『Classification !!』2月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。


2月25日(日)

第五八二話 『カタルシス』(2.25.日)

勇二』『光助』『智明』『春化』『知也』らは新たなる地へ
足を踏み入れた瞬間、『京香』『洋子
2人と分断され更に『火山地帯』の気候に
足止めを喰らい続ける、も...どうにか
町へと辿り着くがそこは既に『幻魔』に
よって崩壊させられてしまった直後だった
何故、こんな事に...その理由は一同と
対を成す存在が一人『ルクレツァ』に
あった...彼女が“核色”を求めこの地に訪れた事で
支配者は遂に均衡を破り、強襲に踏み切ってしまったのだ
赤神の鬼』【エボニー・ドール】が
シュバィツア』が統治する『』を
襲っていた様に、彼女に仕える
スキル(マスター)』【特殊能力(者)】達が
一斉に街町を物凄い勢いで奇襲しだしたのだ!!
...元々この地、火山地帯は現世アフリカ大陸の
半分を占めている為にかなり広い、だが
街と呼べる場所は3箇所、町が4箇所と
少なくしか存在していない...よってこの地では
街や町に移行され運良く辿り着くだけでも
相当の“力”と精神力を要するのだった...。

クレヴァート』『クリストファー
ロヴァーツ』の3人は猫耳フードの
少女『南目』との闘いで重傷を
負ったもののキョウらのスキルによって
完治された傷が完全に塞がった事を確認すると
シュバイツアの下へと急ぐ...が、
「遅くなったわぁ〜〜〜...?!!
ちょっ!?!ロィ!!クリス!!
Bossが大変なのよぉ!!!!」
そこには、ルクレツァが手にした異型の刀に
はめこまれた『闇の核色』によって
自我崩壊を引き起こされ床に伏せた
彼女の不敏な姿が目の前に飛び込んでいた...
「防ぎ切れない!!?!」
中庭では火炎の渦に飲み込まれ息を
するだけで即死を迎える攻撃を受けた
気絶寸前の洋子に替わり同じく核色使いの
キョウが『火の核色』の威力を試す
がてらに彼女を追い込んだルクレツァと
遂に運命の対時を果たす....
「Hey,meがwinしたらぁ〜ん
Youが持つ、ソレ...奪わせて貰うかもぉん?」
「...ほざいてな...あたしは今、機嫌が
悪いのさ?...まさか、あたし以外に
使い手が居る...な〜んって思っただけねぇ!!!」
両者の武具にはめ込まれた宝石が
より一層、輝きを増し使い手を照らす!!!

「ぅっ...くっ...ふぁっ...すまなぃ...。
キョウ...あんたに迷惑なんか掛けて
しまって...くそっ!!!」
抹殺される寸前の所で絶命を逃れた
洋子は肺まで火炎を吸い込む事は無かった
ものの外傷が酷い身体を彼女に浴びせられた
水で冷ましながら口惜しそうに声を漏らす...
「...洋子、貴方の心意気は...
賞賛に値する...だから、あたしが
引き継ぐのさ?...仲間だからね!!!...。」
「ARE YOU READY !?」
だが、キョウの言葉に元気付けられた
彼女は頷き後を任せ闘いの行方を見守る...。



2月26日(月)

第五八三話 『シリーズの激突[前編]』(2.26.月)

「...『火の核色』逆にあたしが戴くさ!!」
カヒュッッッッッン!!!
『京香』は徐に剣を構え『風の核色』を
使い高速斬撃を仕掛ける
ガキャァッッッ!!!
「SHUT UPッ!!!...。
元々、これはこのSWORDのモノ...
そんなバカげた台詞は似合わないわぁん!!!」
しかし、造作もなくソレを打ち弾く
『ルクレツァ』はもっともな意見を言い放つと
隙を突き火炎を放出する!!
バビュォオオオッッッ!!!
「...無駄ぁっ!!!...。
それはこっちも同じなのよ、この核色は
あたしが最初に手にし...そして、
別個のモノ達もあたしを使い手として
選んでくれたのだから...!!!」
火炎の渦が『洋子』に向けられていた様に
キョウにも襲いかかる、だが手にした
核色の“力”で疾風を産み出し
炎を風によって飲み込み掻き消して相殺させた
「ふっん...まだまだ、使い切れて
いないんじゃなぃかしらぁん〜?
...Fire of the Power
...刀に宿りなさいッ!!!!」
ヴぁじゅぉおおおおっっ!!!
敵の手際の良さを見て笑みをこぼしながら
彼女は不意に核色の限界値を見いだす為
更に強い想いを与え...今、刃に火炎を灯す!!

「ぅう...『R・T』【リターン・タイム】
無しでも...あいつ...こんな実力を?!?
...最初から全力でやられていたら...。
(ぼくはまた無力なのか...?!!)」
洋子の自信が喪失すると同時に手にしていた
拳銃2丁が音も無く崩れ去り唐突に消滅した...
「そう言えばぁ...自己紹介もまだ
YOUにはお済ではなかったわぁん...。
Myself have name by 〜〜〜
ルクレツァ・S・ノエル
【るくれつぁ・すれいつ・のえる】...ふふっ、
FULL NAME紹介なんて〜久しぶり
ですわよ...でも、同じ使い手としてなら
非礼無くしますわぁん...。」
ルクレツァの不意な自己紹介で間の
空いた場にキョウも応える
「あたしは貴方と同じく核色使い...。
っとでも呼ぶのかしら?...『雹ノ 京香』...。
宜しく、でもないけど...まぁ
覚えていて貰えれば光栄だわ...。」
2人の間に一瞬、なま暖かい風が
通り抜けたーーー
…その瞬間!!!…
ジュギュァァッッッッッ!!!
「CHANGEですか...ふっ、しかし!!!」
ジュボォオオオオッッ!!!
「...気化を一瞬で、だと!?!」
走り出す双方の全力を賭した斬撃が激突する!!!

火を纏った刃を振り上げるルクレツァを
迎えるべくキョウは核色を一瞬にして
ハメ変えソレらを打ち消す水を得る...が、
「あっはははははははっっっ!!!!
水が何時何時(いつなんどき)でもーーー
FLAME(フレィム)にwin出来ると思ったら
大間違いですわぁっっ!!!」
即座に水は灯した火炎に逆に蒸気として
掻き消され無防備な彼女を取り囲む!!!



2月27日(火)

第五八四話 『シリーズの激突[中編]』(2.27.火)

ジュパァッッッッン!!!
「...『土の核色』...『智明』の
想いの込められた核色...それが
あたしを守ってくれた...感謝するわ...。」
火炎に飲み込まれた『京香』が窮地に陥った
瞬間だった...しかし、彼女は冷静に
現状を見つめまず『スキル』を発動
炎からソレを防護する膜を逆に創り出す、そして
疑似障壁が打ち破られる、その前に
水の核色』から智明に託されていた
土の核色へと核を入れ換え、操作した
地盤により敢えて自ら土を被り身体に
まとわり付いた火炎らを消滅させた!!
ガキィッッッッン!!!
「フレィム・ソードによる攻撃を
退けた...なんて?!!...。
...しかし、YOUは感じているハズ...。
『火の核色』とそちらの決定的な違いに!!!」
『ルクレツァ』の言葉はキョウの心を
まるで見透かすように指摘する...。

「...気付いていたのか...。
(彼女の“核色”は完全な攻撃専用の“力”を
有している...それに関してあたしの核色達では
あまりに分が悪い...。)」
そう、核色シリーズの6つには属性と
同じく本来持つべき相互作用や反発が存在
していた...しかしその中でも
異質で特に攻撃汎用の為、力が強いのが
火の“能力”を有す火の核色だった...
だが彼女達はまだ知らない...自らが
対を成す存在であるソレと同じく....
この核色達にも対を成す存在が在(あ)る事に
...そして、最後の7つ目の核色の存在を...
「はっははは!!!!風、水、土...そして
YOUの『スキル』による攻撃では
こちらのattackを防ぐので手一杯なはずよぉん!!
さぁ〜って尽きるまで...あと、どのくらい
かしらぁっん!?!」
執拗な火炎による攻撃を受けるキョウにも
限度が迫って来ていた...本来、防御汎用として
有った核色達を使い続けていれば
攻撃は防げるものの反撃に転ずる事が
出来ずなにより精神力を奪うそれらを
永遠に使い続けていられる程、甘くはない...
「...時間の問題か...あの時の...!!!」
だが、しかし限界が訪れようとしたーーー
…その時!!!…

「くっ!?!...Great...それがYOU本来の
核色...ふふっ、面白い...!!!」
キョウ自らの強靭な精神力が産み出した
結晶の核色が出現し、場の火炎の渦を全て
掻き消すと同時に敵を威圧する!!!



2月28日(水)

第五八五話 『シリーズの激突[後編]』(2.28.水)

がじゅぉおおおおっっっぉおん!!!
「...あたしには貴方になんて負けている
暇なんて存在しない...。
決着を...さっさと付ける...!!!」
突然!!『京香』の周囲から閃光が発し
『ルクレツァ』が無数に生み出した火炎の
渦、炎の竜巻を全て打ち破るがごとく掻き消すと
更に彼女を光により圧倒し吹き飛ばす!!!
「ぐっ...ふふっ...あっはははは!!!
そう...そうなのねぇん?
あたしと同じTYPe...だから...か、
偶然だけで選ばれたのではない証拠。」
不意に何事も無かったかの様に
立ち上がったルクレツァは彼女が包まれた
神々しい閃光の正体に気付き言葉を残した...
「...『光の核色』...!!!!
希望の刃よーーーー」
しかも彼女が言い放ち攻撃に転じる、その前に
「ふふっ...今回は試しで終えるハズ
だったのデスが...本気になってしまい
ましたわぁ〜ん...!!!」
再び口を開くと、同時にーーー
「…それは?…。(まさかあたしと同じ...。)」
オォオウォオオオォオッッン!!!
「そぉ、YOUと同じく眠れる
“核色”...『闇の核色』よぉん!!」
闇の核色を発動させる!!!

「...なるほど、出揃ったってワケか...。
選択も間違えない...(『火の核色』からの)
あたしに対等に相手をするには
それが一番だから...しかし!!!」
ビキッッッッキッッン!!!
「It mistake,反発し合う
属性だとしても〜〜〜〜〜〜
闇は光を凌駕する!!!!」
激突する光と闇の“力”は強大過ぎる為に
この地を揺るがし大地を裂く程に影響を与える!!
「WHAT,なっ...なんだぁ!?!」
「OH-MY GOD.」
「...カタストロフィ...黙示録の闘いの様だ...。」
中庭の闘いを目撃した3人はその凄まじさに
愕然(がくぜん)として喰い入っていた...
「...ふっ...潮時か...。」
同じようにまったく別の場所からそれを
観察していた者が居る...その人物は2人の
闘いを傍観しながらそんな風に呟くと
徐に場へと降り立った...。

「...光の刃よーーー」
「闇の刃よーーー」
雌雄を決する一撃が打ち放たれんとしていた
…その瞬間!!!…
「...そこまでだ!!!」
両者の間に割って入る者が出現する!!
「...くっ!?!...君は...!!!
(『智明』から『貴弘』を奪った...!!)」
「WHY!?! 何故、YOUが此処に!?!」
その人物は全身黒づくめの衣装を頭まで
スッポリと被った、彼女と同じく
『異界の闇覇者』の一人だった...
「...貴殿らの闘い...決着共に此処では
ない筈だ...それにノエル...君も用は
済んでいるハズ...撤退だ。」
「...Sit,しかたないわぁん...。
でも、決着いずれ付けるわよぉん...。」
大人しく引き下がったルクレツァは
ヤリ切れない高ぶりを魅せながら
キョウへ、そう言い残して不本意に仲間と共に姿を消す...
「...ドロー...か...。」
彼女達の闘いが終わりを告げると同時に
蒸気で舞い上がった真水が雨として
場に降り注ぎ全てを鎮火させた...。



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!