『Classification !!』11月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

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11月9日(金)

第八三九話 『自分なりの決着』(11.9.金)

「拙者の名は『』...錨 十蔵【いかり じゅうぞう】...。
又の名を“王宮の13宮殿”が番者
木陰の人馬』【ノクターン・サジタリアス】と
申します、以後...お見知りおきおば...。」
京香』と『勇二』は『転敏宮』にて
再会を果たし、他の仲間は自力で進んでいる事を
信じ自分達も足を進め『填褐宮』の螺旋階段を
駆け上がり『陣罵宮』へ『』より
託された鍵を使い足を踏み入れる...すると、
「あっ!...あれって...お茶創る奴でしょ!?
茶道部にあるよぉ〜な!ネッ?!!」
そこには畳が敷き詰められた日本情緒溢れる
居間がサムエ姿の番者と共に姿を現す...
「...色々な意味でただモノではなさそうだ...。
(...と、言うより変人に近い類か...。)」
初老に入りがかった男は静かに自己紹介を終えると
「そちらの事情は...これでも
拙者まかりなりにも熟知しているで候。
...しかし、それとこれとは別なのでな...。」
唐突に殺気をみなぎらせ鋭い眼光を向け立ち上がる!!
「あゎわわっ!?
〜〜ど〜しよぉ〜〜〜...何か凄い
自信満々だよぉ〜(汗)」
「...どうするか...状況で言えばこちらのが
分が良い...2人で掛かれば...。
...しかし、相手が“幻魔人”だとするなら...
結果は同じ...2対2になるな?...。」
何処かに潜むのか、それとも見えているのか...
「ほほぉ...そちらの女性は...
大分、戦いに慣れておられるようですな。
(...ならば、この闘い...そちらの負けですな。)」
敵が持つ特性を危惧しキョウは考えを巡らす...。

死仔宮』を抜け『渚汝宮』へと
向かった『光助』と『知也』は、
「ふふっ、そちらの坊やの方が...。
私は好みだったのだけど、取り敢えず
コレは貰っておくわね?」
その途中で裸同然の姿の人物に呼び止められていた...そして
どさっっっっっっ!!!
「のぅゎぁぁっ!?!
(こっ...このアマぁっっ!!)」
乱雑に押し放たれた光助の身体は
ゴム鞠(まり)の様に弾かれて手摺(てすり)に
背部を打ち付ける...
「おっ...おぃ..光助...お前...
いきなり狼から...人間になってんぞ!?」
だが、驚愕の問題はここからだった
「...私の言葉をしっかり聞き止めて
いたのかしら?...ふふっ、それじゃあ
...今のところはこれで失礼するわ?」
彼女から拒絶されたーーーー
…その瞬間!!!…
「そっ...あ”ぁぁ”つッッ!?!
(『獣化』が強制的に解けてる!!!)」
口内より何かを引き抜かれたかの様に
「ばっ...馬鹿な!?...これは...???
(まさか...簡単に考えれば...奪ったのか?!)」
青年の姿は勇二と同じような体型へ戻り
尻尾も消え、只の人間へ成り代わってしまう!!

砲瓶宮』へ向かう際『春化』は、
“凍陣”と呼ばれる『幻魔』の罠を打ち破り
マーシャルアーツの使い手『抹殺の水瓶
【アクアリゥス・エグゼキューター】と対時していた
しかし、状況は最悪で心身共に疲労している
彼女は既に切り札も一回の使用を可能か不可能かの
崖っぷちまで追い込まれていた...が、しかし
「ふふっ、これも貴様の仲間かな?
しかし...無様だったよ...この様に
墓標を立てて差し上げるわ!!」
彼女が指差した場所で見たモノに気付くと
…次の瞬間!!!…
ピシュィイイパキュウウッッッン!!!!
「...『よう...こ』を...お前が!!!!」
今までのソレが嘘だったように
[まっぎゃっ!?!
(...何だ何だ熱いぞ!!)]
燃え上がる程の『スキル』【特殊能力】(霊気)を放出させ
「なっ?!...なんなのこの子は!?!
(...普通、絶望するんじゃ...ーーっっクっ?!)」
一気に勝負を仕掛ける!!!



11月10日(土)

第八四〇話 『SΑGITAIUS』(11.10.土)

[『ミルティン』...俺っこを破った
波動だにょ...『白雪のオコジョ
【ワィトスノー】様ヲォオ...“凍陣”を!!]
「しつこいな雪オコジョ...。
ワタシは『抹殺の水瓶』【アクアリゥス・エグゼキューター】だと
...言っているだろう?」
氷漬けにされた『洋子』の無惨な姿を目にし
逆上した『春化』が猛然と攻撃を放たんとしているの、だが
「待ってて...直ぐに助けてあげるから...。
はぁぁっっっっっ!!!
一撃で終わらせる...神霊術ーーーーーーーー」
真っ白いマフラー型の『幻魔』を纏う彼女は
平然と呟くと両腕を前方へ差し出しーーーー
[まぎゅうぅっ!?!
どっ...俺っこの“力”じゃせき止めらんないにょ〜!?]
少女が飛び掛かろうとした...
…その瞬間!!…
シュパキュァァッッッッッッ!!!!
「『無尽の氷結』【ホワイト・ブレス】。」
凶悪な“能力”を発動させる!!!

「...本来なら...『勇二』を参戦させたい
トコろだけどね...。
...無傷で切り札は進ませる...。」
『京香』の言葉に一番驚きを隠せなかったのは
「あっえ”っぇっ!?!
(ぼっ...ボクって切り札だったの!?)」
当人であった勇二だった、が
「...それでは...そちらが拙者の相手を
して戴く事となりますが...。
(...何ぃ?...この女は...!!)」
同じように『木陰の人馬』【ノクターン・サジタリアス】も
何故か動揺し声を震わせる...
「...あぁ、ここはあたしがかたずける...。
どう考えても...このまま下らない
消耗戦で...仲間の体力を奪うワケにはいかないからね?...。」
そしてハッキリきっぱりとそう言い放った
彼女はニヤリと笑みをこぼすと背負う剣を
引き抜きーーーー
がちゃっっっっ!!
「良いでしょう、お相手します、
そちらは拙者がね...。」
両手で構え足を前へと踏み出した...。

「ーーーーっっ光はっっ!?!
きゃぁぁっっっっっ....っっっあああっ!!」
ダキャァァァッッッッン!!!
「...面白い...衝突面はオーロラが出現するのね。
しかし...こちらとて...はぁぁっっっっ!!!」
ハルカが神霊術による技を繰り出すと、同時に
[ひゃぁっっ!?
(ミルティンも凄いが...この女...。
...仕方ないにょ〜...俺っこも...くく!!)]
アクアリゥスも『スキル』による攻撃を放ち
それが空中で激突し生死を懸けたほぼ互角の
押し合いが開始されていた!!!



11月11日(日)

第八四一話 『神の手』(11.11.日)

均衡によって守られた攻防戦....だがそれは
[むきゅきゅ〜....。
(番者とは...対を成すモノの称号にょ...。
俺っこを無視しちゃダメにょ〜〜〜!!!)]
ぶつかり合う両者の“力”がきっ抗している
場合のみ起き得る衝突であり...
きゅぅううぃいぃぃいん!!!
一度どちらかに付加が掛かり崩れれば
あれよと言う間で壊れてしまう脆いモノなのだ...そして、
…次の瞬間!!!…
ズッズズズズッパキャァァアッッッン!!!
「くあっ!?(嘘...これは!?!!!)」
それは形を見せて現される!!

『抹殺の水瓶』【アクアリゥス・エグゼキューター】と共に
『砲瓶宮』を守る『幻魔』の介入...当然と言えば
当然のこの所行が勝敗を分けた!!
「ふっ...雪オコジョの助力...。
現状ではしかたないわね?
甘んじてソレを受け止めましょう!!」
霊気と冷気のぶつかり合いは“幻魔人”として
成り立つアクアリゥスへ傾き
押し返しが始まる
「なんっ!?...のぉおおっっ!!!
伏兵の力なんて...くううっっああっ?!
(神霊術の威力なら...ーーッそんな...!!)」
本来ならばここで更に霊力を放出し巻き返しを
計りたい『春化』だったが、ガタ付いた身体と
それを支えている精神力を荒削りしている現状では
[ざまぁ〜見ろだにょ!!]
それも叶わず、凍て付く波動に弾き飛ばされてしまう...。

「...『勇二』あたしから離れて...。
一気に出口へ...つっ切るんだ...。」
ボソっと足を歩み出す前へに放たれた言葉...
「え”っ!?...ちょっ...どう言う...!?!」
『京香』はウィンク(方目を閉じて合図する行為の意。)を飛ばすと
「やれやれ...拙者相手に一人では無謀と言うモノ...。
無事にはお帰し出来ませんぞ?」
加速を付けて畳を土足で走り敵へと斬り込んで行く!!



11月12日(月)

第八四二話 『最後まで...』(11.12.月)

「...さぁ、それはどうかしらね?...。」
威勢の良い言葉とは裏腹に、とある深刻な問題を抱えていた
彼女だが、それを微塵も見せず
「白い闇...黒い光...。」
核色”をはめ込んだ剣を手に
『木陰の人馬』【ノクターン・サジタリアス】へ
切り込んで行く...
「ふふっ、拙者とて相手が手負いであれど
...容赦は致すまい。」
しかし満面の笑みを持ち、これを迎え打たんとする
男は片手に筆を構え相手を見据え...命じる!!
「...やはり、な?...。」
ドギャギャギャギャァッッッ!!!
[ぶっひひぃいいん!!!]
「狙うで候、弱き者よりしとめるのが
ーーーー自然の摂理!!」
すると、2人が居た場所へ存在した背後の
襖を突き破りーーーー
「ひっぅあぁっっ!?!」
馬型の『幻魔』がその姿を現し猛襲する!!

「ふははははは!!!
殺れぇッッッ!!」
定石だとでも言うかの台詞に少女は半ば呆れながら
剣を振り上げ背後に目をやった
「...あぁ、それなら既に教えていたぞ?...。」
ザキュパァァッッッ!!!
そして、そう呟くと真空刃で言葉を失くした
初老の男を筆ごと刻む!!
「...合わさり有って...対を成す!!
合体魔法『陰陽の呪玉』【オーバレス・スペルスト】!!」
ヴァギュルルルッッッ!!!
[ヴひゃぁぁぁっっっっ!?!!(話しと違う!?!!)]
同じく、背後でも爆音が轟音を響かせていた!!!

「きゃぁぁっっっ!?!(凍る!!)」
弾き飛ばされた『春化』の身体は
徐々に凍結を開始していた...
ぴきゃぁっっっん...!!
[俺っこの“能力”も付加されてるにょ!!]
落下の衝撃で自身から凍り付いた衣服が飛び跳ねた
「只でさえ『無尽の氷結』【ホワイト・ブレス】の直撃によって
壊れ掛かっているのよ...。」
少女の意識もやがて薄れんとするの、だが
「...まだ...まだやれる!!」
しかし彼女は怯まず...最後まで立ち向かわんとする!!



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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