『Classification !!』2月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




2月13日(水)

第九三五話 『獣 VS 獣〜弾力〜』(2.13.水)

暗雲地帯』を訪れた者がほぼ必ず
立ち寄らんとする『哀歌』と呼ばれる町は
荒廃が進み地へ放たれた新たな『幻魔
脳下垂の雲雀』【ヒドリ・フリングレス】が
持つ『スキル』【特殊能力】の術中へ
落ちていた、しかし『絶陽地帯』を目指さんと
していた『勇二』『春化』『京香
洋子』『光助』『智明』『知也』ら
7人によって辛くも敵は撃破される、そして
数日後一行は最南端の地へ向かわんとし
通り抜けざる終えない『妖しの樹海』へ
渋々足を進め即座彼らを監視していた“能力者”から
来襲の洗礼を受けてしまう!!
ドパパパパパァァッッッッン!!!!
「あかんて、危ないやん!!
お前...節操ちゅーもんないんかい!?!」
突然現れた未知の敵の言動にムカ付いた洋子は
有無を言わさず発砲しドテっ腹を打ち抜く、がしかし
「説明したじゃろて、おぃどんには
“力(のうりょく)”があるんだよな。
オナゴの割には面白いなんだがよお、弾くぜ?」
…次の瞬間!!…
だちゅぅんだちゅぅんんっっっ!!!!
「なっ!?...あんたの身体って...ゴム!?!
(ゴムゴム食べたんかい!!!!)」
打ち込まれた筈の凶弾はまるでゴムの伸び縮みを
受け弾かれたかのごとく跳弾を繰り返し
2人へと向けてより加速を付けて放ち返される!!!

「へぇ、これが目的...かなぁ〜
でもよ、オレっちにその程度の...動きで
勝てると思ったの?」
ダギャァァァァァッァッッッン!!!!
飛び散る火花が樹海へ一時の明かりを灯す
「おいの『神の瞳』【ゴッズ・プーピル】は
相手の能力を近場で見れば完璧に
捕らえちまうんだわ、おいの兄弟はおいが
勝てる能力者んとこ向かわしてあるで、おいと
一緒にオメーは戦えばいいさ!!」
完璧なタイミングで光助の短刀を防ぐ
自分よりも大きな大斧を持つ口髭を生やす熊男は
まるっきり余裕を見せると
薄汚れた歯を見せて笑う
「...『絶剣の小刀』“神刃”“妖刃”!!
必殺、『回転無連双乱舞』!!!」
ジャキャァァァァッッッッッッッッン!!!!
一気に勝負を決めんとした青年だったが
これを尽く防いでしまう男は
まるで次の動きを読む様に光助のソレを
完全把握し重そうな身体からは想像もつかない
身のこなしで錯乱させんとする...
「おいは目を強化し視力を自由に上げられる...
犬っころさんよ、おいはオメーが気に入っちまったんだわ
だかんよ、オメーをその能力使ったままの姿で
おいのペットにしたるかんな!!!
(傷はつけねーだ!!)」
そして、攻撃しないのは狼の姿を取る
光助を捕らえペットとする為だ!!っと豪語した...。

「妖しの樹海は何故か“能力者”同士
引き合い離れ合うんさ!!
鋼と樹脂の身体』【ボディ・ラヴァー】の前には
おめぇらはおぃどんにゃーっ子供扱いだしな。」
サラっと流す様に言放つ熊ずらの髭男は
跳弾で繰り出した弾を智明のスキルが
防ぐ事も計算しつつ此処からが本番だとでも
良いたげにいやらしい笑みをこぼす...
「俺様の出番のよぉ〜やなぁ〜。
...ぎゃははははははっっっ!!!
お前は血の生け贄一号や!!」
「斬首刀を...今、一瞬で...傘みたいな形に変えた...。
(こいつ...もしかして遊んでたワケじゃないの?)」
だが、馬鹿笑いでそれを上回り吹き飛ばす青年は
舌嘗めずりを行い斬首刀の切っ先を向けると
不適にそう言い放つ!!!



2月14日(木)

第九三六話 『獣 VS 獣〜血と肉〜』(2.14.木)
(『勇二』の2回目の誕生日とバレンタインだよ!!)

「『血化陣』...どこぞの餓鬼(がき)が
ほざいとったわ...せやから俺様も出来る
踏んだんや、“血の主従”やったっけな!?」
…その瞬間!!!…
ズシュパァァッァッッッッッ!!!
『智明』の声に併せ斬首刀が鎖鎌の様な
形態へ一瞬で変化し男へ飛びかかる!!、がしかしーーー
「...。(やっぱり、智明...へぇ...意外な努力家なのね。)」
「流石にゴムじゃぁ〜おぃどんの身体も
持ちゃぁしねぇめぃ!?
だからよ、替えられるんさ、芯鉄によ!!」
かの『異界の覇者』を思わせる自らの血を
扱う技が直撃するものの髭面の男には
傷一つ付ける事は叶わなかった...が、
「鋼鉄にしよったんか...けっ...
シブトイ野郎やな...せやけどな、鉄かて
同じ箇所へ攻撃を受け続けおったら何時かは
粉砕される言うとったんやッッ!!(確かやけど、な。)」
青年は弾き返された真紅の鎖鎌を再び
再構成し新たな暗器へ作り替えると同時に
「智明のが上手じゃないの?」
「がははははっっっっ!!!!
おぃどんの身体には傷は付けられんで!!」
びちゃちゃちゃちゃちゃちゃっっっっ!!!
これを途中で解除し、血飛沫を浴びせ掛けーーーー
「ぎゃははははは!!!
アホか、ボケェ!!...どない体を変えようと
ある種のパーツには限度っちゅーもんがあるんや!!」
相手の視界を完全に塞いでしまう!!!

「...俺様の“力”、か...。」
ほんまにこの程度で『貴弘』を
奪い返す...いや取り戻せるんやろか?
俺様の頭の中ではソレばーっかりが
回っておったんや...
「あかん...俺様は....。
(このままでは...勝たれへん...。)」
あの前ん地帯でもそうや...
俺様はまったく歯が立たん敵の前にや...
影使いん奴にまったく手も足もでんかった...
奴は雑魚の部類やで!?
「けっ...ぅぃ〜...酒や!!
ぉら、酒もっと持ってこんかぃ!!!」
仲間達に助けられとってバカリの俺様が
この先...お荷物になるだけやんか...
飲まずにはおれんかった自分に...また
腹立ってしもうた...俺様らしくもない
けどな、俺様の心はもう決まっておったんや..
いつかは消える存在の俺様でも
やっておかなあかん事やってあるんや...
「...どうしたんだ、こんな時間に...。」
「ちぃぃとバッカりつき合って貰えんやろかな?」
奴のドアをノックし俺様は...俺様である為に
“能力”を支配する力を身に付けなあかんのや!!

「ぐっゎゎゎゎっっっっ!!?
おぃどんの目が!...ぐっやりおるなぁ!!」
ドゴッッッッッッッスッッ!!!!
「血化陣、『血大刃乱闘針』【スピニング・エッジ】!!
ーーーーっっ鋼の身体にゃぁデカイ刃や!!
更にゴム樹脂になんなやったら鋭い針が突き刺さり
皮を射抜く、最後に通常なんやったら即死や!!!!」
完全に血の目隠しを受けた男は成す術無く
攻撃の直撃を受ける、ハズ...がしかし...
「とっ...智明???
...あんたの攻撃よか早く、あいつの...
攻撃が...ぅわぁっっっ!!!」
繰り出した場には彼の姿は無く、智明の背部へは
巨大な斧が無造作に突き刺さっていた...。



2月15日(金)

第九三七話 『獣 VS 獣〜迷い子〜』(2.15.金)

「おーーーぃっっ!!!
みんなぁ〜ーっどこだぁぁ!!
(ったく、しゃーねーなぁ....オレ。)」
見回す限り森林が続き、もう後にも
戻れなくなってしまった『知也』は
前進しても先の様な崖へ出てしまっては
元もこうもないと考え暫く思い悩む...
「『春化』の言う通りだった...んっ
あいつは正しい、しかしーーーっ
オレが認めたところで...
なんの解決にもならないし、どうするかなぁ...。」
木々が擦れ合いざわめく音でさえ
彼の集中力を遮り神経を逆撫でする...が、ふとした拍子に
「あっ...そう言えば...気で狙いわけて
探知すれば...あいつらのトコに辿り着けるかも!?」
思い付きのまま人間が出す波動、気を探り
超感覚の信じるまま足を踏み出す...。

「あのさぁ〜、もう2人...いないんだけどぉ〜(脂汗)
(...あぁ、春化さんが...。)」
怒りに打ち震え数秒後、呆れてものも
言えなくなった少女は暫く頭を抱えて
「...荷物持ちと、創造少女が...
狼も仙人も...ハルカ...解っているとは
思うが...君が頼りだ...。」
木に寄り掛かる、すると
見兼ねた『京香』は冗談っぽく付けた
愛称をスラスラと言いつつ
何げにサラリと春化の“力”を頼ってみせる、その後
「まっしょうがないわね!!
...後でばっちり説教するとしても、今は
さっき感じた気配が気になるし
さぁ〜ってと、霊波動でどうにかしますか?!」
唐突に吹っ切れた少女は高らかな声を上げ
キョウの言葉のまま2人を率いて
樹海を歩きまわる...
「...。(...さしずめボクは只のでぶ...呼ばれ方...???)」
一抹の不安を残しながら...。

「動きが...お前...本当に
人間か!?...こんな動き、普通できねぇよ!!
(ペットになんかされてたまっかっつーの!)」
異常な身体能力を魅せる大男へ
叫ぶ『光助』だったが、内心かなり焦りを覚えていた
「ぐははははっっっおいを
そこらへんのチミっ子らと一緒にするなんせい!
おいは山奥育ちだかんなぁ!!!」
獣化』した青年を上回る速さが
完璧に彼を掌握し直ぐにでも勝敗は
決する事が可能だと言う余裕すら伺わせていた...
「...はぁはぁはぁ...。
(こうやって体力を奪ってから...
オレっちを捕獲しょうって手かよぉ...!!)」
バキャァァァァッッッッッン!!!!
「ほれほれぇどぉしたぁ〜おいは
まだまだぁ遊びたんねぇベ!!!」
まるっきり子供扱いを受ける光助の体力は
もう底を尽き掛けていた、そして
遂に根気比べで青年は地へ伏せる....。



2月16日(土)

第九三八話 『獣 VS 獣〜ヒカリノケモノ〜』(2.16.土)

「なんだぁ〜もぉ終わりかぁ!!?
...まぁたっぷり調教してやっから、気に
すんな、どれほれ、顔見せろ?」
うつぶせに倒れた『光助』へ近付く髭の男は
完全に相手がヘバったのを
“能力”『神の瞳』【ゴッズ・プーピル】で確認し
両手から武器が放置された事もかびし
今、青年の側で座り込む...。

「ぅっ...ぅうっっ...。」
ボソッと呟かれた言葉では何も解らず
光助の口元へ耳を押し付け再度
「おぃ、ワン公おいに何が良いたぃん?
聴こえる様に言うてけろ!」
それを言う様に命じる、すると
…次の瞬間!!!…
バシュルルルルルッッッッ!!!!!
閃光が彼の身体から放たれ目映い光が男の視界を塞ぐ
「地獄で喚け。]

「なっ!?なんだべぇっっ!?!
(おいのゴッズ・プーピルでも解らんかったんかぁ!??)」
そして、同時に光の獣は男の懐へ
物凄い速さで飛び込んで行く!!!!



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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