!
ドコッッッン!!!
骨が砕け散る様な鈍い音が洞穴に響き渡り
絶叫と共に玲はその場に崩れ去る...
「壱ノ型『滅閃』...君、雑魚っぽよ?」
そして、中傷(ちゅうしょう)する様に言葉を残すと
今の浄化による一撃で全ての『スキル』が解除され
身動きを解放された3人の下へと足を向けた...。

「...鼓膜や脳内部の修復はこれで...。
っとハウリング?今度は貴方の傷を...。」
キョウの“力”で『知也』と『光助』の傷は
完治した...正気を取り戻した2人は、
突然の3人の訪れに驚き歓喜する
「へへっ...その呼ばれ方も懐かしいな?」
「再会、ちゃんとみんな果たしたな!!
...あっ!この子は『洋子』、三浦 洋子ちゃんだ!!」
「あの、さっきはどもっ!!
紹介にあった通りの三浦 洋子です、洋子
って呼んで貰えるとありがんで-す!!」
さらっと洋子も会話に混じり、もをこの地では
何もかもが終わったと、思っていた
…その時!!…
「...無に還す...。」
不意に巨体から通常の人間状態に舞い戻った
玲の異様な眼光が一同へと向けられた...。



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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