『6月29日(土)』 第一〇七一話 『それが良いんじゃないか!』(6.29.土) 『裏・月乃』【リバース・ツキノ】と名付けられし男と 『月乃 宗久』の精神は元々同一で あった為にお互いの位置を感覚で知る事が出来た、 「朴の部隊は完璧です...。 特にあの狂乱の男から具現化した 悪意の『幻魔』、『生き地獄の道化』【マリオネット・マスター】は よりを血を好む...だから、貴方のご期待に 添えるには違いありません...。」 それを利用し、先に訪れた現世で 彼の移行を肌で知った彼奴は即刻、刺客を 向かわせ始末させんとする、だが 「ふん...よかろう...失敗はありえないんだな?! ...縦(よ)しんば、あの世界の武器を 持って出たとしても...。 我らの様に『スキル』【特殊能力】が 存在せぬのだ...クククッ なぶり殺されているだろうよ? あの地帯は、元々...最悪の地だからな...!!」 男は、とある事実を知らなかった! 「くどい...僕は、今...。 昔の凶暴な心に戻っている...貴様らと言う存在を 根だやしにする為ならば...この世界にまで 僕の絶望を振りまくのならーーーー 容赦はしない!!削り消してやる!」 当然、一同が同じく門を抜けて“力”を有したまま 現世へ体現した事など!! [ぎゃぎゃぎゃ〜ワタツを捕らえられるゥウ???] [ここよぉ〜まみぃい!!!] [ぎゃひぃいいいっっっ!!!!] [未熟未熟未熟ぅうウウ!!!] [ぱっぱぁぁっっぃやぁぁっっっん!!!!] 『ジュパァァッァァッァッッッッッン!!!!』 「僕はまだ自分の力を理解していない...けど、 心で解るんだ....。 きっと、この技はーーー通常、貴様らの様な 邪悪な意志にしか効果がないのだろう....。 これは、心をえぐっている!!!」 同様に『マスター・オブ・ナンバー’ズ』【死真神】も この事実を知らない、しかし 「妾の占いではーーーーーーー 災いは北の地よりい出ると、出てますわ...。 アナタ様は絶対ですわ、でも... 妾らの力も必要として下さいましね?」 「あ”ぁ〜おめぇ...口がすぎるんじゃねぇーかなぁ〜?」 類稀なる直感の持ち主であった占い師風貌の人物は どうやら一行を危惧しているかのごとく 忠告を彼奴に与えていた... 「いや、止めるな....。 フフフッ...キサマの占い...良く当たるからな? 女の感か?...いや、クククッッ よかろう...諸君らは我と同等の権利を有しているのだ! 我が支配する世界の“Penta”五護星なのだから...。」 「...もったいないお言葉です...君主...。」 「御意に...圧倒的な魅力の前では、何者も 無力なのですからね...。」 ズタボロの布切れを纏い、窓ガラスを 破壊して飛び込んで来た放たれた狂気だった、が 「Elegant!!」 いともたやすく一撃で破壊され更には 分裂したものの、広範囲を捕らえる彼のスキルの前では 無力にしかすぎず、まったく呆気無く 5つと分かれ有利とした筈が外れ消滅してしまう...。 「らりほぉ〜流石、出待ちしてた だけの事はあるじゃんか?」 「ははっ、いやぁ、そんなーーーーー (なっ!?身体の自由が...きかない?!!!)」 『どぐしゃぁっぁぁぁっっっっ!!!!』 彼の戦いっぷりを賞賛する『レビン』へ 返答せんとしていたーーーー …その時!!!… 「ガっっ!!ふぁふぁっっっっ?!!!」 突然!!自分の意志とは関係無く 月乃の左腕が動き少年の頬を物凄い力で叩いて 跳ね飛ばし壁へと激突させる!! 「Shitッッ!!月乃! 何してるのよぉォオッッ!!!」 しかし、壁へ彼が激突する寸前に 「Thanks...ちぃい...ヤってるなぁ?、おぃ!!」 彼女は壁を殴り付け力を付加させ、時を巻き戻し 「Help you easy、そんな 事よりも...まずぃわ...。 何ナノ、このattackわっっ!!」 激突の瞬間、月乃からの不意打ちまでの あった時まで遡らされた [くふふふふっっっ...。 ワタツは暗殺が目的で来ているけど... “能力”がないハズの月乃にも、雑魚らにも あッたからねぇ...用心深いんだよ...。] 何処からともなく聴こえる声に伴い 「...だろうね、だから突っ込んで来たのだろう?...。 けど、甘かったね...。 (...アレは操り人形の様なものだったのか?...。)」 「まさか、攻撃すると能力が発動するタイプ...。 『ルクレツァ』や『真』の それの様な...同じタイプか?!」 月乃の四肢は自由を奪われ、やがて 声すらも出せぬまま5人へ襲いかかる!!! 「『生き地獄の道化』【マリオネット・マスター】... つーっとったなぁ....。 つまり、月乃はんを操っとるんは 間違えなく奴やな...せやけど、それにしては 本体がいない事がおかしい...。」 一旦、4人へ彼を預け作を練る『貴弘』だった、が...しかしーーーー 「くくっ、いっちよまぇによぉ〜 先生気取りかぁっっ?!! ....こいつを操っているんだぜぇ〜 じゃあ、こいつの力も使えるとおもわねぇのかぁっ?!!」 月乃の口を借りて喋る幻魔から 心を削り取り虚無とするスキルが放たれーーーー 『ずぎゅるっっぅっっっっっっっ!!!!』 「...心を抜き取る、だと?!...。 (...いや、正確には...能力までも削った、と?...。)」 正義の心をだけを刈り取られ邪悪と化してしまう!! 「がふぁっ.....ひゃはぁぁぁぁっっっ!!!!! みな....皆殺しだぁぁっ!!!」 「hiroぉおおっっ!!! dangerまずい!奴の力が抑え切れない!! 本体よりも何も月乃を倒すしかない!」 だが、しかし誰もがもう戦ってでも、これを 食い止めるしかない!っと思った 「信じられない...hertsを抜き取るなんて! ...そんな...彼は死んだの?」 …その瞬間!!… 「ぎゃははは!!なーっっちゅぅっってなぁっっっっ!!!! どないでも、えぇんや、これがーーー えぇんやないか?...ヒロを狙わせおったんは 奴の中の意志やろ...ちゅーわけや、本体はーーーー そこや!槍の血液残っといてよかった... ...いけや!!『血化陣』!!!」 『ドパパパパパパパパパッッッッッン!!!!』 青年の顔はニヤリと笑みをこぼし 叫ぶと手にした真紅の槍の結び付きを解き 幾重の矢として月乃へ繰り出す、そう此処に 堕天使は舞い降りた!!! 『6月30日(日)』 第一〇七二話 『残酷な天使のテーゼ』(6.30.日) 「馬鹿なっっ?!!!これは仲間の身体ーーーー [何だ!?ワタツは確実にこいつの心から 正義を削った...信じられん!?!!]」 『ドシュパパパパパパパパパパッッッッン!!!!』 降り注ぐ真紅の矢は一斉に『月乃』のとある 箇所を求めて全身を囲う用に放たれた 「WHAT,それは...そのpowerは!!」 「...その下品な笑いは、奴しかいないだろう?...。」 …次の瞬間!!!… 「本体っちゅぅ〜んわ、案外 近くにおって解らんもんや、せやからハッタリ かまさせてもろたで? ....糸で操りよるんやな、いやちゃうんか? これが、オマエの“能力”なんかな!?」 最後の一矢が彼の首筋を狙い、放たれ 解け込むかのごとく内部を貫いて地盤へ突き刺さった!! 「なる程...蓑隠れ...擬態、か? 私達の中にいた...そして、私も 知らない性質の『幻魔』なのか...? 人間と同じ姿で存在していたとわな!!」 『どぐしゃぁぁっぁぁぁぁっっっっ!!!!』 その先には、何かがもがきくっついていた それは腹部は貫かれているものの まだ死んではおらず存在し逃げ延びんとしていたが、 『シュパァッァッッッッッッッン!!!』 「これが、僕を支配してたのか...。 彼だから出来た...技、かな...くっ....。 (脳までこいつが....触手でも伸ばしていたのか?)」 月乃の一撃で掻き消され更には 『礼奈』の重力が脅えて隣の部屋で 逃げ遅れていた数人の内、1人をこれで絞り 妙な行動を取ったとある人物を襲う!!! 「ブラボーッッ!!! ...紛れていたのねぇ〜ん...!」 蜘蛛の子を散らすように逃げる 人々を構わず彼女は部屋へ出向くと 刀のごとき刃をとある男の喉元へ向けた 「おっおおおおおおぉおおおおっっっ!!! ...何故だ....何故...貴様ら等に... 絆が生まれるわけがない....元々、殺し合って いた存在が何故えぇっ?!!] 歩み寄る月乃のが簡単に答えた 「知らなかったのかい? 奴に...いや...僕によって召喚された人間は皆 ...元は一つで、奴を止めると言う意志で動く ハズだったんだ...それを恐れた僕の 悪意が、分断してしまって...出会いは こんな形になってしまったけどね....。 『選ばれし異界の闇を砕く覇者達』それが 僕らの本当の....名称、名前だ!!!」 まだ不十分であった頃の彼奴は、彼により 集いし何かを畏怖し懸念していた、だから 一部の者の心を誘惑し、闇へ付け入る隙を与えた また一部の者には心を反転させ忠誠を誓わせた 自分が完全なる体現を話す為であった、そして 良いように使い捨てる、駒だったのだ... 「突っ込みいれるようでわるぃんやけどな? “砕く”っちゅーわ、入ってなかったやんか!」 「それは、僕が....砕く者だからさ、 ....キミだって、そうだろう?」 やがて、重力に耐え切れず人間の姿を 止(とど)めていられなくなっていた『幻魔』は 完全な“幻魔人”の身を晒す [ぐっっっぉおおおおおっっっ!!!! このワタツが倒れはしなぃいいい!! 斥候の任務と再び血肉を与えてくれたぁぁあ かの方に誓ってぇえっ!] 羽を生やし、本来の狂気を露とした 敵はわざと床を破壊し、階下へ逃れる事で重力圏より脱出する!! 「『G・F』【グラビティ・フィールド】の効果範囲から 逃れた...か、肉体を重くする間もなかった、か...。」 「...追うわよ?...。」 上階の一同が階段で下へ向かっていた …丁度、その時!!!!… 『ドガバキャァァッァアッッッッッッンン!!!!』 「ぅほっっ?!何、なんだぁっっっ!!」 「...ちょっと、あんた...今時、うほっ!はないでしょ うほっ、は...って大きなコウモリなのかしら?」 「....本体が出てきてくれたよーね! 『ハルカ』!!連携いけるーッッ?!」 爆音と共に様々な生き物が融合した姿の 人間らしき物体が地盤を破壊し階下にいた 一行の下へ落下して行く、っと同時にーーーー …次の瞬間!!!!!… 「ぎゃはははははっっっっ!!!! 今の元々の俺様やったらーーーーっっこないな事は 朝飯前やぁぁっっっっーーーーーーっっっ 『スカーレット・スタング』【鮮血の飛び槍】やぁっ!!」 『ズシュパァァッッッン!!!!』 粉砕して出来た穴より飛び降りた、現状『智明』がーーーー [ばっばかなぁぁぁっっっ!!!?! ぐぉおおおおおっっっ!!!!] 敵へと上空より勢いをつけたまま空中にて 真紅の槍を突き刺しそのまま地面へ降り立った!!!! まだまだ続くのですぞッ!! 『ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!』 先を見るんッスねぇ〜!! |