『Classification !!』4月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

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4月13日(金)

第六二九話 『痛みの重さhexacoisa〓三つ巴の決着〓』(4.13.金)

火山地帯』中心部にそびえる
最大級の活火山内部をくり抜き棲(す)みかとし
レッド・ドラゴン・ヘッド』【赤竜の口】
などと呼ばれる館を産み出した支配者を
打ち倒すべく乗り込んで行った一同はそこで
痛みを売り払う事で敵側に寝返った
クレヴァート
クリストファー』『ロヴァーツ』らの
スキルマスター』【特殊能力者】達と
再び出会い縁(ゆかり)のあった『洋子
更に『光助』『知也』らが場に
残り他の者を先に進めた...そして、三者三様の
結果が此処に出されんとする!!!
「“声”...それがお前の“の-りょく”ってぇ
ワケだ...だから直線以外では効果を無くす!!」
「...ふっ、御名答...いつから気付いた?」
衣服に付いた砂ぼこりを払い除けながら
そうロィは彼に声を掛けた
「途中...お前の息が荒れていたんだよ、
...遠距離の攻撃でいながら命中率が
高い、でも風を利用する攻撃にしては
傷が浅くそれ程の多用も行わない...。
いや、出来ないんだ...っとね?」
すると、トモは青年を前に謎を解いて魅せる
「breath,そんな事で....か、
なる程...君が卜の相手で良かったよ...。
しかし、このスキルが持つ、真の恐ろしさを
君はこれから味わう事となる!!!」
…その瞬間!!!…
黄金に輝く瞳が一瞬の光を放った...っと、同時に
ヴァシュッッッッォオオッッン!!!!!
「なにっ!?!...そんな異常な呼吸を
し続ければお前の肺がーーーーっ...はっ!?!
(痛みを感じない...ってのは...。)」
彼は肺機能の限界を超えた量の空気を吸い込み続ける!!!

「....『疾風の歌声』【セイレーン・セレナーデ】
この...一撃で全てを切り刻む!!!!」
ヴァジュパパパパパパッッッ!!!!
猛烈な勢いでロィが吸い込んだ空気が
全てを切り刻む程の猛威を見せる
際限の無い竜巻の様な見えないモノ
即ち声に変換され彼の口元から
一気に吐き出されていく!!!
「命...張ってるってのかよ...?
そっか...なら今はしのごの言わずに
つき合うぜ?...これで、しまいだぁっっ!!!
(洋子、借りんぜぇっ!!)」
周囲全てを巻き込む音波の刃には既に
死角など存在する事は無かった、当然
見た瞬時にそれを理解したトモは叫ぶと
同時に腰へと括(くく)り付けていた
武具へ手を掛け結ばれた紐を引きちぎり両腕に装着しーーー
…次の瞬間!!!…
「あ”ぁ”ぁ”ぁぁあああああああっっ!!!!!
消し飛べぇぇっっっ!!!!」
自らロィの声刃が降りしきる竜巻の中へ
突っ込み、身を幾度も切り刻まれながらも
「ぅおおおおっっ!!!!ーーーーーっっ
古術連武式ッ参ノ型『天穿』【フェィツ・ブレィカー】!!!」
覇気で跳ね除けながら遂に走り抜け突破すると共に
「そう...か、お前達は...。」
ドギュァァッッッッ!!!
本体である青年の身体へ今、ある限りの“力”と
思いを全て込めた渾身の古術を穿つ!!!

「...出来た...『龍墜撃』の進化...。」
とすっ...。
精もこうも尽き果てた少年はロィを穿ち
殴り飛ばすと静かに場に崩れ落ちた...
「...残念だ...痛みを味わえないと言うのは
涙も...げふぁっ...出ない...モノなのだな...。
見事だ...be boy...その力で...
我らの成し得なかった...事を...。」
ロヴァーツの顔に遺恨は無かった...
ある意味、満足を得た様に笑みを浮かべると
トモへ敬意を表し穿たれた胸の穴を
一瞬だけ撫(め)でた後、ゆっくりと息絶え...
「...ぐっ....。」
倒れ込む彼の前に歪みへと沈んで行った...。



4月14日(土)

第六三〇話 『痛みの重さheptacoisa〓手当〓』(4.14.土)

「おぃ...しっかりしろってば!!!
『洋子』?!それに『トモ』も!!」
絶剣の小刀』“神刃”と“妖刃”の“力”を
借りいち早く敵を打ち砕いていた
『光助』はその少しの後、終えた戦闘で傷つき
倒れて行く仲間に声を掛け応急処置を施しながらも
自分の“能力”ではこの場はどうしようも
出来ない事を知っている為に無理にでも
両者どちらかのソレを発動させんと声を上げる
「ぅっ...知也くんより...ぼくのが...まだ
...ちちっ、悪い光助くん...ぼくの学欄から
...ポケットから羽ペンを取り出して貰えるかな...?」
重体なのは徐々に身体を蝕まれていた
トモの方だった、ぐったりして少しも動く
気配を見せない...
「はぃ、これでしょ!!?」
「まず...血止めの軟膏(なんこう)みたぃな...
そうね、今ならエルフの粉のが良いかも...。
産み出し...塗りたくってあげて...。」
ぱきゅっっっん!!!
手渡された羽ペンが即座に鮮血に染まるのを
見て血液をそのまま赤いインク替わりにし、
床へ物体を出現させた彼女は目眩を覚える
意識の中でそれを消さないようにわざと出来得る
限りの声で指示を出すともう一つ血液増強剤を
途切れる前に産み落とす...。

「...ぅう....オレは....。」
「速攻性が高いな、流石マンガの代物〜。
っと気付いた?トモんじゃ、あとはぃこれ飲んで!!」
粉をまんべなく振り掛け服越しに身体へと
塗り込んだ光助は続いて出現した錠剤を
トモの口に投げ入れ同時に次の洋子へ
先の粉を特に酷い肩の傷を覆う様にバラ撒き
よ〜く、擦り込んだ
「...ショック状態か〜...。
智明』でもいればそっこ-で
んな傷直せんのに〜!!!」
しかし、危篤状態に陥ってしまった洋子には
既に効果が無い...だが、光助が弱音を吐いた
…その瞬間!!…
「こっ...古術陽術式...はぁはぁ...どぃてな?
光助...ここはオレの出番さね?」
バシュォッッッン!!!
突然!!彼の肩にまだ力が使える程も
回復していないトモから手を掛けられ
「...解った〜任せたヨッ!!」
不意に頷いた光助を横に押し除け瀕死の
彼女に生気を吹き込む!!!

「はぁはぁはぁ...もっもうボク...。
走れないよぉ〜!!!」
汗だくの『勇二』が流石に頑張りも
ついえ足を止めようとしていた...その時、
「...部屋が見えた...もう一息だよ!!」
長い廊下を超えた目の前へと遂に
支配者が点在する場が姿を現す!!!



4月15日(日)

第六三一話 『痛みの重さoctacoisa〓純潔〓』(4.15.日)

「...ようこそ...わたしの館へ....。」
汗塗れの『勇二』が最後に遅れて広めな
その部屋へと足を踏み入れると
別世界を思わせる背景を纏、1人の少女が
静かに玉座から...そして、ゆっくりと姿を現す
バキャキャキャッッッン!!!
っと、同時に倒すべき敵を眼前に捕らえた
春化』『京香』『智明』らを
取り囲むように突如、砕け散った外壁から
「なっ...きしょぃ!!!」
「...ダミー人形?...。」
「けったいな玩具やなぁ〜?」
車などの衝突実験に用いられるダミー人形の様な
風体(ふうてい)を持つ彼女の配下と思われるモノ達が
場に出現した!!!

「はぁはぁはぁ...ぅゎっ!?!
(これって昔流行ってた...人形のひぃっ!!)」
周囲を見回しながら勇二は誰よりも
一番その連中に脅えキョウの後ろへ隠れた
「...ちょっ!?...ったく、頼りなぃなぁ...。
キミが彼らから“痛み”と言う感覚を
奪ったんだろ?...姑息な手はもういい...。
さっさとケリをつけよう...!!!」
ヴァジュォオオォッッ!!!
すると彼女は呆れながらも背中から剣を
引き抜き『風の核色』を勢い良く発動させ
うつ向く支配者を睨み付けた!!
「何とか言いなさぃよっ!!!
...これだって貴方の手下でしょ?!!」
続けて叫ぶハルカ...しかし、
「...『ボルケィル・ドール』【動く内部の永熱】
これが彼らの名称なの...彼らは永遠の
マグマによって永久にわたしを全てから
守ってくれるわ....。」
支配者の少女は冷めた口調で淡々と言葉を残し
うつ向いたまま玉座に腰を掛けた
「ぅらあっ!ナメんなやぁっ!!!
血化陣』っっっ!!!」
ジュパァッッッン!!!
その態度に憤怒した智明の血化陣がキョウの
斬撃よりも早く繰り出され
真っ赤な斬首刀から滴る血液を回転しながら
敵に浴びせ付着の瞬間、暗器へと変化させる!!!

[まぎぃっ!!?]
[げぱぁっ!?!]
[ぐみょ!?]
[まぎょ!!!?]
しかし、彼の攻撃が完全に人形達の頭を
打ち抜き脳ショウをぶちまけさせようとも
「ゎっぎゃぁっっ!!!!」
「やっぱ...きしょっ!?!」
溶岩の様に真っ赤に煮えたぎる鮮血を
頭部から滴らせながら無表情の顔のまま
一同を前に取り囲み平然と立ち尽くしていた...。



4月16日(月)

第六三二話 『痛みの重さnonacoisa〓痛みの重さ〓』(4.16.月)

バギャギャォッッ!!!
「やった!!完全に目標-沈黙ってやつね?!」
『智明』の『スキル』が完全に決まり
ダミー人形の様な敵『ボルケィル・ドール』【動く内部の永熱】に
血液から変化した暗器が直撃し、頭部を
打ち砕く....が、しかし
「...こいつらも痛感無し...って
ことか...ならばバラバラになって
もらうまでよ...『風の核色』発動!!!」
バシュォォォッッッッン!!!
「『キョウ』っ!やっちゃえっっ!!」
[ろぉどぉおおおっ!!!]
人形達は何事も無かったかのように
溶岩状の脳を垂れ流しながら一同に
襲いかからんとする、だが
…その瞬間!!…
叫ぶ京香の声に併せ疾風撃が放たれる!!!

「んな...アホな...俺様の『血化陣』で
ぶち抜いとるやんか...。」
人形達に自分の攻撃が通じず少しだけ
気落ちする智明を後目に放たれた疾風
[ぎょぱぁっ!!?]
「ブひぃぃ!?...なっ何なのぉ〜あれぇ!?!」
[もぎゃるうるるっ!!!]
「...ゾンビよりも質が数倍悪いな...。」
「浄化、効けば良いけど...きしょい...。」
[ちょわ〜!!]
「俺様、この手の奴...嫌いやんねん(汗)」
しかし、直撃を受け全身が破壊された事すらも
おかまい無しで彼らはそれぞれパーツを
手にし、血液の代わりに溶岩を巻き散らし
再びその場から立ち上がる!!!

「...わたしを永遠に守る者...。」
ボソっと呟いた支配者たる少女は
ウツ向き絶望を秘めた瞳で一行の闘いを
見届けんとしていた...。



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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