『Classification !!』7月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




7月25日(水)

第七三二話 『マッド・パーティー*白色の大津波そして、獣*』(7.25.水)

「ねぇ、もしさぁ...この世界の根本が揺らいだら...。
キミはどうする?」
夕闇の訪れの中、土手で語る少女と青年...
「?..ん〜アナタの言葉っていつも...
どこか悲しいわよね...。
わたしなら!の、意見で良いのかしら?」
何処となく哀愁を漂わせる彼に学生服姿の彼女は
返答した後、その対応を待つ...すると
「もちろんさ...僕はキミの言葉が聞きたいんだ...。
....ははっそんなに深く考えないで、ね?」
彼はそう苦笑いをこぼし少女が口開くまでを
何故かモノ悲しそうな瞳で見つめる
「わたしなら...そうね、その原因を知りたいから...。
アナタと一緒にそれを探るわ...?
でも、突然...何でそんな事を???」
問を終えた彼は本当にさっきまでの青年と同一なのか?っと
疑いを思わせる面(おも)もちを提示すると不意、
ぐぃいいぃっっっ!!!
「....。」
「ぃやぁっ...ぃたぃわ...止め...て...あっぅう...。」
下顎を物凄い“力”で掴み片手を使い引き寄せ
強引に唇を奪った...
ぐちゅっくちゅぢゅっっっ...ぬちゃくちゅ...!!!!
こぼれ落ちる体液が芝を濡らし甘い密がジュルジュルっと
卑猥な物音を奏で出す...
ククッ.....変革は近い....それには、完全な肉体と
支配が必要なのだ...女ァ...お前の体液....感情
...肉体、欲望...この全てが...糧となる、喜べ!!!!

地の底から響くかのようなドスの効いた声は、
先の青年とは完全に別物だった...動けずされるがまま
少女は青年の愛撫に濡らして湿らせて行く...
「あっあっあぁっっ...あっふっっあっっっ!?!
あぅう...う...どぅしてぇ...こんな...はぁはぁはぁ...。」
制服を乱し少女は悶え続ける...だが、粘りけのある液を無様に
垂れ流す局部へと手が掛かったーーーー
…その瞬間!!!…
ドクッッッン!!!
っくっ...ォオオオォッッ!!!...。
...はぁはぁああっっっっ!!!!....僕は....ーーーッ!!」
どさささっっ!!!
「キャッ?!...なっ...ひゃっ...いやぁ...
待ってぇ...わたしを置いて行かないで...お願ぃ...
ひとりは嫌...一人は嫌なのよぉおぉ!!!」
突然の変化と同じく優しい顔つきの青年へ舞い戻った
そして、彼は現実から逃げ去るかのごとく息の続く限り
無闇に走り回り...その日以来...
「僕は...僕はあっぁっ!!....ちっしょぉお!!!
あぁっっ...もう取り返しのつかない事を...。
ぜひぃ?!..はぁはぁはぁ...あっ...あっっ...
ゥアァッッッッッ!!!!」
青年は世界から失踪する...そう、これが始まりだった...
実に2年と数ヶ月も前の出来事ではある、が...。

国坂 弥親』の『光の裁き』【ホールディング・ライト】を
逆手に取った『光助』は見事勝利を納めーーー
最強の座にはーーーー『選ばれし者』〜智明と愉快な仲間達〜が
降り立ったぁ〜〜!!...よってぇ、此処に
新たなる王者の誕生ダァァッッ!!!!

此処に新たなる頂点が誕生した!!
スキルマスター』【特殊能力者】同士の
一見無意味な闘い...しかし、これで一行は“真価”を
極める足掛けを創っていたのかも知れない...
ぽっふっっ!!
「っん...柔らかいな....ってッ?!」
まぁ、若干一部の人間を除いてだが...
絶陰地帯』の半分はこれで解放された
「あはっ...光助ぇ〜〜〜〜ッ良かったぁよぉ!!
勝って生きててくれて〜ボク、どうしようかと
思って...ひっく...勝ち負けなんかよりぃ....
キミの事が...ひっく...心配で...。」
大粒の涙をこぼす『勇二』の顔に柔らかい胸元へ身体を埋める
光助は右腕を伸ばして指で拭い笑みをこぼし...
「...へへっ...有り難う...でも...出来るだけ
早く...傷治して欲しいよ...はは...。」
気絶しそうな痛みを訴える、がーーーー
どじゅじゅじゅばぁぁっっっっ!!!!!
…その時!!!…
「くっ....へっへっっっっーーーー!!!!
あっしは認めませんぜ弥親さぁぁっん...!!
それに、貴公らも....ひゃははは!」
背後から凶悪な笑い声と共に白濁の高波が唐突に
出現し、場の誰をも驚き困惑の渦に巻き込む!!!

京香』VS『ダン=ショート
智明』VS『イソンバ
春化』VS『ジルベルト』へ引き続き
春化 VS 幹
知也』VS『レィドリッヒ』そして、
光助 VS 弥親 戦が終結した、今となっても
「...あっ...あのイカサマ野郎...証拠にもなく...。
...ぐっ!?....。」
関係無しにそれを認めず
抗(あらが)わんとする者が最後の抵抗を開始し
自身の“能力”によりただれた全身や傷口から白濁の液体を
大量に放出しこの場、一帯を巻き込む程の
大津波を発生させる!!



7月26日(木)

第七三一話 『マッド・パーティー*CUP AGAIN*』(7.26.木)

ぐじゅぱぁぁっおどしゅぉぅぁぁっっっ!!!
「へっへへーーーっあっしの『白濁』【スメル・カスパー】諸共...
---ーーー〜〜〜文字通り...全てを巻き込んで
貴公らを始末しますぉおおぉおぉっひゃはははは!!!」
体液の流失により自身も只では済まない事を
覚悟の上で負けを認める否定の為、執念とも
取れる白濁の大波は既にもう誰も止める事は出来ない!!
「無茶するなや!?...『キョウ』お前の“力”が
幾らすごかろーと、本体は生身やし傷も付いて
しもうとるワケや...精神力かてこの暑さで
そぐわられとるんやで!?!
(せやけど...俺様の....これやったら!!)」
興奮していきり立つキョウの肩を押さえ行動を
制止する『智明』は、どうにか体内に残った
血液を使用し球型の防護壁を産み出さんとする...が、
「だっ...駄目...思い付かない...ぼくは....。
(何か...吸収出来る...武器なんて!?)」
時は遅く間に合う筈もない、しかも輸血したばかりの
自分の血液と馴染んでいないソレでは
操作する事も叶わない!!

そして、無情にも大津波が場に存在する全てを覆い尽くさんとした
…その時!!…
カッキュッッッピキャキャキャッッッッン!!!!
「あ”っっん”!?!!
...何故だ?...何故あっしの白濁が止まる???」
突然!!舞台から放たれた真っ青な閃光弾がーーー
「はぁはぁはぁ....ゆっ....ははっ...。
(最後の最後には...いつも...助けらえてんなぁ〜。)」
「かっひゅぅ...ぐっ....あの...少年は....。」
その白濁した液体を一瞬にして凝固させてしまった!!
「はぁはぁはぁ....成功!!『超絶対零度
【クール・フリージング】...って名称...に〜
し-よ〜っと!、あはっ!!」
それは、胸元で同じように太った青年を抱えた少年によって...
「馬鹿な!?....くくっ....ひゃははははは!!!
あっしに....そんな手がァァッ通じるものかぁっぁ!!
....“獣の数字”....暴れろ...。」
しかし、氷結した白濁の波は『ダン』の声に
併せてまるで意志を持つかのように内部で
完全凝固していない一部が流動し熱を帯び始める...。

「ーーーッ今なら...本体を叩ける!!」
飛び出して行く『知也』に即座、
「考えは同じね...はぁっっ!!」
次いだ『春化』は、“能力使い”を叩くべく
本体へと向かい駆け出し急ぐ、がーーー
…次の瞬間!!…
どちゅっちゅちゅっっ!!!!
[ギャルルルッッッ!!!]
更に彼から垂れ流される白濁の獣へ行く手を阻まれる!!



7月27日(金)

第七三四話 『マッド・パーティー*白濁の魔物*』(7.27.金)

選ばし者』〜智明と愉快な仲間達〜と
-『閃光の弥親』-ジ・マッドパーティーズの
決着はついた....が、しかしぃ生き残ったメンバー
『ダン=ショート』はそれに反発しぃ...我々おも巻き込み
場の全員を皆殺ししようと...暴挙に出ているぅう!!

本来は逃げたい筈の者も最後を見届けんとするかのように
まったく動かず、いや...動く間も与えらえずに
白濁の大津波による餌食となろうとする...が、
…その瞬間!!…
「...『勇二』!...。」
勇二の魔法が間一髪それを一時食い止める!!

襲い来る津波を凍結させたものの、時間の問題で
それが崩れ去るのは目に見えていた...
「!?...ぅそぉ...ボク...全力で...。
(あれで中まで完璧に凍ってないの〜(汗))」
しょせんは命を少しの時、長らえたに過ぎない
「なっ!?...こいつら!(生きている??)」
どじゅじゅっっぅろろ...!!!
[ギャルルッッ!!]
「くっ!?ちぃ...時間がねぇってのに!!
(直接攻撃も通じない...っぽぃな...ヤクイ。)」
しかも蠢く液体に生命が宿り...それが本体を
叩こうとする両者へと強襲する!!

押さえらえていた腕を不意に払い退けた『京香』は、
「...あたしなら可能だ...この『水の核色』であれば!...。」
剣を手にし再び戦火へ舞い戻らんとする...そして、
「せやな...止めて聞く様な性格でもあらへんしな...。
わーった、好きせ-や...せやけど、絶対に
戻るんやで...。」
同時に意外な少女もそれに参戦する...。



7月28日(土)

第七三五話 『マッド・パーティー*絶対の賭け*』(7.28.土)

一分一秒を争う白濁の津波との戦い...
タッッッっンッ!!
「待って、『キョウ』!ぼくも出る!!」
「いでっ!?!こっこらーっお前なぁ!!?」
『智明』を踏み台に飛び上がり京香へ
追い付けた『洋子』は羽ペンを懐に忍ばせる、と
「...手があるんだな?...。」
同時にたった今産み出した武具を構え
「“エンスイ”...水を司るこの魔道具なら...。
あんたのその剣と同じ働きが可能よ!!」
強気で言い放つと頷き速度を早める!!
「...ったく、追い詰められれば普通ぱにくるんが
おなごちゃうんか?...あかん、もう俺様出番
ないんちゃうやろか!?」
一方、こんなギリギリの状況下でも智明は冷静に
後ろ姿を見送りながらそんな事を考えていた...。

「きゃっっ!?!」
どじゅぅううっっ...!!!
霊聖坤』で攻撃し撃破するも、
[ギャルルルッッッ!!!]
白濁の魔物へは効果無く...即座に蘇生され
「大丈夫か!?『ハルカ』???
(直接触れなくとも攻撃で...跳ねただけで!)」
更に攻撃の為、生じた行動で溢れかえる液体が
飛び跳ねて硫酸性のそれが両者へと襲いかかる!!
「...浄化どころじゃないわね....。
せめて...実態を持たせる事が出来れば!」
[ギャルルルッッッ!!!]
「ヤクィ!!....つっっ..ぅぐ!?」
思考に意志を移したーーー
…その途端!!…
獣から白濁の散弾撃が少女へ繰り出され直撃を受けかける
じゅわじゅわじゅわわゎッ...!!
「!?...私が...ぼけっとしていたから。」
だが、少年が身を呈して彼女を守り事なきを得るが...
「ぐぅっっ...くっ....。」
『知也』は思わぬ深手を背中に負ってしまう...。

「ゆっ...『勇二』...あいつを...本体を
狙うんだ....それなら....。」
気絶しそうな痛みの中で唯一行動、攻撃手段を
持つ少年に指示する『光助』しかし...
「だっ...ダメだよ...あいつ...自分を
覆っていて....居場所が掴めないよぉ〜!!」
それを恐れてか、『ダン』は既に自身の身体を
『白濁』【スメル・カスパー】の中へと紛れ込ませ
居場所を錯乱させ時間を稼ぐ...そして、
どちゅちゅどじゅぅっぁっっっ!!!!
「はっはははっっ!!!死ねシネぇっっ!!!!」
先よりも肥大化した特大の津波が出現し再び
舞台を飲み込まんと襲い来る!!!!



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!