『Classification !!』2月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




2月9日(土)

第九三一話 『妖しの樹海』(2.9.土)

“王宮の13宮殿”が番者達と連続で
闘い続けた一同を待ち受けていたのは
暗雲地帯』最初の町『哀歌』を
支配する『幻魔』である『脳下垂の雲雀』【ヒドリ・フリングレス】の
スキル』【特殊能力】が巻き起こす
記憶の流出だった、しかしこれを確固たる
自信を取り戻す切っ掛けとし少年は少女と共に
敵を下し同じく、町もひさかたの日常を取り戻した!!
「兄弟、奴らが何処で何をしているか解るかい?」
最後の地、『絶陽地帯』を目指す
勇二』『春化』『京香』『洋子
光助』『智明』『知也』の
7人は平和が戻った町で束の間の休息を
楽しみ心身共にリラクゼイション(休憩の意。)を行う
「おぃおぃ、おやすいご用だぜ?兄弟。
おいの『神の瞳』【ゴッズ・プーピル】は
おいの目を強化し視力を自由に上げられるんだぜ!
それにそこそこ接近すりゃぁ〜“力”ってのも
見ただけで読めるんだからな!!」
だが、その頃...一行の動向をチェックし
絶えず監視を続ける者がいた...彼らは、
「おぅ、兄弟すまねぇなぁ〜
おぃどんが始末するのはまずどいつが
良いか選別してくれよ?
妖しの樹海』は何故か“能力者”同士
引き合い離れ合うからなぁ!!がははは!!!」
マタギの様な姿をした片方が眼の色をオレンジとして
両方髭の生やした熊系の大柄の男だった...。

「...そう、やはり...。
元々此処は統治者が存在していた...
...しかし、殺されてしまったらしい...。」
キョウは次の日、皆を食堂へ集めると
自分が聞き込み手にしていた情報を伝える
「ってことはさぁ〜後からあの
記憶の敵がここを支配してたって事だよね?」
「やっぱ、あいつらへ近付くにつれて
...敵も一筋縄でもいかないし
しかも、幻魔が拠点とする場所が多いようだな〜。」
光助も別個で集めたそれを公開し
どうにか統治者が暮らし今は廃虚となった
場所から地図だけでも見付け、持ち帰り
それが何時の状態のモノかは知らないが
追って説明を始めた...
「あぁ、今は...えっとぼくらは
ここにいるんだよな?
...次の町へは...あやかしのじゅかい???
ってとこ通るのかい?」
「回り道しとる時間もないねんから
しょうがないやろ?
...てか、この広さやと絶対抜けるしか
あらへんやんか!!」
町を南下して樹海を抜ける以外に暗雲地帯最果ての地へ
辿り着くのは不可能だと地図も示す
「しかたないわよ、ね?
...樹海だと死霊系モンスターが多いかもね、
さ迷う死体とかさ。」
「死体か...それは富士の樹海だよね?
でも、地帯からみても...多いもな
...こればっかりは行くしかないしね。」
そして、会合の結果出発は2〜3日後となり
朝食を取って暫し平和に浸る...。

異界の闇覇者』が待ち受ける
闇が全てを飲み込んだ地、そして
中心部へ拠点とする城を持つ絶陽地帯で
着々と進行する最後の計画...
「兄弟、おぃどんの『鋼と樹脂の身体』【ボディ・ラヴァー】が
火照っているぜぇ!!」
日は迫る、だが新手の敵が既に7人の道を
塞がんとしていた!!



2月10日(日)

第九三二話 『獣(狼) VS 獣(熊)』(2.10.日)

『哀歌』で暫しの休息時間が過ぎ、
遂に出発の時間が近付く...
「食料も貰ったし、用意は万端だねぇ〜(喜)
何か久しぶりにゆっくりも出来たし!!」
朝から士気感の高い『勇二』は
部屋を出て『京香』と顔を合わせるなり
飛びつくようにして声を掛ける、すると
「...朝から元気ね...。
おはよぉ、あたしは...何か寝起きは
...あんまり頭がハッキリしないのよね...?...。」
彼女は少し寝癖の付いた髪を
手櫛で整えながら曖昧に返答した
「あ〜解る〜ボクもあんまし
...あっ!?...コンタクトしたまま寝ちゃった!!」
「...あたしと勇二が一番に起きたのかね?...。
(にしても、テンション高めだな...。
...子供っぽぃ、ってより...そのままだからか?...。)」
2階建ての建物の1階に存在する食卓へ
足を向けた2人は自分達が一番早く場に
存在していた事で、他を起こしに行くかと考えるが、
「そうみたぃ〜あはっ、
みんなそれぞれ起きる時間あるし、先食べよぉ〜よっ!」
少年の一言で取り敢えずその内
勝手に降りてくると踏み、食事を始める...。

「あかんやろ!!...俺様ん抜きで
喰いおってっっっっはぐはぐぐっっ!!」
2人に続き続々と食場へ降り立つ
4人、だが最終日まで酒びたりだった『智明』は
それがタタリ遂には食事時まで寝過ごし
てしまわんとして猛スピードで階段を駆け下りる
しかし、既に6人が会食を行っているを目にしたーーー
…次の瞬間!!!!…
がちゃぁんっっがちゃちゃちゃっっ!!!
「いや、まだまだ量あるしよ。」
『光助』の突っ込みすら無視し、両手で
抱え込む様にして食べ物を喰い漁る!!
「ったく、この子どうにか
なんないのって感じ...そ〜言えば
もうみんな怪我は治った?」
不意に食べ物へがっつく青年を横目に
『洋子』はもう食事も半ばを過ぎた
5人へ声を掛ける...
「あっ!オレはもう完璧だぜ!!
なんつっても、まともな休み貰ったからね。」
「私はそこそこからしらね?
...まだまだ霊術式から修行しないと
いつでも神霊術式が使えないとね。」
即答する2人を余所に食欲がとめどなく溢れる
智明も何か言葉をらしきモノを放つが、
何を言っているのかまったくもって不明に終わる...。

「えっと、町を出て〜もぉ
直ぐなんだよね、あっ森あったよ!!」
「森じゃないって、樹海だよ勇二(汗)」
はしゃぐ勇二へ不安を覚えながら答える
光助は荷物持ちを渋々やらされている
智明をついでに宥めながら
町から2km程離れた樹海入り口へ
皆と辿り着くと先行し我先に足を踏み込む...。



2月11日(月)

第九三三話 『獣 VS 獣〜磁場〜』(2.11.月)

「あっ!おぃ!!『光助』樹海系統はーーーっ
もぉ、しかたないな...後続くぜ?」
富士の樹海で修行経験のある『春化』からの
受け売りを叫ぶ『知也』だったが、
「トモ!!...もぉ、解ってないのね...。
あれほど、みんなにも言ってたでしょ!?
樹海はダメなの、離れて行動するのは...バカ!!!」
彼も青年の後へ続き走り出してしまう
「っぅわ!?!(こっ...恐いよぉ〜。)
春化さん?...でもただ入り口から一歩くらい
入って...ほら、手も振ってるし、そんなに
怒らなくても〜(脂汗)」
彼らの行動に激怒する少女はあれほど
前日伝えた事項を無視した事で呆れながら
これを宥める勇二へまた歩きながら説明した...
「違うのよ、勇二くん?
...霊波的磁場が存在する場所では...
ーーーーっっっ!?」
しかし、説明し先行した2人を追い樹海内部へ
潜入したハルカは一同よりも早く
何かの気配に気付き即座、とある一点へ目を向ける!!

「ん?急に立ち止まりおってなんやねんな!!
こっちは荷物がおもぉて死にかけとるんやぞ!!!」
「...あんたねぇ...それ、殆ど
あんたが出て行く際に追加した食料じゃんか!!」
『洋子』からの突っ込みがあったところで
誰かから見られている視線を受ける
ハルカは冗談を断ち切るようにこう呟く...
「私達の行動を覗いている...誰かがいるわ...
『幻魔』である死霊共とは違う、これは
...“能力者”、つまり人間の...!!」
数mしか離れていない2人だが、何故か
ざわめく木々の擦れ合う音が邪魔し
少女の言葉を遠ざけた
「兄弟、兄弟の好み。
獣だったよなぁ、おぃどんは女子を
手込めにしたぃぞ!!」
「兄弟、それならおいの趣向は
...獣は頂こうかのぉ!!」
光助が不意、気になった後ろを見んと
振り返らんとする、がしかしーーー
…その時!!!…
ドッッッスゥゥッッッッッン!!!!!
「なっ!?!...熊???」
ガサガサッっと言う物音と共に枯れ葉散る
地表へ巨体の熊を思わせる男が斧を手にし
「げふぁふぁふぁふぁっっっ!!!
おいの相手をしてもらおーかぃのぉ!?」
その姿を唐突に現す!!!

「おいは、『神の瞳』【ゴッズ・プーピル】っつー
“力”を持つ『栢 濃助』【かしわ のすけ】じゃが!!」
巨体からは想像出来ぬ動きを見せる
男に躊躇しつつも光助は戦闘体制を取る
「おっ...あれ???
光助...光助〜...何処だ??」
その頃、『妖しの樹海』へ潜む蔭のモノからの干渉が
方向感覚を狂わせ既に青年の後ろ姿を
追いかけていた筈のトモは何時の間にか
これを見失い、樹海の迷い子と化していた...。



2月12日(火)

第九三四話 『獣 VS 獣〜美辞麗句〜』(2.12.火)

「いーい?...樹海って言うのはね
そもそもの霊的磁場が狂い変動している土地なの。
だから私の様なある程度修行を積んでいない
人間にとっては迷ったら最後、自殺させられて
しまうなんってのはザラなのよ。
(教える程も修行してないけどさ。)」
念を押して樹海の恐さを身をもって知る
『春化』は仲間達へ伝えたのにも関わらず
「ってか、アレ...後ろは...何だよ!?
いつの間にオレは崖に!?!
(『光助』の姿は幻だったのか?)」
先行した光助に続き『知也』までも
勝手な行動を行った為、内部にて引き離されてしまう...。

「私から離れちゃダメよ!!
...それから何かの声が聴こえても
無視して、気配が急に消えた...多分、
敵は離れてしまった2人を狙ってるわ!」
しかし後ろを彼女が振り向いた時には
既に遅く『智明』と『洋子』の姿が
何処か見えなくなっていた...。

「おぃどんは『鋼の樹脂の身体』【ボディ・ラヴァー】ちゅう
“力”を持つもんじゃぁ〜
オナゴたる娘っ子を貰う、奪うでのぉ!!」
はぐれた2人を襲う熊系の大男は
「ぎゃはははは、良かったやんか!!
お前も女に見られおって!」
智明を無視し洋子を手込めにせんとする、が
「その口、一生利けなくするわよ?
...ったく、ムサイ男は嫌いなの、行くよ!!」
ダキャァァァァッッッッン!!!!
只で引き下がる少女でも無く、拳銃を振りかざし
開戦の一撃を浴びせる!!!



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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