『Classification !!』5月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




5月5日(土)

第六五一話 『輝きは誰の為に-前編-』(5.5.土)

火山地帯』を無事に解放した一同は
その足で休まぬままに南下し
次の地帯『絶陰地帯』へと足を踏み出す...も、
そこで仲間の提案によって『洋子』が
車を描き実際に産み出し、全員が乗り込んだ
…その途端!!!…
「へぇ、ウチが狙っておったんを知っているよな
動きをするんだなぁ、流石はあの方達に手配されてる
者達ってワケか...だが、『照射される光明
【シューティング・サン】の前には無力だな、ぅん。」
ダキュォォッッッン!!!
唐突にゴーグルを掛けた青年から遠方より
沈まぬ太陽を利用した攻撃が放たれ7人を追い詰める、が
ずどどどどどどっっっ!!!
土の核色”を操る『京香』によって
難は逃れ、彼の前に姿を現すと折角の車を破壊されて
怒れる『知也』と『智明』が
立ちはだかり攻防が開始された!!!
「あんたらも『スキルマスター』【特殊能力者】なら
その定義って奴は、知っているよな?
絶対の揺るぎない心の強さがソレを決定する...。
さて、あんたらはどうかな?」
いきなりの『幻魔』では無くあちら側に
従属する者との闘いは少なからずも
一行に衝撃を与えていた...だが、
「せやから、なんやねんな?
...お前が思う程以上に、俺様らはーーー」
「ーーー最強なんだよ...!!!」
その程度で彼らが揺るぐ筈も無く、速攻の
打撃が撃ち放たれんとする!!!

トモの拳が相手に届くか届かないかの距離で
…その瞬間!!!…
ダキュォォッッッン!!!
「シューティング・サンの速さは高速、
いや...実際には光の速さと同等!!!」
青年は迫る攻撃を避けもせずスキルを起動させ
一筋の閃光が少年の腕に風穴を穿つ!!
「ぐぁっっ!!!
(いつでもオレを攻撃出来た...って、言う自信かよ...。)」
徐に敵を前にして膝を地に付けたトモの
腕からは鮮血が飛び散り、即座に間合いを
取らんとする...が、彼が動こうとした
…次の瞬間!!…
「ウチはえげつない事は好まない、しかし...。
(あんたらを生け捕るんは難しいそうだからな。)」
ダキュォォッッッッン!!!
「トモぉおっっ!!!」
両足を打ち抜き行動不能へと追い込んでしまった...。

「良い?『春化』最初、あいつの攻撃が
来る時にフロントガラスに光が反射して
偶然に解ったんだけど、今回ではっきりしたじゃん。」
光助』は上がった息を整えながら
求められた説明を続けていた
「...そう、それからあいつの攻撃には
特徴があった...それは、つまりーーー」
「簡単に言えば、この太陽光線が届く場所が
距離ってこと、それから合い反するそれには
まったくの効力を示さないこと!!」
キョウの説明を遮り不意に洋子が口をはさみ
良い所を奪う...しかし、それでも春化が
「あぁ!」
っと頷く横で、未だに首を傾(かし)げる『勇二』が居た...。



5月6日(日)

第六五二話 『輝きは誰の為に-中編-』(5.6.日)

「永遠に沈まぬ光が支配する世界。
それが、此処なんだよね。
まさに打ってつけの『スキル』だとは
思わない?ウチのこれってば。」
両手を大雑把に広げてお手上げのポーズ(構え)を
ふざけて行いながら青年は傷つき地に伏せた
『知也』へ止めの追撃を撃ち放たんとする、が
…その時!!…
「アホ、ボケ、カス〜〜〜ゴルぁっ!!」
ダキュォッッッッン!!!
この攻撃を阻止せんと『智明』が渦中に飛び込み
自身のスキルでパラシュートの様な
ドームを創り上げ身体に一瞬で纏うと
巨体を盾にし照射を一身に受け少年の窮地を救う!!!
「無意味な行動だね、どうせあんたも死ぬのに。」
ぶしゅぁぁっっっっっっ!!!!!
各所から吹き荒れる血飛沫が舞い散り
当然、周囲に存在する全てを深紅に染めて行く...
「ぅぐっ...智明...お前...くっ...!!!」
恩義を感じどうにか智明の下から這い出ようと
するトモだったが、しかし
「...そっと、しとるんや...。」
不意に彼の掠れた小声が少年の行動を止めた...。

「???...ねぇ、相手の事も気になるけどぉ〜
トモ達は大ジョブかなぁ〜(脂汗)」
只、一人相手の弱点を理解出来ぬ『勇二』の
言葉は不用意な不安を煽る、が...
「で〜しょぶじゃん、ん〜っと多分ネッ?
(あそこで勇二が出ていってたら、速攻止めてたけど。)」
『光助』のそれが余計な世話を打ち壊し
「そ〜そっ、勇二くんの事は私も言えないけど、
2人とも、強いもん、負けないわよ?」
続ける『春化』らの会話が自信を強固なモノへと
「あの時もぼくらを信じてくれていたんだろ?
ぼく達も皆の帰りを信じてたんだ!
きっと勝てるさ、あんなへなちょこ男になんか!!」
変えて行く、そして...
「うんっ!そ-だよネッ!!
んで、弱点って〜なに???」
再び、その雰囲気をブチ破る少年であった
「あ”〜はぃはい、勇二〜それはね?
光は闇には存在出来ないって事なのさ。」
一方...この地、最初の闘いはいよいよ決着を
迎えようとしていた!!

「ウチの『照射される光明』【シューティング・サン】の前には
そんな“能力”無力なんよ?
...身体張って守るなんて、同人じゃあるまいし
友情も度を越してホモまるだしって感じもするけどね。」
トモを押し倒す様な状態で庇った智明は
両手で下の彼を必死に押し潰さぬよう
小刻みに震えながら鮮血を垂れ流し、
これに耐え続ける...そして、
「...こんがきゃぁ...言わせとれば...。
(俺様のハズバントはたった一人でえぇねん(怒))」
「???」
智明の行動に困惑しながらも言われるままに
身動きを止めた少年に
…次の瞬間!!…
「さよなら、仲良く死にな?」
「...けっ、お前はもう終わっとるんやで?」
唐突に反撃の合図が下された!!!



5月7日(月)

第六五三話 『輝きは誰の為に-後編-』(5.7.月)

「そっ、へぇ〜『未田心』が殺られたんだ。」
インディアンの様な衣装を纏った青年は
幾つも連なる神殿からその階下に存在する
下界を見下ろしながら妖艶(ようえん)に笑みを浮かべ
濡れた様な女性に似た唇から呟いた...
「喰らえ...慈悲にせめて痛まぬ様に殺す!!
『照射される光明』【シューティング・サン】!!!」
だが、青年が勝ち誇りながら閃光を撃ち放ったーーー
…その瞬間!!!…
「とっくの昔にお前は終わっとるんやで?
血化陣』...球体暗器ッ!!」
ゾビシュァッァッッ!!!!
青年を取り囲む様に巻き散らされた『智明』の
鮮血が唐突に起動し、身体に付着していた
血液がまず彼の背後へと回ると日差しを遮るように
球体を作り上げ強制的に日陰の中へ押し込んでしまった
「ぅあがっ!?...なっ...馬鹿な!?!」
すると、同時に沈まぬ太陽の恩赦を拠(より)り所を失った
『スキル』は効力を失い即座に闇へ
掻き消されてしまう!!!

たった一瞬の出来事...だが、それが
「智明...お前これを狙ってたのかよ?
(おぃおぃ、真面目に凄いじゃん...。)」
逆転劇を産み出した!!
「よっ...だぁ〜あかん、立ち上がれは
せぇへん...ったく、そもそもやなぁ『トモ』〜
お前がしっかりせぇへんからこないな
面倒な目に...?」
完全に“能力”を封じ込まれ動揺し内部が
棘付き球型暗器の中へと引きずり込まれた
青年の姿を確認すると限界に達しようと
していた腕の負担を避ける為に横へゴロンっと
トドの様に転がり少年に文句を言い放つ
智明だったが、その横で何故か微笑む
知也を横目にすると不思議な顔をした挙げ句
自分も何故か馬鹿笑いを始めた
「あっはははっひっひ!!!
あははっ、わりぃわりぃ。
智明の実力、本当のとこ疑ってたからな〜。
オレじゃ出来ねぇ芸当だから、面食らって
たんだよ、悪気はないぜ?」
「んなもん、あったりまぇやっちゅ-ねん!
げははっ、まぁえぇは笑ろうとけ笑ろうとけ!!」
その頃、智明による命懸けの作戦によって
相手を捕らえるつもりが自らが捕縛された青年は
「ぅおぉおっ!?!暗いぞ狭いぞぉ痛いぞぉお!!?」
内部で棘地獄を味わい続けていた...。

「あはっ、『光助』って凄いよネッ!
ボク全然そんな方法で攻撃避けるなんて
思い付かなかったよっ(汗)」
絶対のマイペースで事を進める『勇二』に
呆れつつ誉められた光助はつい
笑みをこぼし、どうやら戦闘は終えた様なので
あの敵が位置していた場所へ皆と一応の警戒の下
足を踏み進めて行った!



5月8日(火)

第六五四話 『Dance in the Sun〜太陽の中で踊れ〜』(5.8.火)

ドシュドシュシュッッッ!!!
「ぅごっ!?!」
真紅の球を静かに転がすと内部の鋭い刃が
青年の各所を死なない程度に突き刺し
その度に鈍い悲鳴が篭り響く...
「はよぉ吐いた方が楽やと思うんやけど?」
「その通りよっ!まったく私は正義の側なのに
なんでこんな拷問じみた真似を...。(ぅふふ。)」
「なっ...なんとなく、ここはぼくでも
突っ込まない方がよさそうだな...。」
「...それで、君の目的は?...。」
『春化』の顔が一瞬、悪魔のような表情を
見せ『洋子』を震え上がらせるも
『京香』は淡々と青年からこの地の情報を
聞き出そうとする....だが、
「わぁっ!解った!!ウチの知っている事は
全部はなす、さかに転がさんとぃてくーーー
れぎゃぁぁっっ!?!!」
ボシュッッッン!!!
彼が痛みに耐えかね暴露を始めんとしたーーー
…次の瞬間!!…
「燃えてるよぉ〜!?」
智明が産み出した暗器が突然、炎上する!!!

「おい!このままじゃ中の奴が...。
くっ、もう遅いか...。」
瞬く間の一瞬にして炎上し内部の青年を
灼熱で焼き焦がしたそれは
歪みの出現と同時に嘘の様に消え失せてしまう....
「ちっ...おぃ!出てこいよ?
...お前が今、これを起こした張本人だろ!?
気配が出てんぜ?!!」
不意に邪悪な何かを感じた『知也』の怒声が
発され、岩場に彼が視線を送るとその場から
「ほぅ、鋭い...ってより、それが
おたくの“力”?...まぁ、いいよ。
今は戦る気ワシは零だからな。」
下駄を履いた智明よりも少し年上に見える
面長の男が静かに姿を現し杖を片手にゆっくりと
会話を始めた...。

「...零...なら、何か用?おじさん...。」
唐突な攻撃に腹を立てるキョウの攻撃的な
発言に男はゆっくりと
「ははっ、お嬢さん...良い瞳をしとるな。
ワシはそいつの口を封じに来ただけだよ。」
そう応えると、場から退散しようとする...だが、
「待てや?...このままさいなら言うんか?」
「...ワシに会いたければ...。
パルティノン』に訪れるが良い。」
智明の挑発に対してニヤリっと頬を釣り上げ
試すように言い残すと岩場から即座に気配を消した...。



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


他の項目を見るッスか?

最初に戻ちゃうの?



このページは GeoCitiesだよ〜 無料ホームページを見てねッ!