『Classification !!』2月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




2月1日(金)

第九二三話 『暗雲の始まり』(2.1.金)

白き運命』【ホワイト・デステイニー】を打ち破り
何者かの介入はあったものの『守護幻魔』の
暴走も食い止め、更には裏門番であった
スキルマスター』【特殊能力者】『イル=メイタン』を
自身を水分子として放つ内部破壊攻撃すら
無効とする“力”を持つ2人からの連撃が撃破して
軽くこれを突破して魅せた!!
「あんまり派手に動くと傷が開くから
...暫くおとなしくしててね?」
「クソ...腹ん中いじくられるっちゅーんわ
ごっつ胸糞わるぃやんか...。
...しゃあないな...我慢したる、少しだけやけどな!」
すい臓を潰されるも復元された青年は
少女から注意を来され不服ながらも返答する...
「それにしても...この先がぼくらの
目的地である...『絶陽地帯』なのかな?」
勇二』『春化』『京香』『洋子
光助』『智明』『知也』の7人は
これまでで一番大きく長い大陸を支配していた
絶陰地帯』を通過し漸く『異界の闇覇者』らが
待つと思われる地へ辿り着いたのだと
「...世界地図の通りなら...。
この先は...南アフリカに出るだけ...。
...そこが地帯ならば...闇が広がっていると
思うけど...これは...。(雷雨の雲...。)」
少しの余裕を持つのだが、どうやらそれは
皆目見当違いである事を悟らんとしていた...何故なら
ごろごろごろろろろっっっ!!!
「確かに闇だけど...これは、暗雲だろな...。
つまり...闇に閉ざされた地帯は...まだ
先って事かもな...いや、それとも...。(此処なのか?)」
一歩踏み込んだ瞬間から世界は一変し
光が閉ざされたまでは良かったが、その後
ただひたすら暗雲たち込めるだけの
曇空が広がっていただけであったからだった...。

「...はぁ?...誰?...あぁっ...はぁつ!?誰っっツ!?!」
門を少し下った場所に見えた町では
人々は只痴呆症の様な会話を繰り返し
一同が何を質問してもそれを即座で忘れると言う
奇病に酷似したソレを見せていた...
「話しになんねぇーな...っと、そこの人も
あ〜...もぉ何か見てるのも辛いよね。」
光助が持つ医学の知識から見てもこれは
どうやら流行病によるものだと判明するが、取り敢えず
この名前すら解らぬ町を彼らは後にせんとするの、だが
「んっと...んっ...っと...あのさ!!
...アレ!?...あの...え〜っと...キミ誰だっけ???」
突如それは始まった、まずちょっと頭の軽い
勇二が光助を呼び止めんとするが
まったくもって名前が思い出せずそれよりも
自分が何故にそこへ居るのすら忘れ掛けてしまう...
「何しとんねんな!?
ほれ、いくで?まったく...あ”っ?...
お前名前なんやったっけか??!」
同じく智明も皆に遅れんとしていた少年へ
声を掛けるが彼の名前を言い掛け忘れてしまう...
「なに馬鹿やってのよ!?
デブ同士でまったく....って...アレ...
ぼく...何を言をうとして...ってあんたら誰???」
このやり取りに気付いた洋子は呆れながら声を上げるが、しかし
そこで2人の名称も自分の発言すら思い出せぬ事で
恐れを感じ思わず口元を押さえ戸惑う...。

[『脳下垂の雲雀』【ヒドリ・フリングレス】の宮へ
新たな客人が訪れたのね..。
ぅふふっ...ここでトコシエの夢を見て行きなさいな。]
鳥を型どる幻魔であるヒドリは屋根上から呟くと
記憶を突然失う!っと言う現象へ襲われ
徐々に7人が狂って行く様を伺い笑みをこぼす...。



2月2日(土)

第九二四話 『現蝉の麟粉』(2.2.土)

「おぃ、これってば!!
敵の...ってかもう術中...えっ...えっと
アレ...何が敵?...アレ!?!」
『光助』が叫んでいた頃には既に遅く
「...風よ、辺りの空気を浄化しろ!!...。
(...しまった...あたしですら...
仲間の顔すら...おぼろげになっている..。)」
殆どの者が攻撃の術中へはまってしまうのだが、
シュバヒュッッッッッッゥウッッン!!!!
その中でも即座に空気へ含まれる成分を
怪しんだ『京香』により放たれた空気の層が
どうにかそれを遮断する!!
「...あの...ボク誰だっけ?
って言うか...此処どこですか...???
アレ...頭痛い...。」
しかし、多く何かへ当てられてしまった
『勇二』辺りは自分の仲間の顔、いや名前すら
思い出せずパニック症状を起こす...
「...今...忘れちゃぃけない事...。
(...大事な...今...この状況を...
打破し得る...“力”...刻むしかない!!...。)」
同様の混乱を引き起こして大きくして
しまわんとしたーーーー
…その瞬間!!!…
「なっ...お前...誰か知らないけど
何してんだよ!!ーーーっっぅっ(きもちわりぃ...。)」
ずばしゅぁぁぁぁっっっっっ!!!
「きゃぁぁぁっっっっ!!!
...この貴方...自分のしている事...解っているの!?」
風の壁一枚で保たれた結界内部でも
徐々に失われて行く記憶の流出を防ぐべくーーーーー
「...今大事なのはーーーーーーッッッ!!...
あたしの腕じゃない...“能力者”本体を探し...
...君らが倒す事だ!!!...。」
とある2人へ希望を掛け自らの艶のある腕へそう刻み込む!!

[Crazy...まぁそれでも面白いけど...。
二度と記憶は戻りませんのに。
現蝉の麟粉』【レイジー・トリップメント】がある限り
...ふふっ...このまま此処で廃人と化しなさいな...。
それがこの、『暗雲地帯』へと訪れてしまった者の運命
出発の町『哀歌』でのね。]
雲雀の姿を持つ『幻魔』は飛翔し
蔑むように彼らを見下ろすと今は誰も通れぬ
町の果てへ存在する石像を目掛け飛び去る...
ぽたっぽたたたっっっっっっっ!!!
「あかん...こいつ、アホや!!
何しとんねんな、頭イカレてんとちゃう!?」
「ん...これは...何か書いてあるぞ...。
『知也』と『春化』は各々気を纏う...何???」
自分の腕へ残されていた最後の記憶を
刻みつけ記して意志を伝えんとするキョウは
既に何故自らの怪我した理由すら忘れているのだが
しっかりと自分で読み上げた...
「...知也と春化は気と霊気をまとい...
記憶の流出を防げる...そして、2人が本体を見つけ出し...
倒すことが...状況を変える唯一の手...。」
途端、何かへ反応するかのごとくさっきまで
慌てふためいていた両者は周囲へ自らの無意識の
意志なのか気と霊気を纏う事でこれ以上の
記憶減退を防ぐ、そして過酷な2人の闘いは
「こっ...これは...私は知っている...。
これはそうだ...私は...霊術式の使い手...ハルカ...。」
「気を纏う...なんでこんな事がオレに!?
...いや...オレは...“マサ兄”に...これを...。
(...本体を見付け倒す...。)」
限界を迎えた結界が破壊されると同時に開始された...。

「迂闊だった...えっ!?
誰か何か言った???...ん〜アレ、オレっち
何で...ここは何処??」
歪み始めた歯車を直し自らの進むべく道へ
舞い戻る為におぼろげな記憶と少女へ
刻まれた文字を頼りに行動を始めた2人は
「とっとにかく...本体ってのを探しましょう。」
「あっ...あぁ...何が何だかわからないけどな...。」
常に気を纏う!っと言う精神力を異常なまでに
酷使し擦り減らす事で実は制限時間すらある中
幻魔本体を探しに町を歩き巡る...。



2月3日(日)

第九二五話 『同じ空は明日を始める-壱-』(2.3.日)

「ヒトの道を照らすのが人間であるなら...
ヒトの道を阻むのもまた人間である...か、
まったく嘆かわしい理論だ...しかし
それが一種の道徳なのだな。」
マスター・オブ・ナンバー’ズ』【死真神】と
自らを呼んでいた人物の頂点に有るのであろう
彼は呟くと黒ずくめの人物へ与えた指示の結果を耳にする
「...既に『異界の闇覇者』も省令し
集っています...『甲斐』様の意のままに
世界は...終わりと始まりを迎えるのですね。」
報告の後、男は言う
「いや、意志と御心は...。
この世界を創り生み出した心の持ち主たる
月乃』様に...ある、我らはそれに
従い現世の悪夢を解き放っているにすぎん。」
また自分でさえも大いなる意志の下で
動いているに過ぎないのだ、と...
ごぽっごぽぽぽっっっ!!!!
「...僕は...。」
そして最後の希望と絶望は覚醒を迎える!!

“御真の儀”と言う何等かの儀式をほのめかし
消えた人物の言葉で焦りや不安を覚えていた筈の
一部の者も既にそれすら覚えておらず
辺りを無闇に這い廻し生きる屍と化す、そんな中で
「はぁはぁはぁ...何処にいるんだよ!!
...オレらの何だかしらねぇけど
仲間やらの記憶を...奪った...で良いのか!?
そんな奴、この町の!」
手当たり次第に行動し息を切らす2人が
切り札として町を走り続けていた...
「無理よ...だって...見つけたところで...
あぁ、そうだった...霊術式があるけど..
何かを媒介にしないと...。」
しかし、一向に相手は見つからず刻まれた腕から
流れる出血はこの怪我すら絶えず忘れる『京香』の
命までも奪わんとしていた...だが、
「探す...探す...???」
「えっ...えっと『幻魔』でしょ...『トモ』...だよね?
私達みたいに何かを纏って隠れてたら...。」
「それだ...オレらみたいにしているのなら
...オレらはそれを解るハズ...だッたよ〜な?」
会話の中で2人はヒントから探知を思い付かんとする!!

「気配を読み取るって意味かしら?
...でも、そんなの出来るの?
普通の人間...あっ!そっか...私は
プリンセ...とにかく、“能力者”だもんね!」
「...えっ!?何???
...って言うか...お前は...ぁあ『春化』か...
ってアレ?!オレなんでグローブしてんだぁ!?!」
一抹の不安はあるものの今は彼らに賭けるしかない
刻一刻と迫る時間期限の前で2人は幻魔の選別を謀る...。



2月4日(月)

第九二六話 『同じ空は明日を始める-弐-』(2.4.月)

「まっかせ...あれ...でも
何と何を区別するんだっけ?」
分離されてしまっている記憶が逆に『春化』を苦しめ
自分と違う、所謂邪悪な気配への探知すら
おぼつかず『知也』も同じ様な気持ちにはまっていた
「馬鹿!『幻魔』ってのと...アレ...
誰と区別...ぅ〜ん...つーか何で区別するんだっけ...。」
一向にこの状態が終わらず苛立ちを感じる
2人は強行手段を取らんとしてしまう...。

「人間に化けているなら....直接
私達の仲間以外...攻撃すれば良いのかしら?」
「あぁ、なるほど!!...でもどうやって倒す???」
その手段はシンプルで出会った相手全てを
殴り倒して本体であるか確かめる!!っと言う
野蛮かつ効率の悪い手だった...しかし、
「えっ...倒すってもちろん...霊術式よ...
アレ...でもこれじゃあ...幻魔とか幽霊以外浄化出来ない...。」
「...古術連武でも...ん〜どうする?!」
これを進めようにも攻撃手段すら忘れた
2人は実行へ至ることも出来なかった...。

このままでは何れ“力”が尽きる事は明らかだった
しかし彼らは考える、おかしくなってしまったのは
町に入ったせいだとすれば、この場から出れば
もしかしたら症状が改善されるやも知れない...っと!!



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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