『Classification !!』4月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




4月29日(日)

第六四五話 『裏切りのレクイエム』(4.29.日)

どぎゅぉぉぉおおおおおっっっん!!!!!
大火山噴火が時を来す、当然の様に脈動する
地盤が唸りを上げ同時に燃え盛る熱を纏った
岩石を投石し、永遠では無いものの恐るべき
勢いで溶岩を火口から吹き上げ地上へ垂れ流す!!!
「『勇二』ぃ...くっ、『京香』達も
これじゃあ只じゃぁすまない...かも。」
レッド・ドラゴン・ヘッド』【赤竜の口】は
完全に壊滅し、内部も溶岩で満たされた
「『光助』!んな弱気でど-すんだよっ!!
オレらはあいつらに任せたんだ!!!
信じるしかねぇよ...。
それよか、今は...こっちのがやべぇよ!!」
どうにか土石流から逃れた『知也』ら
3人は、山を下りながらヘリを探し
見つけ出すとそこへ飛び込み溶岩が滝のように
下へと降(くだ)る様を内部から見上げていた...
「『智明』『春化』も...。
無事だと良いけど...。
確かに現状では、ぼくらも危険だ...。」
支配者『実奈桐』が先にキョウに倒され
凍れる墓標で砕かれた、その瞬間
纏うマグマの熱気を感じ取るもう片方、影の支配者
黒豹姿の『幻魔』も、勇二らによって
撃破され歪みに沈む、が...しかし
…次の瞬間!!…
[貴様らも道連れだぁっっ!!!!]
手にした『スキル』【特殊能力】を
暴走させ『火山地帯』全土を心震させる程の
大噴火を内部で自らが身を犠牲に起爆剤として
活用し一同を部屋に封じたまま起動させてしまう!!!
「おっ...納まったかも?
大分、流れがゆっくりになって
きてる...ん?もしかして...。
これ、永久じゃないっぽくない!?!」
だが、ある変化に獣の青年が気付いた事で
状況は一変する
「えっ!マジかよ!!それなら...。
洋子...頼めるか?」
潤んだ瞳を見つめながら少年は、少女の
腕を優しく掴み願い出た...すると、
「...当然、ぼく以外に誰が...そう、誰が
いるのさ?...任せて、液体窒素を産み出す!!!」
徐に...沸き上がる胸の鼓動を抑えながら
彼女は立ち上がり羽ペンを手に
スキルを壁画として描き発動する!!!

轟音が響き渡り停滞していた筈の巨大な活火山が
唐突に活動を再開し、噴火を始めてしまった...
内部に取り残された4人に逃れる術はーーー
「...あの“力”を持っていた奴が
倒れても、暫くは“能力”が続くだろう...。
でも、今から上を目指したんじゃ...
きっと、間に合わない!!!...なら...。」
おぼつかない手で“核色”をハメ替える
キョウの行動に不可思議な顔を浮かべる智明
「おぃおぃ、普通ここやったら
能力解除されとるやもしれんのやったら
水の核色”で凍結、もしくは
風の核色”で上へやろ?!?」
確かに凍り付かせ逃げ切るのも可能かもしれない
しかし、それはあくまでも憶測に過ぎず
相手の力が解除されたかなど確かめる方法も無い
「はぁはぁ...ボク...こんなとこで...。
(それにしても、でぶの丸焼...ってなるんだろなぁ〜(泣))」
疾風に任せて運ぶのも良いが、もし間に合わなかったら
速度的にはこちらが早くても
上空に出た途端、飛石に当てられる!!
っと言う懸念(けんねん)も捨て切れない
そこで、彼女は選択したのだ..,現状を切り抜ける為の色を!!!
「私は今、役に立てないもの...貴方を
信じるわよ...キョウ!!!」
「...はぁぁぁっっっ!!!!ーーーーっッ
真下を掘り進めて行ける操作力をあたしに!!!
土の核色”発動ッッッ!!...。」
ドキュルォオオオオォォッッッン!!!!
物凄い勢いで地盤が削られ胎動する
溶岩地帯を旨く避けながら剣が彼女の本来
手にした源素を扱う力を引き上げ、土自体が
まるで意志持ち一同が通り過ぎた場に溢れる
それらが追い付かぬ様に塞いで行く!!!
「勇二!ハルカぁっっ!!!
俺様に乗れっっ『血化陣』円形を創るんやぁっ!!」
進み行く速さに常人が走って付いて
ゆける筈が無い事を元より悟っていた
智明は機転をきかし球体の暗器をソリの
様な物体として扱い、遅れ始めた他二人の手を取り
自分の背中に飛びつかせると勢いに任せて
身体を前へと動かし滑る速度を早めた!!!
「ひゃ〜〜〜っヘタなじぇっとこ〜すたぁ〜
より〜〜〜あだっ!?!」
「バカ!!喋ると舌噛む!!!」
不意に横へキョウが道順を変えた事でソリの
スピードは少しづつ減速されーーー
ぼぎゅぉおおっっっっ!!!!
「...横に出た方が被害が...!?!」
だが、先行する彼女が活火山から外れた場所に
飛び出して行ったーーー
…次の瞬間!!!…
ドギョギョギョッッッ!!!!
「ぅわっ!?!何で...寒い!!?!」
目の前に飛び込んで来たモノはーーー
「ちょっ、ちょっと待てやぁああぁ不自然やんかぁ!!?」
一面が凍れる火山地帯の赤き大地だった!!!!

「...いちちっ...生きとるかぁ?みんなぁ!!」
突然!!眼前に現れたアイスバーン(凍った地表)に
よって勢いのまま進んでいた智明は
当然、転倒...それに続きおぶさっていた
両者も凍れる地面にその身を投げ出され
一同は場に散りじりとなってしまっていた...
「...くっ...どうにか、あたしは
無事だ...それにしも...。」
「私も...何とかね...ってか、この下に
あるぶにぶにしたナマモノは...???」
「ふぁ〜重い〜〜〜どぃてぇ〜〜〜(脂汗)」
不意に一陣の風が吹き白く濁った霧の奥に何者かの影が...
…その頃…
ぱきゅっっっっっんん!!!!
「...どぅして...『ヂット』貴方...が...っ!?!」
着物姿の少年が『烈炎』の守るべき
統治者『』が胸を打ち抜き
その手にした珠へと封印した...
「...ふっ...本来の役目...か、
どっちに転んでもお前はこうなる運命さ?」
そして、不敵な笑みをこぼしその場から
静かに立ち去った...。



4月30日(月)

第六四六話 『時の滞(とどこお)り』(4.30.月)
遂に『火山地帯編』完結!!!

バキョキョキョキョッッッ!!!
「そう...やはりね...ぼくの心に、いや
精神力に反映して脆さが変化する...。
強い心を...ぼくには彼らの期待に応える
義務が、信頼があるんだぁっっ!!
“ミスティス・アイザー”on the cool !!!」
自身の弱さと脆さが自慢の“力”に陰(かげ)りを
見せていた、しかし彼女はそれを振り切るように
雄叫びを上げながら再びアノ、打ち砕かれた
拳銃を手にし本来の『スキル』を解放させーーー
…瞬く間にして!!…
「氷の滝が出来たじゃん!!『洋子』やぁ〜るぅ!!!」
「ひゃ〜イッツ、クール!!」
流れる溶岩を無制限に産み出された液体窒素の
弾丸により凍結させてしまう!!!
「あはは、冬...到来って感じね?
でも、ぼくが居た『雪原地帯』は
こんなもんじゃなかったヨッ?」
有り得ぬ話しだが、氷結による効果からか
上空から真っ白い雪のつぶてが降り注ぎ
さっきまでの騒然とした大地を癒して行く...
「ひゃ〜寒い!!?(やりすぎ...。)」
どすごぉおおっっっっ!!!
「?...何だ!!...外、出てみようぜ?」
不意に外で何かが激突した様な物音が響くと
それにいち早く気付いた『知也』が言葉と共に
走り出し彼に次いで2人も高低差を持つ凍れる溶岩を
避けながら滑らないよう用心して外に出て行った!!

「!?...誰か、来るよぉ〜!!!
(また敵ぃ!!?)」
慌てふためく『勇二』はまさに『春化』の
尻にひかれながら声を上げる...が、
ぱひゅぉぉおおおぉぉっっん!!!
巻き上げられた風が場を覆っていた白い霧を
剥ぎ取る、するとそこには
「おっ!あぁっ!!無事だったのかっ!!!」
激突衝撃音を聴きつけ駆け付けた手を振る
トモが存在し、それに次いで走る残り2人の姿が見えた
「トモぉ!!!」
「むぎゅっ...っはぁ〜、ボクって一体...。」
勢い良く少女に立ち上がられてしまった為に
より深く雪面にめり込む勇二だった...でも、
「よっ!オレっちは信じてたんぜ?
手ぇ貸すよ?起き上がれる???」
「『光助』!!」
「あ”〜腹立つーッ(怒)」
そんな彼の下に青年が歩み寄りふてくされていた
少年を引き上げ抱き締めた...
「...そう言う事...。」
洋子達から事情を説明された4人は、彼女の
“能力”によって産み出された食事を
口にして身体を暖めながら、無事脱出出来た事を
漸く実感して束の間の休憩を手にした...。

「ぼく達に残された時間は少ないんだね。
でも、誰かがやらなきゃ...。」
『椛』に授けられた地図で次の目指す地...
「そうだなぁ〜、んじゃ行くかぁ〜。
ここで考えてても意味ないし!!」
絶陰地帯』への行き方を調べ
更に下へと南下して向かえば良い事が
判明し、暫しの休憩の後...行動を
「...何れ答えは出るよ、だから今は進もう...。」
即決した一行は、けして訪れる事の無い
冬と共にこの地から姿を消した...そして、
長かった旅路もいよいよ佳境を迎える!!!



おまけ

何か、2年目にして漸く此処まで来る事が
出来ましたぁ〜作者的にも感激です(^〜^)
火山地帯編までを振り返るSPは後日に
掲載予定なのですが、そろそろイラストも
必要かと思いはじめたりもしていま-す!!

っと、残す舞台も後僅か、絶陰地帯からの作詞&作曲を
新たに仕上げたりしてます!!
いつの日にか一冊の本に仕上げたいなぁ
っとか思ったりもしてます、ゎはっ取り敢えず
色々ありでこのまま突っ走るので
どうか、もう少しばかりこの物語に
おつき合いください(^〜^;)
それでは、5月からの新たなる旅を是非見て下さいネッ!!



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


他の項目を見るッスか?

最初に戻ちゃうの?



このページは GeoCitiesだよ〜 無料ホームページを見てねッ!