『Classification !!』9月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

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9月25日(土)

第六十五話 『ホラー・ザ・バトル』(9.25.土)

青年の正体は、この街『ハルッズ』を
守る能力者ハルッズ自身だった!!
だが、彼ではこの事態を引き起こした
『死骸の王』【ナイトメア】を打ち倒す事が
出来るだけの能力がない...
やはり別世界から来た“能力者”の力には、
到底、及ばない...『さ迷う死者』
【リビング・オブ・デッド】達を歪みに
沈めてゆく中で『貴弘』が戻って来るまで
時間を稼ぐが、...もう時間は
あまりないようだ...街の人々を
助けながらの攻防では...。

その頃、自分の武器を取りにさっきまで
食事をしていた部屋に走って
戻って行った、貴弘だったが
途中で、リビング・オブ・デット達に
襲われていた!!
[マ”ァア”ア”アァ”ァアァアア”ーー!!]
「ぅあぁぁ!?...ヤバイよ...あの
武器がないんじゃ...死ぬ!?
いやぁ〜〜〜!!!!」
武器を持たぬ貴弘は、とにかく
逃げ回る...が、しかし
次第に数を増してゆく
リビング・オブ・デッド達を振り切る事も
徐々に困難になっていってしまう...。
「はぁはぁはぁ...接近戦なんか
したら殺られる...はぁはぁ...槍みたいな
離れた所から攻撃できる武器じゃ
ないと...僕は...はぁはぁ...。」
バギャギャンンッッ!!
[ア”ァァ”アアアァ”ァ”ーー!!]
一室に逃げ込んだ貴弘を追うように
壁を突き破り溢れ出てくる
リビング・ザ・デット達に遂に
囲まれてしまった貴弘...絶体絶命の
窮地に落とされた...その時!!
「はぁ...昨日も言ったんやけど...
しかりしろって...お前は
俺様自身なんやから!!」
バギャンッッ!!
壁際に追い詰められた貴弘の真後ろから
誰かの声が聞こえたと思うと
唐突にその壁が破壊され、そこからは
斬首刀を構えた『智明』の姿が!
「とっ!?智明!!」
「そんな奴ら相手にすんな、こっちから
外に出るぞ!!」
「でも、僕の武器がーー!?」
トスっ...。
「これやろ?」
「!!!有り難う!!」
貴弘は、智明が先に回収していた
槍を手にすると、一緒にきた通路を
戻り建物の外に脱出しようとする...のだが
「だっだめだよ!!智明...
全ての場所にゾンビ達がいて倒しながら
行かないとーーーって!?」
「...ふんっ闘う必要は、ないんや!!
行くぞヒロ!!」
既に占拠されてしまった建物内を
迂路ついている時間は、ない
智明は、側の窓ガラスを叩き壊すと
そこから一気に下に飛び降りた!!

ドスッッッンンっ!!
「イテテ...このカラダ動きずらいなぁ...
もう汗もかいてるし...はぁ...
って言うか3階から飛び降りて尻を
打ったぐらいやったら上出来か?」
それを見て貴弘もその場から下に
意を決して飛び降りた!!
「あっ?!うあぁあ!!!」
すとっ...。
空中でバランスを崩した貴弘が
そのまま地面に落ちてしまう前に
うまくキャッチした智明は額の
汗を片手で拭きながらため息をつく
「...お前、そんな動きやすいカラダ
してんやから、もっとさぁ〜...。」
「あっはっは...。」
智明に抱き抱えられ顔を赤らめながら
笑う貴弘は、そこから地面に降りると
智明と共にハルッズの待つ正面入り口へと
走って行った!!



9月26日(日)

第六十六話 『智明…絶命!?』(9.26.日)

「『光神聖の鞭』【ディバイド・バウンド】!」
シュパパパッッン!!!
[ふふっ...お前では、我を殺すことは
出来んよ...!!]
粗方、『さ迷う死者』達をかたずけた
『ハルッズ』は、自身の“能力”を使い
『死骸の王』【ナイトメア】と闘いを
繰り広げていた!!
光り輝く鞭が幾重にもナイトメアの
カラダを打つも、実体が無いかの
ように、全て無効化される...
「はぁはぁはぁ...『貴弘』達が
...間に合うまでなんとか時間を!!
行けッッ!!!」
それでも必死に攻撃を続けるハルッズ
だったが、それを嘲笑うかのように
ナイトメアは、攻撃をもろともせずに
ハルッズに音もなく近付き
一瞬でカラダを捕らえると、さっきの
少年の様に引き裂いて無様な姿で
殺し『幻魔』に変化させようとする!!

[くくっ...能力を持ち得た死人か...
それも良かろう...。]
「ぐっ!?離せぇッ!!」
そして、今まさにハルッズが殺されようと
した、その瞬間!!
ザギュアァンッ!!
「そいつには、メシを喰わしてくれた
お礼があるんや...簡単にお前みたいな
ドコの馬の骨かも...よぉ、わからん奴に
殺させるかよッ!!」
遠距離から物凄い速さで
『智明』がナイトメアに向かい
叫びながら斬首刀で斬りつけた!!

「ふんっ...終わりやな...ーーッ!?」
だが、しかし...纏っていたローブごと
ナイトメアを斬り裂いた智明は
次の瞬間、我が目を疑う光景を目にする...。
[...苦しいかな?]
胴体を真二つに
斬り裂いたローブの中にはナイトメアの
カラダは、見当たらず
自分の全身映し出す程の鏡があった...
そして、それに映った自分をナイトメアと
共に斬ると...ナイトメア自身は無傷で
逆に鏡に映し出された智明自身の...
「智明ーーー!!」
上半身と下半身がゆっくりと
ずれ、その場に上半身が落ちた...。

「バカな...げふっ!?...俺様が
俺様を見ている...?!!?」
バピュゥゥゥーーーッッ!!!
その上半身・下半身共に傷口から
鮮血が溢れ、辺りを血の海に染めてゆく...。



9月27日(月)

第六十七話 『発動』(9.27.月)

ドグンっ..ドグンッ!!
溢れ出る自分の血液の中でまだもがき苦しむ
『智明』は、瀕死の重傷を負いながらも
『死骸の王』【ナイトメア】を睨みつける...
「ぐっ...殺してやるぅぅぅ!!...
...グェはっ!?」
[くくくっ...これがお前の渇望していた
“能力者”の力か?...とんだ見込み違い
だったようだなぁ?]
『ハルッズ』は、さっきの智明の攻撃で
地面に投げ出され、窮地に一生を得ていた
「ぐっ...貴様ぁ!!」
シュパッパンッッ!!!
『光神聖の鞭』【ディバウド・バウンド】で
...無駄とは、解りながらも怒りに任せ
攻撃力を数段上げた高速の攻撃を
嘲笑うナイトメアに向けて放つ...が、
やはり、その攻撃は無効化されてしまう!!

僕は....。
僕の目の前には、瀕死の智明の姿があった
...もう一人の僕...やっぱりまだ
信じられない、けど...。
「...よくも...よくも...
やってくれたなぁッッッ!!!」
異常なまでの怒りが僕のカラダを
駆け巡り、抑制が効かなくなる!!
バシュァァァッッッ!!!
[ふん...まだ小虫がいたのか...。]
渾身の僕の攻撃を鎌で軽く受け止めた
智明をこんなにした『幻魔』は、
空いた片手で僕に攻撃を仕掛けて来る
バスゥッッ!!!
「ちぃぃぃっっ!!!」
それを寸前のところで回避し、反撃に
また槍での攻撃をした!!

ズプッ!!
[残念。]
『貴弘』の攻撃はナイトメアの胸を貫き
通し確実にしとめたと感じるが...
また、さっきの智明のように
逆にローブ内の鏡に映された
貴弘の受けた箇所と同じ傷が
自分の胸にも浮かび上がる!!
「うっ!?うぁぁぁぁぁ!??!」
急所は、それているものの
突然、胸が裂けて鮮血が吹き荒れる...
その中で痛みに似た胸の熱さに堪えながらも
膝を落とし、その場に崩れてゆく貴弘...。
目の前からは、ケタケタとナイトメアの
嘲笑混じり声が響いていた...。



9月28日(火)

第六十八話『天使覚醒!!』(9.28.火)

「僕は...まだ...まだ...グッ!?」
ズバシュァッッ!!!
それでも立ち上がり
『死骸の王』【ナイトメア】に槍での攻撃を
仕掛けようとした所を逆に『貴弘』よりも
先に反撃され、両足に鋭い鎌の刃が
襲いかかった!!

[くくくっ....ムダだよ...そら
すぐに殺してやろうか?...痛むだろ?
その両足...くはっはああ〜!!!]
鎌で切り裂かれた両足の太股からは
夥(おびたた)しい鮮血が吹き上げる...
「まだ...僕わぁーーッッ!?!」
ドスッッ!!!
[しつこいんだよ...。]
そして、それでも、また立ち上がろうとする
貴弘にナイトメアの鎌がまた
襲いかかり、背中から胸にかけて
貫通された...心臓まで達するその傷は
完全に貴弘が絶命した事を物語っていた...。
「...ぐっ..げはぁ!!貴様ぁぁ!!!」
「そっ...そんな...。」
操り人形の糸が切れた様にグッタリとする
貴弘から鎌を引き抜き、何もしなくとも
このままいれば何れ死ぬ『智明』と、全ての
渇望の絶たれた『ハルッズ』を
眺めながら勝ち誇り嘲笑するナイトメア...
そして、全ての希望は闇に消えていった...。

...僕は..死んだのか...?...
さっきまでの痛みもない...
...意外とあっけなかったなぁ...
.........ん!?.......
誰だ!?...誰かの声がする....
.....これは.....
起き上がれ!!
....!!!その声は!!
俺様にも力があったようにヒロ...
お前にも、その資格があるハズだ!!
....俺様も、もう持たない...く...。

...智明!!...。
暗闇の中でもう一人の僕の声が木霊し
...途絶えた...僕にも...“力”が!?

[ふはははっっ!!そこの脂肪の塊も
果てたようだぞ?ん?...残るは
貴様だけ...ーーーッッなにぃ!?]
ばひゅうぅぅっっ!!!
意識を失った智明を見て、残るハルッズに
止めを刺そうとしたナイトメアの手が
目映いばかりの輝きに包まれて徐に
起き上がった貴弘を見て止まる!!
[....確かに肝を潰したハズだ...。]
それを見て、脅えるナイトメアに貴弘は
「...お前に僕は殺せない...お前なんかに
みんなを殺させないッッ!!」
そう叫ぶと、能力を発動させた!!



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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