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『4月21日(土)』 第六三七話 『女王様と下僕達-ウノ-』(4.21.土) 『レッド・ドラゴン・ヘッド』【赤竜の口】での 『火山地帯』最終決戦が始まる!! 先行した『勇二』『智明』『春化』『京香』達を 前に悲しげな表情を浮かべる支配者...だが、 「...掌握(しょうあく)された運命が 解放された...なら、わたしも...。」 自動的な『スキル』【特殊能力】が 少女への行く手を阻み『幻魔』と思われていた 『ボルケィ・ドール』【動く内部の永熱】と 呼ばれる永久溶岩が一同へと襲いかかる...が、しかし 「勇二の魔法のが俺様らよりも 役に立つなんぞ、思いもせぇへんかった...。 けっ、これでおスマシ顔の子娘に向かう 道が開けおったのは事実!!!」 「...彼らすら手にかけたキミに容赦はしない!!...。 (彼女を守るモノが他にあるとすれば...話は別だが...。)」 勇二の絶対零度を打ち壊す破天荒な疑似魔法が 繰り出され凍結した溶岩の津波は更にハルカによって 粉々に打ち砕かれた!!! 「君の負けだよッ!!」 「浄化、完了...届けぇえっっ!!!」 そして、退路が絶たれた少女へ歯牙が向けられる!!! 「...運命の枷は...わたしから外れるの でしょうか...しかし、役目を果たさねば 終われないのは同じ...。」 玉座に安置していた少女『実奈桐』が 遂に行動を開始せんとする 「“幻魔人”やったなら、2つが- 最高持てる“能力”なハズやからな!! 既にネタばれしたそないなもん どうってことないっっ!!!」 『バシュッッッ!!!』 吹き上がる血飛沫を暗器に変え支配者を 捉(とら)える智明だった...が、 …その瞬間!!!… 「あなたは何も解っていない...。 取り去る事が出来ると言う意味を...。 与えてあげましょう...まず、彼女のpainを!!」 『ドシュ!!ドシュッドシュッッ!!!』 「?...なんやとぉ...ぅぐっあぁぁぁッ!!?!」 不意に手の平をかざし呟く少女の“力”により急激な 焼かれる様な痛みを全身に味わい 狙いを外し、掠めはするものの台座に真紅の 武器は突き刺さる!! 「...やはりな...キミは相手から痛みと 言う感覚そのものを奪い...そして、 未曾有のそれを対象者に与える事が 出来る複合のスキルマスター...。」 思惑の警戒を怠らず立ち上がった瞬間、即座に 彼女から間合いを取っていた キョウは感覚だけの痛みに悶え苦しむ 彼を目に対策を練る...。 「えっ!?...それじゃあ...。」 「そうね...身体に外傷が無い分...。 厄介にも程があるわよ...治せないんじゃ...。 痛みだって排除出来ないもの...。」 突然の出来事に焦る勇二へ応えるハルカ... 「さぁ、...わたし従属するのか...。 刃向かうのか選びなさい...。 これが生き残る最後の術...!!!」 立ち上がった支配者の高らかな声が 部屋に響き渡り、先までのうつ向いた表情を 一変させた少女が完全と一同に向かい 従属か反抗かを問う!!! 『4月22日(日)』 第六三八話 『女王様と下僕達-ドス-』(4.22.日) 「くおぉおおっっ!?!...はぁぐぁっ...。 あかん...こないなもん続けられとったら 身も蓋もあらへん...!!!」 どうにか痛みを堪えて耐え抜いた『智明』は 歯を食いしばり過ぎて溢れる口内出血を 床に吐き捨てながら徐に立ち上がる... 「...さっきまでの覇気が失われていた 顔じゃない...どうあっても、支配者には 変わり無いっと言うわけか...。」 不意に『京香』が意味深しげに呟くと 「わたしに刃向かう輩に...死を与えましょう。 ...いぇ、死ぬほどの苦痛と恐怖を...。」 その瞳を合わせ頷く少女は声を上げて 戦闘体制を取り、玉座から武器を引き抜き手にする!! 「遠距離攻撃は駄目なのかなぁ〜? だって〜、相手だって能力範囲がある はずだと思うし...ねぇ?」 『勇二』の言う事は的を得ていた、 何故ならある一定の間合いの場では 痛感を与える事も奪うことすらも出来ない 発動条件が厳しい『スキル』なのだから... 「それも、そ〜よね?なら...智明と勇二くん それからキョウ...私も可能じゃない!!!」 だが、しかし...『春化』が『霊聖坤』を握り締め 参ノ型を打ち出さんとしたーーー …その時!!!… 『ズォオォォォッッ!!!!』 支配者の意志により溶岩が産み出され 四方八方を一同、囲まれてしまう!!! 「永遠に固まらぬ溶岩...それが、あの人形達のみ だと思われては困ります...。 わたしは無限にソレらを生み出せる!!!」 一旦の間合いによる遠距離攻撃における 退路を完全に絶った少女は 徐々にその幅を詰め、一同を追い詰める!! 『しゅぉぉおおぉぉっっん!!!』 「だっ大ジョブ!?!ハルカさん!!」 吹き上がるマグマに煽られ後ろへと倒れ込んで しまい掛けたーーー …その時!!… 「あっ...有り難う、ふぅ〜やばかったぁ...。 (うぁ!?貴方の汗でぬるぬるするけどね...。)」 ハルカの手を即座に掴んだ勇二によって ことなきを得た...が、押し迫る溶岩そして、 前方には“痛み”を手にした支配者が... 「ちぃ...どないするんや、キョウ...。」 「...決まっている、まず...支配者と 彼女を離れさせる...。 ...この狭い部屋では彼女のスキルは 防ぎようもないからな...。」 しかし、キョウは活路を見いださんと 叫ぶと同時に荒技を繰り出そうとする!!! 『ジュパォォォオオオォッッン!!!!』 「ぅゎぁぁっ今度は〜〜〜なに!?!」 吹き荒れる疾風が部屋を包み込みーーーそして、 …次の瞬間!!!… 「...酸素が燃えるから、土も燃え キミも生きているのだろう?...正体は 見えているんだ...姿を現せ!!!」 燃え盛り吹き上がる溶岩一帯の空気が キョウの剣へと吸い込まれ真空状態を 一部区間だけ創り上げてしまった!!! 『4月23日(月)』 第六三九話 『女王様と下僕達-トレス-』(4.23.月) 『ボルケィル・ドール』【動く内部の永熱】に宿っていた 『永遠に冷めやらぬ溶岩』【フォーエヴァー・ボルケーノ】は 自動的に支配者である、少女『実奈桐』を守護する 様に見せて動いていたの、だが...それは …次の瞬間!!… 『ジュパァァァッッッン!!!!』 『風の核色』を発動させ自分らを取り囲み 四方八方を完全に塞ぐ溶岩達へ向かい特殊な 疾風撃を撃ち放った『京香』によって真実が今、暴れた!!! 「えっ!?!ボクらの周り以外の空気を 剣に吸い込んでどう...するの...あっ!?」 『勇二』は手を頭に当てがいながら 逆に吹き荒れる疾風から身を守り、コンタクトを している目に塵(ごみ)が入らないように 静かに閉じていた目を開く、すると...目の前には 「切り放すとは良く言ったもんだねーっ! キョウ、何処で気付いたの?」 「せやったんか...通常で“力”を 2つは有されへんって事やろか...?」 熱気を奪われ風化して行く土中から明らかに 人外のモノが姿を現し怒り任せにソレらを 手で払い除け一同へと殺意を送る...。 [貴様ぁ...よくも俺様を...くはははっ!!! おもしれぇ...なぁ、ミナ?] 「...わたし達が会話をするの、久しぶりだね...。 でも、それも...いぇ、あなたは勘違い しているわ?...あの子は無限にアレを産み落とす!!」 すごんだかと思った瞬間、警戒していた一同へ 爆笑し少女に声を掛けた支配者たる『幻魔』は 黒豹の様な姿に再び力を使い溶岩を纏う!! 『じゅぼぼぼっっ!!!!』 「...あくまでシャドウとして、来る...か、 増援も期待出来そうに無いからな...。 此処であたしらがヤるしかない!!!」 剣を徐に下へ向けると“核色”をハメ変えた 彼女の言葉通り既に逃げ道は土石によって 埋め尽くされ狭い空間での死闘は遂に佳境を迎える!!! その頃、3人の『スキルマスター』を同数にて相手をした 『光助』『洋子』『知也』達も 漸く支配者の間へと辿り着く...が、そこは 『ぼしゅぉおおぉっっ!!!』 「ちぃぃ!!...遅かった...これが永久の 溶岩...つまりあの町と同じ奴だっ!!!」 「しまったな...オレ達は定員オーバー ....って事か...。」 「そんな事ないよ?ぼくならね...っっ!!」 溶岩が吹き荒れ入り口付近を溶解させていた だが、しかしーーー …その瞬間!!!… 『ドシュルルルッッッ!!!!』 彼女の産み出した新たな拳銃から大量の水流が放たれ 炎を次々に鎮火してゆく!!! 『4月24日(火)』 第六四〇話 『女王様と下僕達-クワトロ-』(4.24.火) 『じゅぁぁぁっっ!!!』 「おっ!やるじゃん『洋子』!!」 が、しかし...彼女が産み出した新たな銃による 液体窒素の攻撃も永久の溶岩には効果を発揮せず 『ぱきゃぁっっん!!!』 「きゃっ!?!....“ミティス・アイザー”の 拳銃が砕けた...!!!? (この前といい何故?...ぼくの“力”では有りえないハズ!!)」 胸をよぎる偽証と共にその武器は粉々に砕け散る!!! 「!?...まさか....な?...。」 不意に呟く『知也』を後目にがく然とした表情を 浮かべる洋子は再び燃え盛る溶岩の暑さでは無く 何故か冷や汗を流す...。 暫し対策を考える一同へ、突然!! 『ヴァシュォォッッッン!!!』 けたたましく、なびく疾風により次第に 溶岩は只の土くれに戻り消失し内部が露となる!! 「おっ!『キョウ』達がやってくれた みたいじゃん、行けるかも!!」 しかし、光助の声に併せ一同が踏み込もうとしたーーー …次の瞬間!!!… 『ドギョギョギョギョッッ!!!』 土くれ達が土石流の様に雪崩(なだれ)を引き起こし 入り口を完全に密閉してしまった... 「ぅおっ!?...もう少しで巻き込まれる とこだったぜ...くっ、このままじゃ どうしようもないぜ?」 トモが発した言葉の通り、現状ではこのまま 場に留まるわけにもいかず... 「御免...なんでだろ...ぼくの“力”が...。」 精神的にまいっている洋子の事もあり 一旦、その場を離れて外に出る事となった...。 「?...誰かの声がした...。」 不意に『勇二』が話し声に気付き 後ろを振り返るがそこには誰も存在せず 土の山が有るのみだった... 「さっさと、終わらしたろ-かぁ?! 俺様、言葉を使うんは俺様一人で十分やねんからな?」 学校内教室ひと部屋分、程度の広さの中で対時する者達の 『火山地帯』最後の闘いが今、本来の幕を開けた!!! まだまだ続くのですぞッ!! 『ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!』 先を見るんッスねぇ〜!! |