『Classification !!』9月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

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9月9日(日)

第七七八話 『彼氏&彼女の事情 中編』(9.9.日)

「だっ...ダメだァ!!?
あんな奴らに勝てるワケねーよ!!」
1999年7月22日の移行より『絶陰地帯
月読』付近へ飛ばされた者は、そこを
根城に支配者が君臨する神殿を攻め毎日
激戦を繰り返していた...
「『シンクレァ』大丈夫か?」
「馬鹿にするな...はぁはぁはぁ...私は
騎士の血を引く者だ!!
これしきの傷で...くっ...。」
「少し休んだ方が良い、誰か手を貸してくれ!!」
当初を思い出して欲しい、誰もが『勇二』や
京香』らの様に“能力”所謂『スキル』【特殊能力】を
発現しているものは少なく、ましてや“力”を
有していてもどの地でも同じだが生き残れるとは
限らない、ごく一部の采配に委ねられた闘いを
移行されて直ぐに思い知らされるのだ...
「『シン』くん包帯を『アナジスタ』から
貰って来て、早く!!」
「わっ...解ったぁ...。」
そして、同じように彼も運良く町へは辿り着いたものの
まだ力の覚醒を終えておらず現状ただの
足でまといとしてオロオロと日夜繰り返される戦いを
傍観して統治者の保護を受けるしかなかった...
「...良いよなぁ...あんデブは戦わないでよぉ〜。
アナジスタのお膝もとでおねんねこいてんだろーよ?」
「そんな...シンくんをそんな風に言うな!!」
当然と言ってしまえば当然の出来事だった、
自分達は目覚めたばかりの力を使いあてもない
冒険に無理やり駆り出され、生きる為には戦うしかない
状況へ追い込まれば人間の心はやがて荒んでしまう
「あの...包帯...はぃ。」
「あっ...シンくん...大丈夫だから...。
幼馴染みのこのぼく、『知池 祐也
【ちいけ ゆうや】が側にいるから!」
日に日に募る不満が少年へ向けられるのは
もう時間の問題であったのだから...。

「みんな...身も心も疲れきっているんだ...。
ここでわたし達が争っても意味はないだろう?」
追い詰められていた、流石に覚醒したばかりの者が
同じように使役された強大な『幻魔』と
ぶつかり合うのは分が悪いと目に見えていた
「...ちっ...やってらんねーぜ、『ピチャータ』ぁ?
おめーも神様なんかに祈ってねーで、酒でも
煽ろうぜ?ちきしょう、やってらんねーよ。」
「おい俺は未成年だっつーの、そして
あんたもだぜ?デンマークの『ロマンラ』の旦那。」
ある日、生傷の絶えない戦いで毎日確実に失って行く
仲間の命、しのぎを削っても見えない道が
一同への焦りを覚えさせる...
「あの...夜風に当たって来ますね...あはっ...。」
いてもたってもいられず飛び出した外に夜風が
吹くわけもない、そこは日が消して沈まぬ地帯なのだから
「...シンくん...。」
「けっ!バーカ。」
日陰に体育座りでたたずむ少年の後ろ姿を見て
祐也は静かに皆の下へ戻ると苛立ちが限界へ
達しようとしていた者達を押し掛ける様にこう唆(そそのか)す
「この世界での死は向こうへ帰る術でも
あるんだって、だから...もしかしたら...。
シンくんは元の世界へ帰してあげた方が良いのかもね?」
それは魔法の言葉だった、元の世界へ帰すっと言う名目の下
「おい、豚野郎こっちこいや?」
「なっ...何ですか...?!」
「顔を貸して欲しいのよ、兄ちゃん。」
「なにも心配はない...ただ、君を安全な
場所へ戻そうとしているだけだよ。」
行われる活かさす殺さずのリンチ(集団暴行の意。)だった
一種の快楽とも思えるこの行為にやがて彼らは
歯止めを無くし暴挙に走る
びしゅっっびりりりっっ!!!
「いっいやぁだぁ...やめて!!!!」
「黙ってろ、...死ぬ前に快楽でも味あわせて
やるってんだからよー!!」
空間の狭間に暴れない様、手足を押さえ付けられた
真は制服をはぎ取られ体毛の薄い身体を
露にさせられると散々、陰部や肛門を弄ばれた
挙げ句の果てに犯されんとしていた、だが挿入の...
…その瞬間!!!…
ぱきゅっっっぱきゅきゅきゅっっっ!!!
「ぐっこれは!?!(僕の力が吸収されいるのか!?)」
あまりの絶望を感じた真は遂にスキルを発動させる!!!

“王宮の13宮殿”へ『知也』を町へ残し
漸く踏み入れた『光助』『春化』勇二は、
皆の身を案じながら『狛陽宮』の扉を開く
同じ頃、強制的に『虚渇宮』へ送られ
その番者を倒したキョウは、更なる敵『死仔宮』を
守護する『優剛なる獅子』【ハイドロ・レオ】いや
アヴターラの『神獅子』【ジューナヴ・レオ】と
対時し、苦戦を強いられていた...。



9月10日(月)

第七七九話 『彼氏&彼女の事情 後編』(9.10.月)

バキュォォォォッッッッン!!!
「ふぃっぐすんっん...。
(ボクは...どうなっちゃったの?...死んじゃったの???)」
桃色の穴へ少年の何倍もあろうかと言うソレが
今まさに無情にも挿入されんたとしたーーー
…その時!!…
ばじゅるるるるっっっ!!!!
「なっ何だ!?僕の御手から解放ーーーー?!?
(急激に“能力”の出力が落ちている!?)」
一筋の閃光と共に亜空間の封印は消し飛び更には
“力”の半分以上が『真』の両手へ掌握され
唖然と立ち尽くし残る二人の行動を抑制してしまった!!
「お前?!目覚めたのか!!?」
「馬鹿な3人掛(がかり)でこの...ザマかよ!!?
(やばぃぜ...俺が奴に押されているだとぉ!!)」
確かにこの瞬間、真は自分を取り巻く状況を
全てを悟ってしまっていた
「...これがあいつの為なんだよ。
(いつも世話ばかりかけやがって...クズが。)」
しかし、ほつれた服をそのままに彼は現状を理解出来まま
「ここにはもう...ボクの居場所、ないんだよ...ね。
(...ボクはこれからどうすれば...良いの?...誰か教えて。)」
少年は涙を浮かべて場から消え失せた...。

「くっ...身体に“力”が入らない...。
(何だったんだ...奴の力は...。)」
「どうした!?『ドミニオン』!!!
しっかりしろ!『幻魔』か!?」
大地をも揺るがす力を発揮した真の『スキル』に
『アナジスタ』の館より異変を感じ一目散で飛び出した
『シンクレァ』は倒れるドミニオンへ声を掛けると
剣を抜き去り大声で叫ぶ、が
「違う...幻魔ではない...。
真だ...あいつが僕の力を...奪って...。」
「なんだと!?...有りえない...。
(あの豚ごときに何故ドミニオンが遅れを!?)」
それが真の仕業だと告げ意識を失った
青年の言葉を鵜呑みとした彼女はこれより復讐を
誓い少年を目の仇と決定付ける...
「...シンくん...。
(...予想外だったな...無能力者のくせに...。)」
事を耳にした少年は女性の様に長くしなやかな
爪を歯で噛みながら呟き、現場を後にした...。

獅子破昂』【バィラ・メ・ドス】と言う自分の口より
光弾を射出し砲撃する技で追い詰め体力を奪った後、
四肢へ突き立てられた10本の爪は深く『京香』へ
食い込み、更に『掌握の立体』【コスモ・プレザシィス】のせいで
大振りな動きを封じられてしまった...そして
[神の裁きを下す!!!!]
トドメである最後の攻撃が襲いかからんとする
「“王宮の13宮殿”の番者...。
幸平を司る天秤』【スタイリッシュ・リイブラ】が
攻撃をそれだけと侮られては困る!!」
同じく、この闘いへも決着が訪れんとしていた!!



9月11日(火)

第七八〇話 『幼馴染みと言う名の枷』(9.11.火)

紺色の法衣を纏う『転敏宮』の番者
『幸平を司る天秤』【スタイリッシュ・リイブラ】の攻撃は
尽く『異界の闇覇者』である『真』を捕らえる事は無く
「それが...現世の憎しみと同化した...。
君らの“力”なの?」
呟く少年の態度に苛立ちを得る...
「...ぐっくっ...くあははははは!!
凄いねシンくん...流石...みんなが戦っている時、
脅えて逃げていただけの...そして、敵へと
寝返って...みんなを裏切っただけの事があるよ...。」
しかし『チッキー』と呼ばれた彼は
外壁に身体を押し込めたまま突然!
狂った様に笑みを浮かべて最後に真顔で真へと
そう言い放つと音も立てず場から立ち上がる...
「...チッキー、そんな....ボクは...。
本来あるべき場所へ戻っただけ...だよ!!」
何故か彼の言葉で動揺し決意が揺らぐ少年は
必死の思いで弁解し下を向く...。

「今もまた仲間の命を奪っておいて
良くもそんな口がきけるね?」
『祐也』の言葉は真の心を突き刺し
彼の戦意はそぎ削られて行く...
「...同じじゃないか!!...
みんなも...結局は...現実の悪意と生きる事を
決めていたんだから...。」
それでも反論する少年へ祐也は一息ついて
見下した様に止めを刺す...。

「言い訳?...はっきりこの際だから...。
言うけどね、ぼくは...シンくん...君が
幼馴染みでいる事に嫌悪すらしていたんだよ?」
そして、この言葉の後...
どぐしゃぁぁっっっっ!!!
無情にも天秤による審判は下された!!!



9月12日(水)

第七八一話 『有るべき場所』(9.12.水)

「『強欲な審判』【グリティアス・ホーム】
ぼくの“能力”は知っているよね?
『シン』くん、この天秤に裁かれるがいい。」
真の中で何かが...自分の心を繋いでいた何かが
音を立てて崩壊した
「...ダメだよ...。」
ぱきゃぁぁっっっん!!!
突如!!頭上より出現した大木づちの攻撃すらも
眼鏡を掛けて太った少年には届く事は無くーーー
「嘘だっ?!(ありえない!)」
攻撃の瞬間、砕け散る!!

「攻撃は...ぐすっん...通じないよ...。」
自然とこみ上げる涙を止める術を真は知らない
「ぐふぁっ!?...血?...何故?!?」
まるで生気を吸い上げられてしまったかの様に
老衰して行くかつての仲間であり親友の姿を前に...
「若さを奪う...。(さよ...なら..。)」
この状態を直視出来ず真は目を伏せた...。

「ばきゃぁ...なぁ...この..ぶ...タぁ...。
....助けて...シン...くん...。」
パシュァァッッッッッ!!!
「...ぅぁわあああっっっん...。」
『祐也』は最後に“力”を振り絞り腕を伸ばし
真へと助けを求めながら絶命し歪みへ沈んで行った...。



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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