『8月9日(金)』 第一一一二話 『鬼の居ぬ間の束の間の-其の泗-』(8.9.金) 現世へと舞い戻った13人はオーストラリアの地で 『幻残』【シャドウ】と呼ばれる 『幻魔』の新たな形である 敵に強襲を受け、戦争を思わせる規模の 死闘を始める、がそんな中で 『月乃』『礼奈』『京香』『ルクレツァ』 そして、『真』が抜け、全ての元凶が待つ 永久雹土の地へ向かっていってしまう、だが残された 『光助』『貴弘』『知也』 『勇二』『レビン』『洋子』『幹』 『春化』達も 必死に応戦し『クレイジー・グループ』を 壊滅させ、残るは主犯格の 『隠密暗殺部隊』【アスク・リヴェンジャー】参鬼のみとなる!! 『ぶしゅるるっぅっっぶしゅしゅっっ!!!!』 [うっうぎゃぁぁぁぁっぁっ?!!! なっにぃいうううきゃきゃぁぁぁっっ!! てめぇ...このオレサマによくも! よくもコンナひでぇ事をォオ!!!!] 「『ユイガ』【猿鬼】...だっけか? あんたは『竹丸』達に殺られて 当然の相手だったな...!!」 その中でユイガと言う猿型の“残魔”と 激闘を繰り広げていた彼女は敵の傲慢な 虚を突き状況を覆すダメージを与えた! [眼が....キ様ぁぁあっぁぁっっ!!!! ゆるさねぇぇっっ....何度でも... ハラムまでよぉ...犯してネジ切ってやらぁぁっっ!] 偽物の洋子を握り潰し、内部へ混入されていた 硫酸を諸に被ってしまったユイガの怒りは 絶頂極まり、宿舎の屋根からこれを覗いていた 彼女へ武器による連打を放つ!!! 「....あんたの“能力”はもう把握出来た ...謎ってのは解ければ簡単、それに そう言う奴って解ければ、意外と脆いものだからね。」 身体中に染み込んだ硫酸がブスブスっと 音を立ててユイガの皮膚を焼いて行く [『如意棒』【ディスタンスレス・ストローク】! ブッ壊すぅううっっ!!!] 焼けただれた肉体を露としながら 宿舎を完璧なまでに粉砕したユイガは 彼女よりも素早く動き、落下する破片を踏み台に 「はっ...早いっっ!?! あんた、スターーーっっくっ!?」 『どごすぁぁぁぁっぁぁっっっ!!!!』 [うきゃきゃきゃきゃっっっ!!! 身体能力だけでなら、キ様よりも オレサマのが何億倍も上だろうがよぉお!!] 逃さず背後の洋子へ一撃を見舞う!!...が、しかしーーー …その瞬間!!!… 『バシャァァアアアァァァッッ!!!!』 「つーかさ、あんた...頭に血が登りすぎなのよ。 ...解るかな、ぼくは最初から 逃げる気なんてなかったよ、“エンスイ”によって 分身を生み出して配置しといたの、見やすい位置に ....“エレメンタル・スフィア”シリーズFire、因みに あんたが今、被ったのは石油...そしてーーーーー」 攻撃を受けた彼女は黒く濁った 液体へ変化し再びユイガを襲う、そしてーーーー [ばっ....バカやろぉおおお!!!!!] 全てを敵が把握した時、炎の弾丸が 真下の洋子より放たれ、残魔へと襲いかかる!!!! 『どおぉどしゅあぉおおおぁぁぁぁぁぁぁぁおおおおっぉっっ!!!!!』 避ける間も無く直撃を受け炎上する 「ーーーーっっ燃えつきなッッ!!!!!」 ユイガの躯は嫌な臭いを放ち朽ちて行く、がしかしーーー [このままよぉ〜〜〜〜死ねっかよぉおお 『マスター・オブ・ナンバー’ズ』【死真神】の “力”に匹敵する『スキル』【特殊能力】を持った このッッこのオレサマがぁぁっぁ!!!] 炎を纏ったまま猿は洋子へ怯むこと無く 牙を向け襲いかかる、の...だがーーーー …次の瞬間!!!!… 「“ジェンダー・マルティプレイヤー”!! ....有は全て無と還えり、無は有となる!」 『ジャクウウッッッゥゥッッッン!!!!』 彼女より繰り出された究極の斬撃が ユイガの身体を引き裂き消滅させる!!!!! 『8月10日(土)』 第一一一三話 『鬼の居ぬ間の束の間の-其の仔-』(8.10.土) 『ユイガ』【猿鬼】VS『洋子』、結果ーーーー 「その...『如意棒』【ディスタンスレス・ストローク】 だったけか?それにあんたは 『スキャン・アイペースト』【DATA転送】って奴を使って ペースト(転写の意。)していたんだな... ぼくが“力”を使う、いや技を使おうとする度に!!」 『ぼじゅあぁぁぁあぁっっっ!!!!』 [ひっもぇ〜〜〜このオレサマが 焦げコゲこげこげこげっっっ焦げるぅううっっ!!? ウキャあぁぁぁあああぁぁぁっっ!!] あらゆる面で成長した彼女が勝利し 「さぁって...もう、右手も折れてるのに 無茶してまで...やったツケが ...あはは、正直言うよ、あんたの攻撃 あと一撃でも受けていたら、ぼくの負けだった..。」 左手の武器を懐へしまい込むと 少女は呟き荒廃した宿舎のベットに身体を預けた 「らりほぉ〜っっっっ!!!! 『エンドレス・サイズ』!! ーーーーッッShit!? こう、空中へ逃げられちまうと、俺の Powerfulな攻撃も無駄になっちまうぜぇ!!」 「つーか、無駄に攻撃しても 意味ないだろ?! ...奴が攻撃の瞬間を見計らって、どうにか カウンターで返すしかない!!」 同じ頃、参鬼の上空を支配せしモノと 対時する『知也』と『レビン』は上からの 攻撃にかなりの苦戦を強いられていた!! [Wannaッッッッ!!!Beッッッッ!!! 『アンフェザー・プログレス』【絡み付く羽根】!!!!] 上空から自慢の翼で遠距離攻撃を行う 『ダイス』【雉鬼】は敵味方の区別を行って 放つ為、彼らが狙い撃ちとなり 一気に2対1っと言う形勢を覆してしまう 「この羽根は...自動追尾弾みたいな ものなのか!? ...オレらを確実にマーク(的を絞る印の意。)してくるぞ!」 「...大層圏から攻撃して来ている? No way,それは有り得ない、か...。 それでも...まさか...ちぃっっ!!! やっぱりだ!!!!!」 羽根の包容を受け続けいる内、レビンが とある事に気付く 「なっ?!え”っどうした!!レビン!!?」 「おかしいと思っていたんだよ...。 Gut でぃいいっっむ!! ....俺達の動きがスッとろくなっていやがるンだ! .......何等かの方法で俺らの動きを 見破っていたんじゃない、周囲と比べて 俺らが確実にSlowになっている!!」 自分の武器を持つ手が、やがて重く 動きが鈍くなっている事に、そして やがてそれが顕著となる...。 [『プッシー・キャット』【愛撫の天使】...、 This feather is Skill and makeing!!!!!] ニヤリっと笑みをこぼし ダイスは地上へ攻撃を繰り出す、そう 「あっ?!....そういやぁ.... あれ...オレの手首...おかしな..方向に...?!! (...おぃ、逆方向に曲がっちゃまずぃだろーがぁ!?!)」 「あいつ....やりやがった!!! オレ達を内部からmeltしてやがる!!」 この時、既に2人は敵の術中へ堕ちていたのだ!!! 『8月11日(日)』 第一一一四話 『鬼の居ぬ間の束の間の-其の禄-』(8.11.日) 「ハぁッ!?どう言うこったぁ!?! ....つーか、何だ...良く見たら... おぃ...オレはまともに立っているのか?!」 『レビン』の言葉で我に返った『知也』は 自分の目線が漸く低くなっていた事へと気付く 「上ばかり見上げていたから... 俺も忘れてたよ...『ダイス』【雉鬼】の“能力” ...本当は大した問題もないSkillなんだ But,術中にはまれば...これ程、危険な “力”はない...!!」 「おぃ!!お前何言ってやがるんだ! 知っているんだろ?! 早く、能力を教えろ!!!」 既に腰は砕けた様な姿勢となってしまっていた この為、焦りから怒声を飛ばす トモは何となくだが、この力を理解していた この恐るべき能力を!!! 「『プッシー・キャット』【愛撫の天使】.... 俺も聞いただけだ...なんとは無しに、な? ...最初聞いた時、くっだらねぇ...そう 思ったぜ、触れた物体の骨をmelt、つまり 内部からドロドロに溶かすんだ。」 「オレらは触れらえてねぇ!!」 トモのもっともな言葉に 少年は頷き続けた 「奴の攻撃を、しかし...俺達は 受けている...。 idea...羽根に付加しやがったんだ!能力を!!」 そして、いよいよ本格化した 内部の解け出しによって行動が 「時間....時間はどの位なんだ?! オレが内部で気功を練り上げ 防いだところで...後らせる時間は 多くない...!」 制限させるまで至る、その前にーーー 「...らりほぉ〜こいつは、多分... 瞬間だった、確か...直だったらな? でも、今は違う...少しのtime limitが あるハズなんだ...。」 [But, very short time.] 敵との決着を余儀なくされしまう!!! 「ちぃぃっ...ヤルしかねぇな...。 一撃に賭ける、それしか!!」 「ひゅぅ〜...面白くなってきやがったじゃねぇか? なぁtomo? ...最低で犠牲は必要だが、ここは 俺とyouが乗り切る!!!」 そして、刻一刻と迫り来る時間の中で 最終攻防は開始された!! 『8月12日(月)』 第一一一五話 『鬼の居ぬ間の束の間の-其の質-』(8.12.月) 「『B・S』【ブラッディ・ソール】... なぁ、『tomo』...今更なんなんだけど オマエは俺を信じるか?」 「Believe me,ってか...あははははっっ!!! ....あぁ、ここまで来て お前を疑うわけないだろ?」 「奴は強い、接近戦に持ち込まない限りは winする事は不可能だろうな...下手な 遠距離攻撃はThrow awayすれば 良いだけだ...。」 「勝算があんだろ?オレはお前を信じる!!」 残り時間がわずかな中での会話の後 嬉しそうに頷いた『レビン』が行動を開始する!! [about,limit over!!!] 既に勝利を確信した『ダイス』【雉鬼】は 雲の中で攻撃を止め苦しみもがく 様を見届けんとしていた、だが 『バシュアァァァァァアアアッァァッッ!!!!』 そんな“残魔”の眼に驚くべき光景が飛び込む!!! 「“能力”がよぉ、解除されれば 骨砕けは治るんだよなぁ!!」 「...Maybe,多分、な?」 そう、カタパルト替わりとして 鎧を使い上空まで、自分の足元まで 彼らが迫って来ていたのだ...。 まだまだ続くのですぞッ!! 『ノリがもう、めちゃめちゃで〜ッ!!』 先を見るんッスねぇ〜!! |