『Classification !!』1月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

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1月29日(火)

第九二〇話 『獣道』(1.29.火)

「でね、何度も言うけどさ?
通せないって、ワカリマスカ?
...『ビースト・ハウンド』【猟犬】共を
カイ潜って来たのは凄いけどね、サキヘハ
進ませらんないの、わかって?ね。」
獣道をハイブリット(雑種混合の意。)化された
猟犬型『幻魔』の群れと渡り合いながら
下って来た一同を待ち受けていた関門、そこには
水色の髪を持つ18〜9の少年が門番とし
存在して断固として立ち塞がる...
「同じ“能力者”同士で争うなんて
もう意味ないんだよ!?
...お願い先に進ませてよぉ〜!!!」
争いを望まず自ら懇願する『勇二』だが
彼の肩へその4回りもある大きな男は
手を掛け後方へ追いやると、
「アホか...こないな奴にかまっとる
時間なんぞあらへんのや!!
ぎゃははは...おぅボーズ...手加減出来へんで?
きぃつけや...俺様血気盛んやからなぁ!!!」
先、猟犬に噛みつかれ出血した左の甲より
暗器を幾重にも産み出し少年へ脅しかけておき
同時に迷う事無く攻撃まで仕掛けんとするの、だがーーー
「ナニ?いつから豚は人間に
平然と口きけるようになったの?
困るよ、って言うかさ...汗くさいんだよね。
もう本当、家畜並?って奴???」
智明』が“力”を発動させんとした...
…次の瞬間!!!…
ぐちゅうっっっぐにゅちゅつちゅちゅっっっ!!!!
「...智明の身体を...突き抜けた?!...。
(一瞬...あの子の身体が液体に..見えた??...。)」
自ら放たれんとしたそこへ突っ込んで行く少年は
智明に身体が重なったかと思うと...
「うっ...あぁっっ!?!
(なっん..やねん...そないな...ありえへん!!?
俺様の身体を普通に通過しよった!?)」
にゅるりっと通過して見せた、更には
びききっびきゅきゅきゅっっ!!!!
「アはぁ...これな〜んだぁあ?
ランゲルハンス島〜のある奴ね。
...スイ臓...抜き取っちゃった、テヘッ(笑)」
左手へ握り締めた臓物を見せびらかし
透過して仲間達の前で豪快に握り潰す!!!!

白き運命』【ホワイト・デステイニー】を持つ
守護幻魔』すら支配していた
スキルマスター』【特殊能力者】
『只満 佑賭』が倒された事で『絶陰地帯』も
解放された、しかし解せぬ終わりを迎えた闘いで...
勇二は心にしこりを残し無事ではあったものの
春化』『京香』『洋子』の除く
光助』智明『知也』3者も
それよりも強大な者との遭遇によって悔しさを抱えていた...
「『アナジスタ』!!?
...無事なのかアナジスタ!!」
少し古ぼけたドアを乱暴に開いて内部へ
進入して行く少年はそこで存在する筈の彼女が
いない事で安否を危惧する...が、割れた窓から
見下ろした場へ女性の凍り付いた像を発見し
自らも飛び降り慌てながら駆けつける...
パキッパキキキッッッッン!!!
「...うっ...うう...。」
彼が接近すると彼女の氷は何故か剥がれ落ち始め
既に意識を取り戻さんとしていた...
「おぃ!!...しっかりしやがれよ!!!
アナジスタ...これは...『無尽の氷結』【ホワイト・ブレス】の...
あのドンガメ野郎がぁっっっ!!!
(じゃっ....これを...そうか...あいつだから
片腕が...ちっ...で、倒してくれたのか...。)」
現状を理解した少年は取り敢えず残りの氷を破壊すると
傷つけず助け出し彼女を部屋へと運び込み
看病に勤しむ...数分後、完璧に近く体温を取り戻した
アナジスタは、瞼を開け瞳を見せ自分が介抱されている
現実と側に存在する彼へ驚きを隠せずに涙を流す...。

ぐちゃあクちゅうううううぅぅぅっっっ!!!!
「人間を水に例えるなら、じゃあ
自分が水分子なら全て通れるでしょ?
潤水』【メルティレス・パウダー】
ねっ...愉しいだろ?」
ニカっと笑いながら平然と自らの身を
水分子と化し智明の身体を通り抜けた!!っと同時で
彼から臓物を奪い取った少年は無邪気な瞳で
握り潰して血塗れの手をかざして魅せた...。



1月30日(水)

第九二一話 『水|液体』(1.30.水)

「ふざけんな...てめぇっっっ!!!
この俺を元『優剛なる獅子』【ハイドロ・レオ】だっての
解って口きぃてやがんのかぁ?あ”ぁ”!?!」
「叫ばなくてもキミの情報位ありますよ。
でも、こちらも統治者始末がメイン(主の意。)なのです。」
「だっ...ダメ...逃げて...。
その子は...貴方じゃ...!!」
彼女の介抱が終え、平穏を取り戻さんとしていた
彼らを襲うのは口元まで衣服で被い隠した
見た目は普通の1人の人間だった...
「突然来てよぉ...お前俺にナンテ言ったっけか!?
...あぁ、そうだ...アナジスタをーーー」
「そうですよ、始末...殺しに来ました。
儀の邪魔なんですよ、予測不可能な事が
起きてからじゃ、遅いんでね?」
唐突に玄関から掛かる声、アナジスタの代わりに
出て行った少年を待ち受けていた人物は
平然とそう言い放つと唖然とする彼を無視し
室内へ土足で上がらんとする...が、当然
「ーーッ...どうやら刻んでやんなきゃなんねぇらしいな?
お前の身体にさ...俺の“力”を!!
神の化身よ...俺へ体現せよ!!!」
ジュシュパァァッッッッッン!!!!
最大級の怒りを露骨に現し防がんとする
少年は振り向き様で神の獅子へとチェンジ(変化の意。)し
超至近距離から一撃を喰らわせんとするのだがーーーー
…次の瞬間!!!…
どびゅしゃぁぁっぁっっっっ!!!!
「信じるモノが揺らいでいるキミでは
到底追い付けない...朴にはね?」
軽くいなされ更にそこへ巨大な...ーーーー
「い..ぃやぁっっっ!!?!
やめてぇっっ...『ピチャータ』ーーーっぁっっ!!」
ブーメラン(飛具の意。)の追撃が襲いかかる!!!

「...『風の核色』...最速剣!!...。
(っっっっって...こいつ!?)」
しゅぱぁぁぁっぁっっっっん!!!
『智明』の臓器が潰されると同時に動いたのは
冷静な判断で状況の異常さを無視した『京香』だった
「ふふっ...アマイんですよ。
僕は水分子を模せるですから...ムダデショう?
あぁ、おまけします...受け取って下さいミズコ。」
しかし、彼女が放った真空刃も突入技も一切
少年は受け付けず逆に飛沫として繰り出された
彼の一部を肉体へ解け込まされ内部ダメージを
負うハメになってしまった!!
ぴちゃんぴちゃちゃっっっっっん...。
「キョウ!?...智明はともかくとして
...よくもやってくれんじゃんさ!!
“ミスルーのナイフ”...これならぁっっ!」
苦しみ膝を地へ付けた彼女の後を次ぐように
『洋子』も短剣を構え物質吸収技を与え
彼ごと剣の糧としてしまわんとするのだが、しかしーーー
…次の瞬間!!!!…
「『分散する水の子供達』...訳して...
【アプサラス・アクエリアン】、皆さんシネ!!!!」
ドジュパパパパパパァァァッッッッッン!!!!
物凄い勢いで波状に彼の身体が分散するとーーー
「ぅっあっっっ気持ちわるぃよぉ〜!!」
「あ”っ...ぐっっっ!?
(....身体の自由がキかない!!)」
「あっ...あかんやろ...あっげふぁっ....
このままやったら...(全滅...して...まぅ...。)」
一同全員の身体へ浸食を果たす!!!

[間抜けが...『掌握の立体』【コスモ・プレザシス】で
俺自体をロックしーーーっっっがふぁっっ!?!]
ドチュゥゥッッッッッッッ!!!!
「それ、アレだよね。
生き物を通さぬ正方形の壁でしょ?
...でも、飛道具とか...物質は通すんだよね。」
追撃で放たれた武具は初撃で吹っ飛ぶ獅子の体を
突き刺しそのまま上下に引き裂いた!!



1月31日(木)

第九二二話 『I'm singing a song in the rain』(1.31.木)

「大したことないなぁ...本当に支配者タオシタノ?
まぁじゃなきゃ、裏門であるここには
来れないんだけどさ?」
薄笑いを浮かべながら少年は崩れ行く一行を
眺め苦しむ顔を見て更に笑みを増す...
「相手が悪かったな?」
しかし、彼が勝ち誇り『京香』の身体へ手を掛けんとしたーーー
…次の瞬間!!!…
ドグシュシュミシャァァッッッ!!!!
「がっぐふぁぁぁっっっ!?!!
...あがっああがががーーーっっ!?
(あっ顎がぁっぁっっ!?)」
突如!!彼の肩へと何者か、から手を乗せられ
そこから振り向くまでの動作の間に
武具を纏う拳が襲いかかり顎へ直撃し破壊粉砕される
じゅぱぱぱぱぱぱぱぱぁぁっっっっっん!!!!
「ゴメンね?...乱暴なやり方なんだけどね?
貴方自体を分散させちゃうね、分散されて
...逃げられちゃう前に、二度と集合出来ない位に!!」
そして、殴り飛ばされ慌てふためき
冷静な判断すら取れない状況に置かれた少年へ
非常にも『春化』の霊術式が繰り出される!!!

マスター・オブ・ナンバー’ズ』【死真神】と
総称されている人物達の集まりは何かの儀式、
“御真の儀”と呼ばれるそれを行う為の障害と
成り得る恐れがあった支配者と統治者を狩り続け
同じく邪魔な“能力者”らも始末して行っていた...
「あっ...あっがぁぁぁっっ!?!
(馬鹿な...『神獅子』【ジューナヴ・レオ】が
こうもあっさり...っっつか...俺の身体は...。)」
そして、此処でも惨劇の幕は上がってしまったのだ
「『ピチャータ』ぁっ!?!!
...『緑樹の奇跡』【リーフ・ファイ】!!」
『アナジスタ』の“力”は既に瀕死と化していた
ピチャータのチギれている箇所すらも
復元させんとしていた、これは自分の持つソレを
遥かに上回る効果を示す、がしかし最後の時は
非情にも即座で訪れた...
「繋ぐ門は現れたから“陰陽の珠玉”の回収は
必要ないですからね、普通に死んで下さい。
それから...能力者の方も、現実世界へ戻るべきです。」
どぐしゃぁぁぁぁぁっっっっ!!!!!
背後から突き立てられた巨大なブーメランが
彼女を、同じく横へ亀裂を煩っていた彼は叫びながら
直線にこれを受け十字架の形で引き裂かれ歪みへ沈む...
少し前の出来事である救われぬ物語はこうして閉幕した...。

「ぼぎゃぁっっぐっあぁつ!?!
(この僕が気配を掴めなかっただと!?!
早く次に備えて『潤水』【メルティレス・パウダー】を発動せねば!!)」
顔面崩壊を引き起こさんとした少年へ更に
放たれた追撃が襲いーーーー
「オレの身体に浸入オマエは気によって
内部より始末した、そして気を纏うオレには
お前は透過させない!!」
「同じく私も霊気によって内部を聖浄化したの
...霊術式よって散りなさい!!
ーーーーッッ弐ノ型『緋空』っっっ!」
ドシュパパァァァッッッッッンッッ!!!!
水分子を形成し攻撃を無効化せんとした時
攻撃をもろに受けてしまい霊気へ弾かれる様に
彼はあらぬ場所へ分散し一瞬で粉砕される!!
「...砕かれた臓器なら既に復元した...。
後は心霊治療でも...してもらいなよ?...。」
最後の門番は体内へ浸入していた少年ごと消え去り
7人は扉を開き新たな地へと足を踏み出した...。



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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