『Classification !!』8月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




8月25日(土)

第七六三話 『神話の道標-生贄-』(8.25.土)

絶陰地帯』を統括する者が住まう場へと
近付く為、『月読』の町に向かう
一同だったが『幻魔』が支配する怪道『黄泉』にて
予期せぬ戦いへ巻き込まれていた...
ばきゅしゅぁぁっっん!!!
不意に目の前の機材を思うまま適当で操作していた
勇二』は暗闇を取り払う仕掛けであった
散りばめられた道の明かりを偶発的に照らし起こし、それが
「なっ!?(馬鹿な...『夢殿』【ヨモツシコメ】め!
何を考えて...クッ分が悪い。)」
春化』『光助』の前に立ち塞がる
“王宮の13宮殿”番者が1人である長髪で美形の人物
永蘭なる魚』【シャルムーン・ピスケス】へ
多大な影響を与え、この戦況を一転させる!!
「きゃっ!?眩しい...あっ...明かりが...。
(きっと向こうのチームがどうにかしてくれたのね!!)」
同じように一瞬は突然の発光で視界を奪われるものの
「こりゃキツイ...でも、ハルカなら...。
(気配で読み取れるハズ。)」
目を細めて場を光助が見守る中で少女は闇の鎧が
何故か薄くなった人物を完全に捕らえて一撃を浴びせる!!

「ぉぉ!?いきなり明かりが付いた!
思うとったらなんや、足がめちゃ軽くなっとるやんか!!
(ははーん、コレは光に弱いようやな。)」
血化陣』の弱体化で参っていた
智明』はどうやら蝕んでいた闇がこの光で
弱まり既に足の感覚まで戻って来ている事から
再び扉の破壊を試みる
「これが弱まったのは良いけど...。
依然...頭がフラ付く...ドアを壊すんなら
頼むよ...くっ...。」
流石に体内の血液の4分の1をも吸収されてしまった
知也』は重度の貧血を引き起こし
壁を背に完璧にダウン(倒れるの意。)してしまった...
ドギャギャギャギャギャギャッッッ!!!!
「貴方の『スキル』【特殊能力】はーーー
闇を媒介にしていたのね。
だから、さっきまでと違って...変な感覚もない!
...そして、『P×H』【プリンセス・ハンター】の
名に恥じぬ一撃を与えさせて頂いたわ?」
とっさに腕でガード(防御の意。)したとはいえ
闇の薄れた鎧はその一撃で完全に砕け散り
ピスケスも只では済まぬダメージを負う!!
「ぎゃぐぉっ...ーーー!!!
(しまった!!...一瞬とはいえ...気を取られた為に
このザマか!?...影があるのは間違えないが...。
此処は一旦引くべき...ん...くくっ...わたしはまだ
どうやらツキには見放されていないようだな。)」
粉砕された鎧と共に吹っ飛んだ人物は同時に
巻き起こった扉の破壊を横目に飛び出した者の姿を見て
ニヤリっと不敵な笑みをこぼす...。

シュカカカカカッッッン!!!
「おりゃぁぁっっっ!!!!」
血気盛んに吠える智明の真紅の槍が扉を大破し
一気に場へと飛び出す、がーーーー
…その瞬間!!!!…
じょわわわわゎっっっ!!!!
ピスケスの“能力”を負荷されていた彼の足元から
勢い良く闇は蠢きーーー
「『影バッコ』【シャドウ・ムール】!!」
完全に首の真下まで浸食されて身動きを封じられてしまう!!!



8月26日(日)

第七六四話 『神話の道標-an exception-』(8.26.日)

「一時的な束縛にかならないが、本来の目的は
コレで果たさせて貰ったよ。」
相似宮』を守護し『洋子』を連れ去った
隔壁の双子』【コンサバート・ジェミニ】の様に
『智明』の身柄を一時闇を増長させて捕獲した
『永蘭なる魚』【シャルムーン・ピスケス】は、極めて
冷静にそう言葉を放つと自身の影へと突然の出来事で
唖然とする彼を抱えて解け込み姿を消してしまう...
「なっ!?智明!!」
最後の“力”を振り絞り飛び出した『知也』が
場へ訪れた時には遅く既に智明は敵の手へ落ちていた
「とっトモ!?大丈夫か!(...ぅっ、血生臭ッ!)」
呆然とする『春化』を余所に『光助』はトモの姿に
異変を感じて即座に声を掛けると同時、駆け寄る...
「...あのオカマみたいな奴には私の...。
今のあたしの霊術式が効果が無い?...ワケ???
(近距離からアレだけの一撃なら通常、歪みに沈んで
当然なのに...やっぱり、神じゃないと...でも...。)」
流れ落ちる汗の音が少女を正気に戻し、今は
トモの手当へ専念する...
「そうか...オレも智明も牢屋に閉じ込められて
いたんだ...で、この足はその産物だよ。」
状況説明を互いに交わし情報を得たところで
明かりがともり歩きやすくなった通路を3人は
光助がトモを背負い取り敢えず先へ進んで行く...。

填褐宮』でこれからの戦いを左右する
激闘が繰り広げられていた...
その昔『シンクレァ』と名乗っていた番者
菟月の蠍』【ディクレセント・スコルピオ】と
異界の闇覇者』が1人『月影 真』の...
ジュワジュワワワワッッッ!!!!
ドロドロと溶かされ垂れ流れていたのは自身が
守るべき宮殿の真っ白な柱だった
「貴様...いつの間に、捕らえた感触は確かにあった!
それにジェミニの『スキル』を使った形跡も無く
...何をした!?!」
触手を戻す様を横目で
平然と立ち尽くし、ずれた眼鏡の位置を直す
太った少年は静かに口を開く...
「だからね、君はボクの“能力”知らないんだよね?
まぁスキルとか特殊能力とか最近は言うけどさ、
そんな事はどうでも良いよね?...君のソレは
ボクに奪われたの...簡単な意味でね。」
確かに束縛され蠍の毒牙をその身に完全に受けていたのにも
関わらず彼は語ると瞳を一瞬鈍く光らせる
「強硫酸と毒の入り混じった私の...!!
どう言う意味かは解らないが、触れればもう終わって
いる、解るか...浸食は既に終わっている。」
しかし、そんな真を諸共せずにスコルピオは
もう全てが終了したのだと彼へ告げた...。

「..『宵闇の蟹』【ディバインダー・キャンサー】の真の恐ろしさ
これからとくと味わうが良い!!..。」 『京香』を襲う死人世界の支配者は
一度、肉塊としてその身を破綻させられたにも
これを問わず剣を構える少女へ“幻魔人”と化し
両腕に装備された巨大な鋏(はさみ)で攻撃を繰り出す、だが
…この時!!!…
ダパシュゥォオオォォッッン!!!
「...謎は全て解けた、っと金田一少年でもあるまいし
こんな台詞を言うのもなんだけど...。
いい加減同じ舞台で勝負すべきだろ?...。」
既に敵の謎を見切っていたキョウは大竜巻を
引き起こし場の全てを巻き込んでしまう!!!



8月27日(月)

第七六五話 『神話の道標-生者の場-』(8.27.月)

風神剣』【ウィル・ウィンド】と同じかそれ
以上の大竜巻を『スキル』から呼び起こした
『京香』の攻撃は場の全てを巻き込みながらーーー
ヴァギュゥァァッッッッッッッン!!!!
「..この『宵闇の蟹』【ディバインダー・キャンサー】の
..馬鹿なこんなオンナごときに!?!..。」
死者の空間を破滅させ本来の守護し得る場所を暴く!!
「...君の“能力”の原理は簡単だった、
...“幻魔人”だって事がヒント(暗示の意。)だった...。
付加発動型っとでも言うのかな?...。」
キョウが見開いた瞳で見渡せたそこには
頭蓋骨が沢山置き去られ床下一面に広がる世界では無く
穏やかで緩やかな風が流れる聡明な守護宮の内部だった...
「..『虚渇宮』と『死導空間』【バゥンティング・ファイ】が
..持つ死者の宮を破った?だと..。
認めん、我様は認めんぞぉおおおおぉっっ!!!!..。」
自らが最強で居られる空間をブチ破られた事で
逆上するキャンサーだった、がーーー
…次の瞬間!!!…
ズバシュッッッッン!!!
「...御託はあっちで誰かに聞いてもらいな?...。」
畳み掛ける様に繰り出された疾風が
既に番者を切り刻んでいた!!

「ふっ...『菟月の蠍』【ディクレセント・スコルピオ】の
猛毒は全身を巡る、サヨナラだよ。」
変色した様な装甲を纏う番者はその効果を誇らしげに語る、だが
「無駄だよ、もう多分〜...免疫かな?
そう言うのがボクの体内にあるハズだからネっ。」
それでも動じる様子もない少年は軽く会話を交わすと
「何を馬鹿な事を、世迷ったのか?
(これで約束は果たせる...。)」
少し下をうつ向き静かに肉で埋もれた首を上げーーー
「追い込んで覚醒させてくれたのは...。
みんなだったよね...。
...だから、って言うわけじゃないけど、返すよ。」
今までとは打って変わった尋常じゃない
殺気を放ちいともたやすく彼女の懐へ潜り込みーーー
「なにっぃ!?!(早い!!)」
ずきゅぅっっっん!!!
「削るよ、君の命。」
自分の片手を腹部に押し当てただけで
相手の意識を奪う!!!

「あ〜ん、どうしよ〜出口〜〜〜!?」
その頃、『勇二』は1人途方にくれながら
3人が歩き出したのを確認して脱出口を探していた...。



8月28日(火)

第七六七話 『神話の道標-“無”-』(8.28.火)

『菟月の蠍』【ディクレセント・スコルピオ】の毒牙を
浴びて身動きなど取れる筈もない少年だったの...だが、
「『R・D』【リアル・デス】は寿命と
...もう一つ、みんなの大事なソレを奪う。」
彼女の予想と反する動きを見せる『真』は
「R・D?それが貴様の“能力”か?
ほぅ、中々潔いじゃないか、自ら飛び込んで来るなんて!!」
未知に対する相手の恐怖を度合いを広げる
どぐしゅゆっっっん!!!
「くすっ...まだ解らないの?」
そして、サイは投げられた...。

意識を奪う程の目眩に教われた『シンクレァ』だったが
番者の意地として自ら接近した
敵に対し触手の抱擁と同時で必殺の一撃を
彼のぶにぶにっとした身体へと打ち込む!!...だが
「直接は一瞬なんだよ、ふふっ...。
シンクレァ...君の寿命はもう尽きたよ〜。」
時は既に遅く彼女は苦しむ間も無く
「なっ...ぅぁっ?!」
装甲から伸びる隠された尾を突き立てると
ソレを残し一瞬にして歪みへ消えた...。

「それから、ボクのお腹をつっついてる君...。
君もしっかり倒すからね。」
不意に残された装甲へ向けて喋るシンの声を聞き
[まっまぎぃい!!貴様...何者なんだぁ!?!]
本体から切り放された『幻魔』が悲鳴に近い叫び声を上げる!!



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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