『Classification !!』4月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




4月17日(火)

第六三三話 『純潔の乙女〜憂鬱な午後〜』(4.17.火)

火山地帯』『レッド・ドラゴン・ヘッド
【赤竜の口】に乗り込んだ一行は先へ進む者と
場に残り戦う者へと別れ、遂に
その残された者達の死闘も終わりを迎えた...
「オレ達も早いとこ...追い付かないと
...終わっちまってっかもな?」
クレヴァート
クリストファー』『ロヴァーツ』らを
歪みへ沈めさせた後
「何か解せない終わり方だったなぁ〜。
まるで最初からこうなる事を予期
してたかの様な...。」
不意に各々、胸を掠める想いを感じながら
「あぁ、取り敢えず...行くしかないよ?
あいつらの選んだ事はもう済んでしまったワケだし。」
3人は手当を済ませ、完全とは言えぬまでも
闘えるまでにはどうにか復帰し
先行した仲間を追い、打ち破られた扉を
潜り抜け廊下を勢い良く駆け出した!!!

この地の支配者であり同時に複数の特殊能力を使いこなす
スキルマスター』【特殊能力者】を前にしていながら
あと一歩の所で、少女を自動的に守る
「...これがわたしに枷(かせ)られた運命...。」
大凡(おおよそ)『幻魔』と思われる
配下が丁度、4体出現し行く手を阻む...
「...『智明』...キミがガックリ
する必要はどうやらないみたいだよ?
..,あたしのコレを持ってしても...。
歪みへと消滅しないのだから...!!!」
シュパァッッン!!!
初回、彼の頭部を破壊した攻撃が通じず
続けて『京香』の『風の核色』による
疾風が放たれるも、効果を見せず
その風に斬り裂かれ飛び散った
自らの身体の部品を手にすると各々の
溶岩の様な体液が滴る箇所へとねじ込んで
歪(いびつ)に復元させてしまう!!!ーーー
だが、しかし息付く間も無く
…次の瞬間!!!…
「ひゃ〜キョウ〜超COOL!!!」
[まぎょぁっっ!?!!]
風の“力”を借り一気に加速した彼女の
抜刀(ばっとう)にも似た一閃が
周囲の仲間達をも目に追えぬスピードで
繰り放たれて人形達の胴体を真二つに引き裂く!!!

当の『ボルケィル・ドール』【動く内部の永熱】達すらも
呆気に取られたまま上半身がズレ落ちて
行く様をゆっくりと自分で感じつつ...今、完全に
胴体から離れて落ちた、が...しかし
[きょぉきょぉマギィ!!!]
[めしゃぁっ?!!]
「んな、アホな...。」
「いやぁぁっっきしょぃいいぃ!!!」
それでも人形達は再び鮮血に似たマグマを
垂れ流しつつも...また、
「...沈まない?!...これは...。
まさか、本体はーーーっ!!!」
立ち上がり一同を不気味な無表情で取り囲む...。



4月18日(水)

第六三四話 『純潔の乙女〜拷問の処女〜』(4.18.水)

「這い上がってわたしの下に辿り着くのも
良いでしょう...しかし、あなたが
そうまでしてわたしを殺したい様に
わたしも自分を殺したい...でも...。」
何度の重傷に近い、いや即死に繋がる
攻撃を受けても歪みへ沈まぬ人形達を相手取る
4人へと情けを掛ける様に呟く
支配者の少女はそれでも揺らぐ事の無い
地位を嘆き悲しむ...
[モギョォッッッ!!!]
バキャァッン!!!
「っ!?...きゃぁぁっっ!!!?」
不意に接近戦に持ち込んだ『春化』が
声にならない悲鳴を上げた
「なっどうしたんや!?!」
「ひゎゎっ!?」
即座に駆けつける『智明』らがそこで
見たモノは想像を絶する火傷を
腕に負い苦しむ彼女の姿だった...。

「...経度4〜5度の火傷だ...。
もう皮膚が壊死(えし)を起こしている
可能性が高い...でも、あたしに任せて...。」
ぽぅっっ!!!
春化が重度の火傷を負ったのは
勿論、接近し攻撃破壊した事が災いしていたのだ...
「はぁはぁ...『キョウ』有り難う
くっ...みっみんな...私の想像が確かなら...。
あいつらの体液に気を付けて...あの血みたいな奴
あの体液...きっと溶岩だと思うの...。」
彼女が武器により打撃を与えた
…その瞬間!!…
じゅぱぁぁっ!!!
脆い表皮が割れ、同時に体液が飛び散り
それを数滴肌に掠めただけで腕が
焼け焦げてしまった...
[ぅしゃっっ!!]
改めて人形達の恐ろしさを痛感しつつも
どうにか打破しなくては考えを巡らす
智明と『勇二』だった...が、
「...ハルカ...暫く休んでなよ?
...最初からこうすれば良かった...。
水の核色』よあたしに“力”を!!!」
腕を治されたとは言っても痛みまでも
完全に取り払う事は出来ず安静を要する、っと
彼女の身を案じながら、背に立ち上がった京香は
叫び再び剣を構える!!!

カヒュッッッン!!!
「そうやな、それやったら!!」
「いっちゃえ〜キョウ!!!」
勇二らの声援を受けつつ、今
彼女は凍れる弾丸と『スキル』を
剣から人形達へと向かい打ち放つ!!!



4月19日(木)

第六三五話 『純潔の乙女〜いたわりの眼差し〜』(4.19.木)

「...燃えたぎる血液なら...キミ達ごと
封印するのみ...例え、あの子が
支配者であろうとね...!!!」
ドシュァァッッッッ!!!
『京香』の『スキル』が大気中の水分子を
強制冷凍させつつ『水の核色』からは
膨大な水流が放たれ、結果ーーー
「はぁはぁ、あ”〜涼しい!!」
パキュォオオッッッ!!!
「ははっ、やる事が大きいよね?」
「せやな、しかしこれやったら!!」
場は凍り付き、『火山地帯』で一同は寒さを覚える
[...ぎょぎょ...。]
流石の『ボルケィル・ドール』【動く内部の永熱】達でも
避ける間も無く、速攻で冷凍され行動不能に
なってしまえば只の凍れる彫刻と化す...が、
じゅぅぅううっっ!!!
[まぎょ!!?]
「...キョっ...キョウ...ねぇねぇ...。
あの...あいつらって血ぃ出てるでしょ?
だとしたら...。」
先にダメージを負わした事が原因し、
静かに内部で流れ落ちるマグマの効果で
氷の棺(ひつぎ)が徐々に溶かされて行く!!!

「...外部から流れるアレは...絶対零度を
持ってしても...止まらない...だと!!?」
彼女の頬を伝い汗が落ちる...
「皆、この隙に支配者を叩いて!!!」
あらゆる手段を塞がれ成す術を失った様に
感じていた彼女達へ不意に『春化』から
無謀とも思える提案が飛ぶ...が、
…その瞬間!!!…
「なぁ〜んや、ここまで来おったら
後は、簡単やないか?
お前らぁ伏せとれよ?!?...『血化陣』!!!」
一歩前へと足を踏み出した彼が
手にした斬首刀で左腕を刻み大量の
血液を出現させると、同時にーーー
ドシュシュシュシュシュッッ!!!
上空から大量に真紅の槍として滴が舞い落ち
槍の雨を浴びせ掛ける!!!

「...熱膨張があたしが扱えれば...。」
「キョウ?...大ジョブだよ!ほらぁ〜!!」
火の核色』を手に出来なかった
悔しさが不意に彼女の胸を刺す...が、
意外な事に『勇二』の言葉で少し気持ちを落ち着けていた
ビキュォオオオッォッッ!!!
[うぎょぉぅ!?!]
[べぎゃぁっ!?]
その様は圧巻だった、真紅の槍が氷の棺に
眠る人形達へと降り注ぐと砕かれるそれらと
共に彼らの身体も朽ち果てて行くのだから!!



4月20日(金)

第六三六話 『純潔の乙女〜ある日常〜』(4.20.金)

ーそれが起こる、その少し前ー
「...わたしは『実奈桐』【みなき】
...本当に良いんですね?
後戻り...出来ませんよ...。」
玉座に位置する少女の前へ占い師風貌の
人物に唆(そそのか)されるまま
足を運んだあの3人が姿を現す...
「『ノエル』が結果、こちら側を
望んでいたワケでは無い事を
知った今、卜らは後悔などしないよ?」
『ロヴァーツ』はサングラスに中指を
押し当てながら返答し横の2人も頷いた
「彼らのBattleを見ていて
理解出来たわ...もう、燻(くすぶ)って
いる暇はないのだ、とネ?...。」
「しゃくに触るがよぉ、俺らには
壁となるしか、もう残されていないからな?
But、You will be destroy
By us,」
両者の声を聞いた後、彼女は静かに口を開く
「わたしも、そう願っています...。
枷られた者としての役割を果たすまで
あなた方の運命も縛りましょう...。」
そして、立ち上がり手の平を彼らにかざすと
カヒュッッッン!!!
「願わくば、痛みの重さを失わずに
意志を貫ける事を...わたしは
祈っています、そして....。
どうか、このわたしを殺して下さい。」
続けてウツ向きながらそう言い放つ!!

どきゃきゃきゃっっっん!!!!
「やったぁっ!!!」
『勇二』の歓声と共に砕け散ったカケラ達が
宙を舞い、完全に肉体を破壊された
永久溶岩が巻き散らされ当然、一同へと
容赦なく襲いかかるーーーが、しかし
…その瞬間!!…
シュォオオオッッッ!!!
「『血の雨傘』【クリムゾ・パラソル】
っと、でも言ぅとこ-っか?」
有り余る血液を円形(ドーム)型防御壁として
変化させ、場の一帯に結界を張り巡らした
『智明』によって猛威は防がれた...遂に
支配者への道が開け、床にブチまけられた
マグマが足元を溶解させぬ内に4人は一気に畳み掛け
敵を打ち倒さんとするのーーーだが、しかし
…次の瞬間!!!…
[まぎぃいいいいぃぃっ!!!!]
「そんな、バカなっ!?!
(このままじゃ直撃を喰らう...!!!)」
「...そうか、これが本体!!?
(“核色”の発動も、もう間に合わない!!)」
「あん時の、溶岩野郎言う事やったんか?!
(クソったれがぁっっ!!!)」
バラ撒かれた溶岩達は冷え固まる事無く
即座に一点へその身を集結させ1つの
大きな吹き溜まりとなると、同時に走り出した
一行の前から津波のような状態を取り
一瞬の警戒を怠(おこた)った瞬時に覆いかぶさる
ように強襲する!!!

荒れ狂う永久溶岩の津波が一同に襲いかかった
…その時!!!…
シュキャキャキャキャッッッン!!!!
「『ヘィト・ウィスプ・コールド
【青き海の旋律】...ボクを信じて先に
いかせてくれた彼に申し訳がたたないもんねぇ〜。」
出遅れ、マグマが微かに動いていたのを
横目にした勇二から絶対零度を超える寒気を
もたらす疑似魔法が繰り出されーーー
[うぎゃぁぁぁっっぉおお!!!!]
「『春化』...さん、今だよ!!!
浄化出来るハズだよっ!!」
「えっ!?...あっ...まっかせとぃてぇーーーっ
霊術式壱ノ型ぁぁぁあああぁーーーー
はぁぁ『滅閃』ッッ!!!!」
ドキュルルルッッッォオォッ!!!
[ヴァォオオオッッ!!?!]
「けっ、やりおるやんか?」
「...頼りにもなるかもな?...。
(彼は未知数ってトコか...な。)」
同時に叫ぶ少年の声に併せ完璧に内部まで凍り付き
動きの止まったソレに向かい走る勢いを
付けたまま春化の霊術式が放たれ粉々に
打ち砕くと共に浄化し、消滅させる!!!!



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


他の項目を見るッスか?

最初に戻ちゃうの?