『Classification !!』6月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

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6月29日(金)

第七〇六話 『マッド・パーティー*白濁*』(6.29.金)

遂に『絶陰地帯』半身つまりアフリカ大陸の
半分を支配する『スキルマスター
【特殊能力者】の喉元まで滑り込む事が
出来た一同は闘技場『パルティノン』にて
その男を打ち倒すべく『弥親』への扉を
勇二』が持ち得た幻の激レアカードを
売却する事によって手にした壱京ゾディアックっと言う
力技でこじ開け此処に決勝を開始させた!!!
「...くぅ...。
(...何?...この腕がジワジワ溶かされる様な痛みは?...。)」
“力”と勢いで押し進めていた『京香』は
左腕を不気味な曲刀により引き裂かれた
だけの傷に更なる鈍い痛みを感じ思わず
片手で傷口を押さえる...すると、
じゅわゎゎわわわゎゎゎわっっ!!!
「くっくーっく!!!!しみるでげしょうなぁ?
へへっ、あっしの取って置きは
...まだまだでしてねぇ!!」
その手の平までもが傷口に付着した真っ白く
粘着性があり独特のすえた臭いを放つ
白濁の液体によってタダレ剥がれ落ちてしまう...
カキュッッッン!!!!
「...これは...あの時嗅いだ臭い...。
(...目の前の敵と初めて...まさかこれは!!...。)」
間髪入(かんぱつい)れずに彼から放たれる
斬撃は傷つき反応が遅れ出した彼女と
攻撃軌道を自在に変化させられる刃の
お蔭もあって形勢を逆転しそうな程の
この差を埋めて行く!!
「そらぁそらぁっっっ!!!!
動きが鈍いでげすよぉ...まさかとわ思いますが?
これで本気なんでげすかなぁ?
...へっへーっ!!あっしの思い違い
でしたかぁあああっっ!!!」
じゅわゎわゎわゎゎっ...!!!
傷を受ければ受ける程に広がる体内からの
痛みこれは間違え無く『ダン』が
“能力”を発揮している証拠...だが、しかし
「...きゃぁっっ!?!!...。
(...剣を嘗めている?...これは挑発では...。
あたしへの挑発へと見せかけているのか?...。)」
今の傷を直す間も与えられぬ彼女には
どうする事も出来ず只、無闇に
剣を防御として振るうしかなかった...。

「『イソンバ』...お前どう思うよ?」
不意に仲間内の一人が巨漢に声を掛けた...
「あ”ぁ?誰にモノ聞いてんだぁ!!
ぐははっ....そうだな...お嬢ちゃんだろうな?
「?...まぁ良いぜ〜!!」
黒人の青年はボソっと最後を呟くと応援席から
両者の激突を燃える様な瞳で見つめる...
にゅちゃちゃちゃ...。
「へっへっーっ貴公はもう...身体を動かすだけで
異常な苦痛を覚えるハズでしょう?
...ヤセ我慢などして立ち上がっていても
無駄だよ...この一撃で終わらしてやる...。」
場内のざわめきはキョウに向けられていた、
あの時は1人で6人抜きを行ってみせたのに!っとか
やはり頂点の者達には歯が立たない!っだとか...しかし、
「...そうかな?...。
(左腕は使えない...エイリアンの様な
体液...そうか!!...剣に塗っている唾液...。
あれが....くっ正直右手の平も痛みでまともに
...握れたモノでもない、が...。
...ー賭けてみよう!!!!ー...)」
そんな声援とも罵声とも捕らえられない観客達の
煽る言葉など既に彼女の耳には届いていない
「『アンクル・シックル』【カマキリの手腕】
...プラス、『白濁
【スメル・カスパー】で止めだぁぁあああ!!!」
身体中に刻まれた傷へと自身の力を巡らせーーー
ザジュパァァァッッァッッン!!!!
「...硫酸も水分だろ?なら...この“核色”と
あたしなら...可能だと思ったよ...。」
「ーーーーっにぃ!?!!ぎゃぁふぁぁっっ!?!!!」
そして、一気に解き放つ!!!!

青年が意気揚々と最後の一撃を繰り出そうとしたーーー
…次の瞬間!!…
じゅぁわゎゎぁぁぁっっっ!!!!
「...やはりな、これは唾液を変化させた...。
...あたしに触れているのなら...。
(...それがあたしと...『水の核色』に
従うのが...事の道理...。)」
彼女は自身の傷口へ塗り困れた硫酸を剣の
力で統率し、白濁の豪雨がごとく襲い来る
青年に浴びせ掛ける、更に次いでーーーー
ザジュパァァァァッァッッッンン!!!!
顔面から自らの白濁した硫酸で焼けただれた
青年へと追撃の一刀が振り下ろされーーー
「あびゅふぁっふぁっぅぎゃあぁああああ!?!!」
「...言ったろう...苦しませる、とな?...。」
ーーーーー勝敗は決した!!



6月30日(土)

第七〇七話 『マッド・パーティー*黒い悪魔*』(6.30.土)

此処に雌雄は決したーーー
「...あぎぃぃおっぱぁぁっっ!?!!」
自らの“能力”『白濁』【スメル・カスパー】によって
顔面から濃硫酸すらも超越したそれを
浴びせられ更に斬撃によって身体中を死なぬ
程度で切り刻まれ極度の痛みに悶絶し床下へ
転がり落ちて仲間の下に辿り着く...
「...わざと歪みには沈ませなかった....。
...死ねぬ辛さを味わうが良い...。
(...さて、この隙に傷の治療を...。)」
ジュカカカカカカッッッッン!!!!
ほんの少し...少しだけ『京香』が隙を見せた
…次の瞬間!!…
「きょぉおおぉっっ!!!危ないよ〜〜〜!!(脂汗)」
巨大な中心部に頭蓋骨(ずがいこつ)が付属された
大斧が驚異な回転を得て傷の治療を行わんとした
少女を狙い襲いかかるーーーだが、
ズギャギャギャギャッッッ!!!!
「...地盤を...足から“力”を通しーーーー」
「ぐはははっ!!!無駄ーーーだぁろぉがぁ?あぁ!!
Ladyすっこんでぃやがりな?!」
この気配に気付き即座、足元の地盤へ足からスキルを
使用し壁を創り上げたキョウだったが、しかし...
ミシュミシシシシシッッッ!!!!
いともとたやすく防御壁は斧の前では破壊され
粉々に砕け散り威力は半減させたものの彼女への
直撃を許してしまう!!!!
「...ぎゃっふっ!?...。
(ーーーー剣を構えていなかった....ら...。
...肋骨どころ..じゃ....済まなかっ....た...。)」
刃は深く彼女の胸を切り込むが、2重の
防御を剣によりとっさの判断で斧を受けていた事で
吹っ飛ばされ場外へと転落しているが、致命傷には
至らずどうにか命を取り留めた...
「...あの野郎...許さねぇ...!」
今の出来事を目にし、こみ上げた怒りのまま
舞台へ上がろうとする『知也』だった、が
「おぃ...トモ、お前には自分の体ぁ〜〜〜
取り返すっ!!ちゅう...目的があんのやろ?
今は無駄に体力を削るべきやないやろが!!
...残り3人には悪いんやけどなぁ...あっんの
ふざけたガキは俺様が始末したる...文句は
言わせへんぞ...?」
背部に何かを背負う黒人の青年が地面に降り立った、っと
同時に少年を制止し『智明』は自らが
出向くと他のメンバーに大声で伝え足を踏み出した!!

「...ぅう...あたしは...。」
瞼を胸から感じる痛みの中でこじ開けたキョウは目の前に
「大丈夫?!!...私よ、『春化』よ!
解る!?....はぁ、良かった〜〜〜。」
ハルカの姿を見付け自分がまだ生存していた事に
漸く少しの安息を得た...
「...試合は???...。」
「もぉ!心配してるよ!!皆ぁ〜...それにしても
洋子』の的確な治療があって良かったわよ?
...え?試合???それなら心配しないで!!
貴方は少しの間、気絶していただけだもの。」
自分の少し離れた場所で洋子がせっせと
身体中に刻まれた傷の手当の為、スキルによって
医療器具を生み出し『光助』がそれを
患部に当てがう際を目にした
「ふぅ〜トモの腕の気が使えない今は
ハルカの心霊治療とこれしかないもんね?
気付いた?良かった...でも、暫くは
無理しないで能力も使わない方が良いよ?」
気さくに声を掛けた光助は、慣れた手つきで
それを終え様子を見つめる『勇二』にも
キョウの無事を伝えると応援席へ戻って行った...
「ったく、キョウはさ〜ぼくらと同じ女の子
なんだから無理しちゃダメだよ!!
胸のだって....致命傷ギリギリだったんだから...。」
そして、洋子が忠告を言い終えるか終えないかの内に
智明と『イソンバ』の死闘は開始される!!!
「おぃ....俺様の下僕を良くもあんなメぇ
会わせてくれおったなぁ〜?
しばきまくったるわ...この糞色野郎が、
〜〜〜〜ぎゃはは!!!!」
「あ”ぁ!?このfat野郎がよぉ?
嘗めた聞くんじゃねぇよ....ぐはははっ!!!!
脂肪を腹から叩き落としてやろ〜じゃねぇか!!あぁ!?」
罵倒と睨み合いから始まった両者の闘いは
これより本格化の勢いを周囲に嗅ぐわせる...。

ガキョォオオオオオオォォッッッン!!!!
身の丈ゆうに2mは越すであろうかと言う巨人を
相手にすると智明の巨体でも不思議と小さく
見えてしまう、しかし実際には横幅つまり体重だけは
青年よりも勝っている様だが...
「くっひゃははははっっっ!!!!
...やりおるやなぃかあ!!!...せやけどなぁ〜
この斬首刀のが切れ味も速さも上なんやぞ?!」
ぶつかり合う武器の轟音が舞台を支配し、続けてーーー
「あぁ”!?黙りまくれよ...このfatがよぉお!!!
悪魔の斧』【デストロイ・ハマー】
あぁぁ...回転しやがれぇっっ!!!!」
バルバルバルバルバルバルバルっっっっ!!!!
放たれた身軽な智明の真紅の刃がイソンバを
先に傷を与えようとしたーーーー
…その時!!!!…
「なっ!?なんやと!?刃が回転ーーーーちぃい!?!
(常識外れや...ちゅ〜ねん!!ぐぅう!!?)」
突然!!頭蓋骨を中心にし巨大な刃が物凄い
速さで回転を開始し、斬首刀を刃陣で打ち砕くと
同時に防御する術を欠いた彼の首筋を斬り裂く...が、しかし
どぴゅしゃぁぁぁっっっっ!!!!
「あ”ぁ?...これはBLOODが...槍...ぐふぅ!?!」
「『血化陣』....【流血槍・乱舞】やぁぁっっ!!」
只で殺られる智明である筈も無く、飛び散る
血飛沫を即座に槍へと変化させ黒人の黒い肌を
無数の真っ赤な槍で突き刺し褐色に染め上げる!!!!



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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