『Classification !!』1月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




1月9日(水)

九〇〇話 『誘惑の魔女〜タトエ君が此処にいなくても〜』(1.9.水)
(きちゃった、ヤッちゃった!!900回突破!!!)

白き蛇』【アルビノ・スネイカー】の主が存在した
「どうしたの...坊や達...まさか、その程度で
...7人もいるから簡単に私が倒せるとでも?
馬鹿にされては困るわね...私はあの
11人と13匹が束になっても勝てない実力を
もっているのよ...。」
それが彼女『赤 裸々』だった
その『スキル』【特殊能力】は実に凶悪なもので
「ぐっ...傷の治りも...やっぱし
今の状態じゃ遅い...っけど、もとはオレっちのぉ〜〜〜!!
(嘘だろ..あの女の方が...オレっちより使いこなしている?!)」
「あんアマぁぁっっっ!!!
...なんやと...斬首刀すら...血液に戻っとるんか?!
あかん...体術で、いやどないにしろ...ついていかれへん...。」
「何故だ...いつ奪われた...と言うか...
何故...複数の力(のうりょく)を使いこなせるんだ!?
(...肉体との接触で、なのか?!!)」
光助』『智明』『知也』ら3者より
とある方法で“力”を強奪し自分の物としてしまう!!
「『血化陣』だったかしら?
...水分を操るのならば...それに気をコーティングして
あげれば済むわ、ブラッディ・レイン!!」
ドシュパパパパパパパッッッッッ!!!!
そして一同が怯んだ隙を突き女性は
前回の失敗を教訓とし血液の上へトモの技巧を
行い再び鮮血の雨を場へと浴びせ掛ける!!!

「...くっ...あたしのコントロールが
...通じない...ならば直接風によってーーーー」
ザグァァァッッッッッッン!!!!
「余計な事はしないでね?
...古術混じりの刃の味、どうかしら!?」
瞬時で“核色”を入れ換え風を発生させ
針の雨を防がんとする『京香』の背後から
当て身を放つ裸々は、誰もが遥かに及ばぬ動きで
続けて腕へ装備した鋭い刀刃(とうじん)を突き立てた!!
「“エレメント・スフィア”シリーズっっっっっかはっ!?
(うそ...ぼくまだ発射も...引き金も...!!!!)」
それを邪魔だてせんとした『洋子』の両腕は
拳銃を構えたままゴムの様に裸々が左手より伸びた
血刃の餌食となって血飛沫を上げる...
「血化陣は主に武器として...使用するんや...
せや...はっ!?俺様は何見とれて...ぅっ!?
(なんやねん...俺様の..まさか..あの女...。)」
まるで他人ごとかのごとく、彼女の闘いに見とれていた
智明は我に返って自分が異常な疲れを
背負っている事に気付き叫ぶ...それは、
「なんだ...あいつがオレっちのチカラを
使うたんびに...胸が重い...。」
残りの2人へも言える事だった...
「...夢魔は確か...動力源が相手だと
言っていたな...で、オレ達から...吸収
してんのかよ!?」
そう、裸々は彼らから只奪うだけではなく
しっかりコスト(費用の意。)は相手へ押し付けていたのだ...。

「っはぁはぁはぁはぁはぁ....!!
ちょこまかちょこまかと...!」
春化』の感による攻撃も的を外し
無駄な霊力を消費し『霊聖坤』も無闇に
振り回され力の安定を失う...
「くすすすっ...漸く気付いたの?
そうよ、あなた達から貰ったモノ
あなた達が払うべきでしょう...。」
笑みを見せ油断を誘いながらも攻撃の手は
緩めず猛襲し続ける彼女は囁くかのごとく
平気で呟くと彼らを挑発した...
「アホか!!やってんわ!!!」
「パーか?お前は...ってか、逆に
言えば...けけっ、そうだ〜...倒せんじゃん!!」
蛇遣い座』の真の護り手を倒さぬ限り
支配者への道は開けない、だがこの危機的状況の中で
光助はニヤリっと含み笑う!!



1月10日(木)

第九〇一話 『誘惑の魔女〜チラリズム〜』(1.10.木)

「ぅわ〜『光助』なら、この状況だって
完璧変えてくれそうな気がするよぉ〜!!
(...って、ボクって...足でまとい...。)」
勇二』の言葉に頷く青年は手から
出た血をひと嘗めすると、
「けけけ〜っ...ようはオレっちら、吸収体が
いなくなりゃ...お前は“力”を使えないんだろ?
ーーーーーっっっ“神刃”ぁ!!」
刃を振り上げ思いもよらぬ行動へ打って出んとするの、だが
「ぅふ...面白いワンちゃんね?
...言っておくけどね...あなたがここで絶命
しようとも...解除出来ないわよ...。
確かに生気は吸い取れないけどーーー
資本は何処にでもあるのだから。」
そこへ彼女から忠告が入り、心臓を狙った所で
刃はピタリっと止まる...
「オマエなにしとんねんッッ!?!
アホか!?...あかんやろ、死んでも
根本の解決になっとらんねん!!」
珍しく『智明』が相手の行動にいちゃもんを付け
周囲を驚かせる、彼は気付いているのだろうか
「...アレ...こう言う...。
(智明って...もっと...。)」
「...くっっ....ふっ...。
(...気付いているのか?...智明は...
自分が変わり始めている事に...最初の頃の
...冷酷なそれが...いや、いないんだろうね...。)」
でも智明と付き合いの長い彼女達は気付いていた...
「友情ゴッコはいいのよ、別に。
...それよりも...次の一手を考えなさいな?」
この旅が青年の内情を変化させて行った事に...。

「はぁはぁはぁはあ...。
(...こんなに...辛いの...あの雪原の時...
あぁ...『死の侵犯』【ラル】っとか
言う奴だった...か、の時以来...『竹丸』元気かなぁ...。)」
両腕の柔肌を貫通され動脈静脈関係無く
引き裂かれてしまった『洋子』は吹き上がる
血飛沫に犯され赤く染まりながら力無く
場へ膝を落とし、どうにか構える拳銃すらも
遂には足元へ伏せてしまう...
「ぐっ...よう...こ...。
くそっっ!?陽性強化!...発動...
オレは...。(こんなにも“能力”がなけりゃ無力なのか!?!!)」
突然!!突き付けられる事実、そう...
「『白き蛇』【アルビノ・スネイカー】の“力”は
けして弱くも私はないと思う...けれど
守護幻魔』として堕落したモノにも
それを従えるモノにも興味はないわ...。
もう解るでしょ?...あなた達なんて、能力が
なければ、何も出来ない...運命も生きる道も
変える事の出来ない...無力で非力な玩具でしかないのよ
誰かの決めた欲求に応える為の、ね?」
あっけない程の無力...所詮はひ弱な人間である事に...。

「...ふざけるな...君がどう思おうが
構わないが...知りもしない人間を否定するな...。
運命は切り開くために存在する!!...。」
彼女の言葉を切り捨てる『京香』は、
「面白わね、見せてご覧なさい?
...勿論、無力な人として、ね?」
既に自分から力がはぎ取られているのを
承知で剣を手に構え走り寄る
「..あぁ、いいだろう...貴様に...
...あたしの全てをぶつけて...処断する!!...。」
そして、今限界を超えた何かが覚醒せんとしていた!!!



1月11日(金)

第九〇二話 『誘惑の魔女〜WILD RUSH〜』(1.11.金)

「人はその意志さえも...自由に出来ない、
ってどっかのマンガに載ってたぜ?
...でも、お前は違うってんだな...ならさ、
俺らは切り開こうぜ...一緒に。」
よぎる思い出の結晶、しかし彼女はそれを
「いいえ、運命とはヒトを弄ぶもの、
そして...あなたはここに沈むの...。
獣の“力”よ!血と源の代償よ!!...そして古術の“能力”よ!!!
一点に極めし私に最大の恩赦を与えなさい!!!!
(...あなたも、もう諦めたんでしょう?
だからーーーーーーーー)」
振り切る様に向かう少女へ制裁を与えんとする、がしかし
バシュバァァァッァァァァッッッッッッン!!!!
「...運命は誰の心も縛れない!!...。」
確実『京香』よりも素早く動き的確に心臓目掛け
全能力を華美した最大級の技を『赤 裸々』が
繰り出さんとしたーーーーーー
…その時!!!!…
「『体改補助』【ウィークネス・テンポアップ】、
ボクもね、おかしいと思ってたんだ...何か
確かに能力に頼りすぎてるなぁ〜って...でも、
皆はともかくボクには...これしかないから...
だから、ボクはボク自身に頼るんだ!!」
見た目とは裏腹の頑固さを胸に秘める
『勇二』の両手より放たれた閃光が一時的であるものの
キョウの身体能力を『獣化』まで行う
裸々をも超える程、強化した...そして
「そんな...私の基本能力だって...
負けては...それよりも...力を失って?
...なお立ち向かい...私をくだすの...!!
(ーーーー支配者となったのでしょう?)」
恐ろしい力を持った少女は彼女を斬り裂いた!!!

「裸々も...いや、すらも...墜ちたか...。
運命なんぞ、しょせんは運命でしかない...
...彼女は最後にすがった...これが敗因だ、な。
そうだよな...お前もそう思うダロ?」
誰に向けて言っているのか...ギターを手にした彼は
覚悟を決めたかのごとく太陽色のソファーより
立ち上がり扉を開け放ち本来自分が構えるべき
園へと舞い降りて行った...
「『血化陣』!!...ぅお!?
まだ出ぇへんやん!!?」
裸々を一閃したキョウも自分が何故倒せたのか
不思議に思い振り返る、すると
「キョウ〜、ボクの魔法どうだったぁ〜!!」
少年がとぼけた声で呼びかけるソレで
理解し、笑みを送る...
「...ふっ...ぐっふぁっ....。
誉めてあげるわ...この私の力を...
誘魔』【リリム・ドレイン】を打ち破って
...運命を切り開いた...こと...げふぉげふぉ...。
あはははは....私が沈めば力は戻る...でもね、
簡単には死んであげない...あの人の為に...。」
完璧に急所をえぐられている彼女は
救いようもない傷を負っているにも関わらず
倒れた場から立ち上がると甘く囁き瀕死の身体で
キョウの持つ『スキル』を酷使し、風と共に消えた...。

「...“王宮の13宮殿”は...これで本当に...
倒せたのか...、さて『春化』は『洋子』達の
手当を...まだ力が奪われてない2人...いや、
...“核色”を使えるあたしを含めた3人で...。」
その後の言葉はだれしも理解していた、それが
絶陰地帯』の決戦へ出向く者達なのだ、っと...。



1月12日(土)

第九〇三話 『誘惑の魔女〜恋して魔女は逝く〜』(1.12.土)

旋風に乗って姿をくらました彼女は
「『誘魔』【リリム・ドレイン】の効力がある内に...
あの人にあいつらを追撃させなくては...はぁはぁ...
ふふっ...きっと喜びもしないのでしょうけれど...。」
頬へ塗ったハート型のペインティングが取れて
しまった事に大鏡へ映る自分を見て気付き
呆れ笑いをこぼす...
ずるっずるずるっっっ...!!!
「...闇の牢獄で...あいつに触れていて...助かった...わ...
あの“力”はやっかいだもの...。
瞳を合わせ直接私が触れて初めて相手の力を
封印し奪い取れる...。」
既に力尽きている筈の彼女は精神力で異世界へ留まるも
遂には大鏡を背持たれにして崩れた...。

「...ご苦労...だったな...。」
虚ろな瞳が誰を映していたのだろうか、しかし
「....。」
彼女は笑顔をこぼし...
「運命は...俺が変える...待っていてくれ...。」
瞼を閉じた、彼女が果てた鏡は持たれた箇所から
鮮血がベットリと血痕として残っていた...。

「足でまといってなるって解ってっかんな
オレっちは、任せるよ...。」
「了解、オレも...任せる。
(ここまで無力じゃな...。)」
「...けっ、勝手にせぇ!!」
『春化』の治癒と『勇二』の魔法でどうにか
傷を塞いだ一行はこの地の支配者の下へ
足を進めんとし
「『白き運命』【ホワイト・デステニー】が
奴らを飲み込むだろう...お前の分まで、な...。」
彼もまた戦場へ足を運ぶ...。



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!