『Classification !!』2月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




2月5日(月)

第五六二話 『退廃の緑〜Z〜』(2.5.月)
(『高原地帯』編、激闘の完結。)

気弱な犬獣の少年と再び出会え喜ぶ
自らを犠牲に『淫獣牢獄』に捕らわれて
いた強気な少年は何かに気付き『勇二』に
声を掛け指を差した
[やぁ、あんたもおれらを助けてくれた
人達の仲間なんだろ?っと...あのさぁ
今、そこに寝てる奴...『シシ』の
身体動かなかった?]
「えっ?...ぅあぁっ!?!」
すると、勇二が目をやった瞬間
[...ぅう...オレ様は...一体...。
酷く疲れた...何か飲物はないだろぉか?]
彼は心の牢獄から覚醒し、精神を取り戻す
「えっと...はぃ...。」
[すまない...。]
そして、飲物を勇二の手から受け取ると
それを一気に飲み干し、“ジブリ”の気配を
感じて徐に場から立ち上がり雄叫びを上げた!!
ヴぁるぉおおおっっっっ!!!
[ひょぉ!!統治者の復活だぁっ!!!]
「みっ...耳が〜ミミがぁ〜!?!」
歓喜する少年の横で耳を抑えながら倒れ込む
勇二、しかしそれを気にせずシシは
拳を握り締めながら間髪を入れずに洞穴の
入り口へと向かい足を進めた...。

「まっ!待って!!」
[何だ?礼ならしたはずーーー]
不意に足を止めたシシの下へと走り
自分も行くと言葉を遮り叫ぶ勇二...
「ボクも闘う!!...ここで待っているなんて
もぉ、何の為に戻って来たか意味が
わかんなくなっちゃうから...!!!」
[...良い瞳だな...よかろう、オレ様は
この洞穴の潜入なら数回あるのでな?
遅れるな?...行くぞ!!!]
少しの間の後、シシは返答し有無を言わさず
道案内を引き受け闇を疾風のごとく走り抜ける、
「待ってて、すぐ追い付く〜ぅわぁ〜あっ!?!」
それを追う勇二だったが、かなりの
不安を残し同じく闇に消えた...その頃、
「...くっはははは!!!!
水面に映りしジブリの蔭よ、殺せ!!!
全てを無に還えすんだぁあーーーっ!!!」
雹ノ 京香』『海驢 智明』『雪ノ城 春化』が
参戦した支配者との闘いは絶頂を迎え
元の『洋子』『光助』『知也』を
含め6人で反撃を試みる、もーーー
消えなさい、消えましょう、一緒に共に!!
ヴァギュオオオオッッッン!!!
銀髪の青年『』が最大限に
発揮させた双壁の『スキル』【特殊能力】
旋律の牢獄』【クラシック・プリズン】と
純血の大麻』【センプテーション・パウダー】
更に、怨念の気が固まった蔭によって
肉体を形どるジブリの狂気に近い連続の攻撃に
よって“動脈の玉座”内部と共に一同は
薙ぎ倒され、全滅の窮地に追い込まれていた!!!

はぁはぁはぁ...辿り着いた先ーーー
「光助ぇーーーッ!!!!みんな!?!」
そこにはみんなが居た、でもその前には
歪んだ何かを身に纏っていた誰かががいて
...ハロウィンぱーてぃーに出てくるよ-な、
あ!Nightmare Before Cristmasの犬の影みたいな
へんな奴も、何かやばぃよ〜みんなが...
[くっ...この距離からじゃ、間に
合わない!!!...お前は何かないのか!?!
“能力者”なのだろぉッッ!!!!]
「ーーっ!?!!」
ボクは...そぉだ、何も出来なかった
頃のボクとは今は違う...ぅんうん、あっちでも
ちゃんとボクは今のボクのままで
居られたーーーー
「ボクから離れて、後ろにいて...。」
[っ!?!...おま...っちぃ解った、信じよう!!]
きゅるるるっっっっっ!!!!
だからボクが今、みんなを助けて魅せる!!
「ーーーーーああぁぁっ!!!
サンシャイン・ストレート・ヴァニッシュ
【黒点の閃光】!!!!」
全力で魔力を想いを両手にこめて解き放つ!!!



2月6日(火)

第五六三話 『最後に残ったモノ』(2.6.火)

「死せる太陽よりも輝き、終わる一瞬の
閃光をボクに....っっ!!!
行っけぇぇーーーーっっ
『サンシャイン・ストレート・ヴァニッシュ』
【黒点の閃光】!!!!」
…次の瞬間!!!…
ギシュルァッッッッッッ!!!
「...陽炎...ぼふぉぁっ!?!!」
一同に止めを刺さんとしていた『玲』の音階の
結界を一瞬で決壊させ閃光により蔭を
融解、更には大麻による鱗粉を爆風で
巻き上げ全てを消滅させた挙げ句の果てに
直撃を喰らった青年の身体を業火で焼き付くす!!!
「はぁはぁはぁはぁ...ボクの大事な者は
...自分で守るんだ...。」
どさっッッ!!!
全精力を使い果たした『勇二』は走って
来た事もあって肉体的にも精神的にも
限界を迎えその場に膝を落とし崩れてしまう
[良くやった...今度はオレ様の番だな...。
決着を、折り合い付けるぜぇ!!!]
だが、その後ろから『シシ』が重い彼を
抱え岩場への激突を防いだ後(のち)、声を掛け
拳を構えて燃え盛る紅練の炎に包み込まれ
呻き声を上げる玲の下へ颯爽と向かう!!!

「ぅぉおおお!!?!!この自がぁぁ!?!
死ぬハズが無い!!!
自は不死身ーーー」
…一瞬!!!…
ヴァジュバッッ!!!
[お前の戦うべき戦場はここじゃねぇ...。
還りやがれぇっっっ!!!
ストライト・パニッシュメント』ぉお!!]
摩擦により炎を纏った鋼鉄の爪による
斬撃が青年の躯をエックス型に切り裂き
自らの鮮血により彼は鎮火して行く炎の中で
漆黒の怨霊達に四肢を捕らわれる...
「...そぅか...ふふっふぁぁあっははははは!!!
....人間共...自が還える?...くくっ
違うねぇ...待っていろ?...。
自は貴様ら統治者の存在理由も知って
いる...あばよ...。」
歪みへと沈んで行く中で彼は意味深な
言葉を残し、まるで望む様に
安らかな笑みのまま亡霊達を引き連れ
ドップリと宵闇に姿を消した...
[“ジブリ”は葬った...これで...
ーーーー地帯は、解放されたぁっっ!!!]
遠吠えに類似したシシの叫びは何故か
終演を迎えた地帯に相応しくは感じなかった
自分の混沌を振り切るように彼は
爪にへばりついた銀色の鮮血を振り払う...。

「“古術陽術式”『解放
自身の持ち得るリピドーによるーーー
陽性強化治療』【エターナル・シャイン】!!」
キュパァッッッッッン!!!
一同の傷は『知也』と『京香』によって
完治され此処に『高原地帯』は“ジブリ”の
支配を逃れて自由を手にした...そして、
遂に7人は数々の別れを経験し、一つとなる...。



2月7日(水)

第五六四話 『幕開け』(2.7.水)

数奇な運命に導かれる様に7人は
出会い、時には別れて此処に一堂を会した
そして“ジブリ”と化した『玲』を打ち倒し
『高原地帯』を解放してから、現世時間で
1時間程度、つまり異世界での数日間...
「ぷふぁ〜〜!!!次や次〜〜〜〜!!!
なんやねん、これ?まぁ美味いからえぇけどなぁ〜。」
「...ったく、飲みすぎなんだよ。
それ以上太っても知らないからね?...。
(今でもイーブンだけど。)」
今まで各地の冒険で疲労が溜まっていた
7人は統治者『シシ』の計らいで
遊戯施設に案内され復興した『エキドナ』に
暫く滞在をする事に決め、戦いを忘れ
只、純粋に日々を遊んでいた
「ひゅ〜ひゅ〜熱いわねぇ?」
「...『ハルカ』か、そんなんじゃないさ?
あたしはハウーーーじゃない、『光助』
一筋だからね?」
ハウリング』=光助の図式は
知らない3人にとってかなりの衝撃
だったらしく、記憶が戻った事も伝えられ
更には『獣化』が解けた姿には
もっと驚かされていた、特に『京香』が
「ふふっ、あっちのがどっかの
誰かさんと違って可愛げがあるもんね?」
「ぅっく!!それってよぉ〜俺様に
たいする当てつけなんか?おぉ?!!」
「はぁ?葡萄糖で酔ってるデブちゃんには
関係ないでしょ-が?」
一瞬即発の雰囲気をか持ち出しながら
酒場での3人の会話は進む...。

「ふん、ふん、それで???」
「つまりだよ、『教皇の宝石
【ハイエロファント・ジュエリー】ってのは
魔力制御装置みたいな....そうだな、ぼくが
今創れば、良いのだな。」
徐に羽ペンを学生服から取り出した
『洋子』は『勇二』の要望に応え
緑色の至高の宝石、エメラルドが
添加(てんか)されたイヤーカフスを産み出すと
手渡し見せた...
「これでボクでも制御出来るかなぁ〜?」
「ぅ〜ん、まぁじゃあ装着してあげる。
ぼくの“ミスルーのナイフ”同様にそれにも
マンガと同じ効力を持っているハズ!!」
パチッ!!
「あっ!?...っと、ちょっと耳が挟まれて
痛かったケド、何事も最初だけなんだねぇ〜!!」
「ははっ、勇二が言うと何か意味が
違うよ-な、ってかあんた耳タブが
太すぎんの、まぁ出来たわよ?
魔法でも試してみれば?」
先の闘い等から感情的になりすぎると
一撃必殺の威力を持つ魔法が放てるが、自らも
倒れてしまう事に前々から悩んでいた勇二は
洋子のコミケサークル(部活動)の話しを
聞き、過剰な魔力を制御するアイテムを作成
して貰うと早速、岩場に向かい魔法を
放たんとする...が、しかし
ぷしゃゅあぁっ!?!
「...あっはは...お腹空いて“力”がぁ〜(汗)」
「ーーーっはははは〜、らしいね?
解った、じゃあ居たら他の誰かも誘って
食べに行こうか?」
不発に終わり両手から煙が出ただけで
終わる、だがそれを考慮して洋子は
彼を食事に誘い他のメンバーとの親密度を
少しでも上げようと努力する...。

「本当に良いのかぁ〜なッ?」
「遠慮はいらない...オレも光助も...。
もっと強くならなきゃ...いけないんだろ!!!」
ガシュァッ!!!
拳と拳がぶつかり合う音が高原に響き渡り
夕日が沈んでもそれは尽きる事無く続いていた...。



2月8日(木)

第五六五話 『そして…旅路へ』(2.8.木)

豪遊していた数日が瞬く間に過ぎ去った
「ふっ...また寄ると良ぃ!!」
『シシ』らの見送りを受けて7人は
新たなる地『火山地帯』へと向かい
もう、恐らくは見る事の無いであろう
高原の景色を眺め朝日を浴びながら
足を踏み出した...。

「...『光助』も気付いていたのか...。」
「『キョウ』も、か...。」
出発の前日、2人はシシが改築した
淫獣牢獄』へと出向き
ある疑問を紐解きに訪れた...
[どうしたぁ?こんな夜更けに???]
身体を鍛えていたシシを前にまず
京香が口を開いた
「...貴方はあの『玲』と言う彼に
最後...“貴方の存在理由を知っている”
っと、言われていたな?」
「それを打ち消す為に...彼を始末したように
オレっちには見えたぜ?」
続けて光助も言葉を放ち返答を彼らは待った...。

[...良いだろう...オマエ達は後に
知る事となるのだからな...。
オレ様ら統治者の存在理由、それは
即ち...支配者達と対を成し...この世界の
既定を生み出し、護る事...。]
彼女達はこの後、少しの会話の後
火山地帯の地図を手渡される、と...
何故か落胆したシシを置いて
『エキドナ』の宿舎へ戻って行った...。



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


他の項目を見るッスか?

最初に戻ちゃうの?



このページは GeoCitiesだよ〜 無料ホームページを見てねッ!