『Classification !!』8月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




8月17日(金)

第七五五話 『神話の道標-想禦宮の番者-』(8.17.金)

月読』の町を目指す一行の前に立ち塞がる
怪道『黄泉』へ足を踏み入れた途端、術中に
はまってしまった7人は即座に内部で
意図を得るかのごとくバラバラに分断されて行く...
知也』と『智明』は先の罠で
捕らえられてしまうが辛くも脱出を計り
どうにか闇と化する前で牢獄から抜け出す...しかし、
錠門の向こう側では彼らを助け出さんと闇の中を走り続けた
春化』と『光助』の前に新たな敵が出現する
そして、捕獲され捕縛された『洋子』や
別世界へと送り込まれた『京香』を含め
「ゎひぃ....ど〜しよぉ〜!!
懐中電灯〜...こんな明かり一つじゃ...ひぃい...。
ぅわぁっぁつ〜〜ん一人にしないで〜〜〜!!(泣)」
更に1人きりとなってしまった
勇二』も各々の場で足止めを受けていた...。

幻魔』『夢殿』【ヨモツシコメ】の采配を待たず
わざわざ手を下す“王宮の13宮殿”を守護する
番者達の思惑は知らず共、シコメにとっては
それはどうでも良かった、しかし此処に誤算が産まれる
まだ幻魔は『吸血鬼』が智明の『血化陣』で
皆殺しにあっている事を知らなかった...
「おぃ、おいしっかりするんや!!
...しゃあないな...せやけどトモの血液型
知らんしな〜無理に俺様の血液を入れずに
待った方が...ん!?(これはーッ!?)」
しかし、窮地は依然続く...何故ならーーー
「...はぁはぁはぁ...くっ、気にすんな...。
ちょっとした貧血だ...それよか外で声がしないか?
...どうした?...おぃ智明!?」
うじゅうじゅるるるっっっ!!!
闇化はまだ解除出来てはいないうえに、
あの牢獄から抜け出したにも関わらず
智明の行動によりますます闇は身体を浸食する様に
這い上がっていたからだであった...
「こっ...こりゃ...あかん...どないすれば
えぇのかも...クッ!!動かへん方が身のためのようやな。
(これ以上の出血はトモも俺様も危険や...。
どないしても...この闇は離れへんのか!?!)」
焦る中でふと耳に誰かの会話が飛び込んで来たので
彼らはそちらへ注意を向けた、仲間の声だったら
即座、騒いで助けを求める為に...。

「!?...私が気配を感じられなかった...の?!
(そんな馬鹿な...私の霊力で...。)」
光助が立ち止まると同時に何処かで違和感を
覚えた薄い影へと視線をやる...すると、そこから
しゅりしゅりしゅりりっっ!!!
「ほぉ、そちらの獣はわたしの気配をどうやって
区別したのかしら?...面白いわ...。
コレクション(自分が固執して集めている物の意。)に加えようかしら。」
まるで水辺から岸へと上がるかのごとく
長髪で美形の『スキルマスター』【特殊能力者】が
その姿を妖艶に現した!!



8月18日(土)

第七五六話 『神話の道標-填褐宮-』(8.18.土)

「おや...もう行くのかい?
この僕の『相似宮』はお気に召さなかったかな?」
隔壁の双子』【コンサバート・ジェミニ】は、
正面の腰を掛ける人物へ怪訝(けげん)そうな顔で
ゆっくりと言葉を投げた、すると不意に立ち上がった
その人物は笑みと共に
「いや、私の獲物がどうやら自ら『填褐宮』へ
訪れた...いや客人かも知れないがね。
キミはゆっくり午後を過ごしておくれよ、それでは
また...ゆっくり、そちらのお嬢さんもね。」
紅茶の礼を言うと静かに螺旋階段を上がって行った
「...裏切り者の羊が今更の再来か...。
まぁ、僕は今で不満はないんだが...。
彼女の友情に乾杯しよう。」
後ろ姿を見送ると人物はため息混じりに息を吐き出し
薔薇の香りが漂うカップへ再び口を付けた...。

あの死人が拠り所を求めてさ迷う世界に置き去れた
『京香』は“核色”の助力もあってか
どうにか死者共を薙ぎ倒し先行するの...だが、
パシュシュアッッッッッッッン!!!
「...くっ...ここは亜空間なのか?...。
(同じ場所を行ったり来たりしているような...。
...この感覚は...しかし、結界の内部...とも
思えない...体力が尽きたらあたしの負け、か...。)」
あまりに多すぎる雑魚の数と同じ場所を巡る様な
感覚に捕らわれ無碍に体力を奪われ続けていた...
[たすげでぇっっ!!?]
[まぎょぁぁっ...おねがぃ!?]
どうやらこの空間の中で死したモノは歪みへも沈めず
生きたまま長らえやがて亡者と化して
しまう様だ、彼女は彼らを振り切るように道を
探し求めるしかし無情にも同じ夕闇の景色が
永遠と思える程、続くばかりで精神的な疲れも
目で見えていたしかも、キョウが不意に後戻りを行わんと
前へ視線をやりながら後ろへと足を踏み出したーーー
…次の瞬間!!!…
どきゃきゃきゃきゃきゃっっかっっ!!!
「...きゃっ!!?...。
(なっ...いつの間に後ろが崖に!?...。)」
突如!!消えた足場から転落し見果てぬ世界の
崖の下にと追いやられてしまう...
「..所詮(しょせん)は我様『宵闇の蟹』【ディバインダー・キャンサー】の相手では
無い..っと言う事か、お前も死者となり
未来永劫この死の空間を生き続けるが良い..。
もっとも、遺体が残れば..の、話しだがな..。」
唐突に現れ崖下へ顔を向けたフードを被る人物は
少女へ向け吐き捨てる様に言葉を残し
場を去らんとする、がーーー
…その瞬間!!!…
バシュアッァッッッッッ!!!!
「...ふふっ...間抜けだね、出て来ると思っていたよ...。
あたしはそのしたり顔を...歪ませてやらないと
...どうやら気が済まないようでね?...。」
「..---にぃ!?!(馬鹿な、アレは..!?)」
疾風を真下へ繰り出し上昇するキョウの全てを
見透かしたような顔が崖下より重力に逆らい登場する!!

『夢殿』【ヨモツシコメ】の思惑とは別に
“王宮の13宮殿”の番人達が動いた為
そんな事は露知らずたった1人きりとなった『勇二』は
「...ぅう..どうしよぉ〜!?
...こっこんな中で一人で...ってぅわっ!?!」
がっこぉぉっっっん!!!
[なっなんだ貴様わぁっ!!?]
岩壁へ手の平を押し当て涙目になりながらも
進んでいたのだが、運が悪いのか良いのやら...
「すっ涼しい〜!!って、キミ...誰???」
コントロールルーム(操作室の意。)で高見の見物を
行っていた『幻魔』の下へと誰よりも先に偶然、辿り着く...。



8月19日(日)

第七五七話 『神話の道標-勇二とお化け-』(8.19.日)

ドカッッンっっ!!!
「いたた...ここ...どこ???」
忍者屋敷の様な簡単な壁の仕掛が『勇二』だけを
反転し支配する『夢殿』【ヨモツシコメ】の間へ
運び対時させてしまっていた!!
[なっ...何故ワタシの居場所が!?!
(こいつ、一番『選ばれし者』らのリスト(一覧表の意。)の中で
トロそうで軽視していたのに...。)]
突然の出来事にうろたえざるえない翼を持つ
『幻魔』は一番軽視していた者に居場所を
探られ相対時している事で精神的なショックを受けてしまう、が
「えっ!?...居場所って...じゃあ、もしかして...。
あの...キミがここの支配してる...(脂汗)
(あ〜どーしよ〜...1人で...戦うの!!?)」
相手も動揺している事を見るや落ち着きを取り戻し
[フフッ...予定外のハプニングですが...。
それでもゲームですからね、あなたはここで
ワタシが直接始末しましょう。]
逆にそこがこの怪道の支配者が潜む場だと知った事で
慌てふためく勇二を亡きモノにせんと
牙を剥き出し襲いかからんとする!!!

「..ちィっ..ぐっあぁ------っ!?!
(..『虚渇宮』の世界を抜け出る術を
持たない..為の罠..か、くっまんまとお引き寄せられた
..だと、この我様がっっ!!)」
宵闇の蟹』【ディバインダー・キャンサー】の
“能力”によって取り込まれてしまった
死人がさ迷う永劫の世界から抜け出す為、ひと芝居を
打つ準備をしていた『京香』は既に無限と言う枠で
形成された世界を見破り本当に偶発で起きた
崖からの転落を使いまんまと空間の支配者を
お引き寄せる事に成功し反撃の一撃で敵を吹っ飛ばす!!
「...フッ...単調な...軽薄な罠だったな...。
なるほどな...後戻りすれば足元から消えて行く..。
どこかのゲームにもそう言うものが昔あったかな?...。」
疾風の直撃でフードが引き裂かれた人物は
遂にその顔を露として場から立ち上がる...すると、
「..“王宮の13宮殿”が番人のこの我様に..
こんな..こんな仕打ちを..ゆるさない...許さないぞぉおおお!」
現世にて片目を失った代償で異世界により幻魔との
融合...いや共生で得た異形の眼球をギラつかせーーー
どぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃっっっっ!!!
「...“幻魔人”...か、なるほど...。
(...なら全力を持って敵を討つのみ!!...。)」
亡者共を巻き込みながら物凄い勢いで少女へと飛びかかる!!!

『隔壁の双子』【コルサバート・ジェミニ】の宮で
『洋子』が捕らわれ身動きが封じられている間も
動き続ける時は無情にも彼女を蝕む
「...いやぁぁっっっ...ちょっと誰か早く助けて!!
(マジ、もれるって!!)」
そして、刻一刻と危険は度を増して行く...。



8月20日(月)

第七五九話 『神話の道標-やらせはしない-』(8.20.月)

『洋子』の影からまるで水の中より浮上し姿を現した
長髪で美形の人物は当初裸かと思われたのだが
キュシュルルルルッッ!!!
「わたしは『永蘭なる魚』【シャルムーン・ピスケス】
影バッコ』【シャドウ・ムール】のピスケスよ。」
周囲の影を纏、それを鎧と変えて両者の前を立ち塞がる
「ちぇ...もう目の前が目的地だってのに...。
んじゃま、此処はオレっちがーーー」
毛並みを整えながら言葉をこぼす『光助』は
静かに両脇の小刀を抜き去らんとする...が、
…その時!!…
パシュォォッッッッン!!!!
「いぇ、此処は....『P×H』にまかせなさいよ。
(そうじゃないと名乗れないわよ...誇りに掛けて私が。)」
彼の行動よりも早く少女は武具を構え
牢獄の扉の前に対時する!!

「おぃ...この声は...。」
「せやな春化ちゃうんか?...
せやけど...何やねん...また敵が!?」
闇化の拷問を受けつつ脱出した『智明』らだったが
闇は彼らの身体を蝕み続け足音に気付き
耳を澄ませると牢獄の扉より
ハルカ達の闘いを知る...だが今は行動すらも
封じられて参戦は不可能と考える、しかし
「下手な行動はまずい...ハルカを信じよう。」
「けッ...俺様はそれじゃあ虫の居所がおさまらんのや!!
血化陣』、ドアをブチ抜けッ!」
ドシュシュシュシュッッ!!
何かしないで自身が待つ事に耐えられない
青年は血を武器へと変化させ扉へ攻撃を加える...。

「...あの、やぁ久しぶりだね。」
「ふっ...私の感もどうやら...あの時よりは
当たるようになったようだな。」
螺旋階段を昇り終えた女性は自らの守護する場に見えた
人影を見て返答し様々な思い込めて笑みをこぼした...。



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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