『Classification !!』12月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




12月17日(月)

第八七七話 『取り戻せる...』(12.17.月)

春化』『洋子』『知也』は
各々別個のルート(道のりの意。)を通り合流し
遂に『抹殺の水瓶』【アクアリゥス・エグゼキューター】を撃破するも
その代償は余りにも大きくトモが戦線を離脱した...
しかし危機的状況はこれだけでなく続く
なんと『永蘭なる魚』【シャルムーン・ピスケス】の
想禦宮』内部へ存在する闇牢獄で
捕らえられた『智明』がそこへ向かわんとしていた
両者の前に立ち塞がり、軽く一蹴されてしまったからだった...だが、
「...智明、戻るんだ!!...。」
この窮地へ颯爽と姿を現した『京香』により
「ぅっ...ぅっ...あぁっぁっっ!?!!」
彼を操って支配していたと思われる仮面は消え去り
傷ついた2人の介抱は後の同じように
階下より上がって来た『勇二』が行う...
「ぅわっっあぁっ!?
(なっ...何!?どうしたの???)」
誰もが安心した後の出来事、なんと未だに目覚めぬ彼は
ありったけの“力”を解放し無闇に暴れ出す!!

喚き声が周囲に響き渡ったーーーー
…その直後!!!!…
「『闇・血化陣』【ダークネス・ヘモグロイド】!!!!!」
ダギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャッッッ!!!!
我を忘れて暴走するまま無闇矢鱈に
スキル』【特殊能力】を解放した智明は、
「あの馬鹿...何してるんだ...!?
(...こんなにもぼくは体力がなかったのか...。)」
己の身体すらも闇で蝕みながら無差別攻撃を開始した!!
「ひぅぅわぅわっっっ!?!
(とっとにかく、みんなを守らなきゃぁ〜!!)」
暴れ狂う血液の獣が標的を探し求めて
凄まじい勢いで一同へ襲いかからんとする、が
「...か...ョウカ...京香...お願い...
彼の心の闇を...拭ってあげて...私じゃぁ...
ダメ...みたいなの...。」
不意に今にも死ぬ寸前であった少女からの
一言がキョウへ光をもたらす、そしてーーー
「...解った...君があいつを心配する...思う気持ち...
あたしが伝える...智明...起きろ!!!...。」
…次の瞬間!!!…
邪悪な獣が襲いかからんとした正にその時
カキュゥゥゥゥッッッッッッッン!!!!!
「ぅっぎゃぁぁぁっっっ!?!!」
砕かれたが三度再生せんとする黒き鎧の
胸元がキョウの声に応えるかのように輝き出し
この閃光が智明を包み込み獣を滅砕した!!!

俺様は...何をしとるんや...せや...
大事なモンをさがさな...せやけど...
ここにおるんも...楽でえぇわな...んっ...
「...こんな事をする為に...此処にはいなんだろ...。」
なんやねん、この光は...えらぃ...これは...
貴弘』...いや、キョウ...なんか!?



12月18日(火)

第八七八話 『CROW』(12.18.火)

俺様があいつと離れてから...離れても
追ってきおったんや...
「おぃ!!待てって!」
「うっさぃねんボケぇッッ!!」
何でやろか...せやけど...俺様は
逃げた...いや、避けてもうたんや...
せやからあそこでもう一度....出会ぉうた時、
「一緒に戦おうよ?」
「...あかん、こいつアホや。」
『貴弘』が俺様の元を離れて...やっと
解ったんや...いや、解っとったんや...
手放すんはあかんのやて...
「...くくっ...死ねよ?」
「たかひろぉおおっっ!!!」
もう、取り戻せへん...なら...な...いっそ
この闇の中で身を預けたったろぉ...そう
思っとんや...せやけどな...何でやろか?
「...『智明』...君はあたしと...
約束したんだろ...大事な者を取り戻すと...
...それまで共に戦うと!!...。」
闇の縁で眠っとるんが...運命やと感じていた
この俺様が...光を得て...今は...
「あの...お願い戻ってよぉ〜!!」
「智明!!...闇になんかに負けるな!」
「...くっ...蝕まれても...貴方なら
...取り戻せるでしょう!?
立ち上がって...ね?智明!!」
そんで、仲間までもおるんやからな!!!

どえゆうどりゅりゅっっっっ!!!
「あっ..ぁぁぁ”ぁっぁ”ああ”あ”あ”あっぁぁっ!?!」
彼の傷口から吹き上がるドス黒い血液が
光に押し出され同時に蒸発する!!
「...『京香』...あんた何をしたんだ?」
不意に『洋子』は呟き笑みをこぼす...
「...“核色”の共鳴だよ...。
あいつには返しておいたのさ...
...自身の想いの込められた『土の核色』をね...。」
するとキョウは静かに応え闇の呪縛より解放された
彼がよろめきながら降りて来る様子を伺う...
「ぅ...ぅっ...くっ...俺様ん中からぁぁああっっっ
出てったれや、こんぼけっっ!!
...『血化陣』ーーーッッッ!」
ブチュルルルルッッッッ!!!!
自身の身体より絞り出すかのごとく
血液の舞いを放つ智明の行動によって
鎧は粉々に砕け散り完全に消滅した!!
「...あっ...何か...エクソシストっぽぃね...。」
「いや、コメントは良いから...
回復魔法を...かけてほ...ぅ...。」
この光景に唖然とする『勇二』の横で
すっかり安心した洋子は突っ込みつつ
意識を軽く失いかける...
「...勇二、あいつ、任せたよ?...
こっちはあたしが治すから!!...。」
目線だけで彼へ伝えたキョウはフッとこぼし
彼女らの治療に入った...。

「『影バッコ』【シャドウ・ムール】の
一部を与えて強化したはず...それが
意志で跳ね返されたと言うのか...。」
智明が正常に戻った事で与えていた
“力”が手中へ戻り呟く番者は立ち上がり
悩ましく髪をかきあげた...
「良かろう...直々に相手をする必要もない...。
彼らがこの場へ来る事は永久に出来ないのだから。」
そして意味深な言葉を放つと握り拳からの
攻撃で覗いていた闇のグラスを破壊する!!



12月19日(水)

第八七九話 『永闇の扉』(12.19.水)

『永蘭なる魚』【シャルムーン・ピスケス】の闇を
振りほどいた『智明』は歩み寄る『勇二』へ
自分は大丈夫だ、っと手を振ると...
「あっ...どこに!?」
真後ろへ振り向き日の照りつける階段を
出血で塗らしながら上がって行く
ぽたっぽたたたっっっっ...。
「...『京香』...あの馬鹿デブに...
これ...魚の鍵...聞き分け良い奴じゃないだろ?」
キョウの治療を受けながら『洋子』は
『春化』への薬を渡し同時に魚の紋章が刻まれた鍵も
手の平へと乗せた...
「...智明!!...。」
バシィッッッッッ!!!
「えっ!?えっぇぇっっ!?!!
(何、みんなして何が?!?(汗))」
只1人、現状の読めぬ少年を置いて
投げ飛ばされた鍵は青年が受け取り一向に
衰えない出血を余所で彼は更に加速を付けて
扉の前へ駆けあがる!!

「...ぅっ...ぅうう...此処は?!」
ガバァッッッッッッ!!!!
思わずシーツを跳ね除け飛び起きた
『知也』は現状が掴めず困惑して叫ぶ
「おっ...起きたか。
調子はまずまずみたいだね?
...解る?...オレっちだぜ!」
すると、横で付いていた『光助』が
ゆっくりと何が起きたか把握させる為
興奮状態を抑えさせ説明を始めた...
「こ...光助...何故...あれ...。
(オレは確か...そうだ...身体中を
凍らされて...凍死寸前に追い込まれて...。)」
「...そっ、ワケならなんとなく
この不自然なベット見て解るよ...。
洋子と合流出来たんだな?」
彼らが辿り着いたのは彼女達が既に出て行って
しまった後だった、そして寝込む少年を発見した
3人は彼が誰かと合流していたのが明白だと
感じ1人が残り2人は先行する事を
即座に決断したのであった....
「それにしても...良かった...。
光助らも勇二とかキョウと合流出来たわけだ!
...すまない、オレはハルカや助けに入ったのに
当人の洋子にもに助けられて
しまったよ、ヒーロー(主人公の意。)のようには
いなかいもんだな...。」
「んなこたぁ〜ない...。
まぁ、今はキョウの治療もあるし、よりもっと
体力を戻す事が先決だな、それからだ追いかけんのは!」
トモの怪我は殆ど回復していたが
内部まで完全とはいえず少しの休養を今度ばかりは
必要とし、しっかり取って休む事に専念する...。

「まっ...待ってよ!!」
勇二が取り敢えず智明を後を追うと、そこには
めきゃきゃきゃきゃきゃっっっっ!!!
「...鍵はめこんだんやけど...
開くん遅すぎやで?」
今まさにピスケス自慢の門を“力”打ち砕いた
彼の力強い姿があった!!!



12月20日(木)

第八八〇話 『覚悟しぃや?』(12.20.木)

『永蘭なる魚』【シャルムーン・ピスケス】へと
続く扉にはとある仕掛が施されていた、それは
「馬鹿な!?...対侵入者排除の闇が
鍵穴すら見つからぬ闇を生み出して...。
(ーーーっっ!?...まさか...さっきの一撃で!!)」
鍵穴まで侵入者を寄せ付けぬ様に
散布された自身の“能力”だったのだが...
パキャァァッッッッズギャァァッッン!!!!
「...それ程まで...現世の肩代わりを...
わたしの場所を奪うと言うのか?!
...あぁ、良いだろう...あぁ、やってろう...
此処から生きて出る事が出来ると思うな!!」
先に放たれた『春化』の霊撃がこれを打ち砕いていた為
完璧に効果を持たず終わる...そして、
「...よぉやってくれおったなぁ〜?
俺様ん事玩具にしてや...なおかつ仲間まで傷つかせて
くれたお礼せなあかんならなぁ〜?
自分な....覚悟しぃやぁ?ア”ぁんっっ?!!!」
扉は開かれた!!

「『優剛なる獅子』【ハイドロ・レオ】が
裏切った....予想外だったわね...。
...さて、このままで良いものか...。」
いぶかしげな顔を浮かべる裸同然の姿の
彼女は呟くと背を向けて走る少年を見据える...
「...あのモノ達の愚考が...この世界の
根本を揺らしている...。
...『異界の闇覇者』達は何を考えている?」
風でなびく髪を整え思いを馳せられせ
女性は妖艶な笑みをこぼし立ち上がる
「...いや、私も同じか...。
(現世と言う呪縛から...自身を
解放したい...その為には...敵対する者を殺し...
自業の悪意を世界へ放つ...。)」
ふと見下ろした大地は再三照らされる日の光で
干からび亀裂まで走っていた、だか彼女にはそれが
まるで絵画に映る美しき作品として焼き付き
噛み締めた唇から歯を離し場を後にした...。

「とっ....智明!?
(危ないよ!!怪我もしてんのにぃ〜!)」
必死に叫ぶ『勇二』を余所にぽっかりと
入り口を見せた闇の中へさっさと
足を進める智明は、内部に男を見付けると
「中々不粋だな...もっと礼儀の正しい
男だとわたしは思って遊んでいたやったのだが?
気に喰わなかったかね。」
「せやな、俺様の本質も見抜けん
間抜け野郎なんぞに...下げる頭もないんよ?
ぎゃはははは、黙って死ねや?」
売り言葉と買い言葉を交わし、対時する!!!



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


他の項目を見るッスか?

最初に戻ちゃうの?



このページは GeoCitiesだよ〜 無料ホームページを見てねッ!