『Classification !!』9月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

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9月17日(金)

第五十七話 『続、智明パニック!!』(9.17.金)

シュパパパッッン!!
「フッ...見る目は、あるようだな。」
気配のした空間に放った
俺様の攻撃は、ナニ者かの
マントみたいな奴を掠った...
そして、それと同時に姿を現した
辺りの闇よりも暗い漆黒のマントを
全身に覆った不気味な奴に向かって
「へぇ、お前こそやりよるやんか...
俺様の攻撃をかわしたんやからなぁ!!」
俺様は、叫ぶと一気に詰め寄って
斬首刀で殺しにかかる...が、しかし
そいつは、まるで実態の無い抜け殻の
様な浮き上がり方で上空に上がると
俺様の渾身の一撃を避けた!!

「...私が相手をするほどのモノか...
確かめてみよう...『魔木』【トレント】達
では、君には役不足だったようだからな...。」
「トレント?...あの化け物達のことか?!
って事は!?お前、...あの時
あの場所に、いたんやな!!?!」
「...何だ...気付いていなかったのか...
(鈍いな。)
まぁ、いい...私に忠誠を誓いし
『幻魔』よ...その身を現せ!!」
そして、上空からその不気味な者は
そう呟くと、『智明』がいる地上
付近にマントから更に、鎧の様なモノに
覆われた右手をかざした!!
「...目覚めよ...『貪る屍の恐竜』
【マンティアス】!!」
ドギャギャギャギャンッッ!!!
すると、地上に亀裂が走り
そこに存在した巨大な十字型の
彫刻の真下から
同じように巨大な恐竜が地響きを
立てながらその姿を現した!!

「なっ...何でキョ..恐竜が....
ちぃ...殺ったるわぁ!!(ヤケ)
こいつの次はお前やからなぁ!!」
上空から自分を見下ろす、何者かを
物凄い形相で睨みつけ
半ば自棄になりながらそう叫ぶと
智明は、斬首刀をしっかり
構え轟声を上げて向かってくる
マンティアスに突っ込んで行った!!



9月18日(土)

第五十八話 『我が剣に斬れぬモノ無し!!』(9.18.土)

「喰らぇぇーーーッッ!!!!」
『智明』は、耳をつんざく様な
『貪る屍の恐竜』【マンティアス】の
叫び声だけで、全身に振動が
渡り、空気まで震えている事を
もろともせずに、突っ込む!!
ギュォォォ!!!!
マンティアスは、茶色い鱗に覆われた
両腕、尻尾からの3連撃を繰り出し
智明を翻弄して倒そうとする...が、しかし
ドギャギャギャン!!
「なんや、図体だけがデカイだけなんやな!!」
その攻撃を軽くかわすと
地面に押し当てられた、マンティアスの
右腕に旨く飛び乗った!
そして、一気に駆け上がり、巨大な首もとまで
来ると、マンティアスがそれに
気付く前に
「恐竜って鈍い鈍いとは、聞いて
いたが...本当に鈍いんやな...
もお終まいにしよか?」
ぱしゅんッ!!
そう呟き、片手で構えている
斬首刀で、マンティアスの首を軽く
叩き落とした!!

ガシュッンン!!
マンティアスの首が地上に落ちると
その衝撃で、砂ぼこりを巻き散らす。
「さぁ、次は...お前やッッ!!」
マンティアスのカラダの上から
そう叫ぶと智明は、その巨体を
踏み台にして上空に浮く、黒マントの人物を
攻撃をしにかかる...が、しかし
智明が上空に飛んだ、瞬間!!
「しっかりしろよ、まだ
終わってないだろ?」
物凄い勢いで、左の足首を巨大な
手に捕まれた!!
「なっ...バカなァっ!?まだ生きて
いたんかッッ!?」
しかも、そのまま更に一気に全身を
片手に捕らわれ、その衝撃で斬首刀を
手放し真下に落としてしまう...
「...ぐっ...あっぁぁぁ!!!」
身動きが取れず、もがいている智明を
手の中で、そのまま握りつぶそうと
するマンティアスは、首がなくなった
箇所から紫の血液を垂れ流しながら
徐々にその手に力を込めてゆく...
バシュゥッッ!!
マンティアスの爪が左肩に食い込み
鮮血が走る...だが、それを見て
脂汗を流しながら智明はニヤリと
笑った...そして、次の瞬間!!
「死ねや、ボケぇえッッ!!」
しゅぱぱぱぱぱぱっっっんん!!!
智明が流した血液が波状の刃に
成り代わり、マンティアスの全身を
切り刻むと、歪みに消滅させていった!!

どさっ..。
「ちぃっ...。」
奴の手から解放され
地上に投げ出された俺様は、左肩を
右手で抑えながら、今度こそ
奴を倒した事を確認すると
ちょうど真下に落ちていた斬首刀を
拾い上げて、更に上空で偉そうにしている
黒マント野郎に向けて構えた。



9月19日(日)

第五十九話 『呪い+80kg』(9.19.日)

「へぇ...もしかしたら君...
選ばれた者達の1人なのかも
知れない...ふふっ...だとしたら私が
お相手する必要があるか...ふふっ
面白い...!!」
黒ずくめのマントの人物は、そう
上空で呟くと、ゆっくりと自分を
睨みつけている『智明』の下に
降りて行った
「...次はお前の番やなぁッ!!」
即座に斬りつけに走る智明は
瞬殺にかかる、だが
ズギャッ!!
「...どうぞ、殺れるもんなら
やってみな?」
その攻撃は、完璧にその人物を
捕らえていた筈なのに、そこにだけ
空間に歪みがあるように、滑り
見えない何かに攻撃途中で
受け流されてしまった...。

「なっ?バカな...俺様の攻撃...
うぉぉおっっっ!!!ムカツク
キレた!!死ね!!」
更に至近距離からの斬首刀による
攻撃を智明は、繰り返すが尽く、狙いと
違う場所に受け流される...
さっき、マントにたった1度だけ当てた
あの攻撃が奇跡的なモノだと
言うように...。
「はぁはぁはぁはぁ...。」
激しく動き続ける為に
左肩の出血が止まらない...しだいに
出血多量で目眩が起こる...呼吸も
まともに出来ないくらいに...
「あははっ...君、やっぱり面白いわ
だって、頭悪いんだもん...いくらやっても
ムダなんだよ...君の自ら血で
敵を攻撃するなんて言う...
幼稚な能力でわね...。」
「ほざけぇ!!」
べちゃっ...。
そう言って笑う、目の前の敵に対し
攻撃を諦めずに続ける智明は、
不意を突き、黒ずくめの人物の
足元辺りまで流れ出て、地面に吸い込まれた
自分の血液を一気に針の様な鋭い
暗器に変化させて攻撃した
すると、突然の攻撃に一瞬反応が
遅れ避ける事が出来なかった、その
攻撃は、敵の顔にかずり傷をつけた!!

「私の頬から血が!?!?!?」
「はっ...ははは...ざまぁ見ろや...。」
動揺し驚く人物を見て笑いながら
遂に力尽きた智明は、その場に崩れた...。
「...ふふっ...私の『フィールド』が
効果のない地面からの攻撃か...やるな
このまま殺すのは、惜しい気がする...
そうだ...私の頬の傷のかわりに
君には、相応しい印を与えよう...
『G・F』【グラビティ・フィールド】
ふふふっ...私が能力を解除するまで...
ずっとその姿だからね...。」
倒れた智明の下に歩み寄った
その人物は、微笑みながら両手を
倒れている智明に向かいかざし
また、くすくすっと笑いながら夜の闇に
消えて行った...。

そして、朝を迎えた、智明が自分の身に
起きた異変にパニックに陥っていた
その頃『貴弘』は、山道で新たな
トラブルに巻き込まれていた!!



9月20日(月)

第六十話『貴弘の死闘』(9.20.月)

「はぁ...街とか本当は無いんじゃ
ないの?まさかとは...思うけど...
このまま...野垂れ死に...!?」
山道を歩き続けて、ヘトヘトになり
更に前日から何も食べていないので
力も出ない...そんな状況でも
『貴弘』は、一生懸命歩くが
やはり途中で力尽きてその場に
へたり込んでしまう。
「...はぁ....。」
大きな岩を背にすると手にしていた
真っ赤な槍をその場に置いて
また暫く休むことにした。

「...。」
貴弘が、静かにその場にたたずんで
いると、不意に辺りから
また、物音が聞こえ始めた
またか!?そうは、思いつつも
ぼんやりとしていた意識を無理やり
戻し、横に置いていた槍を手にし
その場から起き上がった。
ぐちゃぐちゃ..。
奇妙な音が徐々に近付いてくる...
すると、同時にさっきまで晴れていた
天気も崩れ、暗雲が立ち込め空を
ドス黒く染めてゆく..。
「山の天気は、変わりやすいとは
言うけど...ここまでタイミング
良く変わるなんて..。」
確実に近寄って来るその物音は
突然、ぱったりと消えてしまった...
不思議に思う貴弘だったが
油断したらまずい...そう直感が
自分に教えていた...右手に構える
槍に柄の部分にも自然と力が入る。
静けさが辺りを支配する中で...
突如、貴弘の足元付近の地面が
次々と陥没した!!
ボゴォ、ゴコォッッ!!
「なっ?!何!!あっ!!!」
そして、そこからゆっくりと
『さ迷う死者』【リビング・オブ・デット】達が
(↑通称『ゾンビ』ですね。)
カラダを這い出して来た!!
それを見た貴弘は、パニックに
陥り、慌て蓋めく...が、その間にも
次々と新たなさ迷う死者共が現れる!!

「あひィ....くっ来るなぁ!!」
ビュンッ!!
べちゃ...。
[ア”ァ”ァァ”ァーーーッっっっ!!!]
僕は、無我夢中で突然地中から
溢れ出て来たゾンビ達に向かって
手にしている槍を振り回した!!
でも、その攻撃でいくらゾンビを
倒しても増えていくのできりがない...
って言うより逃げながら闘っていたら
いつの間にか墓地みたいな
所にきちゃったよ...ヤバイ...ヤバイよ!
僕は、直感で此処から離れなきゃ!!
そう心の中で叫ぶ、が...そうもいかない...
もう、後戻りは出来そうにない...
前からの、大量のゾンビを...
打ち倒さない限り!!

僕は、思いっきり力任せに槍を握ると
構え...闘うしかないと、腹を括った。



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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