『Classification !!』10月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




10月17日(日)

第八十七話 『古術』(10.17.日)

巨大な熊人間型の『幻魔人』
熊獣人』【ワイルド・バーン】の
攻撃を紙一重でかわしつつ『知也』は、
拳による攻撃を飛び出た腹に当てる...
「確か....こうだった!!」
腰に置いた拳を捻りながら
指を第一関節まで押し曲げそれから
敵の腹にブチ当てた、その瞬時にまた
それを更に押し曲げて同時に足蹴りを
脇腹に放つ....これこそ...
[げっふふぁ!?]
ドギャッッッン!!!
「凄い....。」
[...ばかな...。]
「...そうだ...これは『龍墜撃
【りゅうついげき】...確実に
相手を殺すための...武術...。」
攻撃を当てられたワイルド・バーンは、
だらしなくヨダレを垂れ流しながら
その場に白目をむいて倒れた!!
そして、それを見て動揺している
アリア』を抱えた
ワイルド・バーンに知也は、
「...まだやる?」
そう呟くと、さっきの構えをとる...が
それを見て直ぐにアリアから手を
離し、倒れ込んだ仲間を背中にしょうと
[おっ!!おぼえてえろよぉーー!!]
そう叫びながら逃げてしまった。

「大丈夫かい?」
乱雑に石畳に下ろされたアリアを
気遣い知也は、声を掛けると手を
引いてその場から起き上がらせる...
「あっ...ありがとう...
凄いわね...あの巨大な幻魔を前にして
たじろぎもせずに攻撃をするなんて...。」
「あのさ...幻魔って...?」
「...!?...もしかして知也って...
この世界の住民じゃないの!?」
「えっ!?あぁ...そうだよ。」
知也がこの世界の住人では無いことを
知ったアリアは、突然
「ねぇ...じゃ泊まる場所もないでしょ?」
「そりゃね...。」
「あははっ!!ねぇ...
『ディアナ』様の屋敷に行きましょう!!
そこで全て説明してあげるから。」
はしゃぎながら、そう知也に言うと
また手を引き有無を言わさずに
ディアナの住まう屋敷に連れて行った...。

「ここは...。」
彼女に連れられた、そこには...
緑色の大きな屋敷が立っていた...
「さぁ、入って!!」
彼女が大きな門の前に立ちはだかると
自然とギギギッと言う音を辺りに
響かせながら開き...オレはそれに
戸惑いながらも屋敷の中に入って行った...
「そこで待っていてね。」
屋敷の中は、凄く綺麗で豪華な
創りになっていた...そして、オレは
アリアに大広間みたいな場所に案内
されるとそこにあるソファーに腰を
掛けて、彼女が戻るのを待つことにした...
「今晩は....。」
暫くすると青いローブを身に纏った
オレ好みの女性がその場に現れた....。



10月18日(月)

第八十八話 『ディアナ』(10.18.月)

「あっ...どぅも...。」
「こちらが『ディアナ』様よっ!!」
『知也』が、目の前に現れた
女性に見とれていると、不意に
その横から顔を出す『アリア』に
ディアナだと紹介された...
「初めまして....。」
「貴方の事は、アリアから聞きました...
漸く私の役目が果たせそうです...。」
「???」
さらに唐突にディアナにそう言われ
戸惑う知也だった...が、それを見て
笑うアリアに
「知也は、こことは違う世界から
来たヒトでしょ?...待っていたの...
異世界のヒトがここに現れるのを...
ずーっとディアナ様は...。」
説明されると少し言葉の意味を
理解していた...
「オレは、どうすれば元の世界に
戻れるんですか?」
そして、徐にそうディアナに
知也が、質問すると
「...簡単ですよ...それは、貴方が
歪み』に沈めば良いだけのこと...。」
直ぐにディアナは、答を出した...。

「歪み!?...それは、何処に!?」
「アリア...彼はまだ闘って
いないんですか?」
「いえ...私を助けてくれた時に...
でも完全には...倒していませんでした。」
知也の答に少し驚いたディアナは
アリアにそう呟く...そして、アリア
から順を追って闘いの課程を
聞き出すと....
「...いずれ...いえ近いうちに
貴方のようにこの世界に召喚された
者達がこの街に現れるでしょう...
それまでに、ゆっくり説明します...。」
「....確かに急いでも...今は
意味を持たないのかも...解りました...
少しづつ教えて貰いますよ...。」
すぐに帰れると聞いて興奮する知也に
向かいそう言いって、その場を
濁し、落ち着いた知也をアリアに部屋まで
案内させた...。

「今日は、何度も助けてもらって
ありがとう御座いました...。」
「いや、オレの方こそ...こんな
イイ部屋に泊めて貰ったりして...。」
「いえ、当然の事です...なにせ貴方は...
あはは...お休みなさい。」
「?...あぁ、お休み。」
アリアが何か言い掛けて止めたのが
気になったが、疲れていたオレは、久々の
ベットで寝られる事でそれを直ぐに忘れて
大喜びすると深い眠りに就いた....。



10月19日(火)

第八十九話 『会食の場で…』(10.19.火)

「....朝か....。」
オレは、窓から差し込んだ日の
光の眩しさで目が覚めた...疲れは、
既に飛んでいたのだがベットで
眠っていたため、どうもここが自分の
部屋だと勘違いしてしまう...
「そうか...昨日...そうだった
ここは『ディアナ』の屋敷だったっけ...。」
オレは、髪の毛を部屋にあった
鏡台で整えてから扉を開けて
部屋の外に出て行った....すると、
「おはようございます『知也』
食事の用意が出来てますから
どうぞこちらに....。」
「あっ...『アリア』...おはよう
そうそう、オレのことは、トモで
良いから。」
「そうね、そっちのが呼びやす
そうだわ...それじゃ、トモ
こっちに来て...。」
通路のから、オレが起きてくるのを
待っていたかのようにアリアが
現れオレを昨日の大広間に案内してくれた。

「おはようございます知也さん...
昨日は良く眠れましたか?」
「あっ,,おっ...おはよぉございます
えぇ、ディアナさん...良く寝れましたよ。」
大広間では、大きな机が用意されて
いてそこの上には豪華な食事が
次々に運ばれて来ていた...
ディアナに声を掛けられて
少し緊張する知也は、慣れない場の
空気に困惑しながら食事を続ける...
「知也さん緊張なさらずとも
良いのですよ...あぁ、そうか私が
緊張させていたのか...。」
「あ〜そっかトモが、
何となくぎこちなかったのは、
ディアナ様に緊張していたからね...。」
だが、それを見据えていたディアナは、
徐にそう言うと
「えっ!?いやオレは、別に....。」
「ん〜っと
それじゃ私もアリアと同じく
トモと呼び貴方は、私の
ことをディアナと普通に呼ぶ
ことにしましょう。」
「はっ...はぁ...。」
「少しづつ距離をちじめてゆけば
イイんですよ...トモ...。」
急な事を発案し提案した....。

だが、暫くおしゃべりを3人で
続けて食事をしてゆくうちに緊張などが解け
たのもあってしだいに知也は、
緩和し、場に馴染んでいった。
…だがそんな愉しい時間も
長く続きは、しなかった…
話し途中に知也が何かの気配を
感じて、ふと大広間から広がる
庭を窓越しに見ると、昨日のお返しを
しにと『熊獣人』【ワイルド・バーン】と
思われる大男達と見慣れぬ『幻魔』が
姿を現していたのだった...!!



10月20日(水)

第九十話『舞踏会〜開演〜』(10.20.水)

「『ディアナ』奥に逃げていた方がイイ!」
それを見て、たじろぎもせずに
ミルクティーを美味しそうに飲むディアナに
『知也』は、そう叫ぶと
「...トモ...大丈夫よ、ディアナ様も
この街を守る“能力者”なんだから。」
『アリア』がそう呟き彼女もそこから
移動しようとしなかった...
「....確かにそうだけど...アリア
君はーーー」
バキャァッァッッン!!!
そして、アリアの心配をして
知也が、その場から離れるように
何か言おうとした、その瞬間!!
その言葉を遮り、いつの間にか大男達と
見慣れぬ『幻魔』は、共にテラスの
大窓を突き破り屋敷に侵入する!!
「ぐはっははっっっ!!!ディアナを
殺したぜぃぃぃ!!!!」
「ディアナッッッ!!!!」
ズザザザザッッン!!!
硝子の破片が窓際にいたディアナの
全身にシャワーのように降り注ぎ
またたくまにカラダを貫く!!
そして、それを見た大男の1人が
そう歓喜し、再度ディアナの硝子塗れの
骸を確認しようとした...その時!!
「....しょ...しょんなぁ〜...!!!」
ぴゅ〜!!
そこには、ディアナでは無く別の
大男の仲間の死骸が存在していた!!

「ばっ...馬鹿な!?じゃあ...
ディアナ....ーーーはっ!?うっ...。」
「....人間であろうと....幻魔に
魂や心を売り渡した者を....私は
許しは、しないのよ...消えなさい!!
滅殺泗水』ッッ!!!
【ストライト・バニッシュ】」
ザギャンッッッ!!!
それを見て焦る大男の背後には
いつのまにかディアナが現れ
喉に硝子の破片を押し付けられて
いた...そして、それに気付いた
その一瞬に大男のカラダは、手足が
バラバラにされ最後に心臓を貫かれ
死んだのさえ解らぬまま死滅する!!
「凄い....ディアナ...。」
「馬鹿め!!よそ見をするなぁ!!!」
「なにっ!?」
ブギョッ!!!
「ぎゃぶっ!?!」
更に、それに見とれる知也に
その背後から大男が襲いかかる...が
「なんだ君〜だらしないぞ!!
男の子ならーーー首の骨を
鍛えよ〜ってね!!トモっ!
気を抜いちゃ〜駄目だよ!!」
知也が襲われる前にアリアが素早く
現れ、大男の背後の手を掛けると
華奢(きゃしゃ)な腕で軽くその大男の
野太い首をへし折ってしまった!!
「アリア...君って!?」
昨日とは、打って変わったアリアの
言動に驚く知也だったが...
「あははっ、だって私....
側近だし...護衛も勤めているワケよ!!
昨日は、不意だったからねっ!」
その説明に妙に納得してしまった
「さぁ、2人共...食事の後の
運動...舞踏会(ダンス)の始まりよ!!」
そして、ディアナのノリに
少し呆れる....が、激戦は続く!!



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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