『Classification !!』9月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




9月21日(火)

第六十一話 『旋風煉舞』(9.21.火)

『さ迷う死者』【リビング・オブ・デッド】達の
群れに覚悟を決めた『貴弘』は、
突っ込んで行く!!
「お”ぉぉぉーーッッッ!!!」
[ア”ァァ”ァ”ーーーッッ!!]
ザギュッン!!
単調な攻撃しかしてこないと
理解した貴弘は、さ迷う死者共を
次々と槍で攻撃し撃退、歪みに沈めてゆく!!

「はぁはぁはぁ...くっそぉ!!」
それでも、いくら倒しても
やはり切りがなく出現する
さ迷う死者に徐々に残った体力も
奪われ、削られ始める...
ズバッ!!
[マ”ァアァアァ”アア”ァーーッッ!!]
「...くっ...こんな時に、あいつ
いてくれたら...!!」
しだいに、追い詰められ
昨夜『智明』と黒マントの
人物が闘っていた不気味な彫刻が
立ち並ぶ場所に来てしまった
「あっ!?」
バギャン!!
さ迷う死者の攻撃が一瞬油断した
貴弘の胸部にかすり、たったそれだけで
そびえ立つ彫刻に背面から叩きつけられた!!
「ガフッ!?...な...力の差が...
違いずぎる..!!...あんなのがまともに
当たったら...僕は...即死!?」
よろけながらもその場から立ち上がる
貴弘は、まだまだワラワラと迫ってくる
さ迷う死者達を見て、突然
「....ムカツクわ...なんやねん?
...あ”ぁ”〜...だっるぃなぁ〜!!
もぉ、死ね.....って言うか殺すッッッ!!」
逆切れをし始め、形相が智明に近くなる
そして、次の瞬間!!
ズギャギャギャンン!!!
さ迷う死者の中心に自分から一気に
走り寄った貴弘は、槍を構えたまま
カラダを捻り反動を付け勢い良く
その場で自転し、自分を取り囲み殺そうと
するさ迷う死者達を斬り裂き消滅させた!!

「どうやら...形勢逆転みたいやな?」
明らかにさっきまでの弱気の
貴弘とは違う...物凄い威圧感で
さ迷う死者共を一掃する...
そんな勢いで敵を次々と倒していくと
しだいに、暗雲も去り
天候がまた良くなり始めた...そして
日の光が差し込むと、さ迷う死者達は、
自然に蒸発するように消えていってしまった。
じゅあぁぁ〜...。
「え?...もぉ、終まいなんか?」
それを見て呟く貴弘は、気が抜け
その場の石畳に倒れこんだ。

貴弘は、暫く休むとまた山道を
歩き始める...そして、それから
少しすると、遂に何処かの街を発見した!!



9月22日(水)

第六十二話 『ハルッズ』(9.22.水)

「やっ...やった〜!!街だ街ぃ!!」
漸く山道を乗り切った先に
山岳地帯中間地点に存在する街
『ハルッズ』に訪れる事が出来た
『貴弘』は、歓喜しながら近付くが...
ゴンッッ!!
中に入ろうとすると、見えない
何かに頭がブチ当たり、その場に
座り込んでしまった。
「痛いッッ!!...なっ!?何で...
入れないんだぁ!!」
その場から額を摩りながら起き上がった
貴弘が、そう叫ぶと...突然
ギギィィーーッッ。
扉が開くような音がして、誰かが
貴弘の下にやって来た...。

「ごめんね、ココ...見えない扉が
あるんだよね〜
...って君、“能力者”でしょ?」
「??????」
「...ん〜まぁいいや!!案内するから
こっちにおいでよ!!」
僕は、突如現れたおんなじ様で
どこか違う服を来た、同じ歳位の
青年に手を引かれ、そのまま街の中に
入って行った...。
「あのさぁ...。」
「わかってる!!...お腹空いて
いるんでしょ?」
「あの〜僕お腹が弱いからあんまし
きっつい料理は...その...。」
「あはははっ、君...この世界に来て
まだ少ししか経ってないんだねぇ〜
大丈夫!!この世界は、君達の世界と
酷似しているから食べ物も一緒さ
そうそう、...さっき来た子と君は
おんなじ事言うんだねぇ〜。」
僕は、街の入り口付近にあった
建物の中に連れていかれると
テーブルに用意された食事を貪り食べた!
...それにしても...さっきから
このヒトは、ナニを言っているんだろ?
ここが別の世界だとか何とか...
ってぇ!?...マジで...悪い夢とか
じゃないんだ...やっぱし...。
僕の食事が終えるとそのヒトは
親切にこの世界の怪物達の事や、
街の事等を色々教えてくれた。

「そうだ...さっきの話しに出てきた
僕とおんなじ事をいった奴って
今は、何処にいるの?」
「あははっ...ん〜確か...動くと
だるぃ〜って言ってたから...
寝室にいると思うけど?会いたいの?」
「ちょっと、興味出たんだ。」
「んじゃ、ついて来てよ、案内するから。」
僕は、彼の後に付いて行くと、ある建物の
一室まで案内された...そして彼と
赤い扉の部屋に一緒に入ると、そこにはッッ!!
「ぅ”ぇぇぇ!?!?!??!」



9月23日(木)

第六十三話 『再会』(9.23.木)

「あ”ぁ”ーッ五月蝿いなぁーッなんや...って
...ヒロ...お前!??!」
「って言うか…誰。」
『貴弘』が青年と共に
部屋に入るとそこにいたのは
ベットの上で寝転がっている、見知らぬ
まるまる太った青年だった...
「なっ!?なんで僕の名前を知って!?」
「はぁ!?...俺様だよ俺様!!
わかんないんかッッ!?」
「え”!?...その喋り方は...まさか...
そんな...有りえない...だって
1日前まで...そんな...太っ...あわ?!」
ドサッ...。
いきなり起き上がり慌て蓋めく
貴弘をベットに押し倒すと、目を見つめる
「...解ったんやな?...。」
突然の出来事に焦る貴弘は、目の前の
人物がまだ『智明』だと認められずに
いて、心臓がドクンドクンと脈を打つ
「...ど...どうして...そんな...。」
「そんなナニ?」
仰向けの自分に覆いかぶさる様に
4つん這いでいる智明に少し脅えながらも
逆に少し興奮していた
貴弘は、その問を答えられずに
口ごもった...。

「あははっーやっぱ二人とも知り合い
だったんだね!
ん〜“能力者”が2人も居れば...
この地帯、解放されるかも知れない!!」
はっ!?...彼の言葉で正気に戻った僕はーー
って何で僕、ドキドキしてんだ!
...確か智明は、自分だって言ったし...
今なら...少しだけそれの意味も
解るような気がするのに...なんでーー!?
「ううぁ!?...ははっ...智明だって
ことは、解ったからネ...あはは。」
そう言いながら、智明から逃げるようにして
ベットから起き上がり彼の下に走って逃げた
「ふ〜ん...まぁえぇわ...俺様が
こうなったのにはワケがあるんやけど...
...まっお前に話してもムダそうやから
やめとくわ、んじゃな、俺様まだ
眠いから寝る...今度、邪魔したら...。」
僕は、智明がナニを言わんとして
いるのか解ったので、すぐに彼と共に
そこから退散した...はぁ...殺される
かと思った...。

2人が感動(?)の対面を果たしていた
その頃...街の一角では、
ある異変が起きていた...。



9月24日(金)

第六十四話『ナイトメア』(9.24.金)

じゅるるるっっ...。
「うっ...ひぃ...いやぁーーーっっ!?!?」
街の中心部にある噴水が真っ赤に
血で染まってゆく...
[クククッ...また一匹『さ迷う死者』
【リビング・オブ・デット】が出来た...
さぁ...起き上がれ...!!]
人々の見ている前で全身に真っ赤な
ローブを纏い、大きな切っ先の鋭い鎌を
片手に構えた...唯一見えている顔から
骸だと解る、その『幻魔』は、
突如現れると噴水辺りで
遊んでいた少年を鎌を持つ手とは、逆の
手で軽く捕まえ、嫌がる少年の口元に
鎌の刃を当てがう....すると、ゆっくり...
少しづつゆっくりと口内にそれを押し込んで
ゆく...少年は、押し込まれる度に
痛みで痙攣し泣き叫びながら糞尿を垂れ流す...
鮮血を床一面にバラまくと絶命し
それを見た幻魔は、死骸から心臓を
取り出し喰らう...そして死骸を
噴水に投げ捨てるとケタケタと笑った。

[ア”ァア”ア”ァァ”ーーー!!!]
少年の死骸は、幻魔の声に反応し
起き上がった...それを見て脅えて
逃げることすら出来ない街人達....
辺りを恐怖が確実に支配してゆく!!
[さて...次に我と血の契約を
結び肝をくれるやからは...誰だい?]
恐怖する人々を見てさらに嘲笑し
次々と襲いかかる....鼠算式に増えてゆく
さ迷う死者達は、さっきの『貴弘』との
闘いの時にように日差しを浴びても
死ぬ事がない...MαSTERである
『死骸の王』【ナイトメア】が側に存在
しているからだ...。

「こっ...これは!?」
「.....。」
2人が異変に気付き建物の外に
出た頃にはもう既に遅かった...
辺りは殆ど、さ迷う死者共に
取り囲まれ街の人間は、数十人しか
残っていない...しかもそれらの命も
今まさに刈り取られようとしていた!!
「くっそーーっ!!...って槍がない!?
僕の槍がぁッッ!!」
助けに入ろうとした貴弘は、自分の
武器が建物の中にある事に気付き焦る
が、しかしそれを後目に
側にいる青年は、
「ここは、僕がなんとかするからー
ヒロは、槍を取りに行ってよッッ!!」
そう叫ぶと1人さ迷う死者共の群れに
突っ込んで行く!!
「む、無茶...だ!?」
貴弘がそう叫ぼうとした瞬間
目の前に出来事にただ呆然とする
ドギャギャギャッッン
「早く取りにいくんだ!!
僕が倒せるのは、こいつらくらいだから
君達の...“能力者”の力が必要なんだ!!
君達にしか元凶を倒せない!!」
彼の両腕から光の鞭が発生し、それが
人々に襲いかからんとして
いた、さ迷う死者共を瞬殺
して行ったのだった!!
そして、そう叫ぶ彼に押されるかのように
建物中に入り、走ってさっきの
部屋に向かう貴弘だったが...中では
いつの間にか入り込んでいた
さ迷う死者達との命を懸けた死闘が
待ち受けていた!!



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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