『Classification !!』5月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




5月17日(金)

第一〇二八話 『改めて京香 VS 真-初幕-』(5.17.金)

「...『光刃閃滅』!!...。
(...多分、あの時の『ルクレツァ』からの
一撃で...本当は、あたしは...死んでいた
...この時の為だろう、そうあたしは思うから...。
君に全てを託そう、そして...また...。)」
ドシュパァァァッッッッッッッン!!!!
「あはははっっ!!!ボクの勝ちダァッッ!!
R・D』【リアル・デス】はーーーー
対象の全ての命を削る、だからボクにーーーーーー
ーーーー下らない攻撃は通用しない!そして死んじゃえ〜!!!!」
少年の精神は、親友であると
想っていた彼を自らの手で殺し
勇二』へそれを吐露してから『絶陽地帯
この地へ戻った時、覚醒した何者かの
干渉を受けこれに汚染され壊れ掛けていた、いや
手に掛けた時点で崩壊は
始まっていたのかも知れない、しかし
それを彼女は...『京香』は、自分の命と引き替えに
癒し彼に本来の自分の役割を何故か託した...
「...君には...もう...解っているハズだ...。
裏切られていても...どこかで
...君は信じていたんだろう?...。
なんとなく...あたしは...キミの
そう言うとこ...嫌いじゃない...。
...シン...任せたよ...。」
「誰も...もう誰も、ボクを必要としていないのに!!
どうして!どうしてそこまでボクにーーーー」
「…君が...どう思おうが...あたしは
...君を仲間だと...思っているよ...。
自分を偽って...生きるんじゃない...ね?…。」
「...ボクはまた...誰かを信じて良いの?
それで...ボクは...許されるの??
...ねぇ、答えてよ!!答えてよ!!!キョウ???」
雄叫びの様な、かなきり声が場へ響き渡り
肉片で出来た空間は元の無機質なモノへ舞い戻る
そして、少年が取った行動は...。

「...暑苦しいな....。」
不意にキョウが呟くと、閉じていた目を開けた
「へへっ...気付いたんだね!!」
するとそこには汗塗れの真の姿があった...
「...シン...何故?...。
あたしの命はアレで...終わっていたハズ...。」
少女は何時の間にか引いた痛みを
不思議に思いながら上半身を起こし
真横の少年へと声を掛けた...
「ボクの『スキル』【特殊能力】は
命を削るだけじゃないんだ...。
それを...キミが教えてくれた!
...“力”を解除出来たんだよ...迷いを
捨てる事が出来たからかもー!」
唐突な出来事へ戸惑いながらも
シンへ笑みを向けると
「...そう、有り難う...。
でも、じゃあここでお別れね...。
...もう、君と戦う意味は無くなった...。
あたしは先へ進まなきゃ...。」
立ち上がったキョウは、剣を背負い
彼へ別れを告げた...だが、
「え〜?待ってよ!!キョウ!!!
ボクとキミは仲間だろ〜?(笑)
だから、ボクもキミと行くのッ!」
少年はこれを拒み立ち塞がる仕草をすると
自分も一緒に行く!っと言い放ちキョウの手を牽いた!!

だがしかし、少女が喜びに満ちた声を上げんとしたーーーー
…その瞬間!!!…
ドグシャァァァァアッッッッッッァアア!!!!
「ふぇがっ...ーーーキョウおおおっっがヴぁっ!?!!!」
「...ーーーッッシン!?!...。
(...誰だ!!...あたしに気配も感じさせないだと?!...。)」
ルートゲート[経路門]より道を辿り人物の持つ何かの
「あ”〜、何だよ、今更お前なんかに
居場所なんて何処にもねぇよ、しかも
裏切るんかよぉ〜?脂肪豚が。」
背後からの一撃がシンの脂肪で厚い腹をブチ抜いた!!!!



5月18日(土)

第一〇二九話 『全てを生け取る釣竿』(5.18.土)

「かつ”がっーーッ?!!
(...ボクが避け切れなかった、だって!?
ーーーッッ...何かが引き出されてイクよぉ〜〜〜!!)」
『真』のお腹を穿ったのは、小さき針と糸ーーー
「あ”〜っ『全てを生け取る釣竿』【アンカー・ザ・ランカー】からは
何人も逃げらんねぇ〜よ、駄豚がよぉ〜
おれらを裏切るとはなーーーー。」
どぐじゅをぉっっっぐじょじょっっっ!!!!!
そして、精神へ食い込んだソレはーーーーー
「...貴様!!何者だ!!...。
シンを...仲間を離せ!...。」
シンの精神ごと肉体より引き抜かんとする!!
「くっ..ッッあぁあああああァァァ
やめて!お願い...っあああっっ
ボクの心が...ボクから離れてーーあぁぁっ!!!
(それに、キミ誰ーーー???)」
「あ”〜、っかはははは!!
おれが誰ーーーってな顔してやがんな?
知らないのも無理はねぇな、おめぇと会うのは
いや、顔、豚に見せんのは〜〜〜初めてだからよぉ!
おれは『マスター・オブ・ナンバー’ズ』【死真神】が独りーーーー
嬢ちゃん、お前らからすりゃぁ〜
コイツらのボス敵存在ってワケ、だ。」
ズシュパァッッッッッッッッッン!!!!!
「ーーーーっほぅ、風に乗って加速し
おれの糸を、引きちぎったか〜あぁ、わかんだろ?
引きちぎったって表現、切れんかったんだろ。」
まるで魂を捕獲する様に喰い込んだ針は
少年を蝕み正気の沙汰では無い笑みを浮かべ
釣り上げを続ける、がこれを防がんと
『京香』の風の加速を付けた連続斬が放たれるの、だが
「くっ!ぷーーーぅはっっっっっ!!!
...ぜひぃぜひぃ....有り難う...キョウ...。」
しかし...糸は何度斬り付けてもカット(破壊する事は少なく“切る”と言う表現が正しい。)出来ず
全身全霊の突入で漸くの破損を得た...。

「...何処までも強度な糸だな...。
(...こんなか細い糸に...どれだけの
“力”が秘められている?...。
そう言えば...あたしは同じようなフインキを
持つ奴と...ヤった事がある?...。)」
シンの心体剥離は未完に終わり、どうにか
奇襲を防ぐ事が出来たのだが、これは
始まりに過ぎなかった...
「...あ”〜、もぉ息があがってんじゃねぇか。
使い捨て共との闘いでーーーー
...へばってるようじゃぁ〜よぉ〜、やっぱし
アレだ〜、生きる価値ねぇよ。」
ドギャアァァァッッッッッッ!!!!
頭にバンダナを巻き付けた青年は
構えた釣竿を少し揺らしただけで
少女の顔面を浮きで強打し吹っ飛ばす!っと続けて
「何だか知らないけど...ぐぅう...。
ボクがいる事を忘れるなーーーっっ!
(攻撃の命を削って無効化してやるッッ!!)」
がじゅぱぁぁっっっっっっっ!!!!
「あ”〜『葬蘭亀縛』(そうらんきっばく)
これな、おれがこうやってちょぃと
ひくだろ、すっとな〜肉が引きちぎれんだよ〜
糸が、ア〜レーって具合にな。」
キャスティング(釣糸や針を特定の場所へ投げ付ける技巧。)のごとく
竿を唸らしシンの速さを軽く超越し
全身をボンレスハムの様に締め付けると
この状態のまま糸を引き抜き、衣服ごと
むちむちっとした、肌を刻む!!!

「...殺らせはしないよ...。
...糸よ、物質構成をしているソレを...
自己分解し、宙へ舞え!!...。」
シュルルルルッッッッンッッッ!!!!
壁へ身体を打ちつける間際にキョウは
真の肉を引き裂く前にーーーー
「あ”〜、さっき....。
そうか、最初に触れた時に...ちっぃ
ちったぁ〜ヤレば出来んじゃねぇかぁ〜!!」
予め触れて、仕掛けておいた『スキル』を発動し
「あっ..、あっははは...あのね、でも〜(汗)
出来れば洋服も守って欲しかったかも〜。
(殆ど、全裸じゃんかー!!)」
糸の性質を変化させ、攻撃を無効化する!!



5月19日(日)

第一〇三〇話 『解りきった共闘!!』(5.19.日)

「あっははは〜って!!
これじゃあ〜なんか、強姦されたアトみたいじゃん!」
「...いや、それはそれでお似合いだと...
あぁ、ブラックなジョークは今はまずい?...。
...フッ...洋服の再構成は、一応するけど...
もっと趣向を変えてあげようかな...。」
たわわな肌が露出されちょっとした
巨乳が揺れる中、これと股間(こかん)を
両手で隠し、顔を赤らめながら
『真』の懇願通りに衣服を再構成し、まったく
新たなデザイン(形態の意。)として
『京香』は蘇らせる....
「あ”〜、油豚が何を着用しよぉ〜がよぉ〜。
使い捨てには似合わねぇーってよ!
...さぁ〜て、まだ少し時間はあるな...。
取り敢えずよーーーアンちゃんと嬢ちゃん、どっちか
始末してよーっ帰るわ。
おれ、仕事に意欲感じねぇタイプだからな。」
フード付きの半袖の様なそれでいて
厚着の様な、まったく新しい感覚の衣服を
身に纏う少年はーーーーー
「あはははっ、馬鹿にしないでくれない〜?(怒)
こう見えても、ボクは『異界の闇覇者』だよ〜。
さっきは服が窮屈だッたの、ハンデはもうお終まい!!」
青年の言葉を切り捨て、身動きが軽くなったこれで
互角以上に戦える!っと宣告した...。

「あ”〜ぅぜぇ、豚が...ブヒブヒ
言ってんじゃぁ〜〜〜〜ねぇっっ!!!」
シュパァッッッッッッッッッン!!!!!
寝ぼけ眼(まなこ)の青年は、物静かな
手つきで頭を抱えると、瞬間に釣り糸を投げ放つ
「...キャッチ&リリース(釣で得た魚を川等へ解放すると言う意。)...
他にも、キャスティング等はーーーー
...一般マナーを知っているのなら...他人には
向けないハズじゃないのかな?...。」
しかし、周囲の風を操りキョウは強風を吹かせ
着点地をずらし攻撃を外させた、するとーーーー
…その瞬間!!!!…
ゴッッッガッッッッッッッ!!!!!
「ボク、こう見えてもーーーー
野球少年だったんだよね、って嘘だよぉ〜ん(爆)
ーーーーッッはぃ、おまけ!!
実戦汎用護身術よりーーーっっ『ミズチ』!」
青年が新たな迎撃を繰り出す前にーーー
「あ”〜っっっっ?!!!
(このブタ....確実に早ェェッッ!!?)」
真からの掌底(しょうてい)撃にも類似した
護身術とボールが彼を襲う!!!!

「...『マジック・イーター』【魔喰軟球】との...
絶対防御か...確実入ったハズだ、攻撃は!!...。」
だがしかし、少年が放った同時攻撃はーーーーー
「あ”〜消耗品とよぉ〜
『マスター・オブ・ナンバー’ズ』【死真神】との差も
わかんねぇの?...糞豚がっっっ!!!」
双方、片腕で止められ、逆に蹴りを受け更にーーーー
…次の瞬間!!!…
ぼぎゃぁぁぁぁっっっっっっっっん!!!!
「あっ!?!あええっっっぎゃぁっっ!?!!」
振り子運動で舞い戻りし糸が僅かな首へと
巻き付きそのまま力を込めた青年の残忍なる技で
この骨をヘシ折られてしまう!!!



5月20日(月)

第一〇三一話 『遊びの時間』(5.20.月)

「ぐっ...アッァァァッッ?!!
(いっ...意識が...トぶ..死ぬ...の??
...はぁ...はぁ...ぅあああっっ!!!)」
轟音が『真』の体内へ響き渡り
泡を掃き散らしながら少年は果てて
既に呼吸も止まってしまっていた...。

「あ”〜めんどくせぇな、もう一人分ーーー
時間も出来たしな。
嬢ちゃん、おめぇも死ねや!!!」
どしゅぱぁぁぁあっっっっっっん!!!!
真の首へと糸を巻き付けたまま驚愕のこの事態で
一瞬の動作を鈍らせた『京香』に
彼は非情な一撃を再び放つ、しかし....
彼女へこれがヒットせんとしたーーーーーーー

…その瞬間!!…
「...ごぼっ....ごばばばっ...ぉお!!
(...きょ...京香まで殺らせヤしなぃ!!
さっ...最後の『R・D』【リアル・デス】でーーー
...糸の寿命を削ったかんねッっ...。)」
最後の“力”を振り絞ったシンが糸の強度を削りーーー
「...受け取った...あぁ、受け取った!...。
その心意気、その想い...あたしの...
あたしのこの一撃に込める!!...。」
絶対直撃時間をキョウへと託す!!!!



まだまだ続くのですぞッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!