『Classification !!』11月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




11月17日(土)

第八四七話 『灰と成りて、塵と成りて』(11.17.土)

「...手法としては、ありきたり...。
その上...どこかの黄色い小鼠が
..良く使う、が...人間は元より電気により
シナプスから伝達を伝え動いている...。
...つまり、伝導体であるって聞いてないか?...。」
錨 十蔵』【いかり じゅうぞう】と
本名を名乗る珍しい“王宮の13宮殿”が番者
陣罵宮』の『木陰の人馬』【ノクターン・サジタリアス】に
「...こげ...ぐぁっ...むぐあぁ...。」
かなり窮地へ追い込まれんとしていたのだが、
「...あたしの放出にも,,,限界が...。
あった...くっ...トドメは刺せない...か...。
(..いや...あれ以上やっていたら媒体としていた
...あたしも...危険だったか?...
...それより...『勇二』の方は...。)」
機転と言うか、これまた定石により
打破し体内放電により黒焦げとしてしまった
京香』は汗を拭うと
これまで消費した『スキル』【特殊能力】が
精神力を削りトドメを与えるまでに至らなかった事に
少しの心残りを覚えるが、取り敢えずこの場は
良しとし、剣を手に真後ろへ振り返る...
どぎゃぎゃぎゃぎゃぁっぁあっっっん!!!
「ひぅぁぁっっっっ!?!」
一方、キョウの背後では勇二が馬型の『幻魔』と
壮絶な鬼ごっこを開始していた!!

電撃を受けた事でサムエにしまい込んでいた
短歌札は全て燃え尽きた、その事で“能力”の効果が
消えたらしく禁止されていた『風の核色』や
核色”の剣の威力を復活を遂げる、但し
現時点ではキョウはこれを知るよしもないのだが...
「ひぃっぅぁあああっっ!!!
(...って、こんなのじゃ〜〜〜
いつまで立っても...ぅわぁっっ!!)」
追い回され続けた勇二は必死に紙一重で避けては
いるもののこのままでは体力的にも
直ぐに限界を迎え、逃げ切るのは不可能となるのが
誰の目でも解っていた、勿論本人も...
[ブヒィイイッィッッン!!!]
どがしゃしゃしゃしゃっっ!!!
不意に何を思ったのか少年は背を向けるのを止め
突っ込み大理石の支柱を怒り任せに破壊し再び
粉塵の中から姿を見せた暴れ馬の前へと立ちはだかり
「ぅっ...ぅわぁぁっっ!!
ボクは...もう逃げないぞ!
...お前なんかに...お前なんかに負けないんだ!!!」
小刻みに震えながらもそう叫ぶとーーーー
…次の瞬間!!!…
パキュルルルルッッッッ!!!!
[ビヒュゥァァッッッブヒヒッッ!!!!
(ナメるなこの糞豚ァア!!!)]
恐怖心を跳ね除ける様に疑似魔法を放つ!!

「...直進の力は...少しずらすだけで、
避ける事も出来るんだ...。
でも、それを利用すれば...もっと強い力になって
跳ね返せるんだ!!」
構わず突っ込む幻魔を前に少し足をすくめは
するものの、けして避けんとはせず
涙目になりながら前を向き両腕を突き出した、すると
ドゴアァァッォッッッン!!
[ぶひゃぁぁっっん!!?]
薄皮一枚で特殊な放射線状の何かが張り巡り出されーーー
「名付けてーーーーっ『防射結界』!!
【エターナル・ディスポーション】だぁっ!」
それに幻魔の身体が触れたーーー
…その瞬間!!…
どぐしゃぁぁぁっっっ!!!
「...あたしが心配するまでも...なかった、な?..。」
弾け飛び墨塊と化したご主人様の元へと
物凄い勢いで吹っ飛んで行った...。



11月18日(日)

第八四八話 『人馬』(11.18.日)

「そんな燃えつきる前のカス程度の“力”で
...ワタシの力に太刀打ち出来るとでも?」
あまりに強大な霊気を『霊聖坤』へ
込めた為に弾け飛ぶ様にして『春化』の身体は、
「はぁぁっっっっっっ!!!!」
加速を付けて敵前へと向かって行く!!
[くくっ...俺っこらの力を完全に
ナメてんじゃないにょ?]
しかし、首へ巻き付けた『幻魔』『白雪のオコジョ
【ワィトスノー】との連携による攻撃でこれを
「“凍陣”...任せたわ、雪オコジョ。
...刻み込んであげなきゃネッ?」
抹殺の水瓶』【アクアリゥス・エグゼキューター】は、
再び一掃せんと床下までが完全に凍結してしまう程の
「....ーーーッッ!!!
(この一撃に...私の命をそそぐ...だから...!!)」
『スキル』『無尽の氷結』【ホワイト・ブレス】を放出し
「マーシャルアーツの練習台の
...氷像とでもなってしまいなさいな?
Iceing Field!!」
浴びせ掛け凍れる彫像へ成り変わらせんとする!!!

『勇二』の決死のスキルが馬型のそれを倒し
その少し前に『京香』が『木陰の人馬』【ノクターン・サジタリアス】、
つまり『錨』を撃破した...
「...やるね、勇二!...。」
ほぼ同時に倒されたであろう敵を見て一息付いた
彼女は駆け付ける勇二へ声を掛けた...
「はぁはぁはぁ..やっやったぁ〜!!
あはっ、良かった〜反射思い付いて(脂汗)」
墨と化した人間の上に巨大な馬がのし掛かった事で
既に本体は無事ではいる筈も無く
どう考えても即死であろうと判断した
…この一瞬!!…
ドジュルルルルッッッ!!!!
「くっふふっっっ...この方向が...良かった...。
拙者の残った力では...辿り着けなかった..
これで...“幻魔人”と成れるので...候!!]
突然!!大量のジェル(ゼリー状の液体の意。)状と化した
幻魔の身体が真下に存在する死にかけた男へ
降り注ぎこれが吸い込まれて行くがごとく
「...同化だと!?...。
(...馬鹿な...この後に及んで...。)」
「ぅわぁ〜ぐちょぐちょねばねばだぁ〜(惑)」
一体化を行い...正に人馬となり立ち上がる!!

[...これが、ノクターン・サジタリアス
...完全体で候!!]
伝説の怪物の姿、下半身を馬とし上半身も
漆黒の鎧を纏った番者は歓喜に近い声で
そう叫ぶと両方の先に鋭く尖った円錐の矛を持つ
槍を手にし振り回す!!
「...計算外だな...。」
「あっ...あはっ...でも、
戦うしか、ないよね?(泣)」
そして、暫しの間の後...猛然と人馬は両者へと襲いかかる!!



11月19日(月)

第八四九話 『人馬一体』(11.19.月)

崩れ去らんとしていた肉体を保護するかのごとく
纏、四肢と化した『幻魔』との融合で遂に
[真なる『木陰の人馬』【ノクターン・サジタリアス】の威光
...そちらに見せ付けてやらん!!]
完全な“幻魔人”へ成った男は西洋式の鎧と
武器を持ち得て2人に襲い掛かる!!
「...ちぃっ...『勇二』...分が悪いわ...。
散開して...はっ...ぐっ...!?...。
(...ナニ?...心臓が...まさか...あいつ!!!)」
全長2メートルはありそうな巨漢を前に
固まったままでは反撃を行えない!っと
踏んだキョウは勇二へ指南し自らも
横に足を踏み出さんとするの、だが...
「きょ...キョウ!!...
どうしたの!?!」
…その瞬間!!…
どさぁっっっ!!!
[...『双頭の槍』【ドラフト・ランス】...。]
心臓へ不意な痛みを感じた少女は躓(つまづ)きその場に倒れてしまう...。

「...くっ...かはっ...。
(...やってくれんじゃない...。)」
倒れ込んだ拍子に吐血を口内より垂れ流し
キョウは目前に迫る人馬を睨み付けた...
[拙者があの瞬間...握っていないとでも?
ふっ...笑止、貫かせて頂くで候。]
ズギュァァッッッッ!!!!
だがそんな事はお構い無しに
左手にした槍より加速を付け身動きの取れぬ
キョウへ冷徹な攻撃が放たれる、が
…その瞬間!!!…
バドシャァァッッ!!!
「はぁはぁはぁ...仲間を...親友を
簡単に殺さはしないんだからね!!」
それよりも早く撃ち繰り出された少年の
『スキル』が直撃し、振り下ろす軌道を反らす!!

[目障りな...目障りな子豚君ですね...。
絶詠短歌』【ビフォー・レクエム】...。
“小太りが・持ち得た力・禁止せん”!!]
体制を崩し床下へ刃を突き立ててしまった
人馬は恐ろしい目つきで彼を凝視しつつ
短歌を詠む、するとーーー
…その瞬間から!!…
「...勇二!!逃げろ!!!...。
(封じ込めたのか...“能力”で!...。)」
勇二のスキルは完全に禁止されてしまう...。



11月20日(火)

第八五〇話 『禁止令』(11.20.火)

「こっ小太りぃ!!?
(しょっく、しょっくす、しょっきんぐぅ!!)」
何処から出したのか解らない声を上げつつ
『京香』の言葉を聞き後ずさる『勇二』だった、が
ずささささささっっっっ!!
「..ばっ!?...。(やめろ!!)」
「逃げ、ないっって言ったし!!
...覚悟するのは、そっちの方だよ!
鎧なら金属で熱伝導で炎が効くはず...。」
一端は駆け出したものの即座に片足で
急激な歯止めを掛けて上体をずらし
片腕を自分より遥かに大きな敵へ向けるとーーー
…次の瞬間!!…
パキュルルルゥウウッッッ!!!
[...脳がとろけているのか。
(...無傷では済まさぬ...。)]
『スキル』によって魔法を繰り出さんとする、がしかし
「...風が封印されている...なら、
...カタパルト(射出器の意。)となり...あたしを放て...。」
ドグシャァァッッ!!!
これは人馬の“能力”により禁止されている為
不発に終わり、そこへ容赦無い制裁が下された...。

“核色”が解放された事を知らぬキョウが取った
強行手段、それはーーー
[...拙者のヤイバが糧と成れ!!]
ダキュァァッッッン!!!
自らの身体を床下の源素を操作する事で
カタパルトと化したそれから加速を付け射出する事だった
「ひっふあぁっ...なんで、何で魔法が!?」
すると、無謀な賭けをこの場で敢行した結果...
「...剣が無かったら...胸をヒト衝きだったな...。
(...現状何も変化していない...どうする...!!)」
勇二を身を呈して守りはしたものの盾となった自分は
[...小癪なぁあっっっ!!!
だが、良い...何も状況は変ってはいない!!]
円錐のこれが貫通し左腕と脇腹を完璧に粉砕していた!!

「...ぅっぅわぁっ...何で...ボクなんか
庇わなくて...良いのに...。」
「...親友は殺させない...それは
..あたしも...同じ..だ...。
それより...勇二、君の魔法は封じられている...。
...距離を...保つんだ...。」
瀕死の重傷を負いながらも勇二へそれを伝えたキョウは
[...一瞬で...双方下して差しあげるで候。]
静かに笑みをこぼし立ち上がらんとする、が
「...ボク、キョウを守るんだ...。
ここは...ボクに任せて!!」
彼女の肩を抑え...少年は敵に立ち向かう!!



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


他の項目を見るッスか?

最初に戻ちゃうの?



このページは GeoCitiesだよ〜 無料ホームページを見てねッ!