『Classification !!』6月編!!


↓にお話しは、増えて行きます。

別の日のお話しを見るッスか?




6月17日(月)

第一〇五九話 『究極のお帰りなさい』(6.17.月)

異世界最終地『絶陽地帯』で激突した
選ばれし者』と『異界の闇覇者』達は
お互いが実は裏で操られて双方の自滅を
目的に戦わされていた事を
月乃 宗久』と言う青年から告げられる
そして彼から抜け出た邪悪な意志は
幽界の門』と呼ばれる門を開き明け
自分を慕う、彼らを超える者共を統べ、現世へと
移行を果たすと野望を達成せんとしていた...だが、
唯一の手段として『海驢 貴弘』が
門へ再び“力”を授ければ良いのだと
知る『海驢 智明』は、失われた
彼の力を取り戻す為、自らに宿りし大天使を解放し
元あるべき姿を型どると光となってヒロと同化する
これにより『スキル』【特殊能力】を
向上させ取り戻した彼は悲しみを拭いながら
聖なる力を保ち、新たな扉を作り上げ
智明の形見とも思える真紅の槍を用いて
楽園の扉』をコジ開けた!!
どぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃっっっっあああっっん!!!!!
こうして崩壊する『万絶の城』【オールメア・ホープレス】...いや
この機軸を失った世界より脱出した一同は
各々の別個の思惑を持ちながら
現世、オーストラリアの地へ舞い降りた!!!

「はふぅ〜、つ〜ぃったぁっっ!
ぅわぁっ!?!
なんか下がぷにぷにしますよ(驚)」
門より次々と飛び出して行く一行は
「あんなぁ...『勇二』くん...それ
僕なんや...けぐぇっっ!?」
一番最初に地へ排出されたヒロを、
「あぁ、すまんすまん、ってか?
あら?...顔は一緒なのに、やぁらかくないねぇ〜。」
光助』と勇二を筆頭に押し潰してゆく
「ぅっっわぁっ!?!
っっと、...大丈夫?『ミキ』?!」
「いたたっっ...下にクッションが無かったら
...まずかったわね...なんっつってね。」
積み重なって行く彼女達は、やがて
「にゃんぱらり!
ーーーっっ、つーか...足元がやけに
ふかふかしてるよーな?」
「Unblievable...。
tomoya』...under!!」
その数を増やして行くに連れて
「Noっっっ?!
...Coolッッッですゎ〜ん!!!!」
「ぎゃーーーっっ!!?!
ぼくジェットコースター系苦手だぁっ!」
バランスを崩し、最後の4人ーーーー
』『京香』『礼奈』月乃の
「ぅわぁぁぁっっっっっ?!!
っと.....あっ...ちびったかも...。」
「...やけに出口との間合いが...。
...あっ...やっぱり...崩れるな?これ...。」
「キャーーーっっ....ここは...。」
「うっっ....僕は....。」
衝撃と重みでそれは見事に崩れ去る!!

…次の瞬間!!!!…
ドグシャァァァッァッァッッッッン!!!!!
轟音と共に一同は崩れ落ち、土ぼこりが宙へ舞い上がる
「...た〜すけてぇ...。」
一番真下のヒロは勇二が退かされるまで
ペシャンコ状態で押し潰され続け
「はぃよ、これ今残っている
最後の給水ね?」
漸く救出された頃には精魂尽き果てていた...
「...つーか、ここ何処よ?」
そして、取り敢えず落ち着きを取り戻した13人は
現世へ戻って来た事を実感する為と休憩に
日差しの強いそこから歩き
最寄りの街を探す事にする...。



6月18日(火)

第一〇六〇話 『吹き荒れる大地』(6.18.火)

「あはっ、こうして『シン』君と
ボクは出会って話しする事...なんか、解ってたよ!」
「あの時はごめんね、それが
どうしても言いたかったんだけど...。
でも、許される事でもないから、本当...
好きにして欲しいんだ...。」
「...君ら端からみると...告白に見えるんだが?...。」
意識を取り戻さんとしていた
『月乃』があの衝撃で再び気絶して
倒れてしまった事で早く休憩を取らせる為に
街を探す一行だったが、それは難航する
「ってか、良いの?代わらなくて???
オレっちが抱えるってのに。」
「...私はそんなに夜話(やわ)ではない
医者の見解はしかねるが?」
「相変わらずだよね、ってか
僕も君ん姿、初めてみたな...女の子やった言うのは
知ってたんだけどね。」
闇雲にさ迷うと危険なので地理に詳しい
『洋子』を筆頭に進んでいたのだが、やがて
予定よりも日が早く落ち始め夜が近付く...
「早くない?...It wonder!!
....まだ、ほら...時刻は...?!」
ズギャギャギャギャギャギャギャ!!!
「...この感じ...来る!!!
みんなぁっ!!何か来るよぉーーー!」
「『春化』と、そのダチ...離れてろ!」
「『水倉』ですよ、てかーーーー
きみに命令される覚えはないかな?良い!!?」
遠方より大地に潜みながらこちらへ
確実に迫るモノの震動をいち早く感知した3人は
最後尾より声を上げるとーーーー
「Dangerなようだな...。
さぁ〜ってと、お手並み拝見か〜らりほぉ〜!!」
迎撃体制を取り身構える!!!

「ほら、前のこのマップみるとさ〜
現世と異界の差って微妙でしょ?
ぼくらはきっと、オーストラリアに居ると
思うんだよね、確信はないんだけどさ。
(コアラでもいればなー。)」
異世界からの地図を指差し意見を求める
洋子の耳にもハルカの言葉が入り、警戒する
「...狼..いや、私の遊べる相手っぽぃ
『光助』はそこにいろ、そのヒトは任せた。」
迎撃へ向かう『礼奈』は彼に発言させる間も無く
後続を潜り抜け音の狙う方向へ走って行ってしまう!!
「あの子...あぁ、見えて
とてもfriend思いなのよぉ〜ん許してあげて、ね?」
「あ、あぁ...。(つーかそう言う問題ですか...?)」
だが彼女が走り出してーーーーー
…その直後!!!…
ドシュシュシュシュシュシュシュシュシュッッッ!!!
「うっぅわぁっぁッッッ!??!!
ゆっ....誰かぁーーーたっ...助けて〜!!」
突然!!爆砂と共に大地から蟻地獄が出現し
一同を分断するように道を遮ってしまう...。

唐突な『幻魔』らしき怪物の猛攻で
バラバラになってしまった彼らは
まんまと敵の術中へはまり光助もこの勢いで
背負っていた彼を蟻地獄へ落としてしまう...
「うっ...うぅ....僕は、そうだ...此処は?!
げふぁっ..ゲホッゲホッ!!砂...。」
この衝撃と飲み込まれ行く際に口内へ
混入して行く砂が月乃を目覚めさせる、がーーー
[のゎぁっ?!ぼくたんのお口に
砂がぁ入ってきとるやんかぁ!!]
「『翌期の水狐』【スカイ・ビュ】...キミ
寝てて...今ごろ起きたの?!」
眼前には巨大なアギトを持つ蟻型の怪物が
口を開けて出現し、待ち構え彼は
今にもその餌食へされんとしていた!!!!



6月19日(水)

第一〇六一話 『統治者の魂』(6.19.水)

「ちぃぃっ...しまった!!
G・F』【グラビティ・フィールド】...ぉおーーッ!
(何?!私の足元にも...くっバランスがっ?!)」
ドシュアァァァァッッッ!!!
『スキル』を発動させんとした彼女の
動きを計って封じるかのごとく
出現した別個の蟻地獄が一瞬で飲み込み
視界を身動きを塞いでしまう!!
「...やけに...暗すぎる...。
(っと言うよりも...なるほど、そう言う事か...。)」
同じく『真』『勇二』と共に足元より出現した
流砂へ取り込まれた『京香』は
「くっ...ああっっ?!!
なっ...これってアリなの!?砂漠はエジプトのものでしょ?!」
「がふぁっ...鳥取砂丘もあるよぉ〜(必死)」
赤い土に流され『月乃』の二の舞とならんとしていたが
それよりも、この化け物の出現によって此処がーーーー
[めしゃぁぁぁぁぁっっ!!!!]
ドシュァァァァッッッッ!!!!
自分達が元いた世界であると確信していた!!

「...みんな、あいつらは『幻魔』だ!!...。
『絶陰地帯』に元々潜んでいた奴らだろう...
“力”を使うんだ!...。」
[あの姉さんやりおるなぁ〜自分から加速付けて
突っ込んで行くなんぞ、強すぎやろ!!?]
キョウのかけ声と同時に各所で
撃破音が響くのだが、砂に身体を捕らわれた
『光助』は見失った彼を探し慌てていた
「ぅっっ...クソっっ!?!
この赤土...オレっちがいたとこよりも、最悪の...。
(はっ....まさか...な...。)」
[メシャシャシャシャ!!!獲物獲物!!]
アギトを開き不様に落ちてくる月乃を
獲物とし狙う異形の幻魔は今か今かと
待ち詫びて遂にその歯牙を突き立てんとする!!!

「ぅ...うあああぁぁっっ!?!!
(...僕は...もう死ぬ気だった筈だ....。
だから....あの日から、もう僕は死んだハズなのに...
声を上げている...死にたくないのか?!)」
自問自答の果てに青年は自分の罪を
全ての虚無を願って死を希望するのだが
何処かでそれを否定する自分を垣間見る...
[いただぁっっきまぁっぁっすぅうう!!!!]
そして、月乃の喉元へ牙が突き刺さらんとしていたーーーー
…その時!!!!…
どきゅあぁぁぅうううううぅぅっっん!!!
「....?...どうした....えっ?!(顔がえぐれている??)」
[まぎゅっ、アギュ....もぐあふぁっ!?!]
恐怖に脅えて目を閉じて突き出した片手が握ったり
開いたりを繰り返した彼が恐る恐る瞼を明けた
そこにはこの動きに併せて削り取られた様な
顔半分を潰されてえぐり取られた無様な幻魔の姿が
あった...更に、彼の周囲へ様々な光の玉が出現する...。



6月20日(木)

第一〇六二話 『夢虚ろ成れ』(6.20.木)

彼女に襲いかかったあの日から...
僕は僕を恐れていた...
でも、死ぬに死にきれなかった...傷は
「あっ...あぁ....。」
ぽたっぽたたたっっ...。
酷く痛むし...生への執着がやがて
僕であった表から...あいつを...裏を
発現させる糧となっていた...。

「なっ...何だアレは...?!
(...Cutではなく水がWashする様に...
Hollowした!?)」
俊敏な動作で砂丘へ抜けた
『レビン』が見たもの、それはーーーー
「これは...僕がヤッたのか?」
[はがぁっ...ハヒィイイッッ!?!]
エゲツなくえぐり取られた顔を求め喚き叫ぶ
『幻魔』の哀れな姿だった...。

「『S・W』【サークル・ワーキュリー】!!」
どぐしゃぁあっぁっ!!!!
「ひゅ〜ッ!『異界の闇覇者』の“力”って
遠距離まで届いて便利よね?」
「たはは...。(本当にオレの出番無しかよ..。)」
各々各個で涌いた蟻地獄を撃破し
陥没した場が元の地へ戻って行くこれを待ち
周囲の確認を行うが、そこには
何か不思議な13色の球体へ
守護される様に立ち尽くしていた
『月乃』の姿が全員の眼に映っていた...。



まだまだ続くのですぞッ!!



ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!



先を見るんッスねぇ〜!!


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