『Classification !!』1月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




1月13日(日)

第九〇四話 『白き運命-激突必死-』(1.13.日)

「『白き蛇』【アルビノ・スネイカー】と共に
戦っていれば...『赤 裸々』お前が負ける事は
万に一つもありえなかった...だが、
スキル』【特殊能力】を自分を信じ、それでも
お前は運命になびいた...そう、俺は...俺だけが
運命を欺(あざむ)きコレを手にした...。」
彼女が絶命するまでもう長く見て
10分とかからないであろう
この時間内までに支配者たる者と遭遇しなければ
彼らの勝利は決定していただろう...が、
「...本当はあたしの我侭なんだよね...。
...一旦、体制を整えるのも作戦...
でも、あえてあたしは術中に...入って
...あたし自身の“力”を確かめたい!!...。」
しかし1人の少女はそれを拒み
「そう言うと思っとった、けっ...一番無茶
しよるんわ、お前ちゃうんか?...『キョウ』???」
解った様に皆も承諾する...
「オレは自分の気を具象化や放出する事で
攻撃力を補強してたんだな...。
失ってみてそれが激しく痛感出来た...けど
勇二』の言う通りだな...オレもオレを
頼るしかないしな...だから、今は任せる!!」
現状、“力”を残した者...それ以外の手段で立ち向かえる者はーーー
「結構...感覚ないものだね、あんまし痛いとさ?
...てか、ぼくだってまだヤれる...
“ジェンダー・マルティプレイヤー”が
これじゃあ泣いちゃうからね!」
京香、勇二『春化』そして『洋子』の4名
「オレっちの分まで勇二!!
暴れてほしいかんな!」
封じられし3名『光助』『智明』『知也』は
後続の敵の出現を警戒する役に回り門前へ控える...
「ぅん、ボクなりに出来るだけ...努力してみるから!
もう足でまといでも精一杯!!
(...運命なんて自分が創るだもん。)」
支配者の王宮内部はかなり広い作りになっているにも
拘(かかわ)らず人っ子一人として存在しない
ガラーンっとした妙な意識をさせる場だった...。

「『血化陣』いつになったら戻ってくるんかなぁ〜
キョウに“核色”の力あったろーとしてもや...
あかん...止めるべきやったのやろうか..。」
「つーか、無理だろ?
...少しでも一緒に居た奴なら...キョウの性格
解るし...一途だよなぁ...恐いもの知らずとも
とれちまうけど。」
不意に呟いた智明の言葉へトモが返し更に
「そうそう、トモの言う通りだってば!
ってかさ、そんな彼女だから...もしかしたら
誰より“能力”(ちから)が優れているのかも知れないな?」
光助の言葉が続いた...
「にしても、広いわね...。
(霧濃の...『』を思い出すわ...。)」
裸々と対時した場所から中へ足を踏み入れた
4人は白銀の床や内装に目を奪われつつ
正面向かって真直ぐに存在する横幅が広めの
螺旋階段を発見しそれを登り歩んでいた...
「登ったり降りたり...まったくもって
忙しいトコだった...よな〜...って
感想、普通だったら終わってから言いたいけどさ
そうもいかなそうだしね、今回。」
洋子は呟くと真下を見下ろし今まで登った分また
歩かされるのでは?っと言う不満を露として
皮肉なジョークとする...
「...どうやら...感覚を狂わされただけで...
そんなに地中には来ていない...らしいね...。」
それから暫し後、4人は階段の終着点である
大広間へと辿り着き、そこで
ギッギギギッッッィッッ!!!!
「ふっ...もう語るべき言葉は...ないってぇ
ツラしてんな...当然か...!!」
今まさに自室より反対側の出入口を抜け
降り立った支配者のギターを手にした男との
対面を果たす!!!

「あんたがこの地の支配者...。
“エレメント・スフィア”シリーズ体現!...ッと
あんたには奮迅として消えて貰うから!!」
突然!!出会い向き合うなり銃口を男へ向けた洋子は
なんの迷いもなく引き金を引いた
ダキュァァァッッァッッッッン!!!!
「...それが運命すらも変える力だと?
俺を馬鹿にするにも程々にしろよ、子娘。」
しかし、直撃した弾丸による傷を男は負わず
逆に彼女の全てを否定する...。



1月14日(月)

第九〇五話 『白き運命-白き太陽-』(1.14.月)

「嘗めるなよ子娘...お前の“力”など
俺には到底及ばない。」
だぎゅぅぅぉおおおっっっん!!!
片手にしたギターを引いて何らかの力を発動させ
彼女の攻撃を一蹴した男はドスを聞かせ
『洋子』自身を否定するかのごとき言葉を放つ...
「ぅそ...だろ...ってね...アハハハハ!!!!!
あんたに、ぼくのなにが解るの?
...本番はここから...まだまだ、だろ?」
しかし、逆にそれを跳ね除け彼女は
自慢の短剣を...拳銃をしまい出現させる!!
「...一筋縄では...いくわけもないか...。
“核色”の剣よ...あたし達に...勝利を!!...。」
同じように3人も各々得意武器を構え
「『白金の鞭』【レイジング・ビュート】。
この中で1人の男の子だもんね!!
良いとこ見せちゃうもんネッ!」
「『霊聖坤』...貴方を浄化して
この地を救い...『幹』を取り戻す為の
前進とさせてもらうわ...!!」
支配者との決戦表意を現す...。

既に始まる心理戦や物理攻防...
「言葉は不粋か...ならよ、押し通れ!!
...この俺...『只満 祐賭』【ただみつ ゆうと】も
お前らを同様に...押し殺す!!!」
次に動いたのは支配者としてこの地帯に君臨する男
ユウトだった、彼は敢えて小細工せずに
肉弾戦を持ちかけギターを武器として扱う
ズギャズギャズギャッッッッ!!!
「とっ...霊術式ーーーーーっっ!!」
「遅い、拳で語ってみせな!」
能力者同士の闘いは主にその力で勝敗が決定されるだろう
だが常人としての対決であったなら、基本値が
左右し運もプラスされて雌雄が決される...現状
「...風よ...速さを与えよ!!...。
(...この男...小細工なしに強い...。)」
「がっ...女の子をグーで殴るなぁぁ!!
(なんなの...こいつまた普通に強いタイプの!?)」
力を使う間も与えられず彼女達は闘いを
強いられそれによって同等の立場ではもうなくなっていた...
「消えた...ように見える...っっわぁっ!!?
(ギターで攻撃なんて!!酷いよぉ〜(泣))」
バグォッッッッッッッ!!!!
楽器で殴られた際に『勇二』はふと
奇妙な事に気付く、それは凶器と化したソレに
男が語り掛け会話していると言う
不気味な現場だった...。

『白き蛇』【アルビノ・スネイカー】の様な『守護幻魔』である
っと少なくとも勇二は確信するのだが
その確認の間すら与えられない程の攻防が続く...
「風の動きを感じれば..自ずと道は開ける。」
どこっっっっ!!!!
振り返らずに『京香』の斬撃を避けそこへ
裏拳を当て弾き飛ばす男は正に鬼神のごとく
降る舞い4人と激闘を繰り広げる...そして、
「...くっ...がっふぁっ...。
(なにもかも抜きに...強い!!...。)」
「お前達の運命とは...ここに尽きる事だ!!」
遂に白き太陽が歯牙を剥く!!!



1月15日(火)

第九〇六話 『白き運命-“運命”-』(1.15.火)

「笑わせないでくれる?
...空気よ、具象化して敵を阻め!!」
ずがしゅぅぅっっっっっん!!!
『洋子』のひと振りに併せ、男を拒む形で
空気が見えざる壁となり遠ざける...
「...はぁはぁはぁ...一旦...距離を
...持つのは定石...洋子すまない...。」
あまりの連続して起こる闘いによって
消耗される体力&精神力は半端ではなく、
通常攻撃ですら精一杯と『京香』は肉体で感じる...
「ムダだ...報告で聞いているが、それは
有から無ってのだろ?...良いアイデアであると
俺も思うが...諦めろ、運命は過酷なんだよ。
白き運命』【ホワイト・デステニー】の前に沈め!!」
だが、距離を保っても尚...そんな彼女だけでなく
4人を一気に支配者たる者は追い詰めて行く!!
ドギャシュシャァァァアッァッッッッッン!!!!
「ぅわぁぁっっっっ!?!
(...たっ...太陽...小さな太陽が!??)」
唐突に照射された太陽光線はまるで彼の“力”を
増長させるかの様に存在する白銀の床や壁等を反境し
幾重にも光速で動き巡って呼吸を整えていた
少女の身体を直撃する!!!

「...くっきゃぁぁっっっ!?!!...。
(...な..何だ...暑い...。)」
キョウの身体を貫いた太陽光は、彼の手にした
小ぶりなソレより照射され直撃を受けた彼女は...
ドサァァッッッッッ!!!
「キョ...キョウ?...嘘でしょ...そんな
たった一撃で...?!」
まるで魂が抜けてしまったかのごとく
意識を失い場へ倒れ込んでしまう...
「安心しろ、そいつの魂は俺が掌握しただけだ。
...この太陽の中に、な?」
慌てて駆け寄る『春化』を見下すように
男は嘲笑混じりの口調で教えた
「...さっきから...どうも太陽が近いと
思って...それがあんたの“能力”!!」
敢えて透明のまま具現化した事を悔やむ前に
解除し直接攻撃を『洋子』は放たんとするの、だが...しかしーーー
「白金の太陽...正に支配者たる力だろう?
...運命には逆らえん、死ね!!」
どごっっっっがぁっっ!!!!
武術の使い手を思わせる動きで軽く避けた男は
隙だらけの少女を軽く打倒する!!

「“王宮の13宮殿”なんて...必要ない位...
この人...普通に強すぎるよぉ〜(脂汗)」
鞭を握り締める『勇二』の手からは脂汗が
絶え間なく流れ滴り落ちていた...
「まるで無力...これが選ばれた奴らの...いや
...お前らが弱すぎるんだ!!」
バキュルルルルルルルッッッ!!!!
そして、再び白金の太陽が襲いかからんとする...。



1月16日(水)

第九〇七話 『白き運命-黙視録-』(1.16.水)

「『白き運命』【ホワイト・デステニー】。」
キュィィィィィィッッッッッン!!!
白金の太陽が西と東に位置し彼らを照らす...
「当たったら即死なんて...昔の
魔界村とかマリオじゃあるまいし...どう言う
感覚の“力”持っちゃってんの!?」
自らが生み出しし太陽の後光へ照らし出された
全てのモノは魂を掌握される、しかし
直接の死へと裁かれるワケではない...
「心臓は...動いている...。
(一種の仮死状態ね...でもこのまま
肉体を破壊されたら間違えなく...死が訪れるわ...。)」
肉体が死なぬ限り魂もまた死ぬ事はないから
だが逆を言えば肉体の消滅でソレは死と断定される!
っと言う事でもあった...。

「みんなに『体改補強』【ウィークネス・テンポアップ】!!」
不意に『勇二』から強化魔法が一同へ放たれ
「これは...身体が軽い!」
「てぃうか、もっと早く掛けて...まぁ良いや
サンキューこれで同等だろ!!」
事の深刻さを実感している様子が伺えた...
「効果時間はあんまし長くないんだ〜
だから...速攻で行くしかないよ!」
そして、太陽光が軌跡を現し出した瞬間!!
3人は男を目指し走り寄る...。

「体強化...か、でもないくら強化しても
インディアン(米国先住民の意。)の血をひく
俺はお前らの動き、手に取るように解るぜ?」
どがぁぁっっっっっす!!!
武具と化したギターの一蹴で彼女達は弾き飛ばされ
また1人が太陽光の餌食となってしまう!!!



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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