『Classification !!』11月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

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11月5日(月)

第八三五話 『水瓶座』(11.5.月)

“王宮の13宮殿”の番者は現状既に
過半数以上が倒されている、それを把握する彼女は
「異端の“力”が授けられたにも...変わらず
役立たずなんて、足止めにもならないっと言うの?」
憤りを露にしながら1人、支配者からの許可を得て
階下へ降り立たんとしていた...
「えっ!って言うか...“幻魔人”なのに
じゃあ『キョウ』はもう
たった1人で3人と3匹も倒しちゃったの〜っ!?!」
当初の彼らでは無し得なかった出来事だった
「...さっき言ったけどそうだね、でも...少しだけ助けも
あったよ...、もういないけど...。」
だが幾多の闘いが『選ばれし者』達をいや
一同を肉体的、精神的にも鍛え上げていた!!
勇二』京香は合流後『陣罵宮』へ向かい
螺旋階段を登り続ける、同じく
光助』と『知也』も『狛陽宮』から
一気に現在『死仔宮』へ突入する...その頃、
「さっ...寒すぎ...。
(ぃやぁ〜〜〜このまま私って、凍死なのぉ!?)」
砲瓶宮』を目指し広く平たい階段を
進んでいた『春化』は凍結の罠にはまり
戻る事も進む事も出来ぬこれに落ちていた...。

「ワタシ達の“凍陣”を越える事は不可能...
入ったらなら最後...抜け出す事さえも不可能なのだから。
(まぁ、訪れたところで...ワタシのマーシャルアーツに
始末されるだけでしょうけどね...。)」
抹殺の水瓶』【アクアリゥス・エグゼキューター】が仕掛けた罠
これは実に巧妙な仕組みで出来ていた...
「迂闊だった...手の込んだ真似してんくれんじゃない...。
...でも、これで私を止められるかしらね?」
もし対象相手が踏み込んでも一段一段では
気温の変化が感じにくく、それでいて確実に冷えて行く
...顕著な変化には強く微妙な変化に気付きにくいっと言う
人間の鈍感な部位を突き身体を蝕むのだ...が、しかし
「もしこのまま5分動かなければ...。
回収...しに行かなきゃね?」
アクアリゥスの確信とは裏腹にーーー
「結ぶ世界を断ち切る...一撃...。
...神霊術...破ノ型『結限戒』!!」
自分の靴底から生足に掛けて霜(しも)までが
出現せんとしていたーーー
…次の瞬間!!!…
ダキュァァァァッッッッン!!!!
「...くっっあぁっっ!?!
ーーーっっ何この振動は!!!」
[ぎゃん!?!俺っこの...結界がちぎれたにょ!!]
右手へ握り締められた坤に送り込まれた霊気の刃を
弾道として弾き出し魔の生み出しし空間を
一瞬にして青白いソレが引き裂いた!!

この衝撃波は階段を伝い結界を張った『幻魔』へも
「精神に傷を負ったのね...。
よくも雪オコジョ...を...!!」
多少なりとも影響を及ぼす...
スキル』【特殊能力】が破壊された場合
設置型に中でも強力なモノはより本体と精神が
リンク(結合の意。)されている状態となる為
一方へ支障が出れば破綻し逆に“能力者”はダメージを
受けてしまう事もある...まさにこれが良い例だ、が
[くしょぉお!!!]
この出来事は逆に敵意と働き彼女の首下へ巻き付いていた
幻魔は完全な覚醒を迎える...その頃、
「ちょっとよろしいかしら?」
知也と光助の前に妖艶なほぼ裸同然の姿の
「ぅはっ!?(なっなんだこのヒト!!)」
「...ぅゎっ!!(タイプかも...つーか、誰???)」
女性、この地が支配者最後の側近がふいにその身を見せた...。



11月6日(火)

第八三六話 『AQUARIUS』(11.6.火)

「馬鹿な...たったのひと振りで...。
(あの“凍陣”を破壊したと?)」
[俺っこを本気に...この『白雪のオコジョ
【ワィトスノー】ヲォオ!!!!
許さないにょ〜〜!!]
凄まじい威力を持つ神霊術、だが消費する
霊気量も多くかなりの代償を払う結果となってしまう...
「...くっ...はぁはぁはぁ....!!
...こんなトコでへばってらんないわ...。
(さっきの傷...開いちゃった...わね...。)」
脇腹から多少の出血が見える、既に
最初の闘いで肉体は限界に迫っていたのだろう、しかし
ぽたぽたたたっっっ...!!
「内気功...でも気休めにはなるかもね...。
(神系を扱えるのは...あと一回が限界か...。)」
今足を止めるワケにはいかない、
[上がってくるにょ〜!!
ミルティン』出動にょ!!]
その思いが糧となって彼女の身体を支えていた...。

「その名前はやめて欲しいわね?
雪オコジョ...ワタシは、この『砲瓶宮』の守護者ーーー」
ヴぁぎゅぅううううぉおおおぉぉんんっっっ!!!
「...はぁはぁ...いちいち仕掛け変えんなっつーの。
(鍵には仕掛けは無いのが救いかしら...。)」
「ーーー『抹殺の水瓶』【アクアリゥス・エグゼキューター】
...なのだから。
そして、お客様(ゲスト)は...あらお目見栄の様ね?」
『幻魔』を首に巻き付けマフラーとしていた
彼女が場で優雅に振る舞う最中に氷の彫像で
ドレスアップ(着飾るの意。)された門を開き
『春化』がその姿を現す!!
[...。]
「貴方の自己紹介...良く音が五月蝿くて
聴こえなかったけど...とにかく、敵よ...ね?」
あくまでも始末は番者である人間に任せ
動かずに済まさんとする幻魔は無言のまま
殺意をハルカへ向け放ち、アクアリゥスは一息の後
「残念ね、お嬢さん...。
とんだ期待はずれをかましてくれて有り難う?
でも、凍陣を破ったのだから...その実力
賞賛に値するわ...。」
狙いの敵では無いので乗り気では無い様子なのだが
「ふっふふ....どうも、でもね?
...あの程度この『P×H』【プリンセス・ハンター】からすれば
どうって事ないのよ!!」
この実力を認め少女を挑発する!!

「え〜っと、あなた方...。
ここの人達と戦った人よね?」
唐突に出現し妙な質問を投げかける艶っぽい彼女に
「えっはっ...はい、そうですが!?
(...スタイル(姿の意。)も抜群だな...。)」
魅了されつつ『知也』は答える...が、
「...何でそんな事聞くのかなぁ〜?
(明らかに黒だな...このオンナ。)」
『光助』にはどうやら効果が無いようで疑いの視線を向ける...。



11月7日(水)

第八三七話 『YOU ARE GOD ?』(11.7.水)

渚汝宮』へ向かう際に出会った
彼らにとっては謎の女性は妖艶な魅力で魅了する様に
「最初に伝えておくわね?
私はここでのそちら方の敵でわないわ。」
2人へ質問を投げ掛けて行く...
「...あからさまじゃないの?
(どう考えてもおかしい...それにこの女...。)」
しかし『光助』はこの彼女に危険な匂いを
感じてわざと気分を害すような言葉を残す
「おっ...おぃ、光助!失礼だろ?女の子だぞ!?
(ナニ考えているんだ!?)」
これが女本質の魔力なのであろうか?『知也』は
彼女のそれに取り付かれた様でこんな場所にて
もめごとを引き起こしさんとしていた...
「あらぁ、そんな喧嘩なさらないで?
さっきの言葉通り、此処では敵じゃないもの...。
でもねーーーーーー」
すると、そんな空気を察してか彼女は自ら
詫びると自然に近付き不意に青年へ身体を預けるように
「なっ!?!(こいつーーーやっぱり!!!...むぐっ!?)」
倒れ込み顔を抱き寄せーーー
…次の瞬間!!…
「っっつあっ!?!(なっ...おっおぃ!!!)」
まるで蜜でも吸い込むかのごとく接吻を光助に見舞う!!

『抹殺の水瓶』【アクアリゥス・エグゼキューター】が仕向けた罠
「はぁはぁ....はぁ...くっ...。
(この女...かなり強いわね...脈動が解る程なんて...。
か〜な〜り〜ぃ、追い込まれているわ...私...。)」
これの破壊にかなり“力”を消費した『春化』は
「どうしたの?
お嬢さん...どうやら息が既に上がっているじゃない。」
[...ックク...俺っこへの侮辱は晴らすゥウ。]
既にボロボロの状態の中で闘いを強いられていた!!
「何となく...ってか、階段が...登りが
きつかったのよ、解る???おばさん?」
わざと相手を怒らせ隙を突かんとする少女だったが、
「あら...貴様も十分なおばあちゃんでは
ないかしら?...今時...階段で息が切れるなんて
お笑いぐさだわね。」
相手は怒りまでもイテついていた...。

「ふむっむぐぅううっっ!?!!
(離せ!!馬鹿放せ!!!)」
騒ぎ喚く光助の唇をいともたやすく奪い
彼女は上目使いでトモを見つめ呟く
「ーーーーーその先では敵になるのよね。」
これが、奇襲とも思える宣戦布告なのだ...っと!!



11月8日(木)

第八三八話 『to time longer』(11.8.木)

「“すいません・忘れていました・君の事”
ぅむ、5・7・5句だな。」
テラスに照らす日差し避けから数m離れた場所で
筆を使い短冊へ言語を描く初老の男は
今思い付いた俳句を書き綴(つづ)る...
どぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぁぁっぁっん!!!
轟音が響き渡り番者へ通づる扉が開く
「...用心するんだ...。
(...奴らも必死だろうからな...。)」
「ぅ、ぅん...。
(凄い...何か『キョウ』疲れた顔してる...。)」
2人の前には大理石の床では無く
畳が敷き詰められた何と日本の居間が映し出され
その中心部へ座布団を尻にした
「ふふっ、お待ちしておりましたよ?
いかにも拙者が此処の宮殿の番人で御座いますな。」
男性は自ら『陣罵宮』の守護者を名乗る!!

「ただいま戻った〜...ん?
(誰も...いない?)」
絶陰地帯』から“能力”で舞い戻った少年は
執事からの出迎えを期待していたの...だが、
「....ぅっ!?!...ぐっ...ぅぇっっっ....。
(んっ...なっなんだ...気持ち悪い...!!)」
ぴちゃ...ぴちゃちゃ...。
これは無く、内部へ歩き進めて行かんとするが
その途端、あまりに急激な気味の悪い感覚を覚え
思わず嘔吐する程の威圧さえ感じ崩れ
膝を落としてしまう!!
「...まもなく、世界は裏と表が入れ替わる。」
すると、そこへ虚ろな瞳の頭から黒服を纏う人物が現れ
「なっ...どう言うーーーッ?!」
「生誕されたのだ...最後の覇者が。」
彼に告げた...時は満ちる、っと...。

「むっぐぁぁっっっっ!?!
(こっこの女ぁぁっっ!?!オレっちと同じ匂いをぉ!!)」
唇を奪い去った彼女は物凄い陰鬱な瞳を
「あっ...あ”ぁ”っっ!?」
『知也』へ向けると『光助』の中から何かを
吸い取った後....
「くっあははははは!!
...この雄の“力”は頂いたわ?
わざわざ唇まで奪う意味わ...ないけどね。」
投げ捨てそう言い放って魅せる!!!



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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